塗装のサインで、よく言われているのが以下のようなサインです。
このような現象があるなら、塗装した方がいいという目安になります。
塗装の防水効果がなくなっている状態です。
なるべく塗装されることをおすすめいたします。
ただ、今日、明日、今すぐ塗装メンテナンスをしなければいけないという
ことはありません。
※ご注意
業者さんによっては、「今すぐしないと大変なことになりますよ』とか「建て替えなければいけない状態になる」とかいわれたという人もいらっしゃいますので、ご注意ください。
外壁塗装や屋根塗装などのお家の塗装では、緊急にしなければいけないというケースはありえませんので、このことを知っておかれるといいと思います。
◉塗装の表面を手で触ると、粉のようなものがつく
チョーキング現象(白亜化)と言われています。塗料というのは、樹脂と顔料でできていまして、簡単にいうと、年数が経つと樹脂成分がなくなり顔料だけ残るのです。顔料とは色の成分で、その色の成分だけが残り、手につくということになります。つまり、防水コーティングされていない状態です。
◉ひび割れ(クラック)がある
ひび割れがある状態ですと、外壁の防水面が割れているので、雨水がそのまま壁の中に侵入します。ただし、通常、外壁には塗装の下に防水シートなどと呼ばれている防水性のある紙のようなものが貼ってあります。水の侵入をある程度防ぐ役割をもっています。
1階周辺のひび割れなら、ご自身で埋められる方もいらっしゃいます。ご自身でも簡単にひび割れ補修できます。最寄りのホームセンターで、コーキングとコーキングガンとヘラを購入されて埋めるだけです。コーキングは、ノンブリードの変成シリコンかウレタンがオススメです。専門的でわからないかもしれませんが、定員さんにいうと教えてくれます。
◉雨漏り
雨漏りは、水が内部に侵入しているといえますので、防水がきれている状態です。雨漏りは、雨が降るたびに、水がお家の中に侵入しているので、なるべく解消しといた方がいいです。原因をしっかりつきとめましょう。塗装される際は、雨漏りが解決しそうかどうかを聞いておく必要があります。業者さんの中には、雨漏りの解決方法をしらない場合もあります。
◉鉄部の錆(さび)
鉄部は、錆がでると早めに塗装される方がいいと思います。鉄部は、どうしてもすぐに錆が発生するので、まめに塗装の必要があります。5年に1回くらいが目安になります。あまり頬っておくと、腐食して穴があいたり、とれたりします。錆→腐食する間に塗装しないといけません。強度が必要な、手すりや階段などは、注意が必要です。また、定期的に塗装したくない場合などは、鉄からアルミ素材に交換する場合もありますし、撤去する場合もあります。メンテナンスが大変なので。
◉サイディングの目地の劣化
新築から10年前後で、サイディングの目地部分のコーキング(シーリング)が劣化しはじめます。特に、太陽の日があたる西面、南面は、他の面に比べて劣化が激しくすすみます。よく見るのは、コーキングがとれてしまって、中のボンドブレーカー(青色などのテープ)がみえているのをよく見かけます。そのような状態の場合は、メンテナンスが必要です。
外壁はまだいたんでないケースでは、シーリングだけをやり直す場合。そして、足場が必要なので、ついでに外壁塗装を一緒にする場合とがあります。足場の費用は、通常のお家で15万円〜20万円程度かかるので、ついでに外壁塗装や屋根塗装もしておくというケースが多いと思います。