タマホームの6ヶ月点検の内容やよくある不具合・トラブル事例解説します

タマホームの6ヶ月点検の内容やよくある不具合・トラブル事例解説します

新築の家に住み始めて半年ほど経つと、「あれ?ここちょっと気になるかも…」という小さな変化に気づくことがあります。住み心地が落ち着いてくる時期だからこそ、建物の歪みや設備の不具合が表れやすいタイミングでもあります。

タマホームでは、こうした“住み始めてすぐには分からない不具合”を早めに発見するために「6ヶ月点検」を実施しています。

構造の問題から生活設備のチェックまで、専門スタッフが家全体を丁寧に確認してくれるため、安心して暮らし続けるための大切なステップといえます。

この記事では、
・タマホームの6ヶ月点検とはどんなものか
・点検内容やチェックのポイント
・実際によく見つかる不具合
・不具合が見つかった際の対応方法

などを分かりやすく解説していきます。

「6ヶ月点検って何をするの?」「どこまで見てもらえるの?」という疑問をお持ちの方が、この記事を読めばスッキリ理解できるようにまとめていますので、ぜひご参考にご一読ください!

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

1.タマホームの6ヶ月点検って何?

タマホームの6か月点検とは?

タマホームの6ヶ月点検とは、引き渡しから約半年後に実施される定期点検のひとつです。

新築住宅は、季節の変化や生活が始まることで、建物にわずかな伸縮や歪みが生じやすいため、早い段階で点検を行うことで不具合を見逃さないようにする、大切なメンテナンスです。6ヶ月という時期は、

・住み始めて設備の使用が一通り落ち着く
・建物の乾燥や収縮による影響が出はじめる

などという特性があり、小さなトラブルが現れやすいタイミングでもあります。

タマホームの6ヶ月点検では、外まわりから室内・設備・建具まで幅広い範囲をチェックします。

点検の目的は、不具合の早期発見だけでなく、今後必要になるメンテナンスの目安をつかむことでもあります。

2.6ヶ月点検が必要とされる理由

2-1.建物がもっとも動きやすい時期だから

新築住宅は、湿度・温度変化や乾燥でわずかな伸縮が起きやすく、それが建具やクロス、外壁などに影響を与えることがあります。半年点検は、そうした初期変化を見落とさないために最適な時期です。

2-2.保証を途切れさせないため

タマホームの長期保証制度では、決められたタイミングで点検を受けることが保証継続の条件になっています。6ヶ月点検を受けていないと、後の不具合が保証対象外となる可能性もあります。

2-3.小さな不具合のうちに対処できる

小さな不具合の段階で見つければ、修繕も簡単で費用も抑えられます。逆に、放置すると大きな劣化につながることもあります。早めの点検は家を長持ちさせるための重要なステップです。

このように、6ヶ月点検は「安心して暮らし続けるための初期メンテナンス」として欠かせないのです。

3.タマホームの6ヶ月点検の内容を徹底解説!

タマホームの6ヶ月点検では、家の外まわりから室内、設備、建具までをまんべんなくチェックします。半年間暮らしたことで見えてくる「初期不良」や「調整が必要な部分」を専門スタッフが確認し、必要に応じてその場で調整や補修が行われます。

ここでは、点検の主なチェック箇所を4つに分けて解説します。

3-1.外壁・屋根・雨樋などの確認

タマホームの6か月点検 外壁・屋根・雨樋などの点検

外回りは、お住まいの耐久性に関わる重要な部分です。6ヶ月というタイミングでは、主に次のポイントをチェックします。

・外壁のひび割れや浮きの有無
新築直後は見られなくても、気温差や湿度変化で小さなひびが出ることがあります。

・コーキング(シーリング)の状態
施工直後より多少縮むことがあり、隙間や剥離が発生していないか確認します。

・屋根材のズレ・割れ
強風や施工時の影響で起きることがあり、早期に見つけることが大切です。

・雨樋の傾きや詰まり
傾きや詰まりがあると雨水がうまく流れず、外壁の汚れや劣化につながるためチェックします。

普段じっくり見る機会が少ないため、専門スタッフによる点検は特に安心につながります。

3-2.水まわり・給排水の確認

タマホームの6か月点検 水まわり・給排水の確認

毎日使う「水まわり」は、不具合が出やすい代表的な部分です。

・蛇口の水漏れ・にじみ
接続部が緩んだりパッキン不良で水漏れすることがあります。

・排水の流れ具合
キッチン・洗面・浴室・トイレなど、排水が詰まっていないかを確認します。

・給排水管の接続部の状態
目に見えない場所でも漏れがないかをチェックします。

・設備の動作確認
シャワーの切り替え、トイレの洗浄ボタン、排水の勢いなども丁寧に確認。

3-3.扉・窓・サッシの動作確認

タマホーム6か月点検 扉・窓・サッシの動作確認

建具は、家の伸縮の影響がもっとも表れやすい場所です。

・扉の開閉のしづらさ
締まりが悪い・こすれる・音がするなど、微妙なズレも調整します。

・玄関ドアの建付
気密性や防犯性の観点からも重要なので、丁寧にチェックされます。

・窓サッシの動き
引き戸が重い、ロックがかかりにくい、などの調整もよく行われます。

・網戸のズレ・たるみ
滑車の調整が必要な場合があります。

このあたりは、住んでいくと「まあこんなものかな」と流しがちな部分ですが、点検で無料調整してもらえることが多いので見逃さないのがポイントです。

3-4.床やクロスの確認

内装は、新築後の乾燥や建物の動きで影響が出やすい場所です。私自身も実際に新築時のクロスの隙間浮きで悩みました。

・床のきしみたわみ
半年ほどで木材が落ち着いてくるため、音や沈み込みが出ることがあります。

・クロス(壁紙)の隙間・浮き
季節の変化でどうしても出やすい部分。軽微なものなら補修で対応できます。

・巾木や建具周辺の隙間
よくある初期不具合なので、必要に応じてコーキング補修を行います。

内装のトラブルは見た目にも関わる部分なので、早めに確認しておくことで気持ちよく暮らし続けられます。

4.タマホームの6ヶ月点検でよく見つかる不具合・トラブル事例

タマホームの6か月点検でよく見つかる不具合・トラブル事例

6ヶ月点検では、生活し始めて半年経ったからこそ分かる「初期不良」や「建物の動きによる変化」が見つかることがあります。ここでは、実際に発見されやすい代表的な不具合を4つに分けて紹介します。

4-1.外壁のひび割れ

外壁は毎日、雨風や気温差の影響を受け続けています。新築後半年ほど経つと、次のようなひび割れが見つかることがあります。

・ヘアークラック(0.3mm以下の髪の毛ほどの細いひび)

タマホームの6か月点検 細かい外壁のひび割れ(ヘアークラック)

乾燥による収縮で出ることが多く、初期症状としてよく見られます。

外壁のひび割れはタマホーム側の施工不良や、雨漏りや躯体に影響を及ぼすと判断された際に無償補修の対象となりますが、軽微なヘアークラックの場合これらに該当しません。

しかし建物の構造に影響がないと判断されることもありますが、初期の点検であれば美観の回復として無償補修の対象になることもあります。点検時にタマホームの担当者に確認しましょう。

・外壁材のつなぎ目付近の小さな割れ
建物のわずかな動きにより、コーキング周辺に発生しやすいです。ほとんどは軽微で、補修すれば問題ありません。

ただし放置すると雨水が入り、劣化を早める場合もあるため、見つけ次第対処することが大切です。こちらも無償で補修できるかどうかは点検時にタマホームの担当者に確認する必要があります。

4-2.コーキングの剥がれ

タマホームの6か月点検 コーキングの剥がれ

新築時に柔らかい状態だったコーキング材(シーリング)は、半年ほどで少し縮んだり硬くなったりするため、

・コーキングが痩せて隙間ができる
・表面がひび割れる
・外壁との密着が弱くなり縁が浮く

といった症状が起こることがあります。

コーキングは外壁を雨水から守る非常に重要な部分のため、早めの補修がお住まいの寿命にもつながります。

4-3.水漏れ・配管の不具合

水まわりは日常的に使う場所なので、半年ほどでトラブルが発生するケースも少なくありません。よく見つかる症状としては、

・蛇口の根元からのにじみ
・排水の流れが悪い、ゴボゴボ音がする
・キッチンや洗面下の配管から水漏れ
・給水ホースの緩みや破損

などがあります。

これらは放置するとカビ・腐食・水道代の増加につながるため、点検で発見してもらえるのは大きなメリットです。

4-4.建具やサッシの不具合

建物の伸縮や湿度変化の影響を受け、建具(ドア)やサッシ(窓)に小さな不具合が出ることがあります。代表的な症状は、

・扉が閉まりにくい・こすれる
・玄関ドアが重く感じる
・窓がスムーズに開閉しない
・鍵のかかりが悪い
・網戸がずれる・たるむ

などです。

これらは、6ヶ月点検でよく調整される定番の不具合ですが、早めに直しておくことで快適さが大きく違います。

5.6ヶ月点検で不具合が見つかった場合の対応方法

6ヶ月点検で不具合が見つかった場合、「これは保証で直してもらえるの?」「自己負担になる?」という点が気になりますよね。

タマホームの点検では、不具合の内容によって対応が大きく2つに分かれます。

ここでは、保証で対応されるケースと、自己負担になるケースを分かりやすく解説します。

5-1.タマホームの保証対象の場合

タマホームの「長期保証制度」では、一定基準を満たす不具合は無償での補修対応となります。

■保証対象になる主な例

・施工不良によるひび割れ・不具合
・設備機器の初期不良
・外壁コーキングの早期剥がれ
・建具やサッシの調整が必要な不具合
・給水・排水設備の漏水(施工由来の場合)

これらは、基本的に家の引き渡し後すぐのトラブルとして扱われやすく、保証対象内で修理されることが多いです。

■保証対応の流れ

①点検スタッフが不具合を確認
②保証対象かどうか判断
③必要に応じて後日、専門職人が訪問して補修
④自己負担なしで完了

多くの軽微な不具合は、この流れで問題なく補修されます。

5-2.自己負担となる場合

すべての不具合が保証対象というわけではありません。次のようなケースでは、自己負担での修繕となる可能性があります。

■自己負担になる主な例
・経年変化や自然劣化と判断された場合
例)クロスの隙間、木材の乾燥収縮による細かな変化など

・日常生活による傷・破損
例)家具をぶつけた・子供が壁を傷つけた など

・掃除不足や使用不備による不具合
例)排水口の詰まり、換気扇の汚れによる故障など

・点検を受けていなかったために保証が切れたケース
例)6ヶ月点検(その後の点検も毎回)を受けないと、後の保証が無効扱いとなることがあります。

■自己負担の補修費用イメージ

内容によりますが、軽微なものであれば比較的安価で済むことも多いです。詳しいメンテナンス費用は以下の記事にまとめております。ご参考にご覧ください!

参考記事:タマホームのメンテナンス費用はいくら?実際の相場をご紹介

■費用がかかる場合の対応

点検時にスタッフから「ここは保証対象外なので有償です」と説明があるため、その場で検討できます。

必要に応じて見積もりを出してもらい、後日修繕を依頼する流れになります。タマホーム以外の業者で相見積もりをとってもかまいません。

ですが、6ヶ月点検で不具合が見つかっても、多くは「軽微で簡単に直るもの」が多いです。まずはスタッフに状況を見てもらい、保証か自己負担かを確認することが安心です。

創業50年!南大阪ペイントセンターでは外壁や屋根、コーキングなどのメンテナンスを承っております!タマホームをはじめとしたハウスメーカー施工の実績も1000軒以上と豊富にあります。

大手ハウスメーカーに多い表面に特殊加工がされている外壁材や屋根材にも適正な塗料を選定して長持ちする塗装や補修が可能です。

南大阪ペイントセンターでは元ハウスメーカーの塗装職人も在籍しており、一般の塗装店では難しい塗装や補修にも対応が可能です。

【参考記事】
ハウスメーカーのお客様へ
ハウスメーカー施工事例

6.まとめ

タマホームの6ヶ月点検は、住み始めて間もない時期に起こりやすい初期の不具合を早期に見つける大切な点検です。

外壁・屋根・水まわり・サッシ・床など、家の基本的な部分をまんべんなく確認してもらえるため、「住んでみて気付いた小さな不具合」を相談できる絶好のタイミングでもあります。

6ヶ月点検でよく見つかる外壁のひび割れやコーキングの剥がれ、水漏れ、建具の不具合などは、状況によって保証対象になる場合と、自己負担になる場合があります。

特に外壁まわりは「施工起因か」「経年によるものか」が判断ポイントになるため、気になる箇所があれば写真を残しておくとスムーズですよ!

6ヶ月点検をきちんと受けておくことで、今後の長期保証を継続でき、お住まいをより長持ちさせることにつながります。小さな気づきでも遠慮せずに伝え、安心して住み続けられる家づくりに役立てましょう!

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監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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