ミサワホームの5年点検のチェック内容!費用・保証などについて解説

ミサワホームで行う5年点検とは?内容や費用・保証を解説

ミサワホームの5年点検は、築5年が経過するタイミングで行われる点検ですが、実際には「どこまで細かくチェックするのか」「どのような不具合が指摘されるのか」と気になる方がいらっしゃるかもしれません。

ミサワホームの5年点検では大きな不具合が見つかるケースは少なく、建具の調整など軽微な対応が中心となることが一般的です。ただし、点検内容や流れを事前に知っておくことで、点検当日も落ち着いて対応することができます。

そこで、ミサワホームの5年点検の流れや費用、チェックされる項目について分かりやすく解説いたします。

当コラムでご紹介する内容
  • ミサワホームの5年点検とは?
  • ミサワホームの5年点検でチェックされる主な項目
  • 5年点検で実際に指摘される不具合は少ない
  • ミサワホームの5年点検でよくあるQ&A

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

ミサワホームの5年点検とは?

ミサワホームの5年点検とは、新築住宅の引き渡しから約5年後に行われる定期点検のひとつです。

住宅に大きな問題がないかを確認し、今後も安心して住み続けるために実施されます。

しかし、「どんな流れで進むのか」「費用はかかるのか」など、具体的な内容が分からず不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで、ミサワホームの5年点検を受ける前に知っておきたい、点検の流れや費用、所要時間、保証について分かりやすく解説いたします。

依頼の流れ

ミサワホームの5年点検は、基本的にオーナー様側が特別な手続きをしなくても、時期が近づくと案内が届く仕組みになっています。点検前から点検当日までの流れがこちらです。

①点検時期が近づくと案内が届く

引き渡しから約5年を迎えるタイミングになると、ミサワホームから点検の案内が届きます。

案内方法は主に以下のいずれかです。

5年点検の案内方法
  • 郵送(案内ハガキ・封書)
  • 担当者や営業所からの連絡(電話・メールなど)

案内には、点検の概要や日程調整の方法が記載されています。

なお、ミサワホームではオーナー様向けの会員専用サイト「ミサワオーナーズクラブ(MOC)」が提供されていますが、5年点検の案内については、郵送や担当者からの連絡で行われるケースが多いとされています。

そのため、会員専用サイトだけでなく、郵送物や担当者からの連絡もあわせて確認しておくと安心です。

②日程調整を行う

案内が届いたら、内容に従って点検の日程を調整します。

案内ハガキが届いた場合は、希望日を記入して返送すると、その後、担当者から日程確定の連絡が入ります。案内に返信期限が記載されている場合もあるため、届いたら早めに確認しておくことが大切です。

また、場合によっては、電話やメールで直接日程を調整するケースもあります。

いずれの場合も、希望日時をあらかじめいくつか考えておくと、スムーズに日程調整が進みます。

③事前に気になる箇所を確認しておく

点検前に必須で行わなければならない作業はありませんが、気になる不具合を事前に確認しておくことが大切です。

例えば、ドアや窓の開閉のしにくさ・クロスの隙間や浮きなど、日常で気になっている点をメモしておくと、当日の点検時にスムーズに伝えられます。

④点検当日

当日は担当者が訪問し、点検が行われます。

5年点検では室内の点検もあるため、オーナー様の立ち会いが必要で、気になる箇所があればその場で相談できます。

点検後は、状態の説明や今後の対応の案内などが行われるのが一般的です。

⑤点検後の対応

点検の結果、調整や補修が必要と判断された場合は、内容に応じて行われます。

調整や補修が必要な場合
  • 軽微な調整は、その場で対応
  • 部品交換などは、後日改めて対応

また、不具合の内容によっては保証の対象になるかどうかの説明も行われます。

費用

ミサワホームの5年点検は、点検自体の費用は基本的に無料で実施されます。

ただし、点検は無料でも点検の結果、不具合や劣化が見つかった場合は、原因や内容によっては有償になるケースがあります。

以下のような場合は、保証の範囲内として無償で補修される可能性があります。

5年点検で無償補修のケース
  • 建具の調整など、その場で対応できる軽微な作業
  • 初期不良による設備の不具合
  • 施工不良が原因と判断される不具合
  • 保証期間内の対象部位の不具合

一方で、次のような場合は有料対応となることが一般的です。

5年点検で有料対応のケース
  • 経年劣化による消耗(パッキン・部品など)
  • 使用による摩耗や破損
  • 保証期間を過ぎている不具合

以上のように、不具合の原因によって費用が変わるため、点検時に確認することが大切です。

所要時間

ミサワホームの5年点検にかかる時間は、一般的に1時間〜2時間程度が目安です。

点検は住宅全体の状態を確認するため、外部から室内までチェックが行われますが、5年目の段階では大きな不具合が少ないことが多く、比較的短時間で終了するケースが多いです。

実際の点検時間は、住宅の状況などによって前後することがあります。例えば、以下のような場合は時間が長くなることがあります。

点検時間が長くなる場合
  • 気になる不具合を複数相談する場合
  • 建具調整などその場で対応が行われる場合
  • 設備の不具合についての説明や確認がある場合

一方で、特に問題が見つからない場合は、1時間程度で終わることもあります。

5年点検は立ち会いが必要となるため、点検当日はあらかじめ時間に余裕をもっておくことが大切です。

また、当日に気になる点をまとめて相談できるよう、事前に確認しておくとスムーズに点検を進めることができます。

保証

ミサワホームの保証制度

画像出典:​ミサワホーム​​​

ミサワホームの5年点検で不具合が見つかった場合は、原因や保証内容に応じて、無償対応か有償対応かが判断されます。

保証対象となるケースと保証対象外となるケースの主な違いは、以下のとおりです。

▼5年点検で見つかった不具合の保証の比較▼

保証対象のケース 保証対象外のケース
施工不良が原因と判断される不具合 経年劣化による消耗
初期不良による整備の不具合 使用による摩耗や破損
保証範囲内の不具合 保証期間を過ぎている不具合

また、保証の適用にあたっては、定期点検や必要なメンテナンスの実施が前提となる場合があります。

そのため、点検を受けていないと「不具合の発見が遅れる」「保証適用の判断が難しくなる」可能性があります。

不具合の内容や原因によって保証の適用範囲は異なるため、点検時にしっかり確認することが大切です。

5年点検は、住宅の状態を把握するだけでなく、保証内容を確認する機会としても活用しましょう。

ミサワホームの5年点検でチェックされる主な項目

ミサワホームの5年点検では、外壁などの外部、ベランダの防水部分、水回り設備や配管、室内の仕上げや建具など、日常生活に関わる主要な部分が中心に確認されます。

あらかじめ点検項目を知っておくことで、当日に気になる箇所をスムーズに伝えることができ、点検をより有効に活用することができます。

こちらでは、ミサワホームの5年点検でチェックされる主な項目について、解説いたします。

外壁などの外部の状態

ミサワホームの5年点検で確認する外壁

ミサワホームの5年点検では、外壁や屋根などの外部について、主に劣化の初期症状がないかを確認します。

5年の経過により、紫外線や風雨による影響が少しずつ現れ始める時期となるため、細かな変化をチェックするのが特徴です。

5年点検では、主に以下のような項目が確認されます。

外壁の確認内容
  • 外壁表面のひび割れ(ヘアークラック)の有無
  • 色あせ・汚れ・カビやコケの発生
  • 外壁材の反り・浮き・破損
  • コーキングのひび割れ・隙間
  • 換気口まわりや排気口周辺の汚れ・劣化

特にミサワホームの住宅で採用されることが多い窯業系サイディングやPALCでは、目地コーキングの状態確認が重要となります。コーキングは防水性能に直結するため、ひび割れや隙間がないかを重点的に確認します。

また、外壁とあわせて、屋根や雨どい・軒天などの外部も確認されます。ただし、5年点検は足場を組まずに行われるため、これらの箇所は地上や窓から目視できる範囲での確認が中心です。

そのため、屋根に上って詳細に点検したり、雨どい内部の詰まりを分解して確認するといった対応は基本的に行われません。

あくまで、ズレや破損などの明らかな異常がないかを把握することが目的となります。

ベランダなどの防水部分の状態

ミサワホームの5年点検で確認する防水部分

ミサワホームの5年点検では、ベランダやバルコニーなどの防水部分について、雨水の侵入につながる劣化がないかを重点的に確認します。

外壁と同様に、5年の時点では大きな不具合が出るケースは多くありませんが、防水部分は劣化が進むと雨漏りに直結するため、比較的丁寧に確認される箇所です。

ミサワホームの5年点検では、以下のような項目が確認されます。

防水部分の確認内容
  • 防水層のひび割れ・膨れ
  • 表面の摩耗や色あせ
  • 排水口(ドレン)の詰まりや汚れ
  • 立ち上がり部分やサッシまわりの防水処理の状態

特にベランダの排水口まわりは、落ち葉やゴミが溜まりやすく、水はけが悪くなる原因となるため、重点的に確認されるポイントです。

5年点検では防水層そのものの劣化よりも、排水口の清掃不足など軽度な指摘やメンテナンスのアドバイスにとどまるケースが多いです。

そのため、すぐに防水工事が必要になるケースは少なく、今後のメンテナンス時期の目安を知る点検となります。

水回り設備や配管まわりの状態

ミサワホームの5年点検で確認する水回り設備や配管まわり

ミサワホームの5年点検では、キッチン・浴室・洗面・トイレなどの水回り設備や配管まわりについて、水漏れや不具合がないかを中心に確認します。

水回りは日常的に使用する頻度が高く、部品の劣化や不具合が比較的出やすい箇所のため、比較的丁寧にチェックされます。

5年点検では、主に以下のような項目が確認されます。

水回り設備や配管まわりの確認内容
  • 蛇口や接続部からの水漏れの有無
  • 排水の流れや詰まりの有無
  • シンク下・洗面下など配管まわりの漏水や湿気
  • トイレタンク内の部品(パッキン・フロートなど)の状態
  • 浴室や洗面まわりのコーキングの劣化
  • 給湯設備の動作確認(異音・エラーの有無など)

特に、シンク下や洗面台下などの普段確認しにくい配管まわりは、点検時に確認される重要なポイントです。こうした部分では、パッキンの劣化による軽微な水漏れや、排水の流れの悪さ、蛇口のぐらつきなど、日常使用の中で生じる不具合が見つかるケースが多いのが特徴です。

なお、5年点検では水回りの点検は動作確認や目視が中心となるため、床下の配管内部などの詳細な検査までは通常行われません。ただし、水漏れの疑いがある場合などは、必要に応じて追加の点検や調査が提案されることがあります。

室内の仕上げや建具の状態

ミサワホームの5年点検で確認する室内の仕上げや建具

ミサワホームの5年点検では、室内のクロスや床、ドア・窓などの建具について、使用によるズレや不具合がないかを中心に確認します。

5年点検では、主に以下のような項目が確認されます。

室内の仕上げや建具の確認内容
  • クロス(壁紙)の隙間・浮き・剥がれ
  • 床材のきしみや浮き
  • ドアや引き戸の開閉不良(重い・引っかかるなど)
  • サッシや窓の開閉やロックの状態
  • 収納扉や建具のズレ・ゆがみやネジの緩み

特にクロスの隙間や建具のズレは、木材の収縮や建物のわずかな動きによって起こりやすく、5年ほど経過した住宅では見られやすい傾向があります。

そのため5年点検では、ドアの建て付け調整やネジの締め直しなど、その場で対応できる軽微な調整が行われるケースが多く、気になっていた細かな使いにくさを解消する機会にもなります。

5年点検で実際に指摘される不具合は少ない

5年点検で実際に指摘される不具合は少ない

ミサワホームの5年点検では、実際に不具合が指摘されるケースは多くありません。

新築から5年程度の住宅は、構造や防水といった重要な部分に不具合が出にくい時期であり、点検でも深刻な不具合が見つかることは少ないのが一般的です。

そのため、5年点検で指摘される内容の多くは、以下のようなものです。

5年点検で指摘される内容
  • ドアや引き戸の建て付け調整
  • クロスの隙間や浮きの確認
  • 建具や設備のネジの締め直し

以上のような、日常生活の中で生じた軽微な不具合への対応が中心となります。これらはその場で調整されることも多く、短時間で点検が完了するケースも少なくありません。

一方で、内容によってはその場での対応が難しく、後日あらためて補修が行われるケースもあります。その場合は原因を確認したうえで、保証の対象となるかどうかが判断され、無償・有償を含めて適切な対応が行われます。

一般的にミサワホームの5年点検は、大きな不具合を確認するためではなく、 住み始めてから気になっていた細かな不具合を確認するための点検になります。

ミサワホームの5年点検でよくあるQ&A

ミサワホームの5年点検でよくあるQ&Aを解説いたします。

不具合は無料で直してもらえる?

A:すべてが無料で直してもらえるわけではありません

点検で指摘された不具合が無料になるかどうかは、「原因」と「保証の対象かどうか」によって判断されます。

例えば、施工不良や初期不良が原因と判断される場合や、保証期間内の対象箇所の不具合については、無料で補修される可能性があります。

また、ドアの建て付け調整やネジの締め直しなど、その場で対応できる軽微な作業についても、無料で対応してもらえることが多いです。

一方で、日常使用による摩耗や経年劣化による不具合(パッキンの劣化や設備の消耗など)は保証対象外となり、有料での対応となるケースが一般的です。

ミサワホームの5年点検でシロアリ対策は必要?

A:5年点検の段階ではシロアリ対策は必要ありません

ミサワホームのシロアリ対策は、一般的に10年を目安に検討されることが多く、5年点検の時点で実施するケースはほとんどありません。

そのため、5年点検ではシロアリ対策の施工が行われるというよりも、床下の状態やシロアリ被害の症状がないかといった目視確認が中心となります。

実際に被害がない場合は、防蟻処理などの対策を提案されるケースは少なく、10年点検のタイミングまで実施しないのが一般的です。

ただし、床下の湿気が多い場合などリスクが高いと判断された場合には、早めの対策を案内されることもあります。

まとめ

ミサワホームの5年点検とは、新築住宅の引き渡しから約5年後に行われる定期点検のひとつです。

5年が経過すると、紫外線や風雨の影響が少しずつ現れ始めるため、目視によって細かな変化を確認する点検となります。

点検では外部や水回り、室内など幅広くチェックされますが、5年点検の段階では大きな不具合が見つかるケースは少なく、実際には建具の調整やクロスの確認など、軽微な対応が中心です。

そのため5年点検は、大きな不具合の有無を確認するというよりも、 住み始めてから気になっていた細かな不具合を整え、今後も安心して住み続けるための機会と言えます。

監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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