「外壁をピンクにしたいけど失敗しないか心配」
「外壁をおしゃれなピンクに仕上げる方法を教えて」
以上のように、後悔しないピンクの外壁にしたいという方が多くいらしゃると思います。
外壁をピンクにする場合、派手になり過ぎず素敵なピンクに仕上げる必要があります。住宅は一般的に白やベージュなどの色が好まれています。弊社でもピンクで施工するお客様は1%程となっております。
そのため、ピンクの外壁にして失敗しないか不安で、施工を躊躇っている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方の為に、素敵なピンクに仕上げる方法5選や失敗しないピンクの外壁にするポイント6つをご紹介いたします。
- 【施工事例あり】派手になり過ぎず素敵なピンクの外壁に仕上げる方法5選
- 失敗しないピンクの外壁にするポイント6つ
- 外壁をピンクにするメリット
- 外壁をピンクにするデメリット
皆さまの住宅がご希望通りの素敵なピンクの外壁に仕上がるように、ご参考にしていただきたいと思います。

榎本悟
一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。

橋本卓哉
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。
1.【施工事例あり】派手になり過ぎず素敵なピンクの外壁に仕上げる方法5選
1-1.ツートンにする
1-2.異素材と組み合わせる
1-3.アクセントカラーを取り入れる
1-4.付帯部の色を変える
1-5.淡いトーンのピンクを選ぶ
2.失敗しないピンクの外壁にするポイント6つ
2-1.カラーシミュレーションを取り入れる
2-2.A4サイズの色見本を屋外で確かめる
2-3.屋根や付帯部などとの色とバランスを取る
2-4.色褪せ対策に耐久性の高い塗料を選ぶ
2-5.住宅のスタイルに合わせる
2-6.周囲の住宅や街並みとの調和を考える
3.外壁をピンクにするメリット
3-1.温かく優しい雰囲気を演出できる
3-2.個性を出せる
4.外壁をピンクにするデメリット
4-1.汚れが目立ちやすい
4-2.周囲の景観に合わないリスクがある
4-3.将来の売却時に影響する可能性
5.まとめ
【施工事例あり】派手になり過ぎず素敵なピンクの外壁に仕上げる方法5選
「ピンクの外壁に憧れるけど、実際にやるのはちょっと勇気がいる」
そんな風に感じたことはありませんか? ピンクというと「可愛すぎる」「派手」「浮いてしまう」というイメージを持たれがちです。しかし、色味やデザインの工夫次第で、上品でおしゃれな外観に仕上げることができます。
派手になり過ぎず素敵なピンクの外壁に仕上げる方法がこちらになります。
- ツートンにする
- 異素材と組み合わせる
- アクセントカラーを取り入れる
- 付帯部の色を変える
- 淡いトーンのピンクを選ぶ
以上の方法を弊社の施工事例と併せてご紹介いたします。
ツートンにする
外壁をすべてピンクにすると派手に見えがちですが、ツートンにすることで印象を大きく変えられます。
例えば、1階を優しいピンク、2階をベージュなどにするとピンクの柔らかさを残しつつ全体が落ち着いた雰囲気に仕上がります。ピンクとツートンで相性の良い色がこちらになります。
- 白色・クリーム色(清潔感があり明るい)
- グレー・ベージュ(落ち着いた上品な印象)
- 薄い茶色(古典的で温かい印象)
玄関周りやバルコニーだけにピンクを使い、他はベーシックカラーでまとめるのもおすすめです。コントラストを工夫することで、素敵で上品なピンクの外観に仕上がります。
弊社でピンクを使ってツートンで施工した事例をご紹介いたします。
✔施工事例①
こちらの住宅は、1階をブラウン・2階をピンクベージュのツートンで施工しました。
外壁の色にこだわって何度もカラーシミュレーションをし、ピンクを使用した上品な外観に仕上がりました。
近くで見たピンクの2階がこちらになります。
くすみピンクを使用しツートンにすることで、バランスが取れた落ち着きのあるデザインに仕上がりました。
✔施工事例②
こちらの住宅は、1階は赤みがかったグレー・2階はピンクベージュのツートンになっています。
1階の赤みがかったグレーは塗るとくすんだ濃いピンクに見え、2階のピンクベージュと同系色になり相性良く仕上がっています。黒色の幕板で区切ると、外壁がピンク色でも落ち着いた雰囲気になります。
異素材と組み合わせる
外壁をすべて同じ素材にせずピンクの外壁に異素材を取り入れることで、派手さを抑えつつ洗練された印象に仕上がります。
例えば、ピンク外壁 × レンガ調サイディング や、ピンク外壁 × タイル の組み合わせだとおしゃれ度がアップします。異なる質感がコントラストとなり、ピンクの甘さが程よく中和されナチュラルで高級感のある外観になります。
異素材と組み合わせる場合、ピンク色を選ぶ際の注意点がございます。
- 異素材が明るい質感の場合⇒少しトーンの落ちたピンクを選ぶ
- 異素材が暗い質感の場合⇒淡い明るいピンクを選ぶ
上記のように、異素材と同じ明るさのピンクを選ばないようにするのが大切です。同じ明るさの色を選ぶと、異素材とピンクのそれぞれの個性が活かされなくなってしまうからです。
弊社で異素材にピンクの外壁を組み合わせた事例がこちらになります。
こちらの住宅は、レンガ調サイディングにピンクの外壁を組み合わせた事例になります。
鮮やかなピンクとベージュのレンガ調サイディングの組み合わせがバランス良く、とても可愛い印象のお家に仕上がっています。
アクセントカラーを取り入れる
ベランダなど一箇所にアクセントカラーを取り入れると、メリハリの利いたおしゃれな住宅に仕上がります。特に外壁がピンクの場合、一箇所だけ他の色を入れると全体の印象を引き締めてくれます。
アクセントカラーを入れる場合は、色選びが重要になってきます。個性的な色を取り入れてしまうと、ピンクの外壁の良さが活かされない仕上がりになってしまうかもしれません。
- 白・クリーム色・ベージュ
- グレー
- 茶色
- グリーン(淡いピンクの外壁に合わせる場合のみ)
上記のような色と合わせると、ピンクの良さを際立たせて素敵に仕上げるのが可能です。
弊社でピンクの外壁にアクセントカラーを取り入れた施工事例がこちらになります。
こちらの住宅は、外壁がピンクでベランダに茶色のアクセントカラーを取り入れた施工事例になります。
深い色合いのピンクがシックな雰囲気を作り出し、アクセントの茶色のベランダがワンポイントになっています。
付帯部の色を変える
外壁全体にピンクを使う場合、雨樋・破風板・幕板などの付帯部の色使いが重要なポイントになります。
これらをダークブラウンやブラックなどの落ち着いた色にすると、全体の印象が引き締まりピンクの甘さが中和されます。逆に、ホワイトやベージュを合わせると、明るくて可愛らしい雰囲気に仕上げることが可能です。
- 白色(かわいい印象)
- 茶色(温かみがあり柔らかい印象)
- 黒色(上品な印象)
- グリーン(個性的で欧風)
ピンクの持つ印象をどう演出するかは、こうした細部の色選びで大きく変わってきます。
弊社でピンクの外壁に付帯部の色を変えた施工事例がこちらになります。
こちらの住宅は、外壁全体をピンクに塗装し雨樋を茶色にした事例です。雨樋などの茶色の部分が淡いピンクの外壁を引き締めてメリハリを付けています。
淡いトーンのピンクを選ぶ
ピンク外壁を美しく見せるには、「色味のトーン」がとても重要です。ビビッドなピンクは目を引きますが、住宅に使うと派手過ぎる印象を与えてしまうかもしれません。
そこでおすすめなのが、サーモンピンク・ピンクベージュ・ピンクグレーなどの淡く柔らかい色味になります。落ち着いたトーンを選ぶことで周囲の景観とも調和しやすく、長く住みやすい外観に仕上がります。
弊社で淡いトーンのピンクの外壁に施工した事例がこちらになります。
こちらの住宅は、淡いトーンのピンクを使用して施工した事例になります。
住宅全体に使用したピンクのお色がこちらになります。
淡い色合いのピンクを使用することで、温かみのある住宅に仕上がりました。白い玄関扉や窓枠などが淡いトーンのピンクをさらに引き立て、優しく可愛らしい雰囲気を感じる住宅になっています。
失敗しないピンクの外壁にするポイント6つ
柔らかく華やかな印象を与えるピンクの外壁は、個性を出したい方や明るい雰囲気の家にしたい方に人気のカラーです。しかし、選び方を間違えると「派手すぎる」「イメージと違った」「周囲から浮いてしまった」と後悔してしまうかもしれまん。
そこで、ピンクの外壁で失敗しないために押さえておきたい6つのポイントをご紹介します。
- カラーシミュレーションを取り入れる
- A4サイズの色見本を屋外で確かめる
- 屋根や付帯部の色などとの色とバランスを取る
- 色褪せ対策に耐久性の高い塗料を選ぶ
- 住宅のスタイルに合わせる
- 周囲の住宅や街並みとの調和を考える
ピンクの外壁の色選びに迷っている方は、ぜひご参考になさってください。
カラーシミュレーションを取り入れる
カラーシミュレーションとは、お客様の住宅の画像をパソコンに取り込んで色のシミュレーションをする方法です。
ピンクと一口に言っても、サーモンピンク・ローズピンク・くすみピンクなど色味の幅は非常に広くあります。実際に塗ってみると、「思っていた色と違う」と感じるケースも少なくありません。そのギャップを防ぐために有効的な方法が、カラーシミュレーションになります。
ピンクは白やベージュと違って色が濃く見える傾向があります。理想の色より1・2トーン低い色を選ぶと、理想通りの色に仕上がるかもしれません。
カラーシミュレーションは、パソコンやプリンターによって色の見え方が少し異なります。完全に同じ色になるとは限らないので、あくまでもお客様のイメージに近い状態にしていくために使用いたします。カラーシミュレーションは参考にし、次項からご紹介する内容との併用で失敗リスクを減らせるとお考えいただきたいと思います。
南大阪ペイントセンターでは、無料でカラーシミュレーションをお試しいただけます。ぜひ一度、ご相談だけでもお気軽にご連絡お待ちしております。
A4サイズの色見本を屋外で確かめる
A4サイズの色見本を室内だけでなく屋外で確認して、希望のピンク色か判断をするのが重要です。
色選びでよくある失敗のひとつが、「小さなサンプルで決めてしまい、仕上がりの印象がまったく違った」というケースです。色は面積が大きくなるほど明るく、鮮やかに見えるという「面積効果」があります。つまり、小さなサンプルで見たときよりも、実際に外壁全体に塗ったときの方が色が明るく感じられるのです。
▼色の面積効果とは▼
あえてサンプルにして画像を見ると、実際は極端な違いはないように感じられます。しかし、屋外で大きなサイズで色を見ると、光が反射されて明るく感じてしまいます。外壁の色に艶がある場合は、さらに色のギャップを感じてしまうかもしれません。
実際に我が家の自宅の外壁も色見本では明るめのグレーだったのが、住宅が建つと暗めの白色の印象を受けました。そのため、小さな色見本を室内で見るだけでは、実際の印象が変わってしまうと理解しておくのが重要です。
A4サイズの色見本を屋外で確認する際のポイントがこちらになります。
▼色見本を屋外で確認するポイント▼
確認するポイント | 理由 |
晴れた日・曇りの日・朝夕など時間帯や天気を変えて 見比べる |
光の加減で色の見え方が変わるので複数の条件下で確 認することで誤差を防げる |
実際の外壁に立てかけて引きで見る | 至近距離ではなく数メートル離れて見ることで実際の 見え方に近づく |
屋根やサッシなどの色と一緒に見てバランスを確認す る |
単色で見るとよくても周囲との相性が悪いとバランス が悪くなる可能性がある |
失敗を防ぐ為に以上のようなポイントを考慮し、A4サイズの色見本を屋外で確認するのをおすすめいたします。
屋根や付帯部などとの色とバランスを取る
失敗しないピンクの外壁にする為に、屋根や付帯部などとの色のバランスを取ることが重要です。
外壁をピンクにする際に見落とされがちなのが、屋根や付帯部(破風板・雨樋・雨戸・軒天・サッシなど)との色のバランスです。外壁だけが浮いて見えたりするのを防ぐ為にも、全体の配色の統一感が重要なります。
ピンクの外壁と相性が良い色の組み合わせがこちらになります。
▼ピンクの外壁と相性が良い色の組み合わせ例▼
組み合わせ場所 | 組み合わせカラー | 理由 |
屋根 | ダークブラウン・グレー・ブラックなど (引き締め効果) |
明るいピンクとのコントラスト が生まれ外観にメリハリが出る |
付帯部 | ホワイト・ベージュ・チャコールグレーなど (落ち着いた色味) |
派手な色だとピンクとぶつかる ため中間色や無彩色で調和する |
その他にも、ナチュラルで上品な印象を与えたい場合は、玄関ドアなどに木目調のブラウンを使うと柔らかくまとまります。
「ピンクを主役に他の色は引き立て役にする」イメージで配色を考えると、上品で調和の取れた外観になるでしょう。
色褪せ対策に耐久性の高い塗料を選ぶ
ピンク色で外壁塗装を施工する場合、色褪せ対策に耐久性の高い塗料を選ぶ必要がございます。
ピンクの外壁は太陽光に含まれる紫外線の影響を受けやすく、時間の経過とともに色褪せや変色が目立ちやすい色になります。特に明るいピンクや鮮やかな色味は、数年でくすんで見える可能性もあります。
そのため、耐候性・耐久性に優れた高耐久の塗料を選ぶことが重要です。以下のような高耐久の塗料が色褪せを防ぐのに効果的です。
- 無機塗料(耐用年数:15~25年)=紫外線や雨風に強く、変色しにくい
- フッ素塗料(耐用年数:15~20年)=高い耐候性があり、色褪せに強い
耐用年数は塗料のグレードによって異なります。耐用年数が長い塗料ほど、耐久性も高いと言えるでしょう。
外壁塗装を依頼する際は長期的な耐久性を考慮して、塗料の品質について塗装業者に相談するのをおすすめいたします。
住宅のスタイルに合わせる
外壁塗装をピンクで施工する場合、住宅のスタイルに合ったピンク色にする必要があります。比較的鮮やかなピンク色は、住宅のスタイルによって適さない場合もあるからです。
▼ピンクが合うスタイルの住宅がこちら▼
上記のような欧風スタイルの住宅はピンクとも相性が良く、住宅の外観の特徴をさらに引き立ててくれるでしょう。
▼ピンクは避けた方が良いスタイルの住宅はこちら▼
日本風の住宅は外壁をピンクにしてしまうと、外観独自の重厚感が損なわれ失敗してしまうかもしれません。
住宅のスタイルに合った色選びを心掛けましょう。
周囲の住宅や街並みとの調和を考える
鮮やかなピンク色は、周囲の住宅や街並みと調和するか考える必要があります。
趣のある昔ながらの住宅が立ち並んでいる場合は、ピンクの外壁だと周囲から浮いてしまい調和が取れない恐れがあります。
新興住宅街は、若い世代の人たちが新しく住宅を建てて生活している場合があります。外壁をピンクにしても個性の一つと認識してもらえ調和が取れるかもしれません。
また、住んでいる地域によって外壁の色に関する決まりがある場合があります。地域の規制や制約を確認し、適切に対応するのも重要です。
外壁をピンクにするメリット
外壁をピンクにするメリットがこちらになります。
- 温かく優しい雰囲気を演出できる
- 個性を出せる
温かく優しい雰囲気を演出できる
一つ目のメリットは、温かく優しい雰囲気を演出できます。
ピンクは、見る人に安心感や親しみ・優しさを感じさせる心理的・視覚的な効果を持っています。ピンクの心理的効果を詳しく説明するとこちらになります。
- 安心感を与える=赤の情熱と白の清潔さをあわせ持つ色で緊張を和らげ、穏やかな気持ちにする効果
- 優しさ・愛情を連想させる=母性や思いやり・愛情といったイメージが強く、人との距離を近づける色
- 柔らかい印象を演出=角のない丸みのある印象に感じられ、見る人に威圧感や冷たさを与えにくい
外壁をピンクにすることで「冷たい・無機質」ではなく、「温かく・人を迎え入れるような雰囲気」の住宅に仕上がります。特に周囲から見た印象が優しく、好感度が高まりやすいのも魅力です。
ご自宅のスタイルに合わせて「どのくらいの明るさや色味のピンクが合うか」を選ぶと、さらに柔らかさを活かすことが可能です。
個性を出せる
二つ目のメリットは、個性を出すことができます。
ピンクの外壁は、「自分らしさ」「他の家と差別化」などを希望する方にはぴったりの色になります。外壁にピンクを選ぶことで、他にはない独自性を出すことが可能になります。
個性を出せる具体的なメリットがこちらになります。
- 他の家と差がつく=白・グレー・ベージュ系が多い中で他にはない住宅になる
- 自分らしい世界観をつくれる=住宅の外観が「自分のセンスを表現する手段」になる
- 目立つ住宅になる=ピンクの外観は「記憶に残る家」になりやすい
個性を出した住宅に施工したお客様で、自宅が目印になることにご満足いただいている方もいらっしゃいます。
ピンクの外壁は優しい雰囲気をまといながらも、住宅街の中で自然と目を引く存在になります。個性を大切にしたい方や、「自分だけの家」を形にしたい方におすすめの色と言えるかもしれません。
外壁をピンクにするデメリット
外壁をピンクにするデメリットがこちらになります。
- 汚れが目立ちやすい
- 周囲の景観に合わないリスクがある
- 将来の売却時に影響する可能性
汚れが目立ちやすい
一つ目のデメリットは、汚れが目立ちやすい可能性があります。
淡いピンクなど明るい色は雨だれなどの黒ずみ汚れが目立ちやすく、美しいピンクの色合いを維持できない可能性があります。こだわって施工したピンクの住宅が、汚れで印象が悪くなってしまうと後悔する結果になるかもしれません。
そこで、ピンクの美しさを長持ちする為に、汚れに強い塗料を選ぶ必要があります。弊社がおすすめする汚れに強い塗料がこちらになります。
▼弊社おすすめの汚れに強い塗料▼
塗料名 | メーカー名 | おすすめ理由 |
アレスダイナミックMUKI | 関西ペイント | フッ素と無機成分を組み合わせ、ラジカル抑制技術と親 水性による低汚染性を備えている |
パーフェクトセラミックトップG | 日本ペイント | 無機と有機成分のハイブリッド塗料で、親水性が高く外 壁に付着した汚れを雨水で洗い流す |
スーパーセラタイトF | エスケー化研 | フッ素の強さ+セラミックの保護性能+親水性によるセル フクリーニング機能を持つ |
以上のような塗料を使用すると、ピンクの外壁でも汚れに強い外壁に仕上げることが可能になります。
ピンクの外壁は汚れが目立ちやすい為、汚れに強い塗料をお選びいただきたいと思います。
周囲の景観に合わないリスクがある
二つ目のデメリットは、周囲の景観に合わないリスクがあります。
ピンクの外壁は個性的で目立ちやすい色の為、住宅街の景観にうまく調和しないことがあります。特に、落ち着いた色味が多い地域や古い街並みが残る地域では、好ましく思われない可能性が高くなります。
周囲の景観に合わせる為に最適なピンクの外壁にする方法として、こちらをご参考にしていただきたいと思います。
▼周囲の景観別の最適なピンクの外壁▼
周囲の景観 | 周囲の住宅の印象 | なじみやすいピンクの雰囲気 |
新興住宅地 | 明るく整った街並み | 白っぽさのある淡いピンク |
古い住宅地 | 落ち着いた色が多い街並み | 赤みを抑えた灰色がかったピンク |
自然豊かな郊外 | 緑や土の色が多くナチュラルな印象 | 温かさのあるオレンジに近いピンク |
都会部・モダン住宅 | 白やグレーが基調で無機質 | グレーがかった控えめなピンク |
周囲の外観とのバランスを意識して、ピンクのトーンを調整するのがポイントです。
カラーシミュレーションの他にも過去の施工事例写真を見せてもらい、具体的な仕上がりイメージを掴むのがおすすめです。
将来の売却時に影響する可能性
三つ目のデメリットは、将来の売却時に影響する可能性があります。
ピンクの外壁の住宅は個性的な色合いで目立つ為、好みが大きく分かれる色合いになります。住宅を買う人はベージュやグレーなど無難な色を選ぶ傾向があるので、買い手の選択肢から外れてしまう可能性が高くなってしまいます。
将来の売却に備えたピンクの外壁にする方法がこちらになります。
- 落ち着いたトーンにする(ビビッド・蛍光系・濃すぎるショッキングピンクは避ける)
- 外壁全体に使わない(ツートンやアクセントカラーで個性を出す)
- 配色を考える(シンプルな色と組み合わせる)
今の家に長く住まなくて将来売却をお考えの方は、ピンクは選び方に注意が必要な色だとお考えいただきたいと思います。
まとめ
ピンクの外壁は個性的で目立つ色ですが、派手になり過ぎず素敵なピンクの外壁に仕上げる方法があります。
- ツートンにする
- 異素材と組み合わせる
- アクセントカラーで取り入れる
- 付帯部の色を変える
- 淡いトーンのピンクを選ぶ
ピンクの外壁にする場合は、以上の方法をご参考にしていただきたいと思います。
失敗しないピンクの外壁にするには6つのポイントを考慮いただきたいと思います。
- カラーシミュレーションを取り入れる
- A4サイズの色見本を屋外で確かめる
- 屋根や付帯部の色などとの色とバランスを取る
- 色褪せ対策に耐久性の高い塗料を選ぶ
- 住宅のスタイルに合わせる
- 周囲の住宅や街並みとの調和を考える
失敗しないピンクの外壁にする為に以上の内容を考慮し、メリット・デメリットをご確認いただきたいと思います。
南大阪ペイントセンターでは、ピンクの外壁の施行事例がございます。ピンクの外壁の色選びにお悩みの場合は、色選びのプロのスタッフがアドバイスさせていただきます。
ピンクでの外壁塗装をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。