堺市美原区でコーキングのひび割れがあるフジ住宅の戸建てへ外壁調査

✓ブログの概要
堺市美原区の築13年の戸建て住宅（フジ住宅）にお住いのお客様から塗装工事のご相談をいただきました。
窯業系サイディングの目地にあるコーキングが細かくひび割れてしまっていることがご相談のきっかけです。

マナベ

こんにちは！
南大阪ペイントセンターのマナベと申します。

当ブログでは堺市美原区のフジ住宅の戸建てへ外壁塗装の点検の様子とお見積り内容を紹介しています。

フジ住宅の戸建てのコーキングのひび割れが気になりご相談

より詳しくお客様のご希望を伺うためアンケートを頂戴しました。

コーキングのひび割れが気になっていたところネット検索で弊社をご覧いただき、工事のご相談をいただきました。

サイディングボード同士の継ぎ目を埋めるようにコーキングが施工されています。

近くで見ると黒く変色してひび割れていることが分かります。

まず黒く変色している理由は経年劣化でブリード現象が発生しているからです。
紫外線の影響でコーキングに含まれる可塑剤が表面に現れ、表面がベタつくことで汚れが付着しやすくなり黒ずんでしまいます。

ひび割れも経年劣化によるもので、新築当初は柔らかく柔軟性のあるコーキングが紫外線に当たることで徐々に硬くなりひび割れへと繋がります。

特に外壁が今回のような窯業系サイディングの場合は、新築時にコーキングの上から塗装をしないので目地のコーキングが剥き出しの状態です。

塗膜で保護されていないコーキングは紫外線の影響を受けやすく、肉やせやひび割れなどの劣化原因となるのです。

サイディングボードがどれだけ頑丈でも目地の隙間から雨水が侵入してしまっては、サイディングの浮きや反りの原因となってしまいます。

そのため、劣化したコーキングを撤去して新しいコーキングへ打ち替えてあげる必要があります。

コーキングは目地以外にもサッシ廻りなどにも施工されているので、細かい部分までコーキング工事を実施します。

その他シャッターBOXや玄関上の軒天なども塗膜の劣化が確認できるので、細部まで塗装をいたします。

ドローンで建物全体を調査いたします。

屋根にはアスファルトシングルが使用されていることが分かります。

アスファルトシングルとはガラス状の約6mmの板にアスファルトを浸透させ石粒が含まれた塗料を纏わせた屋根材です。

アスファルトシングルへの塗装は正しい知識がないと逆に屋根材を傷めてしまう原因となります。

具体的に説明しますと、アスファルトシングルには油性塗料（有機溶剤を使用した塗料）は厳禁なのです。
理由は塗料の溶剤によってアスファルトの成分が溶けてしまい、屋根材表面のべたつきや膨れの原因になるのです。

本来は水性塗料での塗装を提案いたしますが、お客様は塗装ではなく葺き替え工事をご希望でした。
築13年とまだまだ築浅で葺き替えをするには年数的にも早いので、今回は屋根のメンテナンスはなしで次回外壁塗装時に屋根葺き替えを検討されるとの事です。

劣化部位	ご提案	理由
外壁（窯業系サイディング）	外壁塗装	塗膜の劣化
目地	コーキング撤去打ち替え	コーキングのひび割れ
サッシ・軒天廻り	コーキング増し打ち	コーキングの劣化
付帯部（雨樋・スリムダクト・シャッターBOX・水切り・幕板・・軒天・破風板・塀）	塗装工事	美観の向上・防水性の維持のため

※使用する塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積り金額も塗料によって変動します。