✓ご依頼までの背景
松原市の築45年の戸建て住宅にお住まいのお客様より、ベランダ付近からの雨漏りをきっかけにお電話にてお問い合わせをいただきました。
「部分的に補修できれば」とのお声をいただき現地調査を行ったところ、外壁材はこれまで未塗装でかき落とし仕上げがボロボロに劣化し、一部ではラス網が露出している状態でした。
そのため外壁の補修と塗装工事をご提案させていただきました。
また、屋根には日本瓦が使用されていましたが、棟部分ののし瓦が一部外れており、さらに漆喰も変色や崩落が進んでいる状況が確認されました。
このままでは雨漏りや瓦のずれ・落下のリスクが高まるため、屋根漆喰工事を併せてご提案いたしました。
さらに雨漏りの主因と考えられるベランダについては、ウレタン防水工事をご提案。
外壁補修・外壁塗装・屋根漆喰工事・ベランダ防水といったトータルメンテナンスをご案内いたしました。
施工にあたり、お客様からは「松原市での施工実績が多く、50年以上続く塗装店として安心感があったこと」「担当の橋本をはじめ、無理なご提案もなく丁寧に説明してくれたこと」が決め手となり、南大阪ペイントセンターにご依頼をいただきました。
この度は数ある業者の中から南大阪ペイントセンターをお選びいただき、誠にありがとうございます。

南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当ブログでは松原市で実施した築45年の戸建て住宅の雨漏り調査とお見積もりの内容を紹介しています。
1.松原市の築45年住宅の雨漏り調査のご相談
築年数 | 45年 |
きっかけ | ベランダ付近からの雨漏り |
外壁 | 窯業系サイディング |
屋根 | スレート瓦 |
ベランダ付近からの雨漏りにお困りで、南大阪ペイントセンターへお電話にてご相談をいただきました。
お客様によると「部分的に補修して直せればと考えていたが、築年数も経っているので全体的な状態も見てもらいたい」とのことで、弊社ホームページをご覧になりご連絡くださいました。
築45年のお住まいはこれまで外壁塗装をされたことがなく、現地調査に伺ったところ外壁はかき落とし仕上げがボロボロに劣化し、一部では下地のラス網が露出している箇所も確認されました。
このままでは雨水の浸入によって外壁材の強度がさらに低下する恐れがある状態でした。
また、屋根には日本瓦が使用されていましたが、棟部分ののし瓦が外れていたり、漆喰の変色・崩落が進行していたため、早急なメンテナンスが必要と判断しました。
さらに雨漏りの原因と考えられるベランダについては、防水層の劣化が見受けられたため、ウレタン防水工事をご提案させていただきました。
以上の点を踏まえ、外壁補修と外壁塗装、ベランダの防水工事、屋根の漆喰補修といった建物全体のトータルメンテナンスをご提案いたしました!
それではここから、実際の現地調査の様子を写真とともに詳しくご紹介いたします!
お問い合わせから見積書を貰うまでの流れは以下に詳しく紹介しています。
関連ページ:お問い合わせから見積書を貰うまでの流れと受付の方法
2.雨漏り調査を含めた建物全体の点検を実施
雨漏り調査
まずは雨漏りの状況確認から行いました。
ベランダ下の軒天を拝見すると、雨染みがはっきりと確認できます。
これは長年の雨水の侵入によって染み込んだもので、放置すると木部の腐食やさらなる雨漏りにつながる恐れがあります。
雨漏り調査では「どこから水が入っているのか」という原因究明が重要ですので、こうした症状を一つひとつ丁寧に確認しながら、再発防止に必要な工事をご提案いたします。
次にベランダの点検を行いました。
床材の下を確認すると、ベランダ床からの雨水浸入が雨漏りの主な原因の一つと考えられます。
そのため、ウレタン防水(通気緩衝工法)による改修をおすすめいたしました。
通気緩衝工法とは、防水層と下地の間に専用のシートを敷き込むことで湿気の逃げ道を確保し、膨れや剥がれを防ぐ工法です。
雨漏りをしっかり止めつつ、長期的に安心できる状態に整えるためには非常に有効な施工方法です。
▼ウレタン防水工事ついて詳しく解説▼
ウレタン防水工事とは?特徴や費用・施工方法までまとめて解説
さらに、ベランダ笠木部分の劣化も見られました。
コーキングの劣化や隙間から雨水が侵入する可能性が高く、雨漏りの原因は一か所ではなく複数箇所が重なっているケースが少なくありません。
こうした細部まで丁寧に補修を行い、そのうえで外壁や付帯部の塗装を実施することで、防水性を高めると同時に美観も取り戻すことができます。
築45年のこれまで一度も塗装をされていない外壁には、大きな縦方向のひび割れが確認できました。
部分的な補修を希望されていましたが、お住まいを長く快適に維持していくためにはこのままでは雨水が外壁から浸入し、さらなる雨漏りにつながる可能性が高い状態です。
私たちは「ただ希望通りに工事をする」のではなく、しっかりとヒアリングを行い、お客様の暮らしに寄り添ったご提案を大切にしています。
部分補修で一時的に安心を得るのではなく、将来を見据えた全体的なメンテナンスをご提案させていただきました。
外壁の一部では塗膜が完全に剥がれ落ち、膨れ上がってしまっている箇所もありました。
さらに応急処置をされた跡も確認でき、これまで「何とか保たせてきた」ことがうかがえます。
しかし、現状では外壁材自体が水を吸い込みやすく、建物内部への影響が懸念される危険な状態です。
こうした症状を放置すると補修範囲が広がってしまうため、早急な対応が必要となります。
「今どのように直すことが最善か」を専門的な視点で判断し、お客様にとって無理のない方法で最適なプランをご提案します。
外壁の欠落した箇所からは、本来見えるはずのないラス網(モルタルを保持するための金網)が露出していました。
この状態は建物にとって非常に危険で、雨水が内部へ直結してしまう恐れがあります。
とはいえ、ご安心ください!
南大阪ペイントセンターには50年以上のキャリアを持つベテランの左官職人が在籍しており、欠落した箇所でもしっかりと補修が可能です。
長年の経験と確かな技術を活かし、美観だけでなく耐久性も取り戻せるように丁寧に施工いたします。
外壁だけでなく、付帯部である雨樋にも経年劣化が見られました。
雨樋は単なる「雨水を流すパーツ」ではなく、住まいを雨から守る大切な役割を担っています。
塗装によって見た目を美しく蘇らせることはもちろん、紫外線や風雨から樋自体を保護することで、長持ちさせることができます。
外壁塗装と同時に施工することで仕上がりの統一感も生まれ、お住まい全体が一層引き締まった印象になります。
玄関まわりは重厚感のあるタイル仕上げとなっていました。
本来タイルは塗装不要の素材ですが、今回は経年により汚れやひび割れが目立ち始めており、お住まい全体の印象を損ねてしまっている状態でした。
そこで今回は、タイル専用の下塗り材を使用した特別な塗装をご提案いたしました。
タイルの質感を損なわず、より美しく・長く保てる仕上がりを目指しています。
下屋根にはアスファルトシングルが使用されていました。
アスファルトシングルは軽量でデザイン性に優れた屋根材ですが、年数が経過すると表面の色褪せや劣化が進みやすい特徴があります。
紫外線や風雨による色褪せが見られましたが、塗装によって美観を取り戻すことが可能です。
外壁と合わせて塗装することで、建物全体の印象がぐっと引き締まり、住まい全体が新築のように蘇ります。
お客様の「せっかく工事をするなら見た目も綺麗にしたい」というお気持ちに寄り添いながら、耐久性と美観を両立できる塗装をご提案いたしました。
屋根のドローン点検
築45年前後のお住まいでは、日本瓦が使用されているケースが多く、今回も立派な日本瓦が確認できました。
日本瓦の最大の特徴は「塗装が不要」な点にあります。
しかし「塗装が不要=メンテナンス不要」というわけではありません。
瓦そのものは耐久性が高いものの、瓦を固定する漆喰などの劣化が避けられません。
屋根の棟部分では、のし瓦が2箇所外れてしまっているのを確認しました。
さらに漆喰部分も変色が進み、ほとんどが崩れ落ちている状態です。
漆喰は屋根瓦をしっかり固定し、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
その漆喰が失われると、瓦のズレや落下、雨漏りといった深刻な被害につながりかねません。
今回の調査では、屋根補修と併せて漆喰工事をご提案させていただきました。
瓦屋根は重厚で耐久性に優れていますが、定期的に適切なメンテナンスを行うことでさらに長く安心して住み続けていただけます。
3.南大阪ペイントセンターからの雨漏り改善のお見積もりとご提案内容
お見積もり内容
後日、改めてご都合を伺い、日程を調整のうえご訪問させていただきました。
当日は、現地調査時に撮影したお写真をもとに作成した点検診断報告書と、塗料の耐用年数ごとに整理したお見積書をあわせてご提出しております。
※お客様へお渡しする実際の見積書には㎡数や使用塗料などを明記しています。
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(かきおとし) | 左官補修・外壁塗装 | ひび割れ・膨れ・剥がれ |
アスファルトシングル・タイル | 塗装工事 | 塗膜の劣化 |
付帯部(雨樋・雨戸・小庇・手すり・笠木・玄関上木目軒天) | 屋根塗装 | 塗膜の劣化 |
屋根(日本瓦) | 漆喰打ち替え | 漆喰の劣化・瓦の欠落 |
ベランダ | ウレタン防水(通気緩衝工法) | 雨漏り |
お見積もり金額
使用する塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積り金額も塗料によって変動します。
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての内容をご覧いただけます。
プラン名 | 使用塗料 | 耐用年数 | 保証 | 小計 |
プランA | 外壁:超低汚染型シリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,363,636 |
プランB | 外壁:ラジカルシリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,254,545 |
プランC | 外壁:シリコンプラン | 7-10年 | 5年 | ¥1,181,818 |
ご検討いただいた結果、プランBのラジカルシリコン塗料を使用した塗装ご成約をいただきました!
お客様からアンケートを頂戴しましたので、一部紹介いたします(^-^)
Q.いろんな業者さんがある中で、何が決め手となって私たちにご依頼くださいましたか?
A.松原市での実績が多かったこと
50年塗装業から長いので安心があった
橋本さんも無理な提案はなく、話しやすかったこと
この度は数ある塗装会社の中から、南大阪ペイントセンターにご依頼いただき、誠にありがとうございました。
築45年という長い年月を経た大切なお住まいのメンテナンスを、私たちにお任せいただけたことを、スタッフ一同大変光栄に思っております。
外壁は塗装歴がなく、かきおとしの劣化やひび割れやラス網の露出が進んでいる箇所も見られましたが、左官補修を含めた適切な処置を施すことで、強度と美観を取り戻すことができました。
また、ベランダからの雨漏りにはウレタン防水工事をご提案し、屋根の漆喰補修とあわせて、トータルで安心できる住まいに整えることができました。
工事中には「職人さんが毎日の進捗を丁寧に伝えてくれた」「左官や防水の専門職人さんもベテランで、細やかな対応をしてくれた」とのお言葉を頂戴し、私たちも大きな励みとなりました!
さらに「工事後の清掃まで徹底してくれてありがたかった」とのお声をいただけたことも、弊社の強みである「丁寧で誠実な施工」を評価いただけた証と感じております。
ご近隣への挨拶やアフターフォローにもご安心いただけたようで、末永く快適にお住まいいただけるサポートができましたことを心より嬉しく思っております。
南大阪ペイントセンターは、地域密着・自社管理の体制を活かし、お客様の大切なお住まいをこれからも長く守ってまいります。
また何かご不安な点やご相談がございましたら、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。
今後とも末永いお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
施工のビフォーアフターや詳細は、後日施工事例ページにてご紹介予定ですので、ぜひそちらもご覧ください!