『雨の日の外壁塗装工事は中止?何かできることはあるのか?』と疑問に持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
基本的に外壁”塗装”自体は雨の日の湿度の関係から、塗料が乾燥しないので行う事ができません。
しかし外壁塗装工事には塗装以外にも様々な工程があります。
本記事では雨の日の外壁塗装工事でも、できる工程をご紹介していきます。
雨の日の外壁塗装工事は何ができるのか?
外壁塗装工事は基本的に下記の工程です。
- 足場組立
- 高圧洗浄
- 下地補修
- 養生
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 点検
- 足場解体・引き渡し
以上の工程から、雨の日にできる工程は決して少なくありません。
足場関係の工程と高圧洗浄に関しては、雨の日でも施工が可能なのです。
雨の日の足場組立
弊社ではプロの足場職人による”鉄製くさび緊結式足場”を採用しております。
ハンマー1本で組み立てが出来ることが特徴で、雨の日でも問題なく組み立てをすることができます。
安定感のある広い作業スペースを確保することができるので従来の足場では作業しにくかった細部までの作業が可能です。
同様に足場解体作業も雨の日に問題なく行うことのできる作業です。
併せて、塗料が近隣へ飛散しないように飛散防止シートを張っていく作業も、雨の日にできる工程の1つです。
雨の日の高圧洗浄
高圧洗浄には外壁塗装を行う前に外壁や屋根全体の汚れを取り除き、新たに塗る塗膜の密着を良くする目的があります。
業務用高圧洗浄機(150kgf/cm2以上)の圧力をかけた水で行う洗浄方法ですので、外壁が雨で塗れてしまっても問題ありません。
雨の日の外壁塗装は基本的にNG?
では雨の日にできないとされる、養生や外壁塗装の工程では、雨の日にどういった影響がでるのかご紹介していきます。
雨の日の外壁塗装
結論から申し上げますと、雨の日に外壁”塗装”の工程を行うことは不可能です。
理由としては外壁塗装に使用する塗料の乾燥に必要な環境に大きく関係するからなのです。
塗料の硬化に推奨されている気温は5~35℃。湿度85%以下、つまり雨が降っていない環境です。
雨が降っている環境ですと、塗料が乾燥しないだけでなく塗料に水泡が混じり仕上がりに影響を及ぼしてしまいます。
仮に乾燥できたとしても、塗膜がすぐにひび割れてしまったりと弊害が多いので、雨の日に外壁塗装は難しいです。
雨の日の養生
『良い外壁塗装には、良い養生から』という言葉があるように、養生は外壁塗装を行う上で非常に重要な工程です。
養生は特殊なテープを使用して、塗料が飛散しないように防止します。
雨の日は湿気によってテープの接着が弱くなるので、基本的に雨の日に養生を行うことはおすすめできません。
雨の日の外壁補修、コーキング
コーキングの打ち替えだけでなく、ひび割れの補修などに使用されるコーキングは雨との相性があまり良くないです。
雨で外壁そのものが濡れると、目地にコーキングが密着しなくなります。そもそもコーキングは高い防水性があるので、雨で塗れている外壁に密着させようとしても水を弾いて密着しないのです。
雨で外壁塗装の工期がのびた場合の追加料金は?
外壁塗装工事のスケジュールは仮に雨が降って工期が延びてしまうことを前提とした、余裕をもったスケジューリングがされています。
雨が原因で工事が延期されたからといって、追加料金が請求されることはまずありませんのでご安心ください。
逆に雨だからこそ見えてくる業者の良し悪しもあります。
雨のせいで工期を延ばしたくない業者は、雨の日でも平気で作業を強行してきますので注意が必要です。
梅雨の時期は業者選びにおすすめ
雨が多い梅雨の時期は外壁塗装業者の予約がとりやすいと言われています。
近年は梅雨の時期といっても空梅雨のことも多く、違った見方をすれば梅雨は余裕をもって外壁塗装を行えるチャンスでもあるのです。
外壁塗装業界の閑散期とされるこの時期に一斉お見積りなどをされると、業者側の回答も比較的早く、お客様側でゆっくりとご検討頂きやすい時期でもあります。
南大阪ペイントセンターでは無料点検・無料見積りを実施しておりますので、是非お客様のお役に立てれば幸いです。