| 塩ビシート防水(機械固定工法) | |
| 兵庫県 |   | 
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| Before 施工前 | After 施工後 | 
| 施工地 | 兵庫県 | 築年数 | 21年 | 
| 価格 | 119万円 | 工事期間 | 5日間 | 
| 塗料名 | 塗料種別 | 塩ビシート | |
| 面積 | 138m2 | カラー | |
| 塗料名 | 塗料種別 | ||
| 面積 | m2 | カラー | 
| 築年数 | 21年 | 工事期間 | 5日間 | 
| 塗料名 | 塗料種別 | 塩ビシート | |
| 面積 | 138m2 | カラー | |
| 塗料名 | 塗料種別 | ||
| 面積 | m2 | カラー | 
✓ご依頼までの背景
兵庫県西宮市にてマンションを管理されているオーナー様よりマンション全体の改修工事のご依頼をいただきました。
以前、同オーナー様が所有されている別のマンションで長尺シート工事を施工させていただいた際、仕上がりや丁寧な対応を高くご評価いただき、今回は管理物件の外壁塗装とあわせて、防水工事のご相談をいただきました。
再びお声がけいただけたこと、心より感謝申し上げます。
建物は2004年築の鉄骨造マンションで、屋上は塩ビシート防水の陸屋根です。
現地調査では経年による防水層のシート端部の浮き、ドレン(排水口)まわりの劣化が確認されました。
マンションの場合、屋上からの雨漏りは入居者様への影響が大きく、建物全体の資産価値にも関わるため、早めの改修が大切です。
そこで今回ご提案したのは新しい塩ビシートを重ね張りする改修工法です。
ドレン内部までしっかりと改修し、雨水がスムーズに排水できるよう施工いたします。
塩ビシート防水は施工技術を要する工法で対応できる業者は限られていますが、南大阪ペイントセンターでは防水専門職人と提携し大手ハウスメーカーやマンション防水の実績も多数ございます。
外壁・防水・鉄部といったマンション全体のメンテナンスを一貫してご対応可能です!
今後もオーナー様の大切な建物を長期的に守り、安心して運用いただけるよう、確かな技術と誠実な対応でサポートしてまいります。
この度は数ある業者の中から南大阪ペイントセンターにご依頼いただき、誠にありがとうございました。
現地調査時のブログ⇒兵庫県西宮市の築21年のマンションへ塗装工事のお見積もり
外壁塗装の事例⇒兵庫県西宮市でマンションの外壁塗装・共用部塗装(モルタル外壁)
ベランダのウレタン防水の事例⇒兵庫県西宮市にてマンションのベランダへウレタン防水工事
大阪の外壁塗装専門店 南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当事例では兵庫県西宮市の築21年のマンションへ実施した陸屋根の塩ビシート防水工事の施工内容を掲載しています。
兵庫県内でマンションの外壁改修工事をお考えの方はご参考にしていただけますと幸いです。
▼神戸店のページはこちら▼
神戸市で外壁塗装や屋根塗装をお考えなら【公式】南大阪ペイントセンターへ(神戸店)
【ビフォーアフター】兵庫県西宮市のマンションの陸屋根の塩ビシート防水前後の比較写真
まずは塩ビシート防水工事前後のビフォーアフター写真から紹介いたします。
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▼同現場の外壁塗装の事例は以下のページで紹介しています▼
| 外壁塗装・ひび割れ補修・共用部塗装 | |
| 兵庫県 | |
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| Before 施工前 | After 施工後 | 
兵庫県西宮市でマンションの外壁塗装・共用部塗装(モルタル外壁)
| 価格 | 262万円 | 工事期間 | 35日間 | 
| 塗料名 | 関西ペイント RSゴールドSI 水性2液超低汚染シリコン | 塗料種別 | 超低汚染型シリコン | 
| 面積 | 492m2 | 築年数 | 21年 | 
【施工前調査】マンション全体の改修工事のご相談

| 築年数 | 21年 | 
| きっかけ | 築年数的に改修工事の時期 | 
| 外壁 | モルタル(スタッコ仕上げ) | 
| 屋根 | 塩ビシート防水 | 
兵庫県西宮市にて築21年(2004年建築)の鉄骨造マンションを管理されているオーナー様より、外壁塗装と防水改修工事のご相談をいただきました。
以前に同オーナー様が所有されている別のマンションで弊社が施工した共用廊下の長尺シート工事の仕上がりを高く評価してくださったことがきっかけでした。
「前回の工事がとても丁寧で信頼できたから、今回もお願いしたい」とのお声をいただき、再びご依頼を賜りました。
建物はモルタル下地にスタッコ仕上げの外壁で、現地調査ではひび割れやモルタルの欠け、過去に補修された箇所の再劣化が確認されました。
このような状態を踏まえ、南大阪ペイントセンターでは
- 下塗りに微弾性フィラーを2回塗布し、中塗り・上塗りの計4回塗りによる外壁塗装
- 雨樋・配管・鉄部手摺・玄関扉などの付帯部塗装
- ベランダのウレタン防水
- 陸屋根の塩ビシート防水の改修工事
といった建物全体を守るトータルメンテナンスプランをご提案いたしました。
外壁の微弾性フィラーを用いた4回塗りは、モルタル壁特有のひび割れに柔軟に対応できる仕上げであり、長期にわたって防水性と美観を維持できるのが特長です。
また、陸屋根の塩ビシート防水についても、現行の防水層を活かしつつ改修することで、コストを抑えながら確実に防水性能を回復させるご提案を行いました。

陸屋根(屋上)部分には塩ビシート防水が施工されており、全体的には機能を保っているものの、経年による表面のの劣化が確認されました。
マンションのような陸屋根構造では、万が一雨漏りが発生すると上階だけでなく下階の入居者様にも被害が及ぶ可能性があるため、特に注意が必要です。

調査時は雨上がり直後ということもあり、ドレン部(排水口)に一時的な水たまりが確認されました。
これは排水機能が低下しているサインのひとつです。
別のマンションの事例ではドレン内部が土やゴミで詰まり、水が流れにくくなった結果、水溜まりに雑草が生え、最終的に雨漏りにつながったケースもあります。
そのため南大阪ペイントセンターでは防水改修の際にはドレン内部の防水(改修ドレン)までを標準で実施します。
排水経路を完全に確保し、雨水がスムーズに流れる状態に復元します。
また、塩ビシート防水は専門的な知識と技術を要するため、施工できる業者が限られていますが、弊社では防水専門の職人と提携して大手ハウスメーカーの防水工事も手がける高い技術力で確実な施工を行います。
これまで多数のマンション防水工事を成功させてきた実績をもとに、雨漏りのリスクを根本から防ぐ安心のご提案をいたします!
塩ビシート防水については1,192,110円(税込み1,311,310円)でお見積もりさせていただきました。
実際の見積書には、各工事項目の単価や小計などの金額も記載しておりますが、当ページでは金額の詳細は非公開とさせていただいております。
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての内容をご覧いただけます。
| 摘 要 | 数量 | 単位 | 
| 【屋上塩ビシート防水工事】 | ||
| 既存押さえ金物撤去 | 50 | m | 
| ケレン・清掃 | 1 | 式 | 
| 塩ビシート防水 平場(機械固定工法) | 138 | ㎡ | 
| 塩ビシート防水 立上り(機械固定工法) | 50 | m | 
| 塩ビ鋼板取り付け 入隅 | 50 | m | 
| 塩ビ鋼板取り付け 端末(コーキング共) | 50 | m | 
| 塩ビ鋼板取り付け 架台廻り(コーキング共) | 17 | m | 
| 改修ドレン取り付け | 4 | 箇所 | 
| ウレタン塗膜防水 架台小 | 4 | 箇所 | 
| ウレタン塗膜防水 架台大 | 1 | 箇所 | 
| ウレタン塗膜防水 パラペット見付 | 50 | m | 
▼外壁調査の内容をもっと詳しく知りたい方はこちら▼
【施工詳細】マンションの陸屋根へ塩ビシート防水を実施(機械固定工法)

平面と立ち上がりに塩ビシート防水が施工されている陸屋根の現況写真です。
アンテナ架台や笠木まわりは複雑な取り合いとなるため、塩ビシートを主体としつつ細部はウレタン防水でしっかりと処理する防水工法を採用します。
材料の性質や劣化状態に応じて最も適した防水方法を選ぶことで、長期の防水性能とメンテナンス費用の最小化を図ります。

まずは既存塩ビシートや下地の汚れが残らないように入念に清掃・ケレンをします。
表面がきれいに整っていないと新しいシートが正しく接着せず、膨れや剥がれの原因になります。
南大阪ペイントセンターではこの下処理を最重要工程と位置付け、時間をかけて確実に行っています。

既存の排水ドレンを丁寧に抜き取り、ドレン周辺の下地状態を確認します。
ドレンは雨水をスムーズに排出するための要であり、内部の詰まりや劣化があると雨水が滞留して防水層を痛めます。
今回は新しい改修ドレンを取り付けるため、既存部材を安全に撤去して準備を進めます。

塩ビシートの立ち上がり部に取り付けられている既存の抑え金物を撤去します。
金物とシートの接合部は経年で緩みやサビが発生しやすく、そこから水が回り込むこともあるため、古い部材はきちんと取り除いて新しい納まりに作り替えます。

専用の絶縁シートを敷設します。
このシートが緩衝材となり、新しい塩ビシートと古い下地の間で起きる膨れや付着不良を防ぎます。
特に改修工事では既存層の影響を遮断することが非常に有効で、仕上がりの耐久性に直結します。

入隅(立ち上がりと床の交差部)には耐久性の高い塩ビ被覆鋼板をビスで固定して設置します。
入隅は水が流れ込みやすく劣化が早い部分なので、金物でしっかり納めることでシートの端末が確実に押さえられ、長期にわたり水の侵入を防ぎます。

塩ビシートの熱融着に必要なIHディスクを所定位置に取り付けます。
IHディスクは後工程で専門の溶着機を当てる際に熱を効率よく伝えるための下地部材で、確実な融着を得るために欠かせません。

排水性能を回復させるために、改修用ドレンを新たに取り付けます。
マンション等では下階への漏水リスクが大きいため、ドレン工事は入念に実施します。

絶縁シートを敷いた上に新しい塩ビシートを丁寧に敷き込みます。
塩ビシートは大きなシート材をつなぎ合わせて施工するため、シートの伸び・シワ・重ね代の取り方まで細かく調整し、凹凸や立ち上がりに沿わせながら確実に固定していきます。
シート自体の品質と熟練した張り込みが、仕上がりと耐久性を左右します。

ディスク部を専用機械で誘導加熱(IH溶着)し、継ぎ目を熱融着します。

塩ビシート同士の重なり(ジョイント)部分には、まず専用の液剤で接着させます。
この処理を丁寧に行うことで、継ぎ目からの浸水を未然に防ぎます。
小さな手間ですが防水性能を左右する非常に大切な工程です。

立ち上がり(床面から垂直に立ち上がる面)にはシートを立ち上げて丁寧に張り込みます。
立ち上がりは水が滞留しやすく、劣化が進みやすい箇所のため、シートの折りやしわ、たるみが出ないよう熟練職人が慎重に作業します。
きれいに張ることで見た目だけでなく耐久性も大きく向上します。

重ね代や専用の機械で熱風を当て、塩ビシート同士を一体化させる熱融着(熱風溶着)を行います。
熱融着は接合部が溶けて一体化するため、針穴のような弱点がなく、非常に強固な継ぎ目ができます。

熱融着でしっかり接合した後、さらにジョイント部の保護としてFLシールを打設します。
これは継ぎ目を物理的に覆って外部からの摩耗や紫外線を軽減する仕上げ材で、仕上がりの見た目と長期の耐久性を高めるための二重の安全策です。

塩ビシートとの取り合い部には最後にコーキングを打ちます。
コーキングを確実に密着させるために、端には細い刷毛を使って専用プライマー(接着剤)を丁寧に塗布します。
刷毛塗りは目に見えない細部を確実に処理するための地道な作業で、ここをおろそかにするとコーキングの早期剥がれにつながります。

プライマーが乾いたら、端末部にコーキングを充填して密閉します。
コーキングは外装材と防水層のつなぎ目を守る重要な防水材で、均一に充填した後、ヘラで仕上げて凹凸なく美しく丁寧に処理します。
これにより外観を整えるだけでなく、将来の水の侵入経路をしっかり塞ぎます。

防水工事の最後の段階として、事前に塗装で美しく仕上げておいた笠木を、工事による細かな汚れを落とすため丁寧に水拭きします。

これで塩ビシート防水の主な施工は完了です!

屋上に残るアンテナの土台については塗装前にケレンを行います。

ケレン後、土台部にはウレタン防水専用のプライマーを塗布してウレタン樹脂の密着性を高めます。

塩ビシートが張られた部分には、塩ビシート専用のプライマーを使用してから仕上げ処理を行います。
素材同士の相性を考えた適切なプライマー選定は、剥がれや付着不良を防ぐために欠かせません。

塩ビシートと土台の境目は、水の侵入が起こりやすい弱点部分です。
そのため、まずは専用の補強クロスを貼り付けて、下地の強度を高めます。
このクロスがひび割れ防止や塗膜の補強の役割を果たし、仕上げの防水層を長持ちさせる大切な工程となります。
職人が角の細部まで丁寧に押さえ込みながら施工を行い、将来的な漏水リスクをしっかり防ぎます。


補強クロスを貼り終えたら、次に高強度タイプのウレタン防水材を2層に分けて塗布します。
1層目で下地をしっかりと密着させ、2層目で厚みを確保して防水層を完成させます。
ウレタン防水は継ぎ目のない仕上がりとなり、凹凸や複雑な形状にも柔軟に対応できるのが特徴です。
職人が厚みを均一に保ちながら刷毛で丁寧に塗り広げていくことで、雨水の侵入を完全にシャットアウトする滑らかな防水膜を形成します。

防水層をしっかり乾燥させた後、紫外線や汚れから保護するためのトップコートを全体に塗布します。
トップコートは見た目の美しさを整えるだけでなく、太陽光による劣化を防ぐ保護膜の役割を果たします。
仕上げまで手を抜かず丁寧に施工することで、長期にわたって美観と防水性能を維持できるようにしています。

建物の笠木下など塩ビシートが施工しづらい細部にはウレタン防水を併用しました。
液状で密着性に優れるウレタン防水は、細かなすき間にも確実に行き渡るため、細部からの漏水を徹底的に防止できます。
南大阪ペイントセンターではこうした最適な工法を見極め、塩ビシート防水とウレタン防水を組み合わせた施工で仕上げます。
防水専門職人による適材適所の工法選定と確実な施工で、建物全体を長期間安心してご使用いただける状態に整えました。


すべての防水工程が完了しました!
平面部分は耐久性・施工スピードに優れる塩ビシート防水、立ち上がりや複雑な形状部分には柔軟性の高いウレタン防水を採用。
これにより、陸屋根全体が一体化した防水層に包まれ、今後の雨漏りリスクを大幅に軽減しています。
また、アンテナ廻りや配管まわりなどの細部も職人が一つひとつ丁寧に仕上げ、安心して長くお使いいただける屋上に生まれ変わりました。
【施工完了】兵庫県西宮市のマンションの塩ビシート防水工事が完了

完工後のマンション全景のお写真です。
この度は数ある業者の中から南大阪ペイントセンターに、大切なマンションの防水改修工事をお任せいただき、誠にありがとうございました!
塩ビシート防水やウレタン防水は、見た目以上に専門的な知識と技術が求められる工事です。
南大阪ペイントセンターでは防水専門の職人と綿密に連携し、現場の状況に合わせた最適な工法をご提案・施工しております。
工事完了後もアフターフォローを通して、お客様の大切な建物を長期的にお守りいたします。
この度は南大阪ペイントセンターに再びご縁をいただき、心より感謝申し上げます。






 
					
										
					 
					
										
					 
					
										
					 
    
   
      














 









