積水ハウスの屋根寿命は何年?屋根材別の耐用年数や劣化状態を解説

積水ハウスの屋根寿命!屋根材別や劣化状態から判断することが大切

「積水ハウスの屋根は何年くらいもつのか」「そろそろ寿命が近いのではないか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

積水ハウスの屋根には、スレート瓦やセメント瓦、モニエル瓦、金属屋根、陶器瓦などさまざまな屋根材が採用されており、屋根材によって寿命の目安や必要なメンテナンスが異なります。また、屋根材だけでなく、雨水の侵入を防ぐルーフィング(防水シート)の耐久性も、屋根の寿命を考えるうえで重要です。

そのため、「築何年だから寿命」というように、築年数だけで積水ハウスの屋根の寿命を判断することはできません。屋根材の種類や劣化症状などを確認したうえで、寿命やメンテナンスの必要性を判断することが大切です。

南大阪ペイントセンターでは、ハウスメーカー住宅の外壁塗装で累計1,132件の施工実績があり、積水ハウスの屋根メンテナンスにも数多く対応してきました。

その経験を踏まえてこの記事では、積水ハウスの屋根寿命について、屋根材別の寿命の目安や寿命を判断する劣化症状を紹介します。さらに、寿命を迎えた場合の屋根カバー工法・葺き替えの違いや、屋根を長持ちさせるために必要なメンテナンスについても解説します。

▼積水ハウスの外壁塗装についてはこちらの記事で解説しております▼

積水ハウスの外壁塗装の7つのポイント【費用がわかる施工事例多数有】

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。

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監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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積水ハウスの屋根寿命は何年?

積水ハウスの屋根寿命は、一律に「何年」と決まっているわけではありません。屋根材の種類や仕様、劣化症状によって異なるため、築年数だけで寿命を判断することはできません。

積水ハウスでは、屋根を葺き材と下地のルーフィング材による二重の防水構造としています。屋根材から雨水が入り込んだ場合でも、下地のルーフィングによって建物内部への浸水を防ぐ構造です。

積水ハウスの公式FAQでは、ルーフィング材について、熱などの過酷な環境下での寿命を以下のように案内しています。

積水ハウスが案内するルーフィングの寿命
  • 標準仕様:30~40年
  • 高耐久仕様:60年程度

※積水ハウス公式FAQをもとにしています。

出典:積水ハウス公式FAQ「屋根」

また、積水ハウスでは定期的な点検を行い、ルーフィングの寿命を目安に屋根の工事を検討するよう案内しています。

ただし、これは「積水ハウスの屋根そのものが30~60年で寿命を迎える」という意味ではありません。上記の年数はルーフィングの耐久性の目安であり、屋根材自体の耐久性や劣化症状によっても、必要なメンテナンスや工事時期は異なります。

たとえば、積水ハウスの公式FAQでは、粘土瓦は瓦自体の耐久性が高く、ルーフィングのやり替え以外に特別な手入れは不要とされています。一方、スレート瓦(カラーベスト)は美観上30年程度の耐候性があり、ルーフィングのやり替えと合わせた葺き替えや重ね葺きなどが選択肢として案内されています。金属系屋根材については、必要に応じて塗り替えを行うことで、葺き替えまでの耐久性を保つとされています。

つまり、積水ハウスの屋根寿命を考える際は、屋根材の種類・ルーフィングの仕様・現在の劣化症状を総合的に確認することが重要です。

積水ハウスで採用されている屋根材別の寿命

積水ハウスでは、スレート瓦やセメント瓦、モニエル瓦、金属屋根、陶器瓦など、さまざまな屋根材が採用されています。屋根材によって耐久性や劣化の仕方が異なるため、積水ハウスの屋根寿命を考える際は、屋根材ごとに確認することが大切です。

ここでは、積水ハウスで採用されている主な屋根材について、それぞれの寿命の目安を解説します。

スレート瓦の寿命

スレート瓦

積水ハウスで採用されているスレート瓦について、積水ハウス公式では、美観上は30年程度の耐候性があると案内されています。

そのため、積水ハウスのスレート瓦の寿命については、「30年程度」を一つの目安として考えることができます。

ただし、これは「30年経過すると屋根が寿命を迎える」「30年までは屋根の寿命がある」という意味ではありません。実際の工事時期は、屋根材の劣化症状やこれまでのメンテナンス状況などによって異なります。

▼築年数から見るスレート瓦の寿命の目安▼

築年数の目安 屋根の確認・判断
~10年程度 定期点検などで屋根の状態を確認する
10~20年程度 屋根材の状態を確認し、必要に応じてメンテナンスを検討する
20~30年程度 屋根材の劣化だけでなく、ルーフィングの仕様・耐久性も踏まえて工事の必要性を確認する
30年程度~ 積水ハウスが示す「美観上30年程度」を一つの目安として、屋根全体の工事が必要か確認する

※あくまでも目安です。実際の寿命は、メンテナンス状況や劣化症状などによって異なります。

スレート瓦は、紫外線や雨風の影響によって表面の塗膜が劣化し、色あせや苔などが発生することがあります。さらに劣化が進むと、ひび割れや欠け、反りなどが見られる場合があります。

【コロニアルNEO・グリシェイドNEOは注意が必要】

弊社がこれまで施工してきた積水ハウス住宅の中には、スレート瓦のコロニアルNEOやグリシェイドNEOが採用されている住宅もあります。これらの屋根では、ひび割れや欠け、反りなどの劣化が見られるケースがあるため、築年数だけで屋根の寿命を判断しないことが大切です。

コロニアルNEOやグリシェイドNEOが採用されている場合は、「30年程度」という年数だけで判断せず、屋根材の劣化症状を確認したうえで、必要なメンテナンスや屋根リフォームを検討しましょう。

セメント瓦の寿命

セメント瓦

積水ハウスの公式では、セメント瓦についての寿命や耐候年数は案内されていません。そのため、積水ハウスのセメント瓦について「何年の寿命がある」と公式の情報として断定することはできません。

一般的なセメント瓦の寿命は、30~40年程度が一つの目安とされています。そのため、積水ハウスの住宅にセメント瓦が使われている場合も、30~40年程度を大まかな寿命の目安として考えることができます。

ただし、これは「30~40年までは問題なく使える」「40年になると必ず寿命を迎える」という意味ではありません。実際の寿命や工事時期は、屋根材の状態やこれまでのメンテナンス状況、周辺環境などによって異なります。

▼築年数から見るセメント瓦の寿命の目安▼

築年数の目安 屋根の確認・判断
~10年程度 定期点検などで屋根の状態を確認する
10~20年程度 表面の塗膜の劣化がないか確認し、必要に応じて塗装などのメンテナンスを検討する
20~30年程度 塗膜だけでなく、瓦自体のひび割れ・欠けなども確認し、今後の工事時期を検討する
30~40年程度 一般的なセメント瓦の寿命の目安に近づくため、屋根材の状態を確認し、工事の必要性を判断する
40年程度~ 寿命の目安を超えているため、屋根材だけでなく下地も含めて状態を確認し、葺き替えなどを検討する

※あくまでも目安です。実際の寿命は、メンテナンス状況や劣化症状などによって異なります。

セメント瓦は、表面の塗膜が紫外線や雨風によって劣化すると、色あせや苔などが発生することがあります。さらに劣化が進むと、ひび割れや欠け、反りなどが生じる場合があります。

モニエル瓦の寿命

モニエル瓦

積水ハウスの公式では、モニエル瓦についての寿命や耐候年数は案内されていません。そのため、積水ハウスのモニエル瓦について「何年の寿命がある」と公式の情報として断定することはできません。

一般的なモニエル瓦の寿命については、30年程度が一つの目安とされています。ただし、モニエル瓦の状態やメンテナンス状況によって実際の寿命は異なるため、一定の年数だけで寿命を区切ることはできません。

そのため、積水ハウスの住宅にモニエル瓦が使われている場合は、30年程度を大まかな目安としながら、築年数に応じて屋根材の状態やメンテナンス状況を確認することが大切です。

▼築年数から見るモニエル瓦の寿命の目安▼

築年数の目安 屋根の確認・判断
~10年程度 定期点検などで屋根の状態を確認する
10~20年程度 表面の色あせや塗膜の劣化などを確認し、必要に応じてメンテナンスを検討する
20~30年程度 屋根材のひび割れ・欠けなども確認し、今後の工事時期を検討する
30年程度~ 一般的なモニエル瓦の寿命の目安に近づくため、屋根材の状態を確認し、工事の必要性を判断する

※あくまでも目安です。実際の寿命は、メンテナンス状況や劣化症状などによって異なります。

モニエル瓦は、表面に着色されたスラリー層があることが特徴です。このスラリー層や表面の塗膜が紫外線や雨風によって劣化すると、色あせや苔などが発生し、さらに劣化が進むとひび割れや欠けなどにつながる場合があります。

また、モニエル瓦を再塗装する場合は、劣化して剥がれやすくなったスラリー層を高圧洗浄で適切に除去したうえで塗装する必要があります。スラリー層の除去が不十分だと、塗膜が早期に剥がれる可能性があるため注意が必要です。

金属屋根の寿命

金属屋根

積水ハウスの公式では、金属系屋根材について具体的な寿命や耐候年数は案内されていません。一方で、必要に応じて塗り替えを行うことで、葺き替えまでの耐久性を保つと案内されています。

そのため、積水ハウスの金属屋根について「何年で寿命を迎える」と一律に判断することはできません。築年数だけでなく、塗膜や金属部分の劣化症状を確認しながら、メンテナンスや工事の時期を判断することが大切です。

また、積水ハウスでは、ガルバリウム鋼板を屋根に採用した住宅があります。一般的なガルバリウム鋼板の寿命は、30年程度が一つの目安とされています。

そのため、築年数ごとの確認・判断の目安を以下にまとめました。

▼築年数から見る金属屋根(ガルバリウム鋼板)の寿命の目安▼

築年数の目安 屋根の確認・判断
~10年程度 定期点検などで屋根の状態を確認する
10~20年程度 色あせや塗膜の劣化、サビなどがないか確認し、必要に応じて塗り替えを検討する
20~30年程度 塗膜だけでなく、サビや腐食など金属部分の劣化も確認し、今後のメンテナンスや工事時期を検討する
30年程度~ 一般的なガルバリウム鋼板の寿命の目安を迎える時期のため、屋根材の劣化状態を確認し、塗り替えや屋根工事の必要性を検討する

※あくまでも目安です。実際の寿命は、メンテナンス状況や劣化症状などによって異なります。

ガルバリウム鋼板は、紫外線や雨風によって表面の塗膜が劣化すると、色あせや塗膜の剥がれ、サビなどが発生することがあります。さらにサビが進行すると、金属部分の腐食につながる場合があります。

そのため、30年程度という年数だけで寿命を判断するのではなく、塗膜の劣化やサビ、腐食などの状態を確認し、必要に応じて塗り替えなどのメンテナンスを行うことが重要です。

陶器瓦の寿命

陶器瓦

積水ハウスの公式では、陶器瓦に相当する粘土瓦について、瓦自体は耐久性が高く、ルーフィングのやり替え以外に特別なお手入れは不要と案内されています。

一般的な陶器瓦は、50~60年程度が寿命の目安とされています。陶器瓦は高温で焼き上げられることで耐久性が高く、適切な状態であれば長期間使用できる屋根材です。

そのため、積水ハウスの陶器瓦では、屋根材そのものの寿命だけでなく、瓦の割れ・ずれやルーフィングの耐久性も確認しながら、メンテナンスや工事の時期を判断することが重要です。

▼築年数から見る陶器瓦の寿命の目安▼

築年数の目安 屋根の確認・判断
~20年程度 陶器瓦の割れ・ずれなどがないか、定期点検で確認する
20~30年程度 瓦の状態に加えて、ルーフィングの仕様や経過年数も確認する
30~40年程度 ルーフィングの耐久性も考慮し、屋根全体のメンテナンスや工事の必要性を確認する
40~50年程度 陶器瓦の状態を確認しながら、ルーフィングを含めた屋根全体の工事を検討する
50年程度~ 一般的な陶器瓦の寿命の目安に入るため、瓦の状態や下地を確認し、必要に応じて工事を検討する

※あくまでも目安です。瓦の種類・状態、ルーフィングの仕様、メンテナンス状況などによって異なります。

陶器瓦は、スレート瓦や金属屋根とは異なり、屋根材そのものを定期的に塗り替える必要がないことも特徴です。そのため、瓦の状態に問題がなければ、塗装によるメンテナンスが必要な屋根材ではありません。

一方で、陶器瓦自体の耐久性が高くても、屋根の防水を担うルーフィングには寿命の目安があります。積水ハウスでは、ルーフィングについて標準仕様で30~40年、高耐久仕様で60年程度を寿命の目安としています。

そのため、陶器瓦の住宅では、「瓦がまだ使えるから屋根のメンテナンスは必要ない」とは限りません。瓦の状態に加えて、ルーフィングの仕様や経過年数も確認することが大切です。

積水ハウスの屋根寿命を判断する劣化症状の早見表

積水ハウスの屋根の寿命を考える際は、築年数だけでなく、屋根材の劣化症状も合わせて確認することが重要です。

そのため、以下のような状態が見られる場合は、屋根の寿命や工事の必要性を専門業者に確認してもらいましょう。

▼積水ハウスの屋根で確認すべき劣化症状▼

劣化症状 見られる状態
屋根材のひび割れ・欠け屋根材のひび割れ・欠け 屋根材にひび割れや欠けが見られる
屋根材の反り・変形屋根材の反り・変形 屋根材に反りや変形が見られる
サビ・腐食サビ・腐食 金属屋根にサビや腐食が広がっている
瓦のズレ・割れ瓦のズレ・割れ 瓦のズレや割れ、脱落などがある
雨漏り・雨染み雨漏り・雨染み 天井や壁に雨染みや、雨漏りが発生している

※上表は屋根の劣化状態を確認するための目安です。これらの症状があれば必ず屋根が寿命を迎えているという意味ではありません。屋根材の種類や劣化の範囲などによって必要な対応は異なります。

ひび割れや欠け、反り、腐食などが一部に見られても、すぐに屋根全体が寿命を迎えるとは限りません。劣化の範囲や程度を確認したうえで、補修などで対応できる場合があります。

一方、屋根材の劣化や破損が広範囲に及んでいる場合は、屋根全体の状態を確認し、今後のメンテナンスやリフォームを検討する必要があります。

また、雨漏りや雨染みがある場合は、築年数にかかわらず早めに専門業者へ相談しましょう。

屋根は地上からでは確認しにくい部分もあるため、劣化症状だけで屋根の寿命や工事方法を判断せず、専門業者による点検を受けることが大切です。

寿命を迎えた積水ハウスの屋根リフォーム方法

積水ハウスの屋根は、スレート瓦や陶器瓦、金属屋根などさまざまな屋根材があり、屋根材の種類や劣化状態によって適したリフォーム方法が異なります。

屋根の劣化が進んでいる場合、主なリフォーム方法として「屋根カバー工法」と「屋根葺き替え」があります。ただし、屋根材によって選択できる工法は異なります。

積水ハウスの主な屋根材について、リフォーム方法をまとめると以下のとおりです。

屋根材別のリフォーム方法
  • スレート瓦=カバー工法・葺き替え
  • セメント瓦=葺き替え
  • モニエル瓦=葺き替え
  • 金属屋根(ガルバリウム鋼板)=葺き替え
  • 陶器瓦=カバー工法・葺き替えの対象外

陶器瓦は屋根材自体の耐久性が高く、今回紹介するカバー工法・葺き替えは対象外になります。そのため、本章ではスレート瓦、セメント瓦、モニエル瓦、金属屋根を中心に、それぞれに適したリフォーム方法を解説します。

なお、陶器瓦であっても、瓦の割れやズレなどの劣化が見られる場合は、部分的な補修などが必要です。

※上記はリフォーム方法の目安です。実際の施工方法は、屋根材の種類だけでなく、屋根の形状や劣化状態などによって異なります。

屋根カバー工法

屋根カバー工法

屋根カバー工法とは、既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねて施工するリフォーム方法です。

積水ハウスの屋根では、スレート瓦の屋根材が劣化した際に、カバー工法がリフォーム方法の選択肢になる場合があります。

カバー工法は、既存の屋根材を撤去しないため、葺き替えと比べて撤去・処分の工程を減らせるほか、工事費用を抑えられることが特徴です。一方で、既存屋根の下地が著しく劣化している場合は、カバー工法が適さないことがあります。

そのため、積水ハウスの屋根寿命が近づいた場合も、築年数や屋根材だけで判断せず、現在の屋根の劣化状態を確認したうえで、カバー工法が適しているか専門業者に点検してもらうことが大切です。

積水ハウスの屋根でカバー工法を検討するケース
  • スレート瓦など、カバー工法が選択肢となる屋根材を採用している
  • 既存屋根の劣化が比較的軽度である
  • 既存屋根の下地に大きな劣化がない

ただし、上記に当てはまる場合でも、必ずカバー工法が向いているとは限りません。屋根の形状や既存屋根の状態なども確認したうえで、カバー工法と葺き替えのどちらが適しているか判断する必要があります。

なお、屋根材の劣化が広範囲に及んでいる場合や下地まで傷んでいる場合は、カバー工法ではなく葺き替えが適することがあります。

屋根葺き替え

屋根葺き替え

屋根葺き替えとは、既存の屋根材をすべて撤去して、新しい屋根材に交換するリフォーム方法です。

積水ハウスの屋根では、セメント瓦やモニエル瓦・金属屋根(ガルバリウム鋼板)など、葺き替えを基本とする屋根材があります。また、スレート瓦でも、屋根材の劣化が進んでいる場合や、既存の屋根材を撤去して下地の状態を確認・補修する必要がある場合は、葺き替えが選択肢になります。

葺き替えは既存の屋根材を撤去するため、屋根材だけでなく、下地の状態を確認し、必要に応じて補修できることが特徴です。一方で、屋根材の撤去・処分が必要になるため、カバー工法と比べて工事の工程や費用が増える傾向があります。

積水ハウスの屋根で葺き替えを検討するケース
  • 葺き替えが適した屋根材を採用している
  • 屋根材のひび割れ・欠けなどの劣化が広範囲に見られる
  • 既存屋根や下地の劣化が著しい
  • 既存の屋根材を撤去して、下地の状態を確認・補修する必要がある

これらのケースに当てはまる場合は、カバー工法よりも葺き替えが適している可能性が高くなります。ただし、実際の工法は屋根材の種類や劣化の範囲、下地の状態などによって異なるため、専門業者の点検を受けることが大切です。

屋根リフォームの依頼先

積水ハウスの屋根が寿命を迎え、リフォームを検討する場合、主な依頼先として積水ハウス、塗装専門店、リフォーム専門店があります。

依頼先によって、積水ハウス住宅の施工実績、屋根工事の専門性、対応できるリフォームの範囲、費用などが異なります。

そのため、積水ハウスの屋根をリフォームする際は、屋根材の種類や劣化状態だけでなく、どのような工事を希望するかに合わせて依頼先を選ぶことが大切です。

▼積水ハウスの屋根リフォームの依頼先比較▼

項目 積水ハウス 塗装専門店 リフォーム専門店
積水ハウス住宅の施工実績
費用の安さ
屋根工事の専門性
屋根材に合わせた提案力
プランの豊富さ
長期保証
住宅全体のリフォーム対応
(外壁・屋根メンテナンス、
防水工事以外は他社)

施工品質や積水ハウス独自の管理体制を重視する方は積水ハウス、費用を抑えながら屋根工事を専門的に依頼したい場合は塗装専門店、屋根以外のリフォームも含めて相談したい場合はリフォーム専門店がおすすめです。

積水ハウス

積水ハウス

画像出典:積水ハウス

積水ハウスの屋根が寿命を迎え、リフォームを検討する場合は、住宅を建てた積水ハウスに相談できます。

積水ハウスへ依頼するメリットは、自宅の屋根材や住宅の仕様、これまでのメンテナンス状況などを踏まえて、屋根の状態に応じたリフォームを相談できることです。屋根材の種類によってカバー工法や葺き替えなど適した方法が異なるため、メーカーに相談したい方に向いています。

また、工事後の点検やアフターサポートを受けられる点も魅力です。住宅全体のメンテナンスを積水ハウスへ一括して任せたい方にとっては、管理しやすい依頼先といえるでしょう。

一方で、実際の屋根リフォームは協力会社の塗装専門店が施工するケースが多く、中間マージンが発生するため、塗装専門店へ直接依頼するよりも費用が高くなる傾向があります。工事内容によっては、塗装専門店と比べて約40%ほど高額になるケースもあります。

そのため、施工内容だけでなく、複数の依頼先から見積もりを取って比較することも大切です。

積水ハウスは、費用だけでなく、建物の仕様を踏まえた提案や住宅全体のメンテナンスまで含めて相談したい方に向いている依頼先です。

塗装専門店

塗装専門店

塗装専門店とは、屋根塗装や外壁塗装などの塗装工事を専門に行う業者です。積水ハウスの屋根リフォームも、住宅を建てた積水ハウスだけでなく、塗装専門店へ相談できます。

塗装専門店へ依頼するメリットは、屋根材や劣化状態を確認したうえで、塗装を含めたメンテナンス方法を相談できることです。

積水ハウスでは、スレート瓦やセメント瓦、モニエル瓦、金属屋根など、さまざまな屋根材が採用されています。屋根材によって適したメンテナンス方法が異なるため、積水ハウス住宅の施工実績が豊富な塗装専門店であれば、屋根材の特徴や劣化状態を踏まえた提案を受けやすくなります。

また、積水ハウスに依頼する場合と比べて、塗装専門店へ直接依頼することで費用を抑えられる場合があります。工事内容によっては積水ハウスに依頼した場合と比べて、約40%ほど費用を抑えられた施工が可能です。

さらに、塗料の種類や施工内容について、予算や希望する耐久性に合わせて相談しやすいことも塗装専門店の特徴です。

一方で、すべての塗装専門店が積水ハウスの屋根に詳しいとは限りません。屋根材によってはメンテナンスに注意が必要なものもあるため、積水ハウスの屋根リフォーム実績や、使用されている屋根材への施工実績を確認することが大切です。

積水ハウスの屋根について、費用を抑えながら、屋根材に応じたメンテナンス方法を相談したい方には、積水ハウスの施工実績がある塗装専門店が選択肢になります。

リフォーム専門店

リフォーム専門店

リフォーム専門店とは、屋根や外壁の工事だけでなく、水回りや内装など、住宅全体のリフォームを幅広く取り扱う業者です。

積水ハウスの屋根と一緒に内装など、住宅全体のメンテナンスをまとめて相談できることがメリットです。複数の工事を一括して依頼したい方や、屋根以外にも気になる箇所がある方に向いています。

一方で、リフォーム専門店は実際の施工を協力会社の塗装専門店へ依頼している場合が多く、塗装専門店と比較すると費用が高くなるケースがあります。また、リフォーム専門店は屋根工事を専門としているとは限らず、積水ハウスで採用されている屋根材やメーカー住宅の施工方法に詳しくない業者もあります。

そのため、リフォーム専門店へ依頼する場合は、積水ハウス住宅の施工実績や、屋根材別に対応した施工実績があるかを確認することが大切です。

屋根の寿命をきっかけに、住宅内装なども含めてリフォームを検討したい方には、リフォーム専門店が選択肢になります。

積水ハウスの屋根を長持ちさせるためにすべきこと

積水ハウスの屋根は、屋根材だけでなく、雨水の浸入を防ぐルーフィングなども含めて防水性能を維持しています。積水ハウス公式でも、屋根の防水対策やルーフィングの耐久性能について案内されています。

そのため、屋根を長く使うには、屋根材の種類に応じたメンテナンスを行い、劣化を早期に発見・補修することが重要です。

積水ハウスの屋根の寿命を延ばすために、定期点検・屋根材に適したメンテナンス・早めの補修という3つのポイントを解説します。

定期点検で屋根の状態を確認する

定期点検で屋根の状態を確認

積水ハウスの屋根を長く使うためには、劣化が大きくなる前に定期点検を受け、現在の屋根の状態を把握しておくことが大切です。

積水ハウスでは、専門スタッフによる定期点検を実施しています。10年・20年時には住まいの点検や補修の提案が行われるため、屋根を含めた住宅の状態を定期的に確認できます。

特に、築年数が経過している住宅や、長期間屋根のメンテナンスをしていない住宅では、屋根材のひび割れ・欠け・反り、瓦のズレ、金属部分のサビなどがないか確認してもらいましょう。

また、積水ハウス公式では、屋根のメンテナンス時期は屋根材やルーフィングの仕様、使用状況などによって異なるとされています。そのため、「築何年だからリフォームする」と年数だけで決めるのではなく、点検結果をもとに補修やメンテナンスの時期を判断することが重要です。

しばらく点検を受けていない場合は、積水ハウスなどの専門業者に点検を依頼し、現在の屋根がどのような状態なのかを把握しましょう。

屋根材に適した定期的なメンテナンスを行う

屋根材に適したメンテナンス

積水ハウスの屋根を長く使うには、屋根が寿命を迎えるまで何もせずに使い続けるのではなく、屋根材の状態に応じて定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

積水ハウスでは、スレート瓦やセメント瓦、モニエル瓦、金属屋根、陶器瓦など、さまざまな屋根材が使われています。屋根材によって必要なメンテナンスが異なるため、自宅の屋根材に合わせて適切な時期にメンテナンスを行いましょう。

例えば、スレート瓦やセメント瓦、モニエル瓦、金属屋根は、屋根材の種類や状態に応じて塗装などのメンテナンスが必要です。一方、陶器瓦は屋根材自体の耐久性が高く、積水ハウス公式でも、ルーフィングのやり替え以外に特別なお手入れは不要と案内されています。

また、モニエル瓦のように、塗装前に表面のスラリー層を高圧洗浄で入念に除去するなど、屋根材に適した施工が必要です。

屋根のメンテナンスを先延ばしにするのではなく、定期点検で状態を確認し、必要なメンテナンスを適切な時期に行うことが、屋根を長く使うことにつながります。

自宅の屋根材や前回のメンテナンス時期が分からない場合は、積水ハウスや屋根工事の専門業者に確認し、現在必要なメンテナンスについて相談しましょう。

劣化症状を放置せず早めに補修する

劣化を早めに補修

積水ハウスの屋根を長く使うためには、ひび割れや欠け、反り、サビ、瓦のズレなどの劣化症状を放置せず、早めに補修することが大切です。

屋根材の劣化を放置すると、雨や紫外線などの影響で劣化が進行し、補修範囲が広がる場合があります。特に、ひび割れや欠けなどの破損を放置すると、屋根内部に雨水が入り込みやすくなり、防水性能に影響する可能性があります。

積水ハウスの屋根は、屋根材とルーフィングによる二重の防水構造です。ルーフィングは、屋根材から雨水が入り込んだ場合に室内への浸水を防ぐ役割を担っています。

ただし、ルーフィングにも耐久性があるため、屋根材の劣化を長期間放置して、ルーフィングだけに防水を任せ続けることはできません。積水ハウス公式では、ルーフィングの寿命を標準仕様で30~40年、高耐久仕様で60年程度の目安としており、定期的な点検と、寿命を目安にした屋根の改修を案内しています。

そのため、屋根材の劣化を早い段階で補修し、屋根材とルーフィングの両方で防水性能を維持することが、屋根を長く使うポイントです。

なお、劣化症状があっても、すぐに屋根全体が寿命を迎えているとは限りません。劣化の範囲や状態を確認したうえで、必要な補修を行うことが大切です。

まとめ

積水ハウスの屋根は、スレート瓦・セメント瓦・モニエル瓦・金属屋根・陶器瓦など、屋根材によって寿命の目安や必要なメンテナンスが異なります。そのため、築年数だけで寿命を判断せず、屋根材の種類と劣化症状を確認することが大切です。

ひび割れ・欠け・反り・サビ・腐食・瓦のズレなどの劣化症状が見られる場合は、早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。劣化の程度によっては塗装や補修で対応できる場合もありますが、劣化が進んでいる場合は、屋根材に応じてカバー工法や葺き替えの検討が必要です。

屋根材別のリフォーム方法
  • スレート瓦=カバー工法・葺き替え
  • セメント瓦=葺き替え
  • モニエル瓦=葺き替え
  • 金属屋根(ガルバリウム鋼板)=葺き替え
  • 陶器瓦=カバー工法・葺き替えの対象外

また、屋根を長く使うには、寿命を迎えるまで放置せず、定期点検と屋根材に適したメンテナンスを行うことが重要です

南大阪ペイントセンターでは、積水ハウスの屋根塗装・屋根工事の施工実績が多数ございます。屋根材や劣化症状を確認したうえで、必要なメンテナンスやリフォームをご提案いたします。積水ハウスの屋根について気になることがあれば、南大阪ペイントセンターまでご相談ください。

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