「外壁塗装のしつこい営業マンに困っている」
「外壁塗装の営業マンが断っているのにしつこく訪ねて来る」
以上のように外壁塗装の営業マンがしつこくてお困りではないでしょうか。
結論!あなただけで対処してもどうにもいかない場合は、第三者に相談する必要があります。断っても何回も訪ねて来るということは、あなたに外壁塗装を勧めれば契約の可能性があると思われているかもしれません。そこで、あなただけで解決しようとするのではなく、第三者に相談する対処法を3選ご紹介いたします。
- 外壁塗装の営業マンがしつこい時に真っ先にすべきこと
- 外壁塗装のしつこい営業マン対処法3選
- それでもしつこい場合の考えられる問題点
外壁塗装のしつこい営業マンに悩まされない生活を取り戻すために、ご参考にしていただきたいと思います。

榎本悟
一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。

橋本卓哉
雨漏り診断士
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。
外壁塗装の営業マンがしつこい時に真っ先にすべきこと
外壁塗装のしつこい営業マンにお困りの方は、何とかして来ないで欲しいと思っているでしょう。そんな方は、まず訪問営業のこちらの記事で対応してみてください!
それでもしつこい場合は、「警察に相談する」など第三者の力を借りることをチラつかせると有効かもしれません。冷静に伝えることで、これ以上しつこくするとトラブルになる可能性があると思わせる必要があります。「このまま強引にしても損になるだけ」と思わせることで、営業マンが自発的に引く可能性が高まります。
それでも何度も訪ねてきて生活に影響が出る場合は、次項でご紹介する対処法をご参考にしていただきたいと思います。
外壁塗装のしつこい営業マン対処法3選
それでも外壁塗装の営業マンがしつこい場合は、第三者に相談して解決する必要があるかもしれません。
第三者に相談する場合、録音や記録を取っておくのが重要です。簡単に録音や記録を取る方法として以下のような方法があります。
- iPhone=「ボイスメモ」アプリ
- Android=「簡単ボイスレコーダー」などの無料アプリ
- インターホンの録音機能
以上の機能を使用して録音しておくと相談相手も内容を理解しやすくなります。
また、録音する場合、必ず録音して欲しい内容があります。
- 日付・時間(「今日は〇月〇日〇時です」と録音の前か後に言っておく)
- 相手の名前・会社名(聞き返す形で自然と言わせる)
証拠になる録音や記録を用意し、外壁塗装のしつこい営業マン対処法3選をご参考にしていただきたいと思います
消費生活センターに相談する
一つ目は、消費生活センターに相談してください。消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの消費生活センターに繋がるようになっています。
- 消費者ホットライン「188」
- 国民生活センター(tel:03-3446-1623)※最寄りの相談窓口に繋がらない場合
消費生活センターに実際に相談があった事例がこちらになります。
✔事例①「無料点検」と屋根に上がる業者
- 無断で敷地内に入る行為は、不法侵入に該当する可能性がある
- 「無料点検」と称して不安を煽る手法は、悪質な営業手法とされている
✔事例②断っても何度も訪問する業者
- 何度も訪問してくる行為は、迷惑行為として対処可能
- 不安を煽る行為は、特定商取引法として対処可能
- 消費生活センターでは、必要に応じて警察への相談も助言してくれる
お住いの消費生活センターに相談することで、具体的なアドバイスや対応策を得ることができます。
外壁塗装のしつこい営業マンにお困りの方は、消費者ホットライン「188」に電話して相談するのをおすすめいたします。
警察に相談する
二つ目は、警察に相談してください。
しつこい営業が一定レベルを超えて迷惑行為や威圧的な訪問で恐怖を感じる場合は、警察に相談・通報すると動いてくれます。
警察が対応するケースの一例がこちらになります。
▼警察が対応するケースの一例▼
状況 | 警察が対応する可能性 |
断ったのに何度もしつこく来る | あり(迷惑防止条例違反) |
時間帯を問わずに訪問してくる | あり(迷惑防止条例違反) |
断ってもしつこく話し続ける | あり(不退去罪) |
「塗装しないと家が壊れる」と不安を煽る | あり(脅迫罪) |
勝手に庭に入る・屋根に上る | あり(住居侵入罪) |
もし「このくらいで通報してもいいのかな…」と迷っているなら、それも含めて相談するだけで問題ありません。警察に「相談実績」が残ることで、いざという時に対応してもらいやすいかもしれません。
また、敷地内に無断で入り込むなどして危険や不安を感じたら、迷わず110番して緊急に対処してもらいましょう。
弁護士に相談する
三つ目は、弁護士に相談してください。迷惑行為や嫌がらせのレベルに達している場合は、弁護士に相談するのも一つの有効な手段です。
弁護士に相談する場合は、相談費用が必要となってきます。そのため、前項でご紹介した消費生活センターや警察に相談しても解決しない場合の最終手段にするといいかもしれません。
外壁塗装のしつこい営業マンに対処する為に、弁護士に相談するメリットがこちらになります。
- 内容証明郵便で通知してもらえる(「接触禁止」などの意思を正式に通知)
- 必要があれば消費生活センターや警察とも連携できる
- 法的措置も検討できる
初回無料相談の法律事務所も多いので、お悩みの場合は一度相談をおすすめいたします。
それでもしつこい場合の考えられる問題点
前項でご紹介した全ての対処をしてもしつこい場合、考えられる問題点がこちらになります。
- 「契約しない」とはっきり断っていない
- 曖昧な断り方をしている
以上についてご紹介いたしますので、ご参考になさってください。
「契約しない」とはっきり断っていない
一つ目の問題点は、「契約しない」とはっきり断っていないからかもしれません。
営業マンにとって、「完全な拒否」と「可能性があるかも」の違いは非常に大きくなります。社内指導では、「契約の可能性がゼロでない限り粘る」という指導がされているケースもあるかもしれません。
よくある事例として、ダメな断り方と有効な断り方を比較するとこちらになります。
- ×ダメな断り方:「今はいいです」「考えさせて」⇒営業マンの継続ターゲットになる
- 〇有効な断り方:「外壁塗装の契約はしない。もう来ないで。」⇒ターゲットリストから外される可能性が高まる
営業マンは、「可能性がゼロになった」と確信するまでアプローチを続ける可能性があります。
はっきり「契約しない」と断り、「契約の可能性はゼロである」と認識させる必要があるとお考えいただきたいと思います。
曖昧な対応をしている
二つ目の問題点は、曖昧な対応をしている可能性があります。
「はっきりと断ると悪いかな」など優しさを見せると、「押せば契約できる」と思わせるサインになってしまうかもしれません。
外壁塗装のしつこい営業マンが訪ねて来た場合のダメな対応と有効な対応を比較するとこちらになります。
- ×ダメな対応:少しのつもりで話を聞く⇒「話を聞いてくれたから興味あり」と判断される
- 〇有効な対応:「営業目的の訪問はお断りです。今後来ても対応しない。」とインターホン越しで対応する
優しさや遠慮がしつこい営業マンにとっては「脈ありサイン」に変換されるかもしれません。
しつこい営業マンは断られても慣れている場合が多い為、少しでも曖昧だと押し切られます。だからこそ、「契約しない」「来ないで」とはっきりと強く冷静に伝えることが最も有効であるとお考えいただきたいと思います。
まとめ
外壁塗装のしつこい営業マンを対処するには、あなただけで対処するのではなく第三者に相談すると有効かもしれません。
- 消費生活センターに相談する
- 警察に相談する
- 弁護士に相談する
それでもしつこい場合の考えられる問題点として、はっきりと断らず曖昧な対応をしている可能性があります。しつこい営業マンには、「契約しない」「来ないで」とはっきりとした対応を取ることが重要です。