
✓ご依頼までの背景
羽曳野市の築22年住宅にお住まいのお客様より外壁塗装のご相談をお電話にていただきました。
「訪問販売業者に何度も声をかけられるが、本当に塗装が必要なのか診断してほしい」とのご依頼でした。
現地調査では外壁材に窯業系サイディング(モエンエクセラード)が使用されており、塗膜の割れやチョーキング現象といった経年劣化のサインが確認できました。
また目地のコーキングは剥がれやひび割れが進行しており、放置すると雨水の侵入やボードの変形につながる恐れがあります。
そのため、既存のコーキングをすべて撤去・打ち替えした上で外壁塗装をご提案いたしました。
屋根はスレート瓦が使用されており、調査の結果コロニアルNEOと呼ばれるノンアスベスト移行期に製造された屋根材であることが判明しました。
この屋根材は経年により層間剥離やひび割れが発生しやすく、塗装を行っても長持ちしにくいという特性があります。
本来であれば金属屋根による屋根カバー工法が最適ですが、今回はご予算の都合も踏まえ美観の回復を目的とした屋根塗装をご希望いただきました。
外壁と屋根の両方をしっかりと診断し、コーキング打ち替え・外壁塗装・屋根塗装を組み合わせたトータルメンテナンスプランをご提案。
弊社の丁寧な説明と親身な対応を信頼してくださり、このたび南大阪ペイントセンターへご依頼いただきました。
この度は数ある塗装業者の中から南大阪ペイントセンターをお選びいただき、誠にありがとうございます。
お客様の大切なお住まいを、これからも安心して長く暮らしていただけるようスタッフ一同心を込めてサポートさせていただきます。
外壁塗装の事例⇒羽曳野市でサイディングボードの浮きの補修と外壁塗装
屋根塗装の事例⇒coming soon

南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当ブログでは羽曳野市で実施した築22年の窯業系サイディングとスレート瓦のの戸建て住宅の塗装工事のお見積もりの内容を紹介しています。
1.羽曳野市で訪問販売業者がきっかけで塗装工事のお見積もり

| 築年数 | 22年 |
| きっかけ | よく訪問販売が来るから本当にやらないといけないのか診断してほしい |
| 外壁 | 窯業系サイディング(モエンエクセラード) |
| 屋根 | スレート瓦(コロニアルNEO) |
羽曳野市にお住まいのお客様より、外壁塗装・屋根塗装のお見積もり依頼をお電話にていただきました。
お客様は以前に弊社で外壁塗装をさせていただいたご実家のご家族様。
「訪問販売業者がよく来るようになり、本当に今塗装が必要なのかを専門業者に診断してほしい」とのご相談をいただいたことがきっかけです。
築22年を迎えこれまで一度も外壁のメンテナンスをされていなかったとのことで、外壁や屋根の現状を丁寧に点検させていただきました。
現地調査では外壁に窯業系サイディング(モエンエクセラード)が使用されており、2種類のデザインボードが組み合わされた意匠性の高い外壁でした。しかし、塗膜の割れやチョーキング現象(手に白い粉が付く症状)が確認され、経年劣化が進行している状態でした。
さらに、目地のコーキングには剥がれやひび割れが見られ、部分的に雨水の侵入リスクも考えられます。
そのため既存のコーキングをすべて打ち替えた後に外壁塗装を行うプランをご提案いたしました。
また屋根はスレート瓦(コロニアルNEO)が使用されており、点検の結果、表面の割れや欠けが複数箇所で確認されました。
このコロニアルNEOは、ノンアスベスト移行期に製造された屋根材で、経年劣化による強度低下や層間剥離が発生しやすいことで知られています。
そのため塗装をしても長持ちしにくく、本来であれば金属屋根によるカバー工法が最も適しています。
ただし今回はご予算のご都合も踏まえ、美観を整える目的での屋根塗装によるメンテナンスをご希望いただきました。
外壁と屋根の両方の状態を正確に診断した上で、コーキング打ち替え・外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装を組み合わせたトータルメンテナンスプランをご提案。
塗料の種類は耐久年数ごとに複数パターンをお見積もりし、比較検討の上で安心してご選定いただけるようご案内しております。
ご相談からお見積もり提出までスムーズに対応でき、お客様にも「説明がとても丁寧で信頼できた」とお喜びの声をいただきました。
この度は数ある業者の中から南大阪ペイントセンターをお選びいただき、誠にありがとうございます。
それではここから、実際の現地調査の様子を写真とともに詳しくご紹介してまいります!
お問い合わせから見積書を貰うまでの流れは以下に詳しく紹介しています。
関連ページ:お問い合わせから見積書を貰うまでの流れと受付の方法
2.窯業系サイディング(モエンエクセラード)とスレート瓦(コロニアルNEO)の点検

お住まいの外壁は窯業系サイディングでニチハのモエンエクセラードが採用されています。
1階は重厚感のあるタイル調デザイン、2階は凹凸の豊かな意匠が特徴の高級感ある組み合わせになっています。
意匠性の高い外壁は見た目の美しさが魅力ですが、窯業系サイディング自体には防水性能が無く防水性は表面の塗膜に依存します。
そのため塗膜が劣化すると防水性能が失われ、ボード自体の劣化につながるため、細かく状態を確認し最適な再塗装の時期と工法をご提案いたします。

外壁に触れて指に粉が付くチョーキング現象が確認されました。
これは塗料の樹脂が紫外線で分解され、顔料が粉状になって表面に浮き出た状態を指し塗膜の保護機能が切れている明確なサインです。
プロでなくても簡単に寿命チェックができる方法なので、気になったらぜひ手で触れて確認してみてください!
チョーキングが進行している場合は放置すると防水性が失われ雨水がボード内部に入りやすくなるため、早めの塗り替えをご検討いただくことをおすすめします。

窯業系サイディングのメンテナンスで最も重要なのが、ボード同士の継ぎ目に入っているコーキング(目地材)です。
写真のようにコーキングが紫外線でボロボロに割れている箇所が見受けられます。
コーキングの割れはすぐに雨漏りにつながるとは限りません。(サイディング裏側に防水シート=二次防水があるため)
しかし目地に隙間が生じることで水や湿気がボード内部に入り込み、長期的にはボードの反りや変形、下地の痛みを招くリスクがあります。
結果として補修費用が膨らむ前に、早めに専門業者で対処することが大切です。

写真にあるように目地内部でボンドブレーカー(水色のテープ)が見えている箇所があり、目地の構成に不具合が出ている状態です。
現地では全ての目地を隈なく点検した結果、各所で何らかの不具合が確認されたため今回は既存コーキングを完全に撤去してから打ち替える、撤去打ち替え工法をご提案しております。
この方法は手間はかかりますが、目地の防水性能を確実に回復させ、塗膜の寿命を最大化する最も確実な対策です。

外壁の劣化が気になる頃には、同時に付帯部(雨樋・シャッターボックス・スリムダクトなど)にも紫外線による色褪せや塗膜の劣化が進行しています。
写真のようにシャッターボックスやスリムダクトにも退色や艶引けが見られ、保護機能が低下していました。
南大阪ペイントセンターでは外壁塗装の際にこうした付帯部も一つひとつ丁寧に塗装いたします。
スリムダクト(エアコン配管カバー)は、可能な限り一度取り外して外壁をしっかり塗装したうえで、ダクト本体も別途塗装します。
細部まで手を抜かず、美観と耐久性の両立を徹底して仕上げることを大切にしています。

雨樋も紫外線や風雨にさらされる部分のため、経年により色褪せや小さなひび割れが発生しやすい箇所です。
そのため、外壁塗装の際には雨樋も併せて塗装することで、美観を整えるだけでなく、部材そのものの耐久性を延ばすことができます。
塗装で艶やかな光沢を取り戻すことで、建物全体に統一感と清潔感が生まれます。

屋根の状態を安全かつ正確に確認するため、ドローンを使用して高所点検を行いました。
その結果、スレート瓦の表面に退色や複数の割れやが確認されました。

点検を進めた結果、使用されていた屋根材はコロニアルNEOであることがわかりました。
この屋根材はノンアスベスト移行期に製造されたスレート瓦で、軽量である一方経年劣化により表面がはがれる現象や強度低下が起こりやすいという特性があります。
見た目だけでは他のスレート瓦と区別がつきにくいため、適切に診断できるのは屋根材の知識と経験を持つ専門業者だからこそです。
本来であればこうした屋根材には金属屋根による屋根カバー工法が最も望ましい選択ですが、今回はご予算のご都合も踏まえ美装を目的とした屋根塗装でのメンテナンスをご希望いただきました。
お客様のご要望と屋根材の状態のバランスを考慮しながら、最も効果的で安心できる施工方法をご提案いたします。
3.南大阪ペイントセンターからの塗装工事のお見積もりとご提案内容
お見積もり内容
後日、改めてご都合を伺い、日程を調整のうえご訪問させていただきました。
当日は、現地調査時に撮影したお写真をもとに作成した点検診断報告書と、塗料の耐用年数ごとに整理したお見積書をあわせてご提出しております。
※お客様へお渡しする実際の見積書には㎡数や使用塗料などを明記しています。
| 劣化部位 | ご提案 | 理由 |
| 外壁(窯業系サイディング) | 外壁塗装 | 苔の繁殖・塗膜の劣化 |
| 目地 | コーキング撤去打ち替え工法 | コーキングの割れ |
| サッシ・軒天廻り、幕板上 | コーキング増し打ち工法 | コーキングの割れ |
| 付帯部(雨樋・シャッターボックス・スリムダクト・鼻隠し・幕板・水切り・軒天・ベランダ床水性トップコート) | 付帯塗装 | 塗膜の劣化 |
| 屋根(スレート瓦) | 屋根塗装 | 塗膜の退色・割れ |
お見積もり金額
使用する塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積り金額も塗料によって変動します。
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての内容をご覧いただけます。
| プラン名 | 使用塗料 | 耐用年数 | 保証 | 小計 |
| プランA | 外壁:超高耐久HRC次世代塗料プラン | 30年 | 15年 | ¥2,348,100 |
| 屋根:超高耐久HRC次世代塗料プラン | 30年 | 12年 | ||
| プランB | 外壁:超低汚染型無機フッ素プラン | 20年 | 12年 | ¥1,962,350 |
| 屋根:遮熱フッ素プラン | 15-20年 | 12年 | ||
| プランC | 外壁:超低汚染型シリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,727,723 |
| 屋根:遮熱シリコンプラン | 10-15年 | 10年 | ||
| プランD | 外壁:ラジカルシリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,665,100 |
| 屋根:遮熱シリコンプラン | 10-15年 | 10年 | ||
| プランE | 外壁:シリコンプラン | 7-10年 | 5年 | ¥1,584,600 |
| 屋根:シリコンプラン | 7-10年 | 5年 |
ご検討いただいた結果、プランCの外壁は超低汚染型シリコン、屋根は遮熱シリコンでご成約をいただきました!
工事完工後にお客様からアンケートを頂戴しましたので、一部紹介いたします(^-^)
Q.いろんな業者さんがある中で、何が決め手となって私たちにご依頼くださいましたか?
A.
担当の方が親切丁寧に説明をされていたので、安心できるお店だと思いましたこの度は、数ある塗装会社の中から南大阪ペイントセンターにご依頼いただき、誠にありがとうございました!
築22年を迎えたお住まいは、外壁のチョーキングや目地コーキングの劣化、付帯部の退色など、経年劣化が見られました。
また屋根の点検ではコロニアルNEOという塗装に不向きな屋根材であることが判明し、お客様としっかりお打ち合わせのうえ、美観回復を目的とした塗装プランで施工させていただきました。
建物の現状・ご予算・ご希望を丁寧にすり合わせながら、最適なメンテナンス方法をご提案できたことを嬉しく思っております。
工事完了後には「担当の方がとても丁寧で安心できた」「職人さんも感じがよく、最後まで気持ちよく任せられた」とのありがたいお言葉を頂戴し、営業担当・職人一同、何よりの励みになりました。
南大阪ペイントセンターでは、ただ塗るだけの工事ではなく、正しい診断・最適なご提案・丁寧な施工 を徹底しております。
工事完了後も「末永く安心して暮らしていただくこと」を第一にアフターフォローにも力を入れています。
台風や大雨のあとなど、少しでも気になることがございましたら、点検だけでもお気軽にご連絡ください。
このたびはご家族にわたって弊社をご信頼いただき、誠にありがとうございました。
これからも“地域のかかりつけ塗装店”として、お住まいの安心を末永くお守りしてまいります。
どうぞ今後とも、南大阪ペイントセンターをよろしくお願いいたします。
施工後のビフォーアフターや使用塗料の詳細は、後日あらためて施工事例ページにてご紹介予定です。
▼施工事例公開しました!(2025/10/28更新)▼






































