外壁塗装の塗料を種類別に比較【特徴とおすすめのポイント】

『外壁塗装の塗料選び?業者さんに任せれば良いのでは?』

もちろんその通りなのですが、塗装工事はお高い買い物。だからこそ絶対に後悔したくないですよね。
『塗料の種類』と『塗装職人の腕』は同じぐらい大切。『塗装職人の腕』は正直なところ、個々の技量にかかるので良い業者さんを選ぶしかないと思いますが『塗料の種類』に関しては前知識があるだけで、お住まいにどの塗料が良いのか判断できる材料になりますよね。

外壁塗装の塗料を種類別に比較【特徴とおすすめのポイント】

こちらの記事では…

・代表的な外壁塗料
・各塗料の特徴とおすすめの方【塗料別施工事例も公開】
・塗料の種類と比較【一級塗装技能士監修】

以上を解説します。塗料選びのお手伝いになるように、少しでも参考になれば嬉しいです!

代表的な6つの外壁塗料

代表的な6つの塗料比較

まず代表的な塗料を例に挙げますと…

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • ラジカル塗料
  • フッ素塗料
  • 無機塗料

以上が主な代表的な塗料です。

塗料の種類の違いって?

塗料の名称の由来
『アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素』とは塗料に含まれる、合成樹脂に使用されている成分の名前です。塗料によって耐久性の違いなどの様々な性能が異なるのは、合成樹脂に含まれる成分によって特徴が違うからなのです。例外としてラジカル塗料は塗料劣化の原因となる『ラジカル反応』を抑えることからの由来です。無機塗料はその名の通り無機物を主成分としている塗料のことです。

この6つの塗料は基本的な外壁塗料の名称なので、特徴などもしっかり抑えておくと良いと思います。

外壁塗料の特徴とおすすめの方

ではどの塗料がどういった方におすすめか、解説しますね。

シリコン塗料

耐用年数:7~12年

一般的に主流になっている塗料です。紫外線や湿気など外壁を劣化させてしまう原因に対して高い耐久性を発揮します。
価格も近年安定してきていることや耐久性の高さから人気の塗料です。アクリル系、ウレタン系の塗料よりは価格が高めになりますが、耐用年数を考慮したコストパフォーマンスの良さも人気のひとつと言えるでしょう。

こんな方におすすめ

コストパフォーマンスを重視される方。その人気から数多くの施工事例がある為、過去の事例をしっかり参考にされたい方。

代表的な塗料

関西ペイント:コスモシリコン 日本ペイント:オーデフレッシュSI エスケー化研:セラミシリコン

【シリコン塗料】外壁塗装の施工事例

ラジカル塗料

耐用年数:12~15年

ここ数年に販売された新しい塗料で、正式にはラジカル制御系塗料という名称です。
通常塗料は紫外線にあたるとラジカル反応が起き、外壁塗膜が劣化してチョーキング現象などの症状が現れます。このラジカル反応を抑える成分が含まれているのがラジカル塗料です。シリコン塗料と比べると価格帯がやや高くなる程度にも関わらず、耐用年数がシリコン塗料を上回り、フッソ塗料に匹敵するほどです。コストパフォーマンスが魅力で、外壁の変色に強く高い耐久性を発揮します。シリコン塗料に代わって主流の塗料となりつつあります。

外壁塗料では今や主流の1ランク上の塗料、ラジカル塗料について

こんな方におすすめ

より高性能で耐久性を求めたい方。歴史が浅い塗料で施工事例がまだ少ない為、ご自身で色々な事例を調べる探求心の高い方。

代表的な塗料

関西ペイント:アレスダイナミックTOP 日本ペイント:パーフェクトトップ エスケー化研:プレミアムシリコン

【ラジカル塗料】外壁塗装の施工事例

フッ素塗料

耐用年数:15~20年

他の塗料の群を抜く耐久性を発揮します。現在主流のシリコン塗料に比べて1ランク上の塗料として扱われ、費用も高額です。発売当初はビルなどの商業用に使用されることがほとんどでしたが、現在は高い耐久性を求める一般住宅の塗装にも使用されることが増えていきました。

こんな方におすすめ

耐用年数を重視される方。塗装頻度を減らした方がトータル的に安価ですむ方。(ビルや3階建てなどは足場台が高額になってしまう為)

代表的な塗料

関西ペイント:アレスアクアセラフッ素 日本ペイント:オーデフレッシュF エスケー化研:セラタイトF

【フッ素塗料】外壁塗装の施工事例

無機塗料

耐用年数:15~25年

基本的に塗料は有機物を主成分としますが、無機塗料は無機物を主成分とする塗料です。無機物のみだと劣化はしませんが非常に硬く、とても塗料としては使用できない為、既存の有機物と混ぜることにより無機塗料として使用が実現します。フッ素塗料と同等の価格帯ですが、近年開発されたばかりの塗料の為、あまり選択されることの少ない塗料ですが、それでも塗装頻度を減らしたい方やお子様に家を残したい方には一考の余地がありますね。
無機塗料って何?通常のシリコンやフッソ塗料に比べてどう違う?

こんな方におすすめ

耐用年数を重視される方。塗装頻度を減らした方がトータル的に安価ですむ方。(ビルや3階建てなどは足場台が高額になってしまう為)

代表的な塗料

関西ペイント:アレスダイナミックMUKI 日本ペイント:パーフェクトセラミックトップG エスケー化研:スーパーセラタイトF

【無機塗料】外壁塗装の施工事例

アクリル塗料

耐用年数:5~8年

現在ではあまり使用されません。その理由は汚れやすく耐用年数が短いことから、頻繁に塗り直しが必要な点です。30年以上前からある歴史ある塗料で、数年前までは主流の塗料でした。
ホームセンターなどで安価で入手が可能なので近年はDIYに使用されることの多い塗料で、陽が当たらない内装の工事等には今現在も使用されています。

こんな方におすすめ

とにかく塗装費用を抑えたいという方。数年ごとに塗り直しが前提の塗料の為、店舗などの定期的に外壁を新しくしたいという方。

代表的な塗料

関西ペイント:コスモアクリル 日本ペイント:タイルラック水性つや一番 エスケー化研:プリーズコート

ウレタン塗料

耐用年数:7~10年

アクリル系よりも耐久性に優れ、数年前まで普及率が高い塗料でした。ウレタン樹脂の密着性が高く、色艶などの発色にも優れた扱いやすい万能な塗料です。最近では同価格帯のシリコン塗料が普及してきた影響もあり、使用頻度が少なくなりました。

こんな方におすすめ

塗装のコストを抑えたい方。豊富な色選びを重要視されたい方。

代表的な塗料

関西ペイント:コスモレタン 日本ペイント:オーデフレッシュU エスケー化研:コンポウレタン

その他の特殊塗料について

遮熱塗料

耐用年数:15~20年

その名の通り、遮熱効果に優れており紫外線や太陽熱を反射して塗膜表面の温度を下げる効果があります。その特性から外壁塗料というよりは屋根用塗料として用いられることが多く、真夏の日中で約3℃~5℃室内温度を下げる効果が期待できます。塗料の色選びも重要で黒や濃い色だと熱を集めてしまう為、明るい色がおすすめです。
有名なところでは塗る断熱材とも言われている遮熱断熱塗料ガイナがメディアでも広く取り上げられています。
ガイナとは?塗る断熱材とも言われ遮熱断熱効果の高い塗料

こんな方におすすめ

エコに光熱費を削減したい方。お住まいの温度を低く保ちたい方。
明るい色の屋根を希望される方。

代表的な塗料

関西ペイント:アレスクールシリーズ 日本ペイント:サーモアイシリーズ エスケー化研:クールタイトシリーズ

日進産業:ガイナ アステックペイント:スーパー遮熱サーモシリーズ 日本中央研究所株式会社:アドグリーンコートシリーズ

【遮熱塗料】塗装工事の施工事例

超低汚染型塗料

耐用年数:15~20年

超低汚染型塗料とは従来の塗料に比べて汚れに強く、外壁の美観を保つことに優れています。その理由は高い親水性にあり、水に馴染みやすいことから外壁表面に水蒸気の膜を作りだし、汚れが外壁に付着しにくいことです。油分が多い廃棄ガスなどの汚れも、水と油が弾く性質から外壁に汚れが付きにくいです。
更に外壁に水蒸気の膜を形成していることから、雨が降る度に汚れが洗い流されるというセルフクリーニング機能もあります。
超低汚染型シリコン 汚れが非常に付着しにくいハイグレード塗料

こんな方におすすめ

外壁に汚れが付きやすい環境にお住まいの方。(交通量の多い道路、隣が公園、湿気によるコケやカビが発生しやすい等)
長くお住まいの美観を保ちたい方。

代表的な塗料

関西ペイント:アクアセラシリコン・フッソ 日本ペイント:スーパーオーデフレッシュSI・F エスケー化研:セラタイトSI・F

【超低汚染型塗料】外壁塗装の施工事例

各塗料の比較【一級塗装技能士が解説】

外壁塗料の比較

※すべて水性塗料 

 塗料の種類 耐久性・価格・付加価値 特徴など
超低汚染型無機フッ素
関西ペイント アレスダイナミックMUKI
日本ペイント パーフェクトセラミックトップG
エスケー化研   スーパーセラタイトF
15-20年・・超低汚染 既存のフッソ塗料よりもさらにワンランク上の耐久性。
価格はフッソ塗料よりややアップ程度で、フッソ塗料に代わって高耐久塗料の主力となりつつある。
超低汚染型フッ素
関西ペイント アレスアクアセラフッソ
日本ペイント オーデフレッシュF
エスケー化研  水性セラタイトF
15-20年・・超低汚染 現在、外壁に使用されている塗料中、耐久性・汚れにくさ等で最高ランク。
価格もまだまだ高めです。同価格で遮熱フッ素への変更も可能です。
超低汚染型シリコン
関西ペイント   アレスアクアセラシリコン
エスケー化研  水性セラタイトSI
日本ペイント スーパーオーデフレッシュ
12‐17年・やや高・超低汚染 シリコン塗料の中のハイグレード塗料。
親水性があり雨水が汚れを洗い落とす機能が有ります。
同価格で遮熱シリコンへの変更も可能です。
ラジカルシリコン
関西ペイント アレスダイナミックトップ
日本ペイント パーフェクトトップ
(エスケー化研 プレミアムシリコン)
10‐15年・・ラジカル制御 これからの主流になると思われる塗料。
劣化を誘発するラジカルの発生を抑える機能が配合された次世代塗料。
価格と耐久性のコストパフォーマンスが高い。
シリコン
関西ペイント コスモシリコン
(シリコンテックス)

日本ペイント オーデフレッシュSi
エスケー化研 水性セラミシリコン
7‐10年・・なし 現在の主流の塗料。
アクリル・ウレタンになければこのランクの塗料で10年以上は比べ高い耐久性を有します。
特にこだわりが長持ちします。
遮熱・断熱
日進産業 ガイナ
15-20年・・遮熱断熱 遮熱・断熱性能ではトップクラスの性能。
耐久性はシリコンとフッ素の中間ぐらい。
価格はフッ素とほぼ同等。艶消しのみ。中塗りの色変え不可。
吹付け多彩模様
関西ペイント ゾラコートEX
日本ペイント ペリアート
10‐15年・・多彩模様 外壁を単色ではなく多彩な模様で吹付けする塗料。
耐久性はシリコン程度。見た目に高級感があり、大手ハウスメーカーの提案に多い。

屋根塗料の比較

※すべて油性塗料

 塗料の種類 耐久性・価格・付加価値 特徴など
遮熱フッ素
関西ペイント アレスクール2液F
日本ペイント サーモアイ4F
エスケー化研  クールタイトF
15-20年・・遮熱 最高性能のランクの塗料。
屋根は外壁に比べ環境が悪いので、耐久性や保証年は外壁よりは全体に低め。
屋根用フッ素塗料には各メーカー共遮熱効果が付加。
遮熱シリコン
関西ペイント アレスクール2液SI
日本ペイント サーモアイSI
エスケー化研  クールタイトSI
10‐15年・・遮熱 シリコン塗料に遮熱効果の付いた塗料。
真夏に屋根の表面温度が約15℃、室内で約2~3℃低下させる効果あり。
非常におすすめの塗料です。
シリコン
関西ペイント スーパーシリコンルーフペイント
日本ペイント ファインシリコンベスト
エスケー化研  ヤネフレッシュSI
7‐10年・・なし 屋根用塗料としては一般的な耐久性を持つ塗料。
特筆する付加価値はありませんが、次回の塗り替えまでなら十分に屋根材を守ってくれます。

まとめ 外壁塗装の塗料を種類別に比較【特徴とおすすめのポイント】

外壁塗装はお住まいの立地や状況によって耐久性が異なる

お住まいの外壁に日陰になって湿気やすいところがあるか、又は日当たりがよく外壁に紫外線がよく当たるのかなど、様々な状態があります。他にも雪が多い地域、雨風の影響を受けやすい地域、海に近い地域などのお住まいの地域によっても耐用年数が変わってくる要因となります。

外壁塗装で人気の塗料は?

一般的にシリコン塗料がコストパフォーマンスのバランスが取れており広く扱われていることから、おすすめとされています。しかし全てのお住まいにシリコン塗料がおすすめかと言われれば、決してそうではありません。
例えば、高額になっても構わないので1年でも長い耐久性を重視される方はフッ素塗料や無機塗料などがおすすめです。

反対に店舗などで外壁の色を定期的へ変更されたい方は、耐久性は低いが一番安価なアクリル塗料が向いていますよね。更に近年ではラジカル塗料などの事例こそまだ少ないですが、コストパフォーマンスに優れた塗料も登場しております。
お住まいの状態とお客様のご要望に合わせた外壁塗料こそが、真のおすすめの外壁塗料と言えるでしょう。

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