外壁塗装で点検は重要!点検の目的や項目・点検に関するQ&Aを解説

外壁塗装で点検が重要!点検する目的を解説

「外壁塗装前には必ず点検が必要なのか」

「どんなところを点検するのか」

外壁塗装の際の点検について疑問をお持ちではないでしょうか。

外壁塗装で点検は重要で、外壁塗装前は必ず行う必要があります。なぜ外壁塗装前に点検を行う必要があるのか、点検する目的をご紹介いたします。また、どんなところを点検するのかと疑問をお持ちの方に、点検でチェックする主な項目について解説いたします。

当コラムでご紹介する内容
  • 外壁塗装で点検は重要!点検の目的
  • 外壁塗装の点検でチェックする主な項目
  • 外壁塗装の点検に関するQ&A

当コラムをご参考にしていただき、外壁塗装の点検についてご理解いただきたいと思います。

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

 

外壁塗装で点検は重要!点検の目的

大前提として、外壁塗装を施工する前の点検は必要なものです。

その上で、質の高い点検と質の低い点検があります。皆様にお選びいただきたいのは、質の高い点検になります。

そこで、どういった目的のために質の高い点検を選ぶ必要があるのかを解説いたします。

劣化状況を正確に把握するため

点検で劣化状況を正確に把握

外壁塗装の際の点検は、現在の住宅の劣化状況を正確に把握するために重要です。

南大阪ペイントセンターでは劣化状況を正確に把握する為に、60~90分の入念な点検を行っております。また、高所や細かな劣化を見逃さない為に、ドローンを使用した点検を行っております。

外壁は常に紫外線や雨風にさらされており、ひび割れ・色あせ・カビや苔の発生など、劣化の進み方は家ごとに異なります。見た目だけでは、進行度合いを判断できない劣化も多くあります。そのため、専門業者による入念な点検で、「どの部分がどの程度傷んでいるのか」を正確に知ることが重要です。

劣化状況を正しく把握することで、どういった塗装や補修が必要かの判断ができます。質の高い点検は、外壁塗装を成功させるための第一歩でもあるとご理解いただきたいと思います。

適切な塗装プランを判断するため

点検で適切な塗装プランを判断

外壁塗装の点検は、お客様の住宅に合った適切な塗装プランを判断するために重要です。

外壁の状態が分かれば、「どの塗料を選ぶべきか」「どの補修方法が適切か」といった最適なプランを立てられます。

例えば、チョーキング現象だけなら通常の塗装で済みますが、ひび割れが深ければ補修工事を組み合わせる必要があります。点検を省いてしまうと状態に合わない塗装を選んでしまい、塗装が数年で剥がれる可能性もあります。

点検を受けることで判断できる塗装プランの一例を以下にまとめました。

▼点検によって判断できる塗装プランの例▼

劣化の状態 劣化症状の例 判断できる問題 塗装プラン例
軽度 色褪せ・チョーキング 表面塗膜の劣化 通常の塗装
中度 カビ・コケなどの汚れ 防水機能の低下 汚れ対策塗料での塗装
重度 ひび割れ・塗膜の剥がれ 下地劣化・雨水侵入の恐れ 下地補修+塗装

しかし、業者の中には外回りをぐるっと回って写真だけ撮り、5~10分点検して終わってしまう業者も存在します。

仮にひび割れがある住宅の場合、弊社と点検が5~10分の業者で塗装プランにどう影響するか比較するとこちらになります。

▼ひび割れがある住宅の場合▼

ひび割れの内容 南大阪ペイントセンター 点検に時間をかけない業者
構造クラック(大きなひび割れ ひび割れVカット補修+外壁塗装 コーキング補修+外壁塗装
ヘアークラック(細かなひび割れ) ひび割れ追従性のある塗料での塗装 通常塗料での塗装

構造クラックは、表面だけでなく奥まで進行している可能性があります。そこであえてV字型の溝にカットするVカット補修で、溝を作って補修領域を増やし根本からのひび割れ補修が必要になります。

ヘアークラックは通常の塗料ではなくひび割れ追従性のある塗料を選ぶと、細かなひび割れを塞ぐことができます。

外壁塗装の点検は適切な塗装プランを判断する為であり、適切な塗装プランの判断には質の高い点検が必要になります。

追加費用を防ぐため

点検で追加費用を防ぐ

外壁塗装の点検は、追加費用を防ぐために重要です。

点検せずに工事を進めると、施工途中で「下地の腐食が見つかった」「雨漏りが起きていた」などの問題が起こるかもしれません。そうなると、急な追加工事や費用が発生し、見積もりよりも大幅に高くなることも少なくありません。

事前の点検を受けていれば必要な補修も含めた見積もりを出せる為、予算オーバーになるのを防ぐことができます。点検を省いた場合によくある追加費用の例がこちらになります。

▼点検を省いた場合に発生する追加費用の例▼

想定外の劣化 追加工事の内容 追加費用の目安
大きなひび割れ Vカット補修 ¥35,000/式~
ベランダ防水機能の低下 防水工事 塩ビシート防水¥13,200/㎡~
モルタルの欠落 左官補修工事 ¥100,000/式~

このように点検を省略すると、工事が始まってから見積もり外の工事が必要になる恐れがあります。予算オーバーになってしまい、点検を受けなかったことを後から後悔するかもしれません。

点検を受けておけばあらかじめ必要な工事を把握できる為、安心して外壁塗装を進められるとお考えいただきたいと思います。

外壁塗装の点検でチェックする主な項目

外壁塗装の点検でチェックする主な項目がこちらになります。

▼外壁塗装の点検のチェック項目▼

チェック項目 写真
クラック(ひび割れ)の有無 ひび割れ
塗膜の色褪せや剝がれなどの劣化 色褪せ
コーキングの劣化 コーキングの劣化
カビ・コケなどの汚れ カビ・コケ
雨樋などの付帯部の状態 雨樋の劣化

以上のチェック項目について詳しく解説いたします。

クラック(ひび割れ)の有無

クラックの有無を確認

クラック(ひび割れ)の有無を確認します。

外壁にひび割れがあると雨水が入り込み、内部の構造材を傷めてしまう恐れがあります。ひび割れが確認できる場合はひび割れの大きさを確認し、ひび割れの大きさによってメンテナンスをご提案いたします。

ひび割れの大きさによって異なるメンテナンスの内容がこちらになります。

ひび割れの大きさで異なるメンテナンス
  • 0.3mm以上の構造クラック=Vカット補修工事+外壁塗装
  • 0.3mm未満のヘアークラック=ひび割れに特化した外壁塗装

適切なメンテナンスをご提案する為に、点検でひび割れの有無のチェックが大切になります。

塗膜の色褪せや剥がれなどの劣化

塗膜の色褪せや剝がれなどを確認

塗膜の色褪せや剝がれなどの外壁の状態を確認します。

外壁は紫外線や雨風の影響で、色褪せや塗膜の剥がれなどの劣化が発生します。点検では「どの程度劣化が進んでいるのか」を確認し、それに応じた工事内容をご提案いたします。

外壁の劣化状態によって必要な工事内容がこちらになります。

▼外壁の劣化症状別の工事内容▼

劣化症状 必要な工事内容
色褪せ・チョーキング 通常の外壁塗装
塗膜の剥がれ 下地処理+外壁塗装
外壁の浮き 下地補修+外壁塗装

点検では外壁を触って手に白い粉が付くかなども確認し、どのようなメンテナンスが必要かどうかを判断します。

コーキングの劣化

コーキングの劣化を確認

コーキングの劣化状態を確認します。

外壁の目地や窓枠廻りに使われているコーキングは、経年劣化でひび割れや隙間ができてします。ここから雨水が侵入すると雨漏りの原因になる為、点検でしっかり確認する必要があります。

コーキング補修工事には、増し打ち工法と撤去打ち替え工法があります。

▼コーキング補修工事の種類▼

種類 工事方法 費用
増し打ち工法 既存のコーキング材の上から新しいコーキング材を充填 ¥450~
撤去打ち替え工法 既存のコーキング材撤去後に新しいコーキング材を充填 ¥750~

住宅のコーキングや目地の状態に応じて、増し打ち工法か撤去打ち替え工法のご提案をさせていただきます。

カビ・コケなどの汚れ

カビ・コケなどの汚れを確認

カビ・コケなどの汚れを確認します。

外壁にカビやコケが発生している場合、防水性が落ちているサインであることが多いです。特に北側や日当たりの悪い場所に発生しやすく、見た目の問題だけでなく劣化を早める要因にもなります。

外壁にカビ・コケの汚れがあるかチェックすることで、防水機能を回復させるメンテナンスの提案ができるようになります。

カビ・コケなどの汚れがある外壁に、防水機能を回復させるおすすめの塗料がこちらになります。

カビ・コケ対策におすすめの塗料
  • 低汚染型塗料=雨で汚れが自然に流れ落ちやすくなる「セルフクリーニング機能」がある
  • 高耐久な塗料(無機塗料・フッ素塗料)=汚れが付きにくく、劣化しにくい

防水性を確保した住宅にする為に、カビ・コケなどの汚れのチェックが必要であるとお考えいただきたいと思います。

雨樋などの付帯部の状態

付帯部の状態を確認

外壁塗装の点検では、外壁だけでなく雨樋・破風板・笠木などの付帯部もあわせて点検します。

付帯部の劣化が原因で、排水不良や雨漏りに繋がる場合も多くあります。付帯部の劣化は普段気づきにくい部分になるので、点検でしっかり確認するのが大切です。

外壁塗装の際に点検する主な付帯部がこちらになります。

▼点検する主な付帯部▼

点検する付帯部 写真
雨樋 雨樋
竪樋 竪樋
軒天 軒天
破風板 破風板
鼻隠し 鼻隠し
雨戸 雨戸
戸袋 戸袋
シャッター シャッター
シャッターボックス シャッターボックス
水切り 水切り
庇
幕板 幕板
笠木 笠木
手すり 手すり
スリムダクト(エアコン配管カバー) スリムダクト(エアコン配管カバー)
デッキ デッキ

以上のような付帯部を点検し、必要であればメンテナンスのご提案をさせていただきます。

外壁塗装の点検に関するQ&A

外壁塗装の点検に関するQ&Aをご紹介いたします。

点検は自分でもできる?

正確な判断はプロに依頼がおすすめ

A:正確に判断するにはプロに依頼するのがおすすめです

外壁のひび割れや塗膜の剥がれなど、簡単な劣化は自分でも確認が可能かもしれません。しかし、外壁内部まで及ぶ劣化や屋根などの高所の状態は、プロでないと正確に確認できません。

そのため、劣化があると確認した場合は、プロに依頼して正確な点検を行ってもらうことが重要です。

点検だけでも費用はかかる?

無料で点検を行う業者が多い

A:依頼する業者にもよりますが、無料点検を行っている業者が多いです

南大阪ペイントセンターでは、無料点検・無料見積もりを行っております。点検・見積もりに関する費用は一切かかりません。

外壁塗装の点検・見積もりをお考えの方は、ぜひ南大阪ペイントセンターにご相談させてください。

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点検の結果、必ず塗装が必要になる?

必ず必要ではありません

A:必ず必要ではありません

点検で異常がなければ、外壁塗装を先延ばしにすることも可能です。点検する目的は状態の把握であり、劣化が進んでいる場合のみ外壁塗装をおすすめいたします。

点検のタイミングはいつがベスト?

点検のタイミングは10年が目安

A:築10年・前回の塗装から10年が目安になります

住宅は10年を経過した頃から、徐々に劣化が進んできます。そのため、築10年や前回塗装から10年が点検の目安の時期になります。

ただし、10年が経過する前に劣化を確認した場合は、早期の点検が必要であるとお考えいただきたいと思います。

点検後から工事開始までどのくらい時間がかかる?

点検から工事開始まで1か月程度

A:一般的には1か月程度かかります

点検の後、見積もりの作成や契約内容の確認を経てから工事が始まります。そのため、早くても工事開始まで1か月程度はかかるとお考えいただきたいと思います。

また、繁忙期には予約が混み合い、1か月以上待つ場合も考えられます。外壁の状態が急を要する場合は、早めに業者へ相談し工期の調整を行うと安心です。

点検にかかる時間はどのくらい?

南大阪ペイントセンターの点検時間は60~90分

A:南大阪ペイントセンターでは60~90分の時間が必要になります

一般的な業者では、30~60分かけて点検をする場合が多いです。

しかし、南大阪ペイントセンターでは、60~90分のお時間をいただき入念に点検させていただいております。お客様にご提案する工事内容の詳細を具体的にご説明する為に、入念な点検が必要であるとご理解いただきたいと思います。

点検の時は立ち会いが必要?

点検の際は立ち会いがおすすめ

A:できるだけ立ち会いをお願いいたします

実際に住宅の状態を一緒にご確認いただく為に、できるだけ立ち会いをお願いしております。

南大阪ペイントセンターではドローンを使った点検も行っております。普段では確認が困難な場所でも一緒に住宅の状態を見てただくことで、現在の住宅の状態をご理解していただきやすくなります。

また、雨漏りにお困りの場合など外装だけでは原因を判断できない場合は、雨漏り箇所の確認や屋根裏などの室内点検も行います。そのため、外壁塗装の点検の際はお立会いいただき、しっかりと点検させていただきたいと思います。

どうしても立ち会いが困難な場合は、柔軟にご対応させていただきますのでご相談いただきたいと思います。

点検の頻度が少ないとどうなる?

点検頻度が少ないと劣化進行のリスク

A:劣化の進行に気づかず、費用や補修が増えるリスクがあります

定期点検を怠ると、劣化の進行に気づかない可能性があります。

そうなると、劣化の進行で費用や補修が増えるリスクが高まってしまいます。住宅を守りリスクを軽減する為に、定期的な点検をおすすめいたします。

点検で他の箇所のメンテナンスの提案を受ける場合もある?

他の箇所のメンテナンスの提案も受ける場合あり

A:はい!外壁以外の劣化が見つかる場合もあります

外壁の点検をご希望の場合でも、外壁だけでなく屋根や付帯部など住宅全体を点検いたします。そのため、ご希望の点検箇所以外でも、必要に応じて塗装や補修のご提案をする場合があります。

南大阪ペイントセンターの点検の実態!

南大阪ペイントセンターの外壁塗装の点検の実態

南大阪ペイントセンターでは、無料点検を行っております。

お電話やLINE・お問い合わせフォームからご連絡いただいた場合は、即日最短で点検にお伺いさせていただきます。営業担当のスケジュール次第では即日訪問が難しい場合もありますが、できる限りご要望に沿えるよう対応させていただきます。

南大阪ペイントセンターの点検では、60~90分のお時間をいただいております。高所など目視で確認が困難な場所は、ドローンを使用して正確に点検し外壁の状態を確認しております。

一般的な業者は30~60分の点検で、ドローンを使用する業者も少ないです。南大阪ペイントセンターでは適切な塗装プランをご提案できるよう、より入念な点検をさせていただいております。

南大阪ペイントセンターが行う点検の内容がこちらになります。

南大阪ペイントセンターの点検の内容
  • 住宅の寸法を測る
  • 劣化写真を撮る(劣化箇所の説明のため)
  • 立地環境を調べる(住宅の隣が川・森・空地・道路などで塗装が異なるため)
  • ドローン調査(屋根の上など下から確認できな箇所を調査)
  • お客様へのご説明(住宅の状態の説明やお客様のお悩みについて聞き取り)

以上の内容を入念に点検し、お客様にご提案する工事内容の詳細を具体的にご説明させていただきます。

外壁塗装の点検をご検討の方は、ぜひ一度南大阪ペイントセンターにお問い合わせください。

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まとめ

外壁塗装の前段階として、点検を行うことが重要です。点検には、3つの目的があります。

点検の目的3つ
  • 劣化状況を正確に把握するため
  • 適切な塗装プランを判断するため
  • 追加費用を防ぐため

外壁塗装の点検でチェックする主な項目がこちらになります。

外壁塗装の点検でチェックする項目
  • クラック(ひび割れ)の有無
  • 塗膜の色褪せや剝がれなどの劣化
  • コーキングの劣化
  • カビ・コケなどの汚れ
  • 雨樋などの付帯部の状態

南大阪ペイントセンターでは無料点検を行っております。経験豊富なプロのスタッフが住宅の状態を正確に判断し、皆様の住宅に合った塗装プランをご提案させていただきます。

外壁塗装の無料点検をお考えの方は、ぜひ一度南大阪ペイントセンターにお問い合わせください。

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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