ベランダ手摺の塗装のDIYは注意!外壁塗装と同時塗装で依頼が一番

外壁塗装の見積書を今ご覧の方は、ベランダの手すりなら自分で塗装できるとお考えではないですか?

結論から申し上げますと、ベランダ手すりの塗装は素人が行うと高い確率で失敗する可能性があります。その理由は、技術力が必要だからです。

そのため、ベランダ手すりの塗装は外壁塗装と同時期に塗装業者に任せると、一番お得に塗装が完成するのです。

当コラムでは、ベランダ手すりの塗装について以下のことをご紹介いたします。

  • ベランダ手すりの塗装を素人がすると失敗する理由
  • ベランダ手すりの塗装を外壁塗装と同時期に依頼すべき理由
  • ベランダ手すりの劣化症状の見極め方法
  • ベランダ手すりの劣化を放置しておくと起こる危険
  • ベランダ手すりの費用相場

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ベランダ手すりは素人がDIYすると失敗する確率が高いのでやめた方がいい!

ベランダ手すりを素人がDIYすると、かなり高い確率で失敗する可能性があります。

素人がベランダ手すりを塗装して失敗する理由
  • 下地調整のケレン作業が難しい
  • 材質に適した塗料の選択が難しい
  • 高所作業が危険

DIYして失敗してしまうと費用や時間が余計にかかるだけでなく、ベランダ手すりの劣化を進行させてしまう恐れもあるのです。

なぜ素人だと失敗するのか?その失敗する理由をご紹介いたします。

下地調整のケレン作業が難しい

ベランダ手すりのケレン作業

一つ目の理由は、下地調整のケレン作業が素人にとってかなり難しいのです。

鉄製のベランダ手すりは塗料を塗る前のケレン作業が重要なので、素人では高い完成度にするのは不可能かもしれません。

ケレン作業の役割

塗装前に古い塗膜やサビなどの汚れを落として、塗料の密着性を高める。ケレン作業が不十分だと塗膜の密着力が低下し剥がれの原因になる。

ケレン作業は短時間で正確に研磨する技術が必要なのですが、素人だと短時間で完璧な研磨を行うのは不可能です。その為、ケレン作業をしている間に鉄部が剥き出しになり、さらにサビが発生し悪化してしまうのです。

知識や経験が無いままベランダ手すりのケレン作業に取り掛かるのは、リスクがあるとご理解いただきたいと思います。

材質に適した塗料の選択が難しい

塗料の選択が難しい

二つ目の理由は、素人がご自宅の手すりの材質に適した塗料を選ぶのが難しいのです。

ベランダ手すりは、材質や劣化症状によって選ぶ塗料の種類が異なります。ベランダの手すりは太陽光や雨風の影響を受ける為、耐久性や耐候性のある塗料が求められます。

適切な塗料を選ばないと、劣化症状の悪化や早期の剥がれが起こる可能性があります。今ある症状を改善し今後の劣化を防止する塗料を選択するには、プロの知識がないと難しいのです。

正しい塗料でベランダ手すりの塗装を仕上げる為には、塗装業者に依頼するのをおすすめいたします。

高所作業が危険

高所作業は危険を伴う

三つ目の理由は、ベランダ手すりは住宅の2Fや3Fになり高所の為、作業に危険が伴います。

外壁塗装に比べたら、ベランダ手すりの塗装はベランダで行うから安全だとお考えかもしれません。しかし、手すりはベランダ側だけでなく裏側の塗装も必要なので、思うように作業が出来ないのです。

塗装業者の場合は足場を組むので、あらゆる角度からの塗装が可能です。DIYの場合は足場を組まないので、作業に集中するあまり身を乗り出したり足を踏み外したりして転倒する恐れもあります。

慣れない高所作業では危険が伴うのでDIYは避けた方が良いと、ご理解いただきたいと思います。

ベランダ手すりを外壁塗装と一緒にした方が安くなる!

ベランダ手すりの塗装を依頼する場合は、外壁塗装を同時に塗装するのをおすすめいたします。

ベランダ手すりの塗装を外壁塗装と同時にすると足場代が1回で済むので、別々に塗装するより費用が安くなります。

足場代が1回で済む

足場代は建物の階数などによって異なりますが、一般的な30坪の住宅で約20万円以上かかります。そのため、ベランダ手すりを塗装して数年後に外壁塗装をすると、足場代を2回分支払わないといけなくなるのです。

1回にまとめて塗装すると初期費用は少し高いかもしれませんが、長い目で見ると同時に塗装する方が安くできるのです。

その他にも、外壁塗装とまとめて塗装するのとベランダ手すり単体で塗装するのでは、塗装費用が違ってきます。

例えば5mの手すりを塗装する場合
外壁塗装とセットのベランダ手すり費用 約¥10,000
ベランダ手すり単体の費用 最低でも¥25,000~

バラ売りよりセット売りの方が安いのと同じ理由で、まとめて塗装を依頼したほうが費用は安くなるのです。

同じ住宅でも細々とメンテナスする住宅より、1回で全てメンテナスした住宅の方がトータルは安くなります。お家は必ずメンテナスが必要になります。その為、メンテナスをする際は、個々で塗装をするよりお家全体を塗装する方がお得だと考慮いただきたいと思います。

ベランダ手すりの劣化症状は?危険度順にチェック!

ベランダ手すりの劣化症状を判断して、補修時期を見極める力を身に付けましょう。ご自宅のベランダ手すりの危険度が判断できれば、補修の必要性が理解できるでしょう。

危険度の高い順にチェックしていきましょう。

手すりが腐食している(危険度:5)

ベランダ手摺の腐食

ベランダ手すりの劣化を長年放置していると、最終的には手すりが腐食し穴が開いてしまい手すりの機能を果たさなくなります。

穴が開いた箇所からの雨水の侵入の他に、手すり本来の役割である安全性の確保ができなくなるのです。できれば手すりが腐食してしまう前に、メンテナスをお願いいたします。

しかし、腐食してしまってもメンテナスの方法はございます。ケレン作業後に腐食箇所をアルミテープで補修し、その上から塗装を行います。腐食して開いた穴をアルミテープでしっかりと補修すると、耐久性を確保し安全な手すりに生まれ変わります。

ベランダ手すりの腐食を見つけたら、これ以上の放置は危険だとご理解いただき早急に補修を塗装業者へ依頼しましょう。

手すりが錆びている(危険度:4)

ベランダ手摺のサビ

ベランダ手すりは少しのサビでも徐々に進行し、気付いたらサビが手すり全体に広がっている可能性もあります。サビを確認した段階で、腐食の一歩手前の状態であると認識する必要があるのです。

サビなら自分で落とすことができるとお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、前項でもお伝えしたように、サビを落とすケレン作業が素人では何よりも難しいのです。

ケレン作業の出来上がりが、今後ベランダ手すりが長持ちするかしないかを左右する重要な工程になります。今後の手すりの寿命を長くする為にも、プロの技術で補修してもらいましょう。

鉄製のベランダ手すりは、必ず錆止め塗料を塗布してくれるか確認をしましょう。

手すりにひび割れがある(危険度:3)

ベランダ手摺のひび割れ

ベランダ手すりに少しでもひび割れがある場合は、隙間から雨水が侵入し雨漏りの原因となります。

ベランダ手すりは住宅から突き出していて周りを囲う物がなく、太陽光や雨風に晒されています。紫外線などの影響を直接受け、劣化の原因を作ってしまっています。

ベランダ手すりにひび割れがある場合は、細かなひび割れならコーキング補修でメンテナンスが可能です。大きなひび割れになる前に、早めに補修をお願いいたします。

手すりの塗膜が剥がれている(危険度:2)

ベランダ手摺の塗膜剝がれ

ベランダ手すりの塗膜が剥がれていると、手すりが保護されていないことになります。

ベランダ手すりが保護されていないと、紫外線や雨風が直接手すりの材質に影響を及ぼします。ベランダ手すり自体の保護がないということは、劣化が進行し危険度がさらに深刻な症状へと進行してしまうのです。

ベランダ手すりの塗膜の剥がれは、ケレン作業後に塗料を塗布すると塗膜が密着し手すりの保護は完璧になります。

ベランダ手すりの塗膜の剥がれは、手すり自体に大きな負担を与えているとご理解いただきたいと思います

手すりを触ると白っぽい粉が付く(危険度:1)

ベランダ手すりを触ると白っぽい粉が付く

ベランダ手すりを触ると白っぽい粉が手に付く場合は、メンテナンス時期が来たサインと考えていいでしょう。このように白い粉が吹いたような現象を、チョーキング現象と呼びます。

紫外線や雨風の影響を受けて塗料が劣化し、症状が進行すると剥がれを引き起こす可能性があります。ベランダ手すりを塗装して表面を保護すると、美観の維持や耐久性を保つことができます。

チョーキング現象が現れたら、メンテナンス時期が来たのだと考慮いただきたいと思います。

アルミ製は塗装すると直ぐに剥げてしまう

アルミのベランダ手すりは塗装すると直ぐ剝げる!

アルミ素材のベランダ手すりは、塗装は可能ですが塗装しない方がいいかもしれません。アルミは塗装すると直ぐに剥げてしまい、見栄えが余計に悪くなってしまうのです。

ご自身でDIYで補修しようとお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、状態が悪化する恐れがあるのでおすすめできません。実際にご自身でアルミ素材を塗装して、塗膜が剥がれ後悔された方もいらっしゃいます。

こちらの写真は10年程前の外壁塗装時に一緒に塗装したアルミの手すりです。

アルミ塗装事例

プロが塗装しても10年程経つと、塗膜がポロポロと捲れてしまっています。アルミは塗装すると綺麗になるのは一時期だけで、直ぐに剥がれ以前より見た目が悪くなってしまうのです。

アルミの手すりの傷や凹みを補修したい方は、手すりを交換するかリペア塗装という特殊な塗装を行うかになります。リペア塗装だとアルミへの塗装は可能ですが保証対象外となります。

リペア塗装の費用目安
  • 玄関扉片面のみ=¥75,000~
  • 出窓=¥85,000~

弊社事務所の玄関扉もリペア塗装していますが、5年以上経過しても剥離の発生はございません。

アルミのベランダ手すりを綺麗にしたいとお考えの方は、南大阪ペイントセンターまでお問い合わせください。

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ベランダ手すりの劣化を放置しておくと起こる危険!

ベランダ手すりの劣化を放置しておくと、皆様の生活に危険を招く恐れがございます。

ご自身の生活に問題が生じない為に、どのような危険があるのか認識する必要があります。

手すりが不安定で転倒・転落の危険性

ベランダ手すりは、転倒や転落を防ぐバリアのような役割を持っています。

ベランダ手すりの劣化を放置して壊れている場合は、手すりに頼ると支える力がなく転倒・転落のリスクが高まります。ベランダ手すりの劣化は、いざという時に皆様を守る役割を果たせなくなってしまうのです。

ベランダ手すりは掴むことでバランスを保ちやすく、滑ったり倒れたりするリスクを軽減してくれます。ベランダ手すりはベランダを移動する際に、安定感を与える重要な役目をしているのです。

ベランダ手すりの劣化は皆様の生活に支障をきたすと判断いただき、早めのメンテナスをお考えいただきたいと思います。

劣化箇所が鋭利になり怪我をする危険性

ベランダ手すりの劣化箇所が鋭利になり、手すりに触れると怪我をする可能性があります。

ベランダ手すりには鉄製が多くサビて捲れてしまっていると怪我の原因になるのです。皆様もサビると表面が鋭利になるのはご存じだと思います。最悪の場合は、傷口が深く擦り傷程度で済まない可能性もあります。

特にサビが発生すると手すりの表面が鋭利になる可能性があるので、怪我を未然に防ぐ為にメンテナスを行いましょう。

ベランダ手すりの費用相場は?

ベランダ手すりの費用相場は、1mあたりの見積書と一式の見積書があります。メートル数で表すのが難しい場合などは、ベランダ手すりの見積書は一式表記になります。

ベランダ手すり塗装は1mあたり¥2,000から

ベランダ手すりの塗装は、およそ1mあたり¥2,000からになります。メートル数で表せるベランダ手すりは、1mあたりで表記された見積書になるでしょう。

しかし、ベランダ手すりは形状によって塗る手間がある為、1mあたりの単価に違いが出てきます。

▼ベランダ手すり塗装が1mあたり¥2,000の見積書はこちら▼

ベランダ手摺塗装が1mあたり¥2,000の見積書

こちらの見積書をご覧いただくと、赤枠のベランダ手すり塗装の単価が¥2,000になっています。

ベランダ手摺塗装の単価が¥2,000の手摺

写真のように塗る手間が少ないベランダ手すりは、単価も安くなっています。

▼ベランダ手すり塗装が1mあたり¥2,500の見積書はこちら▼
ベランダ手摺塗装が1mあたり¥2,500の見積書

こちらの見積書をご覧いただくと、赤枠のベランダ手すり塗装の単価が¥2,500になっています。

ベランダ手摺塗装の単価が¥2,500の手摺

写真のようにベランダ手すりが何段もあり塗る手間が多い分、単価は高くなってしまいます。

ご自宅のベランダ手すりの形状や大きさによって、手すりの塗装費用も違うと考慮いただきたいと思います。見積書を見た時に手すりの塗装費用を知りたい場合は、付帯塗装の欄をチェックしてください。

見積書の記載が一式の費用の場合もあり

形状が特殊でmや㎡で見積書に表記するのが難しいベランダ手摺

ベランダ手すりの見積書は、一式で表記される場合もございます。なぜなら、ベランダ手すりは付帯塗装の中でも大きさや形状が様々なので、mや㎡で表記するのが難しいからです。

▼ベランダ手すりが一式表記になった見積書がこちら▼

一式表記のベランダ手すりパンチングメタル塗装の見積書

見積書をご覧いただくと、赤枠のベランダ手すり塗装が一式表記になっているのが分かります。

ベランダ手すりの大きさや形状によって、見積書の一式の金額も一律でないとご理解いただきたいと思います。

まとめ

ベランダ手すりの塗装に関して、ご理解いただけたでしょうか。

ベランダ手すりの塗装は素人が行うと、高い確率で失敗してしまいます。必ずプロの塗装業者に外壁塗装と一緒に依頼するのをおすすめいたします。

ベランダ手すりの劣化を放置しておくと危ないので、早期の塗装が望ましいでしょう。

ベランダ手すりの劣化症状の危険度
  • 危険度:5 手すりが腐食している
  • 危険度:4 手すりが錆びている
  • 危険度:3 手すりにひび割れがある
  • 危険度:2 手すりの塗膜が剝がれている
  • 危険度:1 手すりを触ると白っぽい粉が付く

ベランダ手すりは形状や大きさが様々ある為、塗る手間がある手すりの方が費用が高くなると考慮いただきたいと思います。

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