壁のヒビは幅と形で危険度チェック!ヒビ発見後に取るべき行動とは?

壁のヒビの危険度チェック!幅と形から緊急性を判断

「家の壁にヒビがある!」と壁のヒビを見つけてしまい、放っておいて安全なのか心配ではないですか?

壁のヒビの危険度は、ヒビの幅や形で違いがあります。

特に危険度の高い幅0.3mm以上の構造クラックは、形によっても危険度が異なるのです。

当コラムでご紹介する内容
  • 危険度の高い幅0.3mm以上の構造クラックの形別の危険度
  • 幅0.3mm未満のヘアークラックの危険度
  • 壁のヒビを見つけたら取るべき行動
  • 壁のヒビの放置から起こる原因

壁のヒビを正しく判断し適切な補修ができるよう、ご紹介させていただきます。

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幅0.3mm以上の構造クラックは危険!形でさらなる危険度チェック

幅0.3mm以上の構造クラックは、緊急性の高い危険なひび割れになります。名刺や紙のポイントカードが0.3mmの厚みに近いので、ご自宅の壁のヒビの幅を確認してください。

例外もございますが、基本的にはヒビの形で住宅の危険度が分かります。

ご自宅の壁のヒビが構造クラックだと判断したら、これからご紹介する形もチェックして危険度を認識しましょう。

バツ印のひび割れ(危険度:★★★)

緊急性の高いヒビの中でも危険度MAX!バツ印の壁のヒビ

斜めのヒビが重なってバツ印のヒビになっていると、最も緊急性の高い構造クラックになります。住宅自体に問題がある可能性もあります。

特に住宅を支える柱にバツ印のヒビがあると、重大な危険度があると認識する必要があります。大地震などの大きな負荷で、バツ印のヒビが発生する可能性が高くなるのです。

しかし、大地震ではなくバツ印のヒビがあると、住宅自体の構造に深刻な問題が生じている場合があります。補修と同時に大規模な耐震補強が必要か、もしくは最悪の場合は建て替えの可能性もございます。

早急に専門の業者に依頼し点検を行ってください。放置は危険ですので対策をお願いいたします。

斜めに入ったひび割れ(危険度:★★)

緊急性の高いヒビの中でも斜めのヒビは要注意!

緊急性の高い構造クラックの中で、斜めに入った壁のヒビは要注意です。

住宅の構造は、水平垂直にできています。斜めに入ったヒビは、住宅の構造バランスが崩れた為に発生した可能性があるのです。この斜めのヒビも地震以外で発生した場合は、注意しなければなりません。

住宅のバランスが崩れて発生した斜めのヒビは、補修しても違う箇所で同じような斜めのヒビが発生するかもしれません。

斜めのヒビを見つけたらヒビの補修と同時に、耐震診断を行っていただきたいと思います。

水平垂直方向のひび割れ(危険度:★)

緊急性の高いヒビの中でも水平垂直のヒビはひび割れ補修でメンテナンス可能!

住宅に水平垂直にできた構造クラックは、緊急性は高いですがひび割れ補修でメンテナンスが可能です。

水平垂直の壁のヒビは、住宅自体の構造にまでは影響を及ぼしていません。塗装業者に依頼して補修をしてもらいましょう。

ただし、構造に影響がないからと言って放置すると、ヒビの隙間から雨水が侵入し住宅の構造に影響を与える可能性があります。

住宅の構造に影響をお及ぼしていない構造クラックでも、早急な補修が必要だと認識するのが大切です。

幅0.3mm未満のヘアークラックは要経過観察!

幅0.3mm未満のヘアークラックは要観察必要!

幅0.3mm未満のヘアークラックは、緊急性は低いですが経過観察が必要です。壁のヒビが小さく外壁の表面に凹凸がなければ、塗料が十分に密着している為早期の補修は必要ないと言えるでしょう。

しかし、ヘアークラックが小さくても広範囲にある場合や塗料の剥離や色褪せがある場合は、外壁塗装をする必要がございます。ヘアークラックでも進行すると住宅の構造に影響を及ぼす可能性があるのです。

ヘアークラックの危険度判断基準
  • ヘアークラックが非常に小さく外壁表面に凹凸がない⇒要経過観察
  • ヘアークラックが広範囲にあり塗料の剝離や色褪せが見られる⇒要外壁塗装

ヘアークラックを見つけたら先ず経過観察、その後進行してきたら外壁補修の施工をお願いいたします。

壁のヒビを発見したら取るべき行動とは?

壁のヒビがを発見したら安心して生活できないと思います。壁のヒビを確認したら放置せず、危険度を確認する必要がございます。

壁のヒビの劣化を進行させない為に、取るべき行動をご紹介させていただきます。

壁のヒビのサイズや形を確認する

壁のヒビのサイズや形を確認する

先ず、壁のヒビのサイズや形を確認してください。

確認する方法として、名刺や紙のポイントカードは0.3mmの厚みに近いので、壁のヒビに名刺を入れて確認してください。

前項でもお伝えしたように、壁のヒビは幅や形によって危険度が違います。その為、自宅のヒビの危険度がどの程度か理解し、対処法を見極めるのが重要になるのです。

壁のヒビ別の対処法
  • 幅0.3mm以上のバツ印のヒビ⇒耐震補強を依頼し必要な場合は建て替え
  • 幅0.3mm以上の斜めのヒビ⇒ひび割れ補修と耐震診断
  • 幅0.3mm以上の水平垂直のヒビ⇒ひび割れ補修
  • 幅0.3mm未満のヒビ⇒経過観察後に必要な場合はひび割れ補修

住宅のどのような場所にヒビがあるかも確認し、重度のヒビになる前に早めの対処が必要です。

プロの塗装業者の目で点検してもらう

プロの塗装業者に点検を依頼する

壁のヒビの危険度を判断するには、プロの塗装業者に点検してもらうと確かな診断をしてくれるでしょう。

塗装業者に点検を依頼して、壁のヒビの点検が信頼できるか確認する方法があります。

壁のヒビの危険度の点検が信頼できる塗装業者
  • 点検時間に30分~1時間かけてくれる
  • 補修箇所の修理理由を明確に説明してくれる
  • 契約を急かせない

以上のことに注意して、壁のヒビの危険度を正しくプロの目で判断してもらうことが重要です。

無料点検のご依頼はこちらから​​​

補修が必要な場合は早急に塗装業者に依頼する

補修が必要な場合は放置せず、早急にひび割れ補修を依頼しましょう。

3件ほどから相見積もり、必ず詳細に記載された見積書を提示してくれる業者を選びましょう。

詳細にひび割れ補修の記載のある良い見積書と記載にない悪い見積書の比較

上記の見積書の赤枠をご覧いただくと、良い見積書には詳細なひび割れ補修の記載があります。悪い見積書は細かな記載がない為、明確な工事内容が分かりません。

特に大きな構造クラックの補修は、技術力が必要となります。良い見積書のように細かな記載のある見積書を提示してくれる塗装業者は、補修も丁寧に行ってくれるでしょう。補修が必要なひび割れは、早めに塗装業者を選び適切な補修を行ってください。

壁のヒビの補修にDIYはおすすめしない!

壁のヒビを自身で補修すると失敗のリスクが高い為、DIYはおすすめできません。

小さな壁のヒビなら「DIYで補修して出費を抑えたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、小さなヒビでも外壁の傷み具合で補修方法は異なります。基本はプロに判断してもらって、補修を依頼するのが望ましいでしょう。

お客様ご自身でDIYした壁のヒビ

こちらの写真は、お客様ご自身で壁のヒビをDIYしたコーキング補修です。

DIYでは壁のヒビの奥まで隙間を埋めるのは難しい為、長期的な補修の効果は得られません。結果的に塗装業者に補修を依頼しないと、将来的な暮らしの安心を確保するのができないのです。

壁のヒビのDIYをおすすめしない理由
  • 専門知識と技術力の不足から適切な補修ができない
  • 安全対策やリスク管理に不慣れな為、事故や怪我の危険性が高い
  • 補修効果の長期継続が望めない
  • 保証やアドバイスを受けれない

以上の理由から、壁のヒビは専門知識を持った塗装業者に依頼するのをおすすめいたします。塗装業者に依頼すれば安全性と補修の品質が保証され、長期的な効果が期待できます。

壁のヒビを放置すると危険!起こる原因とは?

壁のヒビを放置すると、他にも違う症状を引き起こし住宅の寿命を縮めてしまいます。

壁のヒビの放置が引き起こす問題とは何なのか、ご紹介いたします。

カビの繁殖原因になる

壁のヒビを放置するとカビが繫殖

一つ目は、カビの繁殖を促進します。

壁にヒビがあると湿気が壁の内部に閉じ込められ、通気性が悪くなりカビの繫殖リスクが高まります。梅雨など雨が降る季節は湿気も高く、壁にヒビがあるとカビにとっては絶好の繁殖のチャンスになるのです。

また、壁のヒビには、汚れが溜まりやすくなります。そのヒビに溜まった汚れが栄養源となり、カビの繁殖を促す可能性があるのです。

壁のヒビはカビの繫殖が進行する要因となり、健康被害を招く恐れもございます。ひび割れがある場合は、早めの補修が必要です。

雨漏りの原因になる

壁のヒビを放置すると雨漏りの原因

二つ目は、雨漏りの原因となります。壁のヒビの隙間から内部に雨水が侵入する可能性が高くなります。

雨漏りは外壁材を傷める可能性があり、劣化の進行を早めます。雨漏りの箇所は一か所でも、住宅全体に及んでいる可能性があり注意が必要です。

外壁に使用されている金属が雨水に晒されると、錆びや腐食が進行する場合もございます。これによって、ひび割れが拡大したり外壁の強度が低下するリスクが高まります。

壁のヒビを放っておくと住宅自体の強度に不安を与える可能性がある為、早期のメンテナンスをお願いいたします。

シロアリが発生する原因になる

壁のヒビを放置するとシロアリが発生

三つ目は、壁にヒビがあるとシロアリが侵入しやすくなります。壁のヒビから生じた小さな隙間は、シロアリの侵入経路になるのです。

湿った環境が好きなシロアリは、壁のヒビから雨水や湿気が侵入した住宅は生息するには好条件です。しかも、雨水で腐食した木材を好んで食べる為、住宅の強度を低下させてしまう可能性があるのです。

壁のヒビはシロアリの侵入や被害を招きやすいので、早急なメンテナンスが必要です。また、シロアリ被害の不安を感じたら、シロアリ駆除も考慮されるといいでしょう。

住宅の耐久性が低下する原因になる

壁のヒビを放置すると耐久性が低下

四つ目は、壁のヒビを放置すると住宅の耐久性が低下する原因があります。

外壁は住宅の構造を支える役割を果たしています。壁のヒビが進行すると、外壁の強度が低下し構造の安定性が損なわれる可能性があります。特に、地震などの振動に対する抵抗力が低下し、住宅の耐震性などが弱くなってしまうかもしれません。

壁のヒビは、住宅の耐久性の低下の兆候となる場合も考えられます。定期的な外壁の点検や補修が必要であり、早期に対処すると住宅の耐久性の維持に繋がるでしょう。

まとめ

壁のヒビの危険度は、ヒビの幅や形によって異なることがお分りいただけたと思います。

幅0.3mm以上の構造クラックは緊急性が高い為、早期の補修が必要になってくるのです。構造クラックの中でも危険度は異なり、補修で補えるヒビと耐震補強が必要なヒビとの違いがあるのです。

幅0.3mm以上の構造クラックの危険度と対策
  • 危険度:★★★ バツ印のヒビ(補修と耐震補強必要)
  • 危険度:★★  斜めのヒビ(補修と耐震診断必要)
  • 危険度:★   水平垂直のヒビ(ひび割れ補修必要)

幅0.3mm未満のヘアークラックは、ヒビが進行しないか経過観察が必要です。広範囲に発生していないなら、塗装で補修が可能になるでしょう。

壁のヒビの判断に困ったら必ずプロの業者に点検を依頼し、適切な補修を行うのをおすすめいたします。

南大阪ペイントセンターでは、壁のヒビの点検をお受けいたしております。先ずはお気軽にお問い合わせください。

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