外壁塗装の塗料5選！どれを選べば良いかプロが解説

「外壁塗装の見積書が塗料の種類別で分かれていて何を基準に選べばいいのかわからない」

「外壁塗装の塗料は種類別で何が違うの」

以上のようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃるでしょうか？

結論！外壁塗装の塗料は大きく分けて5種類あります。

外壁塗装の塗料はグレード別で耐用年数や性能が大きく異なります。塗料は住宅の劣化状況や生活スタイルに合わせて選ぶ必要があります。

当コラムでは、塗料のグレードや塗料選びのコツについてご紹介いたします。

皆様の住宅に最適な塗料選びができるよう、ご紹介いたします。

塗料の価格・耐用年数をグレード別で5選ご紹介

外壁塗装の塗料はグレードによって価格や耐用年数が異なります。

※価格は平均的な相場を記載しております。また、耐用年数はあくまでも目安になります。

塗料のグレード別の違いを詳しくご紹介いたします。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は価格が安い代わりに、耐久性が低く耐用年数が短い塗料になります。密着性が高く独特の光沢感があるので光って見えるのが特徴です。

■ウレタン塗料での塗装に向いている人

・とにかく外壁塗装費用を安くしたい人
・塗装する住宅に7年程しか住まない人

■ウレタン塗料での塗装に向いていない人

・高い耐久性を確保したい人
・長く塗装する住宅に住む人
・光沢感のある仕上がりが好まない人

数年で退去予定がある住宅に住む人で安く仕上げたい場合は、ウレタン塗料を選ぶとコストを抑えた塗装ができるでしょう。

ウレタン塗料について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。

価格は安いけれど耐久性が低いウレタン塗料での外壁塗装ってどうなの？

シリコン塗料

シリコン塗料は価格に比べると耐久性が高くコストパフォーマンスに優れた塗料になります。種類や色も豊富で、お客様からよく選ばれる塗料の一つです。施工事例も多くあり、塗料を選ぶ参考にしやすいかもしれません。

■シリコン塗料での塗装に向いている人

・価格は抑えたいけど耐久性も確保したい人
・よく使われている塗料を使用したい人
・たくさんの施工事例を見たい人

■シリコン塗料での塗装に向いていない人

・生涯での塗装回数を少なくしたい人
・価格より耐久性重視の人

価格と耐久性のバランスが整った塗料をご希望の方は、コストパフォーマンスに優れたシリコン塗料をおすすめいたします。

シリコン塗料について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。

外壁塗装 シリコン塗料は耐久性とコスパに優れた塗料！詳しく解説します

ラジカル塗料

ラジカル塗料は、シリコン塗料より1ランク機能が高く耐久性が優れた塗料になります。シリコン塗料より1ランク上の塗料ですが、価格はシリコン塗料と大きな差がないのでコストパフォーマンスに優れています。

しかし、ラジカル塗料は選べる塗料メーカーが少なく、シリコン塗料に比べると種類が少なくなります。

■ラジカル塗料での塗装に向いている人

・コスパ重視だがシリコン塗料より耐久性を確保したい人
・シリコン塗料より1ランク上の防汚性・防カビ性を望む人

■ラジカル塗料での塗装に向いていない人

・生涯での塗装回数を少なくしたい人
・価格より耐久性重視の人
・たくさんの種類から選びたい人

コストパフォーマンス重視だがシリコン塗料より1ランク上の耐久性を確保したい場合は、ラジカル塗料をおすすめいたします。

ラジカル塗料について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。

ラジカル塗料で外壁塗装をするメリット 価格帯や施工事例も紹介

フッ素塗料

フッ素塗料は、価格は高くなりますが耐久性に優れた塗料になります。耐用年数が長く生涯の塗装回数を少なくできるので、長い目で見るとコストを抑えることができるのです。

■フッ素塗料での塗装に向いている人

・価格より耐久性重視の人
・生涯の塗装回数を少なくしたい人
・生涯の塗装費用をお得にしたい人
・長く塗装する住宅に住む人

■フッ素塗料での塗装に向いていない人

・耐久性より安く仕上げたい人
・数年で退居する予定のある人

価格より耐久性を高くして生涯の塗装回数と費用を抑えたい方は、フッ素塗料をおすすめいたします。

フッ素塗料について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。

フッ素塗料の価格相場と長期的に見て一番安くなる理由！

無機塗料

無機塗料は価格は高いですが、現在では一番耐久性の高い塗料になっています。耐用年数が最も長いので、長く安心して生活したい方にはぴったりかもしれません。

■無機塗料での塗装に向いている人

・価格より高い耐久性を希望の人
・最高級の塗料で塗装したい人
・生涯の塗装回数を少なくしたい人
・生涯の塗装費用をお得にしたい人
・長く塗装する住宅に住む人

■無機塗料での塗装に向いていない人

・耐久性より安く仕上げたい人
・数年で退居する予定のある人

最高級の塗料で価格より高い耐久性を希望する場合は、無機塗料をおすすめいたします。

無機塗料について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。

無機塗料って何？通常のシリコンやフッソ塗料に比べてどう違う？

迷った時に考えたいケース別おすすめ塗料3選

外壁塗装の塗料選びで迷った時にどうすればいいのか？

ケース別でおすすめしたい塗料をご紹介いたします。

長く住むなら予算の許す限り高耐久なものにする

塗装する住宅に長く住む予定であるなら、予算の許す限り高耐久な塗料を選ぶといいでしょう。

外壁塗装の費用は塗料代だけでなく、足場代などの費用も必要になってきます。高耐久の塗料を選ぶと耐用年数も長くなるので、生涯の塗装回数を少なくできるのです。その為、塗装の施工ごとににプラスされる足場代などの費用を節約することができます。

一般的な40坪の2階建て住宅のグレード別塗装費用がこちらになります。（足場代など含む）

▼40坪住宅のグレード別塗装費用▼

上記のグレード別塗装費用の平均値から、耐用年数に応じて1年あたりの平均費用を計算しました。

▼40坪住宅の塗料グレード別の1年あたりの平均費用▼

40坪住宅を築10年の時に外壁塗装し、築70年まで住むための生涯の費用が以下の通りです。

ご覧いただくと、高耐久のグレードの塗料の方が塗装回数が少なく費用も抑えられるのがわかります。

高耐久の塗料は初期費用が高くなりますが、長い目で見ると予算の許す限りグレードの高い塗料を選ぶのをおすすめいたします。

何年住むか決まっているならそれに合わせて塗料を選ぶ

塗装する住宅に何年住む予定か決まっている場合は、それに合わせて塗料を選ぶ必要があります。

10年しか住まないのに高耐久塗料での塗装は、必要ないかもしれません。また、最後の塗装にしたいのにウレタン塗料で塗装すると、耐久性が確保できず住宅に長く住むのが不可能になるかもしれません。

ご自身のライフスタイルや将来設計に応じて、塗料グレードを考慮いただきたいと思います。

予算との兼ね合いで迷ったらシリコン塗料にしておけば間違いなし

予算との兼ね合いで塗料選びに迷ったら、シリコン塗料を選んでおけば間違いありません。

シリコン塗料は、フッ素塗料や無機塗料に比べて安価な割に耐久性は10年以上あります。フッ素塗料や無機塗料は高価だという方は、シリコン塗料を選ぶと比較的安価で10年の耐久性を確保できます。（立地環境によって耐用年数は異なります。）

シリコン塗料は種類も豊富で、よく選ばれる塗料になっています。施工事例も多くあるので、外壁塗装の参考にしやすいかもしれません。

下塗り塗料の選択はプロに任せる

下塗り塗料の選択は、外壁塗装のプロである塗装業者に任せましょう。

下塗り塗料は「既存の外壁材」や「上塗り塗料の種類」などの要因によって異なるので、専門知識がないと選ぶのは難しいのです。専門知識のある塗装業者が選んだ下塗り塗料で塗装すれば問題ありません。

適切な下塗り塗料が選ばれたか不安の方は、下塗り塗料を選んだ理由を塗装業者に質問してみてください。丁寧な塗装業者であれば、下塗り塗料を選んだ理由を私たちにわかりやすく説明してくれるでしょう。

逆に下塗り塗料について説明不足で塗装業者に対して不安を感じた方は、こちらの関連記事を参考になさってください。不安な業者を見抜く方法をご紹介しております。

外壁塗装が下手な6つの判断ポイントを解説！取るべき行動もご紹介

外壁塗装の塗料の決まり方

外壁塗装の際に、塗料はどのように決まるのか疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

南大阪ペイントセンターでの塗料の決まり方は以下の通りです。

それでは、詳しくご紹介いたします。

お客様の要望がなければ5～9プラン見積り

お客様の要望がなければ、5～9プランの見積りをご提案いたします。

無料点検後に住宅の状態に合った最適な塗料で、塗料のグレード別にご提案いたします。塗料は同じグレードの塗料でも、異なる性能を持っています。住宅の状態によって最適な塗料を選ぶ必要があります。

当社では約100種類以上の塗料を取り扱っています。専門知識と多くの経験で、数ある塗料の中からお客様の住宅に合った最適な塗料をお選びいたします。

お客様の希望の塗料があれば希望の塗料で見積り

お客様の希望の塗料がある場合は、ご希望の塗料でお見積もりいたします。

無料点検で住宅の状態を確認して、お客様のご希望の塗料で施工が可能な場合は問題ありません。お客様のご希望の塗料だと十分な保護ができない場合は、他のプランをご提案させていただきます。

お客様と相談の上、住宅にとって最適な塗装方法を考えたいと思っております。住宅の耐久性を高める為に、申し訳ございませんがご理解いただきたいと思います。

まとめ

塗料にはウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・無機とグレードがあり、価格や耐用年数を判断して選ぶ必要があります。

それでも塗料選びに迷った時に考える方法として、ご参考にしていただきたいのがこちらになります。

下塗り塗料選びは専門知識が必要な為、塗装のプロに任せておけば間違いないでしょう。

南大阪ペイントセンターではお客様の住宅に合った最適な塗料で、5～9プランのお見積りをご提案いたします。先ずはお気軽にお問い合わせください。

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