
築20年の積水ハウス住宅にお住まいで、「外壁塗装はそろそろ必要?」「まだメンテナンスしなくても大丈夫?」と気になっていませんか?
積水ハウスの住宅は、築20年を迎えると外壁のメンテナンスを検討する時期の一つです。積水ハウスでは、一般的な外壁パネルの塗り替えや外壁目地のメンテナンスを15~20年程度の目安としています。一方で、30年のメンテナンスサイクルを実現した仕様や、塗装を必要としない外壁材もあるため、築20年だからといってすべての住宅で外壁塗装が必要になるわけではありません。
南大阪ペイントセンターでは、ハウスメーカー住宅の外壁塗装で累計1,132件の施工実績があります。積水ハウスの外壁塗装も数多く行っております。
その経験を踏まえて本記事では、積水ハウスの築20年の外壁に特化して、外壁塗装を検討する時期や確認したい劣化症状、外壁材によるメンテナンスの違いを解説します。さらに、弊社の施工事例をもとに、築20年で外壁塗装を行った住宅の割合や実際の施工事例も紹介します。ご自宅の外壁と比較しながら、外壁塗装やメンテナンスが必要か判断する際の参考にしてください。
▼積水ハウスの外壁塗装についてはこちらの記事で解説しております▼
積水ハウスの外壁塗装の7つのポイント【費用がわかる施工事例多数有】
榎本悟
一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。
橋本卓哉
石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。
詳しいプロフィールを見る1.積水ハウスの住宅は築20年で外壁メンテナンスを検討する時期
1-1.積水ハウスでは外壁の塗り替えを15~20年程度としている
1-2.外壁の防水性を維持するために塗装が重要
1-3.外壁目地も15~20年程度がメンテナンスの目安
2.築20年でも必ずメンテナンスが必要とは限らない
2-1.30年メンテナンスサイクルを実現した仕様がある
2-2.外壁材によって必要なメンテナンスが異なる
3.築20年前後の積水ハウス外壁に見られた劣化症状の実態
4.南大阪ペイントセンターでは約3割の積水ハウス住宅が築20年で外壁塗装(最も多い)
5.南大阪ペイントセンターの築20年の積水ハウス外壁塗装施工事例
5-1.築20年の積水ハウスの外壁塗装事例(施工費:約192万円)
5-2.築20年の積水ハウスの外壁塗装事例(施工費:約242万円)
5-3.築20年の積水ハウスの外壁塗装事例(施工費:約219万円)
6.まとめ
積水ハウスの住宅は築20年で外壁メンテナンスを検討する時期
積水ハウスの住宅は、築20年を迎えると外壁の状態を確認し、メンテナンスを検討する時期に入ります。一般的な外壁パネルでは15~20年程度が塗り替えの目安とされているため、築20年は外壁塗装を検討する一つの目安となります。
外壁は、雨や紫外線などの影響を受けることで、時間の経過とともに塗膜や外壁目地が劣化します。そのため、築20年を迎えたら外壁の状態を確認し、塗装や目地の補修など、必要なメンテナンスを検討することが大切です。
ここでは、積水ハウスが示しているメンテナンスの目安をもとに、築20年で外壁のメンテナンスを検討する理由について解説します。
積水ハウスでは外壁の塗り替えを15~20年程度としている
積水ハウスリフォームでは、外壁パネルの美観上の塗り替えを15~20年程度のメンテナンスの目安としています。
そのため、築20年を迎えた積水ハウス住宅では、外壁の状態を確認し、塗装などのメンテナンスを検討する時期といえます。
ただし、この15~20年という期間はあくまでメンテナンスを検討する目安であり、実際の時期は住宅に採用されている仕様や外壁材、現在の劣化状態などによって異なります。築20年という年数だけで判断するのではなく、新築時の外壁仕様と現在の外壁の状態を確認したうえで、必要なメンテナンスを判断することが重要です。
参考:積水ハウスリフォーム「外壁リノベーション」
外壁の防水性を維持するために塗装が重要

塗装仕上げの外壁では、塗膜が雨水や紫外線から外壁材を保護しています。そのため、塗膜が劣化した場合は、塗装によって外壁を保護し、防水性を維持することが重要です。
外壁の表面に施された塗膜には、雨水の浸入を抑え、紫外線などによる外壁材の劣化を防ぐ役割があります。しかし、塗膜は年月とともに徐々に劣化し、色あせやチョーキング、塗膜の剥がれなどが発生する場合があります。
積水ハウスリフォームでは、外壁パネルの美観上の塗り替えを15~20年程度の目安としているため、築20年の住宅では、こうした経年による塗膜の状態を確認することが大切です。塗膜の劣化が進んでいる場合には、外壁材を保護し、防水性を維持するために塗装を検討します。
ただし、積水ハウスにはさまざまな外壁材や仕上げ仕様があり、すべての外壁が同じように塗装によるメンテナンスを必要とするわけではありません。そのため、築20年という年数だけで塗装の必要性を判断するのではなく、採用されている外壁材や仕様、現在の劣化状態を確認したうえで、必要なメンテナンスを判断することが重要です。
外壁目地も15~20年程度がメンテナンスの目安

積水ハウスリフォームでは、外壁目地の打ち替えも15~20年程度をメンテナンスの目安としています。そのため、築20年の積水ハウス住宅では、外壁だけでなく目地の状態も確認することが重要です。
外壁パネルの継ぎ目にある目地は、外壁材同士の隙間を埋め、雨水の浸入などを防ぐ役割を担っています。積水ハウスの住宅では、目地にシーリング(コーキング)やガスケットなどが使用されており、目地材の種類によって劣化の現れ方や必要なメンテナンス方法が異なります。
シーリングは、経年によって硬化やひび割れ、ブリード現象による黒ずみなどが見られる場合があります。一方、ガスケットでは、浮き・反り・剥がれなどの症状が見られる場合があります。
目地の劣化が進行すると、外壁内部への雨水の浸入につながる可能性があります。そのため、築20年を迎えた積水ハウスでは、目地の種類と現在の状態を確認し、劣化が見られる場合は打ち替えなどの補修を検討しましょう。
ただし、目地のメンテナンス方法や時期は、採用されている仕様や目地材の種類、現在の劣化状態によって異なります。築20年という年数だけで判断せず、実際の状態を確認したうえで必要なメンテナンスを判断することが大切です。
築20年でも必ずメンテナンスが必要とは限らない
築20年の積水ハウス住宅は、外壁のメンテナンスを検討する時期の一つですが、すべての住宅で同じ時期に同じメンテナンスが必要になるわけではありません。
積水ハウスでは、外壁の耐久性を高め、メンテナンスの負担を抑えるためのさまざまな仕様が採用されています。また、外壁材の種類によっても、塗装の必要性やメンテナンス方法は異なります。
そのため、築20年という年数だけで外壁塗装の必要性を判断するのではなく、新築時に採用された仕様や外壁材、現在の劣化状態を確認することが重要です。
ここでは、築20年でもメンテナンス時期が異なる理由として、30年のメンテナンスサイクルを実現した仕様と、外壁材によるメンテナンスの違いについて解説します。
30年メンテナンスサイクルを実現した仕様がある

画像出典:積水ハウス(タフクリア-30)
積水ハウスには、外壁のメンテナンスサイクルを30年とした「タフクリア-30」という仕様があります。2014年に発表された仕様で、「高耐候塗装」「防汚塗装」「高耐久目地」を組み合わせることで、外壁の塗り替えや目地の打ち替えのサイクルを約30年に延長しています。
積水ハウスは、従来の外壁の塗り替えの目安を15~20年としていたのに対し、タフクリア-30では約30年のメンテナンスサイクルを実現したと説明しています。また、積水ハウスリフォームでは、新築時にタフクリア-30仕様を採用した建物について、外壁パネルの塗り替えと外壁目地の打ち替えの目安を30年としています。
ただし、現在築20年の積水ハウス住宅は、おおむね2006年前後に建築された住宅です。タフクリア-30が発表された2014年より前の建築となるため、新築時にタフクリア-30が採用された住宅には該当しません。
そのため、現在築20年の積水ハウス住宅では、積水ハウスが示している外壁パネルの塗り替えや外壁目地のメンテナンスの目安である15~20年程度を一つの基準として、外壁や目地の状態を確認することが大切です。
なお、メンテナンスの時期は、外壁材や仕様、現在の劣化状態などによって異なります。築20年という年数だけで外壁塗装の必要性を判断せず、新築時の仕様と現在の外壁・目地の状態を確認したうえで、必要なメンテナンスを判断しましょう。
外壁材によって必要なメンテナンスが異なる

画像出典:積水ハウス(ベルバーン)
積水ハウスの外壁は、採用されている外壁材によって塗装の必要性やメンテナンス方法が異なります。そのため、築20年という年数だけで外壁塗装が必要と判断することはできません。
例えば、積水ハウスの陶版外壁「ベルバーン」は、表面の釉薬によって耐候性や耐久性を高めた外壁材で、基本的に塗装によるメンテナンスを必要としません。そのため、ベルバーンを採用した住宅では、築20年を迎えたからといって外壁全体を塗装する必要はありません。ただし、目地など外壁材とは別にメンテナンスが必要になる部分があります。
一方、塗装仕上げの外壁パネルでは、経年によって塗膜が劣化するため、外壁の状態に応じて塗り替えを検討する必要があります。このように、同じ築20年の積水ハウス住宅でも、採用されている外壁材によって外壁塗装の必要性は異なります。
築20年の積水ハウスで外壁塗装を検討する際は、まず新築時に採用された外壁材を確認しましょう。そのうえで、外壁の劣化状態や目地なども確認し、住宅の仕様に合ったメンテナンスが必要かどうかを判断することが大切です。
築20年前後の積水ハウス外壁に見られた劣化症状の実態
南大阪ペイントセンターでは、築20年前後の積水ハウス住宅でどのような劣化症状が見られるのかを紹介するため、築18~22年の施工事例を対象に、実際に確認された劣化症状を集計しました。
その結果、外壁ではチョーキング現象やコケや黒ずみなどの塗膜の汚れ、塗膜の剥がれ・割れなどが確認されました。また、外壁パネルの継ぎ目にあるシーリング(コーキング)やガスケットにも、黒ずみやひび割れ、硬化、浮きなどの劣化が見られています。

※今回の集計は南大阪ペイントセンターの施工事例をもとにしたものであり、築20年前後の積水ハウス住宅全体の傾向を示す統計ではありません。
今回の施工事例の調査で最も多く確認されたのは、シーリングのブリード現象による黒ずみで78.9%でした。次いで、シーリングのひび割れとチョーキング現象がそれぞれ52.6%、シーリングの硬化とガスケットの黒ずみがそれぞれ47.4%となっています。
このように、築20年前後の積水ハウスでは、外壁の塗膜だけでなく、シーリングやガスケットなどの目地にも劣化が確認されています。チョーキング現象や塗膜の汚れは、塗膜の劣化が進んでいるサインの一つであり、外壁の防水性にも影響する可能性があります。
築20年を迎えた積水ハウスでは、外壁の状態だけでなく、シーリングやガスケットなどの目地もあわせて確認しましょう。そのうえで、新築時の外壁仕様や現在の劣化状態を踏まえ、外壁塗装や目地補修など必要なメンテナンスを判断することが大切です。
南大阪ペイントセンターでは約3割の積水ハウス住宅が築20年で外壁塗装(最も多い)
南大阪ペイントセンターで施工した積水ハウス住宅の外壁塗装事例を築年数別に集計したところ、築20年で外壁塗装を行った住宅が最も多く、全体の31.1%、約3割を占めていました。

※南大阪ペイントセンターの施工事例をもとにした集計であり、積水ハウス住宅全体の外壁塗装時期を示す統計ではありません。
また、築20年前後にあたる築18~22年の事例を見ると、全体の24件(53.3%)と半数を超えていました。
このことから、南大阪ペイントセンターにご依頼いただいた積水ハウス住宅では、築20年を中心とした築20年前後に外壁塗装を行うケースが多いという結果になりました。
一方、築30年以上の事例には、過去に外壁塗装などのメンテナンスを行っている住宅も含まれています。そのため、築年数だけで外壁塗装の時期を判断するのではなく、これまでのメンテナンス履歴も含めて現在の外壁の状態を確認することが重要です。
築20年だから必ず外壁塗装が必要とは限りませんが、築20年という時期は、実際の施工事例から見ても外壁や目地の状態を確認し、必要なメンテナンスを検討する一つのタイミングといえるでしょう。
南大阪ペイントセンターの築20年の積水ハウス外壁塗装施工事例
実際に南大阪ペイントセンターで施工した、築20年の積水ハウスの外壁塗装事例をご紹介します。
窯業系サイディングやダインコンクリートなど外壁材によって劣化の進み方や工事内容は異なりますが、いずれも築20年前後で防水性能の低下や目地の劣化が見られたケースです。
ご自宅の劣化症状と照らし合わせながら、施工内容や費用相場のご参考にしてください。
築20年の積水ハウスの外壁塗装事例(施工費:約192万円)

詳しい内容はこちら>
築20年の積水ハウス住宅にお住いのお客様より、「積水ハウスで建てた実家が築20年になり、外壁のメンテナンスを考えている。積水ハウスにも見積もりをしてもらったが、費用が高かったので相談したい」とお問い合わせをいただいた事例です。
現地調査では、外壁の窯業系サイディングに塗膜の割れやチョーキングが確認され、防水性能が低下し始めている状態でした。また、目地のシーリング(コーキング)も弾力を失って硬化しており、躯体からの剥離やひび割れ、ブリード現象による黒ずみなど、複数の経年劣化が見られました。
さらに、既存の外壁は多彩模様で仕上げられており、単色塗料で塗り替えると意匠性が失われてしまうため、現在のデザインの雰囲気を活かせる多彩模様塗料での外壁塗装をご提案しました。あわせて、劣化したシーリングを打ち替えることで、外壁全体の防水性能を回復させています。
なお、こちらの積水ハウスの窯業系サイディングの外壁塗装費用は、約192万円(税抜)となりました。
築20年の積水ハウスの外壁塗装事例(施工費:約242万円)

詳しい内容はこちら>
築20年の積水ハウスにお住まいのお客様より、「積水ハウスの見積もりが高かったので、きれいに仕上げてくれる業者を探している」とご相談をいただいた事例です。複数社で相見積もりを取り、比較検討したいとのご要望でした。
現地調査を行ったところ、外壁の窯業系サイディングの表面には塗膜の割れや剥がれが確認できました。調査の結果、このサイディングは特殊な保護加工が施された難付着サイディングであることが判明したため、通常の仕様に専用の下塗り塗料を加えた計4回塗り仕様をご提案しました。
また、目地のシーリング(コーキング)は弾力を失って硬化しており、ブリード現象によって黒く変色している箇所も複数確認できました。放置すると雨水の浸入につながるおそれがあったため、外壁塗装とあわせてシーリングの打ち替えをご提案しています。
なお、こちらの積水ハウスの窯業系サイディング(難付着サイディング)の外壁塗装費用は、約242万円(税抜)となりました。
築20年の積水ハウスの外壁塗装事例(施工費:約219万円)

詳しい内容はこちら>
築20年・積水ハウス(ダインズ・バリュー)にお住まいのお客様より、「ダインコンクリートの外壁塗装を検討しています」とご相談をいただいた事例です。積水ハウスの高耐久外壁材ダインコンクリートが採用された築20年の建物で、これまで大きなメンテナンスは行われていませんでした。
現地調査では、外壁全体にチョーキング現象と防水性能の低下が確認でき、一部に塗膜の破泡跡や剥がれも見られました。目地のコーキングも硬化が進み、ひび割れや躯体からの剥離が複数箇所で確認できたため、塗装前のコーキング工事が必要と判断しました。
塗料には、関西ペイント RSプライムPro無機MIXをご提案しました。弊社は関西ペイントのリフォームサミットで最上級ランクのプラチナ会員に認定されており、限られた施工店のみが扱えるこの高耐久・高性能塗料を、今回のダインコンクリートにも採用しました。
なお、こちらの積水ハウスのダインコンクリートの外壁塗装は塩ビシート防水工事も同時に施工し、総額約243万円(税抜)となりました。
まとめ
積水ハウス住宅は、築20年が外壁メンテナンスを検討する一つの目安となる時期です。積水ハウス公式でも、一般的な外壁パネルの塗り替えや外壁目地のメンテナンスは15〜20年程度が目安とされています。
ただし、30年のメンテナンスサイクルを実現した仕様や、塗装を必要としない外壁材もあるため、築年数だけで判断するのではなく、外壁の仕様や劣化状態を確認したうえで、必要なメンテナンスを見極めることが大切です。
南大阪ペイントセンターで行った築20年前後の積水ハウスの施工事例を見ても、シーリングのブリード現象による黒ずみが最も多く見られる劣化症状でした。また、外壁塗装を実施した積水ハウス住宅は築20年のタイミングが最も多く、築18〜22年の事例に絞ると、全体の半数以上で外壁塗装が行われています。
そのため、「築20年だから必ず外壁塗装が必要」というわけではありませんが、築20年前後は、必要なメンテナンスを検討する一つの目安になるといえます。
南大阪ペイントセンターでは、積水ハウスの外壁塗装を含めた外壁メンテナンスの施工実績が多数ございます。建物の状態やご予算に合わせて、塗料グレード別に3〜5種類の塗装プランをご提案し、お客様一人ひとりに合った施工内容をご案内しています。
大阪エリアの方は、お問い合わせいただければ最短翌日にご訪問し、無料点検・無料見積もりを行っております。積水ハウスの外壁メンテナンスをご検討中の方は、ぜひお気軽に南大阪ペイントセンターまでご相談ください。




















