堺市にて、崩れ落ちそうな外壁を入念に補修した雨漏り修理

外壁塗装(マスチック工法)・モルタル補修・波板交換・漆喰詰め替え・塩ビシート防水工事
堺市
Before
施工前
After
施工後
施工地 堺市 築年数 47年
価格 102万円 工事期間 18日間
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックTOP 塗料種別 ラジカルシリコン
面積 137m2 カラー KP-150
塗料名 塗料種別
面積 m2 カラー
築年数 47年 工事期間 18日間
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックTOP 塗料種別 ラジカルシリコン
面積 137m2 カラー KP-150
塗料名 塗料種別
面積 m2 カラー

▼堺市の外壁塗装業者選びについてはこちらの記事で解説をしています▼
堺市の外壁塗装業者を選ぶときの7つのポイントとおすすめ業者

堺市東区の築47年の住宅にお住まいのお客様より『浮いてしまった外壁が今にも崩れてきそうで心配』とのご相談を頂き、早速点検調査に伺いました。今回で2回目の塗り替え工事です。

お隣が立て直し工事を行うにあたり、今まで見えていなかった左面の外壁が大きく浮いているのを発見。
浮いてしまった外壁の一部は元々ひび割れがあり、雨水が何度も侵入したことによって外壁が浮き上がってしまったようです。
今のところ浮いた外壁からは雨漏りは起きていませんが、お隣の敷地に外壁が崩れ落ちてしまう可能性もある為、まずは外壁自体の入念な補修が必要と判断しました。

更にお客様より、ベランダから雨漏りがしている為ベランダ防水工事と、今後の台風に備えてベランダテラスの波板も新設して欲しいとのご要望を賜りました。

お客様からお聞きした内容と初回点検の状況を踏まえて
①外壁の入念な補修工事
②ベランダ防水には耐久性防水性に優れた塩ビシート防水工事
③ご要望のベランダテラス新設は骨組みから新設
④今後の雨漏り対策に屋根の漆喰詰め替え工事
以上の内容をご提案させて頂きました。

初回点検の様子

外壁の浮き部分の点検

外壁の浮き全体の様子
問題となる外壁の浮きはお隣に隣接しています。
万が一崩れ落ちてしまうと、大惨事になりかねません。

外壁の浮きあがり
近くで確認すると外壁の浮きがよく分かりますね。

このまま外壁塗装をしても、そもそもの外壁の浮きは改善されません。塗装する前にモルタル外壁そのものの修繕が必要です。

お住まい全体の調査

外壁の剥がれ

目立ちにくい壁面も、塗膜の浮きや剥がれが見受けられます。

チョーキング現象
外壁を触ると白い粉が付くチョーキング現象。

これは塗膜が劣化している1つの目安です。塗料の中の合成樹脂が分解されて、顔料のみが粉状となって外壁表面に出てくることから発生する現象です。

防水層が剝がれたベランダ

ベランダの様子です。ベランダのひび割れや、防水層の剥がれているのが分かりますね。

ベランダの防水能力は年月とともに衰えていく為、定期的なベランダ防水工事が必須とされています。ベランダに防水能力がなくなると、雨水がベランダに染み込んでいき、そこから雨漏りの原因となるのです。

劣化した波板
雨除けや日よけの役割を持つ波板も、経年劣化でところどころひび割れをしており、波板だけでなく骨組みからの交換がおすすめです。

変色した外壁と漆喰の劣化
外壁も黒く変色しているだけでなく、屋根の漆喰も変色していますね。

劣化した屋根の漆喰
漆喰(しっくい)は屋根瓦の1番上にある棟の瓦を守る為に塗りこまれています。本来の漆喰は白色ですが、経年劣化に伴い黒く変色するのが特徴です。
劣化した漆喰を放置すると、中の土が流れ出て棟が下がることで雨漏りの原因になるので漆喰の詰め直し工事が必要です。

実際の施工の様子をご覧ください

まずは外壁塗装を行う前に、浮いてしまったモルタル壁を補修して雨漏り修理を行います。

  1. 外壁の補修工事
  2. 外壁塗装
  3. その他付帯塗装
  4. 漆喰詰め替え
  5. ベランダの塩ビシート防水工事
  6. ベランダの波板と骨組みの交換

以上の流れで、工事の様子をご紹介させて頂きます。

足場組立と飛散防止シートの取り付け

まずは足場仮設と、塗料や高圧洗浄の水しぶきが飛散しないように飛散防止シートを取付けて、工事スタートです!

1、外壁の補修工事

浮いたモルタル壁を撤去
まずは雨漏りの原因となる浮いてしまったモルタル壁を撤去します。

むき出しの間柱
モルタルを撤去すると、木材がむき出しになりまた。

ラス金網の貼り付け
木材の上から防水紙とラス網を貼り付け、モルタル壁の下地作りを行います。

モルタルの塗り直し
新たにモルタルを塗り直し、浮いてしまったモルタル壁の補修が完成しました。

左官補修したモルタル壁
1階部分の外壁の剥がれのモルタル補修も行いました。

モルタル壁はサイディング壁のようにボードを繋ぎ合わせていないので、目地がなく意匠性に優れた高級感のある仕上がりになるのが特徴です。その反面ひび割れが起こりやすく、どの外壁材にも言えることのですが定期的なメンテナンスを怠ってしまうと雨漏りなどの原因となるのです。

モルタル外壁のメンテナンスの必要性についてはこちらのページをご覧下さい。→屋根漆喰の取り換えや膨れたモルタル外壁の補修に必須な左官工事

2、外壁塗装

外壁の高圧洗浄
まずは外壁に高圧洗浄を施し、チョーキングの粉や汚れを取り除くことで、新たに施工する外壁塗装の密着を良くします。
逆に言うと、この高圧洗浄を怠ると新たな塗膜の密着が悪くなり耐久性が下がるので、欠かせない大事な作業です。

モルタル補修跡にシーラーを塗布
モルタル補修跡ですが、このまま塗装を行うと補修した箇所の模様が違うのが明らかで、補修跡が目立ってしまいます。

外壁塗装をする前に補修をした箇所を元の外壁の模様に戻す必要があります。その準備としてシーラーと呼ばれる下地を塗布します。

モルタル補修跡のパターン復旧
タイルベースと言う下塗り剤を専用の機械で玉のように吹き付けることから写真のような模様ができ、本来の外壁の模様に近づけます。
この作業を”パターン復旧”と言い、職人の高い技術が要求される作業です。

パターン復旧の押さえ仕上げ
吹き付け後、タイルが完全に乾く前にローラーで押さえて模様の仕上がりを調整します。
本来の模様を取り戻すことができたので、これでいよいよ外壁塗装の本番に取り掛かることができます。

外壁の下塗り

外壁塗装は基本的に下塗り→中塗り→上塗りの3工程で行います。
まずは微弾性フィラーと呼ばれる粘度のある下塗り剤を塗ります。

微弾性フィラーは中塗り上塗りの密着させる役割以外にも、軽度なひび割れなどの隙間を埋めることができ、モルタル外壁の耐久性を高めてくれます。更に下塗りに使用するマスチックローラーはヘチマのように多孔質なことから、通常のローラーよりも約3倍の塗膜厚で塗布することができるので、よりモルタル外壁を防水性を高めて強固なものに導いてくれるのです。

外壁の中塗り
下塗りを終えると、中塗りを行います。
中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を使用しますが、同じ塗料を使用するからこそ塗り残しがあってはいけませんよね。その為、中塗り上塗りは若干異なる色で塗ります。

外壁の上塗り
こちらは仕上げの上塗りの様子です。

中塗りの塗料の色と少し異なるのが分かりますね。塗り残しがないように細部まで丁寧に塗布して、完成です。

3、その他付帯塗装

軒天木部の塗装

軒天木部塗装
軒天上の木部にはカチオン系の塗料を使用します。ここは外壁と同じ塗料を塗ってしまうと、早期のはがれが起きる可能性があります。

雨樋・雨戸の塗装

雨戸の研磨雨樋の研磨
雨樋と雨戸の塗装を行う下地準備として表面の清掃と、研磨を行います。研磨することで表面に細かな傷が付き、表面積を増えるので塗料の密着を維持する為にも欠かせない作業なのです。

雨戸の塗装雨樋の塗装
研磨で下地準備を終えたら、弱溶剤シリコンで塗装を行います。

雨戸塗装の完成雨樋塗装の完成
雨戸と雨樋の塗装が完了しました。

雨戸や雨樋は外観の占める割合が高い箇所です。
外壁だけでなく、細かい箇所までしっかりと塗装を行うことにより全体的なお住まいの美観が保たれます。

4、漆喰詰め替え

屋根の漆喰の撤去
屋根に新たな漆喰を詰め替える為、まずは既存の劣化した漆喰を取り除きました。
漆喰を取り除くと中の土がむき出しになっているのが分かりますね。

屋根に新たな漆喰を詰め替え
新たな漆喰を詰め替えます。

崩れ落ちた棟
崩れてしまった瓦も

棟を漆喰で補修
漆喰で、しっかりと補修させて頂きました。

細部まで漆喰の詰め替え
細かい箇所まで漆喰を詰め替えることで、隙間からの雨水の侵入を防ぎ雨漏り対策にもなります。
これで雨漏りの心配もなく、安心ですね。

5、ベランダの塩ビシート防水工事

防水層が剝がれたベランダ
防水層のひび割れや剥がれが目立っていたベランダも

ベランダの塩ビシート防水施工後
新たに塩ビシート防水を施すことで新たな防水層ができ、ベランダに雨水が染み込むことなく雨漏りも解消されました。

今回施工した塩ビシート防水工事は塩ビシートを貼り合わせて防水層を作り出す防水工事の一種です。
耐用年数は一般的に15~20年と言われており、防水性耐久性が数ある防水工事の中で圧倒的に高いです。更に定期的なメンテナンスは不要で、劣化してしまっても数年後に再び塩ビシートを貼ることが可能なのです。

6、ベランダの波板と骨組みの交換

ベランダ波板骨組み交換前
ベランダの波板と骨組みの様子です。
確かにお客様の仰るとおり、今後の台風のことを考えると新たに交換された方が良いですね。

波板と骨組みの撤去
古くなった波板と骨組みを撤去します。
写真のように骨組みの木材も、随分経年劣化が見受けられます。

テラスの骨組みを完全撤去

テラスの骨組みを完全に取り除きました。ここから新たなテラス新設のスタートです。

テラス骨組みの新設
骨組みとなる木材を取付けていきます。

波板の取り付け

骨組みの木材を取付け終えたら、波板の新設を行います。

波板テラス新設完成
骨組み、波板、全ての交換が完了しました。

波板に使用する”ポリカーボネート”と呼ばれる素材は透明プラスチック素材の中では最高クラスの機能があります。
非常に軽量で耐熱性や耐寒性にも優れており、実使用温度が-40度~+120度と温度の変化に強く、温度変化によって起こる割れや亀裂の不具合が発生しにくい素材なのです。

強い耐衝撃性がありその強度は他の樹脂に比べて約20~40倍と言われているので、台風などの強風もこれで安心ですね。

全ての施工が完成しました

Before

外壁塗装前の全体のお住まい
After

外壁塗装後の全体のお住まい

全ての施工が完成しました!

外壁塗装前の左壁側全体
崩れ落ちるか心配でした浮いた外壁も

外壁塗装後の左壁側全体
補修跡がほとんど目立つことなく、仕上がっております。
これで崩れ落ちてしまう心配がないだけでなく、ひび割れがないので雨漏りの心配もなく安心ですね。

外壁の剥がれ
浮きや剥がれが目立っていた外壁も

左官補修跡が目立たない外壁
外壁補修後にパターン復旧を行ったことで、どこに浮きや剥がれがあったのか分からなくなっています。

外壁以外にもお住まいに関することは是非ご相談下さい

南大阪ペイントセンターでは屋根外壁塗装だけでなく、今回のように雨漏り修理やベランダ防水工事、波板交換などお住まいに関すること全てにおいて対応させて頂いております。

お困りごとやご不安なことなどありましたら、点検調査にお伺いして、お客様のお困りごとを解決できるご提案をさせて頂きます。
尚、点検調査に関しましては全て無料で対応させて頂いております。

点検調査にお伺いしたからといって『弊社で工事をして下さい』などのセールス活動は一切行っておりませんのでご安心下さい。
あくまでもお客様のご希望に沿いながら、お住まいの状態をみてご提案させて頂きます。
是非、南大阪ペイントセンターの無料点検・無料見積りをご活用頂ければ幸いです。

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