30坪の外壁塗装の相場は95~115万!実例を基にわかる費用の実態

30坪の外壁塗装の相場は95~115万!実例を基にわかる費用の実態
「延床面積が30坪の場合、外壁塗装の相場はどれぐらい?」
「目の前にある見積書の金額が妥当か判断する方法は?」
といった疑問やお困りはありませんか。

そこで2階建て、3階建てごとに外壁塗装の相場を計算したところ、以下の金額が計算されました。

階数 相場
2階建て 95~115万円
3階建て 110~135万円

しかし相場はあくまで目安であり、住宅の様々な要素によって金額は変動する可能性が高いです。

実際に当ページで紹介する弊社の30坪の外壁塗装の事例では、95~115万円の相場に当てはまっていないケースも存在します。

そのため相場感を把握するよりも、見積書の内訳ごとにどの位金額がかかっているかを理解されしっかり検討していくことが大切でしょう。

こちらのページで分かること

・30坪の外壁塗装の相場
・30坪の外壁塗装の内訳
・30坪の相場がわかる実際の見積書の例

相場感と費用の内訳をきちんと知ることで、その見積もりが適正かどうかを判断しやすくなるでしょう。

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

1.外壁塗装の相場は30坪の場合95~115万円

30坪の外壁塗装の相場は95~115万円

30坪の外壁塗装の相場は95~115万円です。

以下は一般的な2階建て30坪の価格相場です。

工事内容 価格
共通工事(足場・高圧洗浄)  219,100
外壁塗装
420,000
コーキング工事  250,000
付帯塗装  150,000
合計 1,039,100

​ちなみに30坪でも3階建ての場合はこの相場にプラス15万〜20万みていただきたいです。

なぜ3階建ての方が高額になるかと言いますと…

・足場仮設
・外壁塗装
・コーキング工事
・付帯部の塗装

以上の面積が多くなるので、その分工事費用も高額になりやすいです。

そのため、同じ30坪の住宅でも3階建ての場合は約110~135万円が相場と見ていただくと良いでしょう。

2.実際の30坪(塗装面積約168㎡)の外壁塗装の相場を事例別に公開

30坪の外壁塗装の相場を95~115万円とご紹介いたしました。

ですが実際のところ住宅によって条件が様々ですので明確な坪数が分かっていても相場を出すのは極めて困難です。
本来外壁塗装の金額は坪数ではなく現地に伺って塗装面積を測るので「30坪だから相場は〇円」とは表しにくいのです。

冒頭でもお伝えしたとおり、住宅の条件によって金額は大きく変動します。
実際の約30坪の住宅の外壁塗装の事例を紹介しますので、よりリアルな費用感を押さえていきましょう。

2-1.総額約99万円|築21年の30坪2階建て(モルタル・モニエル瓦)

総額約99万円|築21年の30坪2階建て(モルタル・モニエル瓦)

工事内容 価格
共通工事(足場・高圧洗浄) 233,700
外壁塗装
450,800
屋根塗装 190,400 
モルタルのためコーキング工事なし 0 
付帯塗装  83,400
その他工事(ひび割れ補修・パネル脱着) 40,000
合計 998,300
 

モルタルモニエル瓦の組み合わせの住宅です。

外壁材がモルタルですので目地がないためコーキング工事はなしです。

モルタルは特性上ひび割れがしやすく、こちらの住宅もひび割れがあったためVカット補修で復旧いたしました。

▼外壁塗装の詳しい事例の内容▼
堺市北区の一戸建ての外壁塗装はツートンカラーで大変身!

2-2. 総額約99万円|築23年の30坪2階建て(モルタル・セメント瓦)

総額約99万円|築23年の30坪2階建て(モルタル・セメント瓦)

工事内容 価格
共通工事(足場・高圧洗浄) 211,550
外壁塗装
456,300
屋根塗装なし(セメント瓦の劣化が見られず塗装不要と診断) 0 
コーキング工事 21,000 
付帯塗装  79,000
その他工事(ひび割れ補修・パネル脱着・防水工事など) 235,500
合計 997,350
 

モルタルセメント瓦の組み合わせの住宅です。

セメント瓦は塗装が必要な屋根材ですが、築20年前後では劣化があまり見られず塗装を次回に見送られるケースもあります。

▼外壁塗装の詳しい事例の内容▼
松原市でラジカル塗料使用の外壁塗り替え(亀裂も補修して改善)

2-3.総額約110万円|築20年の30坪2階建て(窯業系サイディング・陶器瓦)

総額約110万円|築20年の30坪2階建て(窯業系サイディング・陶器瓦)

工事内容 価格
共通工事(足場・高圧洗浄) 268,850
外壁塗装
520,800
屋根塗装なし(陶器瓦のため塗装不要) 0 
コーキング工事 213,300 
付帯塗装  88,800
その他工事(パネル脱着) 15,000
合計 1,106,750
 

陶器瓦は塗装が不要の屋根材のため、屋根塗装はなしです。
窯業系サイディングは目地がある外壁材のため、コーキング工事は必須項目です。

そのため、前述した事例のモルタル外壁に比べると、窯業系サイディングの塗装の方が施工金額が高い傾向にあります。

▼外壁塗装の詳しい事例の内容▼
羽曳野市で超低汚染型シリコンによる外壁塗装(紹介でご依頼)

2-4.総額約110万円|築20年の30坪2階建て(窯業系サイディング・スレート瓦)

総額約110万円|築20年の30坪2階建て(窯業系サイディング・陶器瓦)

工事内容 価格
共通工事(足場・高圧洗浄) 302,550
外壁塗装
478,800
屋根塗装 148,500 
コーキング工事 256,050 
付帯塗装  81,200
その他工事 なし 0
合計 1,267,100
 

窯業系サイディングスレート瓦の組み合わせの住宅です。

こちらの住宅は外壁からの雨漏り被害がありましたが、コーキング打ち替え工事をすることで雨漏りが改善されています。

▼外壁塗装の詳しい事例の内容▼
東大阪市にて外壁からの雨漏り改善(サイディングへの外壁塗装)

3.【重要】あくまで相場は目安!変動する可能性は高い

30坪の住宅の外壁塗装の相場は約95~115万円がひとつの目安とされています。
しかし実際の工事費用は住宅の仕様や劣化状況、塗料の種類、付帯部の状態などによって大きく変動することが多いです。

特に30坪前後の住宅ではサイディング外壁が主流となっており、劣化状況に応じてコーキングの打ち替え工事が必要になります。
このコーキング工事の有無や範囲によって10万円以上金額が変わることも珍しくありません。

また30坪といっても建物の高さや形状はさまざまです。
たとえば3階建て住宅の場合は外壁の総面積が増えるため、塗装費用も自然と上がり相場にプラス15万〜20万円程度を見込んでおく必要があります。

このように、外壁塗装の費用は「〇坪だから〇円」と一律に判断できるものではありません。
95万~115万円という金額はあくまでも相場であり、お家のつくりや状態によってはこの金額から大きく前後することもあります。
「我が家も30坪だからこのくらいかな?」と思われても、実際には当てはまらないケースも多いです。

だからこそ大事なのは、お住まいに合ったしっかりとした診断と見積もりを受けることです。
「どこに・どれくらい・どうして費用がかかるのか」をきちんと確認して、納得したうえで契約するのが安心です。

▼相場の変動要因についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください▼
外壁塗装の費用相場は90~120万円!弊社600件の事例データを基に算出

4.まとめ

  • 外壁塗装の相場は30坪の場合95~115万円
  • 30坪の3階建ての相場は110~135万円

外壁塗装は「〇坪だから〇万円が相場」とは表しにくい工事です。
たしかに塗料によって金額は変わります。
しかし延床30坪の場合、塗料のグレードが1㎡あたり500円の価格差だとしても住宅一軒分につき10万円にも満たない差なのです。

見積りを出すためには、外壁の劣化状態だけでなく目地のm数や付帯部の塗装面積など住宅の状態を熟知する必要があります。
実際の建物を拝見していない段階での相場はあくまでも目安とご理解いただければと思います。

「30坪の相場95~115万円で見積りを出してくれたらこの業者が安心」というわけではなく、業者側が金額の何割を実際の工事に当てるかが最も大切な点だと思います。

複数の業者が95~115万円の相場の範囲内で見積りを出してきたとしても、業者によって実際の工事に当てる金額が異なるので工事内容には差が出てくるでしょう。

だからこそ見積書の見方や内訳をしっかりと押さえる必要があるのです。
内訳や工事内容を押さえることで、金額に惑わされることなく的確な業者選びができると言って良いでしょう。

「塗装費用はどのくらいになるの?」
「見積もり金額だけ知りたい」
といった疑問やお悩みをお持ちの方は、ご相談だけでも大歓迎です。

こちらのページに関すること以外でも、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

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監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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