八尾市で外壁調査！約40坪のハウスメーカー住宅のお見積り

✓ブログの概要
大阪府八尾市でハウスメーカー施工住宅（約40坪）の外壁調査とお見積りを実施した内容を掲載しています。

これまで外壁塗装などのメンテナンスをされていません。
サイディング外壁の大きな痛みはありませんでしたが、目地のコーキングに不具合が多々あり築23年相応の経年劣化が確認できました。

マナベ

こんにちは！
南大阪ペイントセンターのマナベと申します。

当ブログでは大阪府八尾市で実施したハウスメーカー施工住宅の外壁塗装の点検とお見積りの様子をご紹介しています。

1.ハウスメーカーから外壁塗装の提案を受けてご相談
2.八尾市で外壁調査を実施
3.外壁調査後の診断結果とお見積り内容
4.その他のハウスメーカー住宅の外壁調査の事例

ハウスメーカーから外壁塗装の提案を受けてご相談

積水ハウスの定期点検の際に建物全体の塗装工事のご提案があったようです。
しかしメーカーが提示した見積金額が想像よりも大幅に高かったため、塗装専門業者数社に相見積もりのご依頼をされています。

外壁材は窯業系サイディングが使用されています。

窯業系サイディングは全国シェア率80％以上の外壁材で、耐火性に優れ高いデザイン性が魅力の人気の外壁です。

弱点があるとすれば、防水性の低さです。
実は窯業系サイディング自体には防水性がなく、表面に施工されている塗装で防水性を維持しているのです。
つまり、塗装をしないと水を弾く力が備わらないのです。

窯業系サイディングはあらかじめ塗装が施された状態で工場から出荷されます。
しかし塗装にも寿命があり、築10年を目安に塗装の防水性が切れてきます。

大手ハウスメーカー施工といえど、塗装の寿命は来てしまうのです。

実際に築10年できっちりと塗装をされる方はほとんどいませんが、誰でも簡単に塗装の寿命を知る方法があります。

それが外壁の粉の付着（チョーキング）の確認です。

窯業系サイディングに触れると、白っぽい粉が付着しているのが分かりますか？
実は汚れや埃ではなく、顔料の粉なのです！

この状態を専門用語でチョーキング現象と呼びます。

チョーキング現象が確認できたら、塗装工事をご検討しましょう！

紫外線を浴び続けることで、塗膜の樹脂が分解され顔料だけ粉状になって出てきます。
この粉状の状態（チョーキング現象）が確認できると、残念ながら塗装の寿命が切れているサインです。

雨水を弾く力もほぼなくなっているので、このまま放置すると雨水が染み込んで外壁材を脆くさせる危険性があります。

外壁材が脆くなることで外壁の浮きや反りに繋がり、補修費用も嵩む可能性が高くなります。
ですので、チョーキング現象があれば塗装工事を依頼された方が良いです。

窯業系サイディングはパネル状になっており、ボード同士の縦の目地にコーキングと呼ばれる部材が防水目的で施工されています。

この目地の防水性こそ、窯業系サイディングのメンテナンスの最重要事項と言っても良いくらいです。

目地を近くで見てみましょう。

目地内部に施工されたコーキングが目地から僅かに離れて隙間ができています。

新築時は目地の隙間を覆うように施工されたコーキングが、年数とともに縮んでいき写真のような隙間が生まれます。

隙間から雨水が入り込むことで、サイディング内部に湿気が籠り外壁材を変形させてしまいます。

窓枠の周りにもコーキングが施工されていますが、ひび割れていますね。

このままでは窓枠周りからの雨漏りにも繋がってしまいます。

対策としては目地、窓枠周りのコーキングを新しく施工し直すことです。

住宅街ですと足場が建つか心配されるお客様も多いと思います。

お隣との距離が約40cm開いていれば、問題なく足場は建てられますのでご安心ください！

屋根にはセメント瓦（厚型スレート）が施工されています。

外壁同様にセメント瓦の防水性も塗装によって維持されるので、本来であれば塗装は必要です。
ですが劣化具合から急ぎで塗装をされなくても問題ないという診断になり、今回は屋根塗装を見送られることになりました。

※使用する塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積り金額も塗料によって変動します。
見積金額は屋根塗装なしの外壁塗装工事のみのお見積り金額です。