今回は破風についてお話しをして行きたいと思います。
破風とは屋根の切妻造・入母屋造の妻側部分を指す名称です。日本では平安時代ごろ以降千鳥破風・唐破風が現れて室町時代~安土桃山時代の時期に城郭建築の天守のように複数の破風を組み合わせるデザインが考え出されたと言われています。
切妻屋根につけられた合掌形の長い板・またその部分をよびます!
こちらの写真の屋根は入母屋です。切妻型と寄棟型の二つを合わせ持つ形状のことです。
簡単に言いますと逆Vになっている屋根のはっしこの所の事です。
切妻や入母屋の妻側の三角部分の形状を指します。妻側において合掌形につけられた板、あるいはその組付けた部分を指します。普段皆さん聞きなれない名称だったとおもいますが部位はどこかという事は分かっていただけたと思います。
では次にその役割は何かを説明していきたいと思います。破風はお家の顔ともいわれるそうですが単に見た目をよくするだけにある訳ではありません。屋根は上からの雨に強い特徴がありますが横からの雨風には弱いという特徴もあります。しかし破風がある事により雨や風を防いでくれる効果をもっています。
その他にも火災などを防いでくれる耐火性もあります!屋根裏への火の回りを遅らせてくれる効果も持っています。
破風の場所や役割などわかっていただけたんじゃないでしょうか。