外壁塗装の点検の方法を解説(住宅編)

現地調査をする営業担当
こんにちは。南大阪ペイントセンターです。
創業50年、塗装専門の会社です。

 

・お家の外壁塗装がそろそろ心配になってきた
・そろそろメンテナンスを行わないといけないかも

といった時に、外壁塗装の点検ってどんなことをするの?について解説します。

 

この記事を読むと・・・

・外壁塗装の点検がどんなものかわかる!
・業者選びの参考になる!
・定期点検の重要性がわかる!

では、1つずつ解説します。

外壁塗装の点検ではどんな点検をやるか?

外壁塗装前のトヨタホームお住まい全体

住宅の外壁塗装の点検には、外壁はもちろんのこと屋根も点検することが多いので、外壁と屋根の点検について解説します。

点検の前にヒアリング(聞き取り調査)

・困っていることは?(雨漏りなど)
・築何年か?
・メンテナンスはしたことがあるか?いつ頃?

点検の手助けになるように、依頼者から詳しく現状を聞きます。

詳しく聞き取り調査をしたあとは点検を行います。

外壁の点検

藤井寺市 現場調査

外壁のあらゆる箇所を手で触ります。

塗膜が劣化している場合は、指に粉がつきます。
チョーキングという塗料の樹脂と顔料が分離する現象です。
塗り替え時期のサインです。

チョーキング現象については詳しくこちら

外壁のひび割れひび割れのチェックを行います。
幅と数や長さ、特にひび割れの幅と方向を注意しています。

横方向(地面と平行)のひび割れは雨漏りしやすく特に注意が必要です。

ひび割れは2種類。
幅0.3mm以上、深さ0.5mm以上→構造クラック
それより小さいひび割れ→ヘアークラック
ひび割れの補修方法が変わってきます。

目地のコーキングの劣化

窯業系サイディングの目地のコーキングの点検
欠損、縮み、ひび割れなどコーキングが機能しているかを点検します。

雨樋

雨樋の状態を点検を行います。割れや変形ないか?雨樋は交換が必要か?など次回の外壁塗装までしっかり機能するかの点検を行います。

鉄部の点検します。
錆が酷く腐食している場合は交換するなどの方法も検討します。

屋根の点検

瓦屋根の点検

ドローンで点検した屋根

瓦屋根の全体(ドローンにて撮影)

外壁塗装の点検では、屋根も同時に点検します。瓦屋根やスレート屋根などの点検があります。

漆喰の劣化

屋根が瓦の場合は以下の点検を行います。

・漆喰
・瓦の割れやズレ
・棟(下がっていないか?)
・谷

屋根から雨漏りが疑わしいなら、谷と棟が雨漏りの原因の場合が多いです。

スレート屋根などの点検

老築化したスレート

老築化したスレート瓦(ドローンで撮影)

写真のようなスレート屋根の点検なら以下のような箇所をチェックします。

・スレート瓦の色褪せ
・浮き
・割れ
・コケや藻の発生

上記のいづれも、スレート屋根の塗装が劣化している場合に起る現象です。

屋根点検はドローンなら安心

屋根点検に使用されるドローン

屋根点検に使用されるドローン

屋根に人が登ると体重で屋根材を破壊される可能性があります。
また、はしごをかける際にお家に傷をつけられるケースもあります。

最近ではドローンで屋根を点検する業者さんも増えてますのでそちらの方が安心です。

点検をしているドローン

小さくてわかりにくいですが、ドローンで屋根を点検している様子

→ドローン点検とは?

点検の時間は?   

点検を行っている時間は、30分〜60分くらいが理想的です。
理由はちゃんと点検するとそのくらいかかるからです。

5分や10分で終わりました!という業者さんはかなり怪しい。

外壁塗装の点検は、誰に頼めば安心?資格は?

一級塗装技能士の賞状

一級塗装技能士の賞状

結論は、資格持ちは少し安心ですが複数の業者さんに見てもらいましょう。

とはいうものの、以下のような外壁塗装に関する有資格をお持ちならより良いでしょう。

・一級塗装技能士、二級塗装技能士(国家資格)
・外装劣化診断士
・雨漏りに関する診断士

訪問販売の点検商法には注意

塗装工事の訪問販売には昔から営業トークがあり、その1つに「無料点検しませんか?」というものがあります。

良心的な訪問販売を行っている方もいらっしゃると思いますので、否定をするつもりはありませんが、訪問スタイルは基本的には信用しない方がいいと思います。他にもこんなトークがあるので、参考にしてください。

・モニターになりませんか?(モニタートーク)
この地域には実績がないので、モニターになってもらえるなら半額にします

・足場代を無料にします(足場トーク)
近隣に塗装の現場があるのでその足場を使わせてもらうと足場代が無料に

・塗料代を無料にします(塗料トーク)
塗料の多く注文してしまったので(発注ミス)この塗料なら無料で

急かす、煽る業者は注意

訪問販売業者に限りませんが、良心的な業者さんを見極めるポイントとして、急かしたり煽るのはよくない業者さんの特徴かもしれません。

・今日契約してくれるならお値引きします。

複数の業者さんに点検をしてもらうが◎

点検結果を大げさに伝えたり、また嘘をつくこともあるので、複数業者に点検をしてもらうと良いです。

点検は留守でも可能か?

業者さんによりますが、基本的に外回りの点検(外壁や屋根)のみなら留守でも可能です。ただ雨漏りに困っている際は、雨漏り箇所の確認や屋根裏などの室内点検も行いますので、立ち会っておいてしっかり点検してもらうことをお勧めします。

というのも、外装だけでは雨漏りの原因がわからないことも多いからです。

外壁塗装のあとの定期点検(業者選びの1つになります)

外壁塗装の点検には、工事が終わってからの定期点検というものがあります。

定期点検は、約束した日に訪問して不具合がないかどうかをチェックします。定期的にチェックすることで、不具合を早期に発見し外壁塗装を健全な状態に保つことができます。

定期点検の時期は最初の1年と何年かおきに行うのが一般的です。

例えば、
・半年後
・1年後
・3年後
・5年後

という具合です。

定期点検を行っている業者がより良い

定期点検は、コストがかかり不具合があれば修理をしないといけないので、嫌がる業者もいます。そんな中、積極的に定期点検を行います!という業者なら、長くお付き合いしたいという姿勢かもわかりません。

定期点検は消費者にとって良いシステムなので、業者選びの1つに「定期点検を行っている業者か?」を検討の材料に加えると良いと思います。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事に関してご質問などがあれば遠慮なくご連絡ください(^_^)

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