外壁塗装の見積書の見方【抑えておきたい見積もりの注意点】

外壁塗装は高いお買い物ですよね。100万円を超える場合もほとんどです。

だからこそ見積もりをして、どこの業者に依頼をするか判断される方が非常に多いです。どこの業者に外壁塗装工事を依頼をするかを決める上でも、見積もりは非常に重要ですよね。

外壁塗装の見積書の見方【抑えておきたい見積もりの注意点】

しかし、そもそも正しい見積もりの取り方や見積書の見方が分からないと、正しく業者選びの見極めが難しいですよね。
本記事をお読み頂くと…

・外壁塗装の見積書を見るポイント
・外壁塗装の見積書の内訳

以上の内容を知ることができます。これから外壁塗装をお考えの方、見積もりをご検討の方のお役に立てると思います。

外壁塗装の見積書を見るポイント

外壁塗装の見積書の注意点

外壁、屋根は3回塗りか?

外壁塗装、屋根塗装は『下塗り→中塗り→上塗り』の3回塗りが基本です。しかしこの工程を省略(例えば下塗り→上塗りだけにする等)する悪徳業者も残念ながら存在するのも事実です。

そこで見積書にこの3工程の明記があるか確認するのはもちろん、可能であれば工事工程表も確認することをおすすめします。その理由は塗りの工程には必ず乾燥時間が必要な為、たった1日で塗装作業が完成することはありえないのです。

塗料を塗って数時間はメーカーが推奨する乾燥時間を設けないと、塗膜の耐久性が落ちてしまいます。そのことから、あまりにも工期が短く設定されている場合は注意が必要です。

塗料名、メーカーは明白か?

塗装には2種類の塗料を使います。それが下塗り専用塗料(下塗り)と、上塗り専用塗料(中塗り、上塗り)です。

それぞれ塗料のメーカー名塗料名、できればグレード(シリコン、ラジカル等)の記載があると、親切な業者さんと言えますね。更に有名メーカーの塗料(関西ペイント、日本ペイント等)ですと、施工例などもHPに書かれていることが多いのでより安心です。

又、屋根と外壁に使用される塗料のグレードが統一されているかも重視するポイントです。例えば屋根にグレードの高い塗料を使用して、外壁にグレードの低い塗料を使用した場合、次の塗装時期にズレが生じてしまいます。二度手間になるだけでなく、20万円近くする足場代も余分にかかるのでお財布の面でもあまりおすすめしません。
そういった理由から、外壁と屋根の塗料のグレードは統一するに越したことはないのです。

見積書の”一式”というキーワードに注意

見積書にあまり良くない例としては『下地処理”一式”、塗装工事”一式”』などの表記です。一式と表記されると「どのような工事?何m2行うのか?m2あたりの単価はいくらなのか?」という様々な疑問が出てきますよね。相見積もりをされているなら、尚更他の業者さんと比較する際に”一式”表記だと困難だと思います。

もし”一式”表記で見積書を出す業者さんがいれば、具体的な内容(m2あたりの単価はいくらか?m2にどのような工事をするのか?)を確認されると良いでしょう。

外壁塗装の見積書の内訳

外壁塗装の見積もりの内訳は大きく分けて4つです。

  1. 共通工事・・・足場仮設、飛散防止養生シート、高圧洗浄
  2. 外壁工事・・・外壁の下塗り、中塗り、上塗り
  3. 屋根工事・・・屋根の下塗り、中塗り、上塗り、タスペーサー挿入
  4. 付帯工事・・・コーキング打ち替え、ベランダ防水、付帯塗装(雨樋、雨戸、水切り等)

それではどういった工事内容かを見て行きましょう。

1.共通工事

共通工事の例

足場仮設工事

2階以上の建物や、屋根塗装を行う上で必須となるのが、足場仮設工事です。外壁全体を覆うので外壁面積全体のm2で表記される場合がほとんどです。

飛散防止養生シート

ネットで足場全体を覆います。高圧洗浄の水や塗料の飛散を防止する役割があります。業者によっては足場仮設と飛散防止養生シートをひとまとめにして見積もりに表記している場合もあります。

高圧洗浄

外壁や屋根に汚れが残った状態で塗装を行っても早期剥がれの原因となる為、業務用高圧洗浄で汚れやカビ・苔・既存の劣化した塗膜などを洗い流します。

2.外壁工事

外壁工事の見積り例

外壁の下塗り

外壁塗装には下塗りは必須ですが、一部『クリアー塗装』の場合などは下塗りを実施しない場合があります。逆に、外壁の劣化が激しい場合は、下塗りを2回行う場合もあるので注意が必要です。下塗りの表記には〇〇シーラー、〇〇フィラーと言った名称で表記されていることが多いです。

外壁の中塗り

中塗りは上塗り専用塗料で塗装を行います。中塗りをせず、上塗りだけ行うと塗りムラや塗膜に十分な厚みを確保することができません。中塗りをしているかは素人目では外観の確認が難しい為、必ず見積書に中塗りの項目が入っているかも気を付けるポイントです。

外壁の上塗り

中塗りと同じ塗料で塗り重ねます。塗料によって円/m2が異なる為、しっかりと塗料名も見積書に表記があるか確認して頂いた方が良いでしょう。

3.屋根工事

屋根工事の見積り例

屋根の下塗り

外壁塗装同様に屋根にも下塗りが必要です。モニエル瓦など一部瓦には下塗りが不要な場合もあるので、必ずしもその限りではありません。

縁切り(タスペーサー挿入)

スレート瓦屋根(カラーベストやコロニアル)には縁切り作業は雨漏りを防止する為にも必須です。見積書には『縁切り』や『タスペーサー設置』と表記されている場合がほとんどでしょう。スレート瓦屋根では必須と言って良い工程なので、見積書に記されているかどうか気を付けたポイントです。

縁切り(タスペーサー設置)の重要性についてはこちらのページでも詳しく解説しております
■雨漏りを防ぐタスペーサーと縁切りについて

屋根の中塗り、上塗り

上塗り専用塗料で2回塗りを行います。こちらも外壁塗装同様に、塗料名が詳細に明記されているか確認された方が良いでしょう。

4.付帯工事

付帯工事の見積り例

コーキング打ち替え

サイディングボードやALCなどの外壁材には、コーキングの打ち替えを行います。m(メートル)単位で見積もり表記がある場合がほとんどです。

ベランダ防水

ベランダのトップコート塗布によるメンテナンスや、ベランダ防水そのものを1から施工する場合があります。トップコート塗布のみの場合か、ベランダ防水そのものを施工するかによって金額が異なりますので、どのような工事をするか確認するポイントでもあります。

付帯塗装

付帯塗装とは外壁や屋根以外の場所をまとめて言います。雨樋、雨戸、水切り、破風板などが付帯塗装にあたります。基本的に下塗りはなく、代わりにケレン作業(研磨作業)が必須です。もし見積書にケレン作業の明記がない場合は、事前に業者に確認された方が良いでしょう。

外壁塗装の見積もりを自分で計算する方法

「見積もりに来てもらうと無理な営業をされないか心配…」「訪問してもらうのは少しハードルが…」

そういったお客様でも、ある程度の見積もり金額を計算できる方法があります。※あくまでも概算見積もりですので目安にして頂ければと思います。

外壁塗装の概算相場計算方法
上記の計算式に、お住まいの塗装面積と使用される任意の塗料を入れて頂くと、簡単に見積もりの概算金額を算出することができます。

坪数 塗装面積
25坪 139m2
30坪 168m2
35坪 195m2
40坪 224m2
  • シリコン塗料 耐用年数:7~12年   2,300~3,000円/m2
  • ラジカル塗料 耐用年数:12~15年 2,500~3,500円/m2
  • フッ素塗料  耐用年数:15~20年 3,000~4,000円/m2
  • 無機塗料   耐用年数:15~25年 3,000~4,000円/m2

塗装面積と、使用する塗料の単価については、こちらの表をご参考下さい。

しかし、この計算式では付帯工事(コーキング打ち替えや防水工事等)が含まれていません。その為算出した概算見積もり金額以上の金額になることはご了承頂ければと思います。詳細な見積もりに関してはやはり訪問させて頂き、プロの目でお住まいの状態をしっかり点検をさせて頂くことをおすすめします。

詳しい概算相場はこちらのページからご覧ください
■外壁塗装の相場【坪別ごとの概算費用もご紹介】

外壁塗装の見積もりはどういった作業?

・見積もり前のお客様へのヒアリング(オンラインでも可能です)
・外壁の点検
・屋根の点検(ドローンによる調査)

おおよそ見積もり点検の時間は、30~60分理想的です。逆にあまりにも少ない時間だと、本当に細部まで点検をしたのか、正しい見積もりがとれたかを見極めた方が良いでしょう。

南大阪ペイントセンターで行う点検内容はこちらのページからご覧ください
■外壁塗装の点検の方法を解説(住宅編)

見積もり訪問は無料点検をご活用ください!

南大阪ペイントセンターではお住まいの無料点検・無料見積もりを実施しております。あくまでも点検・見積もりとして訪問させて頂くので「弊社に依頼をして下さい」などのセールスは一切行いませんので、ご安心ください。

又、お見積りはLINEに写真を送って頂くだけでも、ある程度の概算見積もりをご提示することも可能です。よろしければLINE見積もりも是非ご活用頂ければと思います(^-^) LINE ID→@098mtvpx

外壁塗装やお見積もり限らず、お住まいに関することでしたら、どんな些細なことでもご相談ください!

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