堺市 古い和室のじゅらく壁のEP塗装と室内塗装のおよその金額
- Before
- After
施工地
堺市
施工内容
室内塗装
工事費用
15万円
施工期間
2日
材料名
アクリル塗料
今回は堺市にて、古い和室のじゅらく壁にカビが発生し、手で触るとポロポロと砂状のものがはがれおちて来る状態だったので、塗装する事によりキレイになった事例をご紹介します。
また、最後の方では室内塗装の種類とおおよその施工金額もお教えします。
塗装前の状態です。
昔ながらの和室の部屋です。
壁には元々じゅらくが塗ってありますが、築35年が経過していて一度もメンテナンスしていませんのでかなり劣化が進み、手で触るとポロポロと落ちてしまうような状態です。
最近は和室でもクロス貼りが多いですが、このじゅらく壁は日本古来の壁材で土やワラを混ぜ合わせて左官職人さんがコテで仕上げていきます。
通気性に優れ、臭いの吸収や調湿効果もあり最近の室内りリフォームでは、じゅらくと似た珪藻土という素材を用いることもあります。
近くで見ると黄色や黒の斑点があります。全て汚れやカビです。
これが塗装工事でどこまでキレイになるか見ていきましょう。
塗装しない木枠はテープで養生します。
木枠との隙間はコーキングで埋めていきます。
壁全体をほうき掛けして、砂状になっているじゅらく材を落としていきます。
この作業をしないと塗ってもすぐにめくれる可能性があります。
下塗り~中塗り~上塗り
下地処理が終われば次は下塗りです。シーラーという壁に浸み込んで固まるノリのような塗料を最初に塗ります。
これが一番重要な工程で、シーラーを壁に浸み込まして固めることで、後々ボロボロと剥がれ落ちるのを防ぎます。
カビを抑える成分が含まれているものも有ります。
そして中塗りです。EPという艶消しアクリル塗料を塗ります。
室内塗装の場合は、日光や雨風にさらされることが無いので、シリコンやフッソ塗料を塗る必要は無く、アクリル塗料で十分です。ショッピングモール等の内装塗装にも広く使用されています。
和風の壁に合う色で塗っていきます。但し、色はご自由に選べます。
そして最後に上塗りで仕上げます。
仕上がりは艶消しです。まだ塗料が完全に乾いていないので、若干ムラがありますが、乾燥すればムラは無くなります。
室内塗装は落ち着いた感じに見える艶消し仕上げがグッド。
新築の和室の様に見えますね!
もう1室は白色で仕上げました。
白もよく合いますね。
じゅらく壁の場合、もう一度じゅらくを塗りなおすとなると、施工費が高額になりますが、塗装仕上げの場合は割と安価で施工できます。
室内用塗料の中には珪藻土のほかに、断熱・防音・臭い吸収する室内用ガイナという塗料もあります。
塗装前


じゅらく壁塗装スタート
下地処理




室内塗装完成!

