
「ヤマト住建の家って、本当にメンテナンスは必要?」「いつどんな時にメンテナンスが必要なの?」など疑問に感じておられる方も多いのではないでしょうか。
ヤマト住建は、「長寿命」「高性能」そして「資産価値の高い」家づくりを追求していることから「長く安心して暮らせる家」というイメージを持たれることが多いです。
ただし、どれだけしっかりと建てられたお住まいであっても、年月の経過とともに少しずつ劣化は進行していきます。
外壁の色あせやひび割れ、屋根の防水性能の低下、設備機器の不具合などは、気づかないうちに進行していることも多くあります。
こうした劣化を放置してしまうと、将来的に大がかりな工事が必要になる恐れがあります。そのため、定期的な点検を行い、適切な時期にメンテナンスを実施することが大切です。
こちらの記事では、ヤマト住建のお住まいに長く快適に住み続けるために押さえておきたい、メンテナンスの重要性や具体的な内容、実施の目安時期、依頼先や費用の目安について詳しくご紹介します。
ヤマト住建の外壁塗装をする前に知っておきたいポイントや依頼先解説
ヤマト住建のメンテナンス費用はいくら?実際の相場をご紹介
ヤマト住建の雨漏りはどうする?相談先や対処法・費用目安を解説
榎本悟
一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。
橋本卓哉
石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。
詳しいプロフィールを見る1.ヤマト住建のメンテナンスは必要!
2.ヤマト住建の主なメンテナンス箇所
2-1.外壁のメンテナンス
2-2.屋根のメンテナンス
2-3.ベランダやバルコニーなど防水のメンテナンス
2-4.内装のメンテナンス
2-5.水回りのメンテナンス
2-6.住宅設備のメンテナンス
3.ヤマト住建のメンテナンスの依頼先
3-1.ヤマト住建
3-2.塗装専門店
3-3.リフォーム専門店
4.ヤマト住建へメンテナンスを依頼する場合の流れ
5.ヤマト住建のメンテナンス依頼先別の費用目安
5-1外壁・屋根塗装によるメンテナンスの費用相場(外壁塗装の平均額98~113万円・屋根塗装の平均額54~64万円)
5-2.屋根補修(カバー工法・葺き替え工法)の費用(平均額154~185万円)
・カバー工法(平均額139~166万円)
・葺き替え(平均額168~204万円)
5-3.シーリングのメンテナンス費用(平均額10~20万円)
・打ち替え(平均額 837~1,117円/m)
・増し打ち(平均額 503~893円/m)
5-4.設備・防水などの交換・修理費用
■ヤマト住建のFRP防水(標準仕様)メンテナンスの費用相場(平均額12~15万円)
■水回り設備のメンテナンス費用
■内装メンテナンス費用(平均額12~40万)
■防蟻・シロアリメンテナンス費用(平均額15~28万円)
6.ヤマト住建のメンテナンスで知っておくべきこと
6-1.保証範囲と定期点検の関係
6-2.依頼先によって違うメンテナンス費用
7.南大阪ペイントセンタではヤマト住建のメンテナンスもお受けしております
8.まとめ
ヤマト住建のメンテナンスは必要!
ヤマト住建で建てたお住まいは、断熱性や省エネ性能に配慮されたつくりが特徴ですが、その性能を長く維持するためには定期的なメンテナンスが重要です。
住宅は日々、紫外線や雨風といった外的環境の影響を受けており、見た目に大きな変化がなくても、少しずつ劣化が進んでいきます。
特に外壁や屋根などの外まわりはダメージを受けやすく、例えば外壁のシーリングの劣化や塗装の防水性低下によって、雨水が建物内部へ入り込むリスクが高まります。
また、バルコニーやベランダの防水層も、経年とともに機能が落ちていくため、気づかないうちに雨漏りにつながるケースもあります。
こうした劣化は、早めに点検・メンテナンスを行うことで、大きなトラブルを未然に防ぐことが可能です。結果として、将来的な費用の負担軽減にもつながります。
あらかじめメンテナンスの時期やポイントを把握しておくことで、住まいの性能を保ちながら、安心して暮らし続けることができるでしょう。
次の章では、ヤマト住建の住宅において特に意識しておきたいメンテナンス箇所と、その目安時期について詳しく解説していきます。
2.ヤマト住建の主なメンテナンス箇所
ヤマト住建のお住まいにはさまざまな設備や箇所があり、それぞれに適切なメンテナンス時期があります。長く住み続けるためには定期的なメンテナンスが必要です。
ヤマト住建の住宅でメンテナンスが必要になる主な箇所は以下の通りです。
・外壁や屋根
・ベランダーやバルコニー
・内装
・水回り
・住宅設備
詳しく解説していきます。
2-1.外壁のメンテナンス

ヤマト住建では主に「AT WALL PLUS」という外壁材が標準採用されています。
AT WALL PLUSは、窯業系サイディングの表面に「セルフッ素コート」という旭ガラス(AGC)が開発した超耐候性塗料用フッ素樹脂「ルミフロン」を施した外壁材です。
そのため一般的な外壁材と比べて美観を長く保ちやすいのが特徴ですが、シーリング部分や防水機能は経年とともに劣化していきます。
外壁材そのものが丈夫でも、メンテナンスは必要になるため、定期的な点検と適切なタイミングでの補修を行うことが大切です。
参考記事
ヤマト住建の外壁塗装をする前に知っておきたいポイントや依頼先解説
主なメンテナンス方法は以下の通りです。
▼外壁のメンテナンス方法
| メンテナンス方法 | メンテナンス内容 |
![]() 外壁塗装 |
基本は下塗り・中塗り・上塗りの3工程 ※劣化状態や外壁の種類によって下塗り2回の4工程の場合あり AT WALL PLUSのセルフッ素コートは水や汚れを弾くため、塗料が密着しにくい特性があります。 そのため塗り替え時には、通常の下塗り材ではなく専用の密着性の高いシーラーでの下塗りが必要。 |
![]() シーリング工事 |
【打ち替え】 既存撤去+新設 【増し打ち】 既存の上から充填 |
![]() 部分補修 |
クラック(ひび割れ)補修や、欠け・反りなどの補修が中心 |
■ヤマト住建の外壁に見られる主な劣化症状
・チョーキング現象

外壁に触れたときに白い粉が付く場合、築15年前後を目安に、塗膜が劣化して分解し始めているサインと考えられます。
この状態は防水性が低下している証拠で、放置すると塗料の密着力も弱まり、雨や湿気から外壁を守れなくなってしまいます。
AT WALL PLUSはフッ素コートによって劣化しにくい外壁材ですが、経年とともに症状が出る可能性はあるため、定期的な点検を行うことが大切です。
・色褪せ

築12年~20年ほど経過すると、表面のコーティングが徐々に弱まり、外壁が白っぽく見えたりツヤがなくなったりすることがあります。
これは見た目の問題だけでなく、防水機能が低下しているサインでもあるため注意が必要です
AT WALL PLUSはフッ素コートにより色あせしにくい仕様ですが、経年劣化は避けられないため、定期的な点検を行うことが大切です。
・苔・カビ・藻・雨垂れなどの汚れ

築10~20年ほど経過し、防汚性能が低下してくると、北面や日陰など湿気がこもりやすい場所にコケ・カビ・藻などの汚れが発生しやすくなります。
外壁が水分を含みやすくなることで、劣化の進行が早まるため注意が必要です。
AT WALL PLUSはセルフッ素コートにより汚れや微生物が付きにくい外壁材ですが、環境によっては発生することもあるため、定期的な点検を行うことが大切です。
・シーリングの劣化

ヤマト住建の「AT WALL PLUS」は外壁材自体はフッ素コートで長持ちしますが、継ぎ目に使われているコーキング材は別で、先に劣化が進みます。
コーキングは建物の動きを吸収する重要な部分ですが、紫外線や雨風の影響を受けやすく、築7~10年ほどでひび割れや隙間が生じやすくなります。
こうした隙間から雨水が侵入すると雨漏りや内部劣化の原因になるため、外壁がきれいでもコーキングは定期的なメンテナンスが必要です。
・ひび割れ(クラック)

外壁のひび割れは、乾燥と収縮の繰り返しや気温差、振動などによって発生する劣化症状で、AT WALL PLUSの場合は築12~20年頃から見られるケースが増えてきます。
幅0.3mm未満の細かいひび割れ(ヘアークラック)であれば、すぐに大きな問題につながることは少ないですが、0.3mm以上になると雨水が入り込みやすくなり、雨漏りや内部の腐食リスクが高まるため、早めのメンテナンスが必要です。
2-2.屋根のメンテナンス
ヤマト住建のお住まいでは、屋根の標準材としてケイミューのコロニアルクアッドが採用されています。
スレート系の瓦の一種で、10年を目安に塗装や点検・メンテナンスを行うことで、安心して住める状態を維持できます。
主なメンテナンス方法は以下の通りです。
▼屋根メンテナンス方法
| メンテナンス方法 | メンテナンス内容 | |
![]() 屋根塗装 |
基本は下塗り・中塗り・上塗りの3工程 ※劣化状態や外壁の種類によって 下塗り2回の4工程の場合あり |
|
| 屋根補修 | ![]() カバー工法 |
既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねて施工する方法 |
![]() 葺き替え工法 |
既存の屋根材を全て撤去して新しい屋根材を新設する方法 | |
■ヤマト住建の屋根にみられる主な劣化症状
・色褪せや塗膜の劣化

コロニアルクァッドの屋根は、紫外線や雨風の影響を受け続けることで、築5~10年ほどを目安に色褪せやツヤの低下が徐々に現れてきます。
具体的には、屋根全体の色が薄くなったり、表面の光沢がなくなり、くすんだ印象に変わっていくのが特徴です。
これらの変化は単なる見た目の問題ではなく、塗膜の防水機能が弱まり始めているサインでもあります。
そのまま放置すると雨漏りや屋根材自体の劣化を早めてしまう可能性があるため、状態を確認しながら適切なタイミングでメンテナンスを検討することが重要です。
・苔・カビ・汚れの発生

塗膜の劣化が進むと屋根の防水性が弱まり、水分が表面に残りやすくなります。その影響で、コロニアルクァッドなどのスレート屋根では築10~20年ほどを目安に、コケ・カビ・黒ずみといった汚れが目立ち始めます。
特に北側や日当たりの悪い場所、周囲に木や公園がある環境では湿気がこもりやすく、これらの症状が出やすくなる傾向があります。
こうした状態はすぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、塗膜の機能が低下しているサインであり、放置すると劣化を早める原因になります。
屋根を長持ちさせるためにも、早めの点検と適切なメンテナンスを検討することが大切です。
・ひび割れ

コロニアルクァッドなどのスレート屋根では、紫外線や風雨、飛来物の衝撃、温度変化の影響によってひび割れが発生することがあります。
こうした劣化は築10年を過ぎたあたりから徐々に見られるようになり、15~25年ほどで目立ってくるケースが多いのが特徴です。
経年とともに屋根材は硬くなり柔軟性を失うため、ひびが入りやすくなっていきます。
初期の細かなひびであれば小さな補修で対応できることがほとんどですが、放置すると亀裂が広がり、雨水の侵入による下地の劣化や雨漏りにつながる恐れがあるため、早めの点検とメンテナンスが重要です。
・屋根材のズレ、浮き、割れなど(破損)

台風や地震、飛来物の衝突、点検時に踏んでしまうことなどをきっかけに、屋根材がズレたり浮いたり、割れ・欠けが生じることがあります。
特にコロニアルクァッドなどのスレート屋根は衝撃に弱い面があり、築10年を過ぎたあたりからこうした不具合が見られ始め、15年以降は発生リスクが高まりやすくなります。
小さなズレや破損でも、そのままにすると隙間から雨水が侵入し、下地の劣化や雨漏りの原因になることがあります。
被害を広げないためにも、定期的な点検と早めのメンテナンスを行うことが重要です。
2-3.ベランダやバルコニーなど防水のメンテナンス

ヤマト住建の住宅では、ベランダやバルコニーの床にFRP防水が標準仕様として採用されているケースが多く見られます。
FRP防水はガラス繊維で補強された樹脂系の防水工法で、軽量でありながら耐久性に優れており、戸建て住宅のベランダなどで広く用いられています。
ベランダや屋上の床は、屋外にさらされるため、紫外線や雨風の影響は避けられません。特にFRP防水の場合は、築10年前後を目安にトップコートの退色や細かなひび割れといった劣化が現れることがあります。
※ヤマト住建では一部のプランやオプションとして、金属防水(スカイプロムナードなど)が採用されることもあります。
主なメンテナンス方法は以下の通りです。
▼FRP防水のメンテナンス方法
| メンテナンス工事 | 説明 |
![]() 防水の再施工 (FRP防水工事) |
ガラスマットと樹脂で新たな防水層を形成し、防水性を回復させる方法 |
![]() トップコート再塗装 |
新しいトップコートを塗布し防水層を保護する方法 |
![]() ひび割れ補修 |
ひび割れ部分を補修材で埋め、雨水の侵入を防ぐ方法 |
![]() 部分防水補修 |
劣化が見られる箇所のみを部分的に補修する方法 |
■ベランダやバルコニーに見られる主な劣化症状
・表面の色褪せやコケなどの汚れ

ベランダやバルコニーは常に直射日光や雨風の影響を受けるため、表面のトップコートは時間の経過とともに劣化していきます。
初期の段階では、光沢がなくなったり、色味が薄く感じられるといった変化が現れ、一般的には築5〜7年ほどでこうした症状に気づくケースが多いです。
また、日当たりや風通しが悪い場所では湿気がこもりやすく、コケやカビが発生することもあります。これらは見た目の問題だけでなく、防水層の保護機能が低下し始めているサインでもあるため、放置せず早めに点検やメンテナンスを行うことが重要です。
・ひび割れ

築年数が7〜10年ほど経過すると、表面の保護層の傷みや下地のわずかな動きによって、細かなひび割れが見られることがあります。
こうした症状はFRP防水でよく見られますが、他の防水仕様でも同様に発生する可能性があります。
一見すると小さなひびでも放置すると徐々に広がり、防水層の内部へ水分が浸入するリスクが高まります。そのまま進行すると、雨漏りだけでなく下地材の劣化や腐食を引き起こす原因になるため注意が必要です。
トラブルを未然に防ぐためには、異変に気づいた段階で点検を行い、状態に応じた適切なメンテナンスを早めに実施することが大切です。
・トップコートの剥がれ

ベランダやバルコニーの床は、紫外線や歩行などの日常的な負荷を受け続けることで、表面の保護塗膜が徐々に薄くなったり、部分的にめくれてくることがあります。
こうした変化は、一般的に築5〜7年ほどで見られる初期劣化のひとつです。
塗膜が傷んだ箇所は、防水層そのものが直接ダメージを受けやすい状態になります。そのまま放置すると劣化の進行が早まり、補修範囲が広がる原因にもなるため注意が必要です。
比較的軽度な段階であれば、表面トップコートの再塗装を行うことで防水機能を維持しやすくなり、結果として全体の耐久性を長く保つことにつながります。
・水たまり(排水不良)

この症状は築年数に関わらず発生する可能性があり、排水口のゴミ詰まりや施工時のわずかな勾配不良などが主な要因となります。
排水がスムーズに行われないと、雨水が床面に長く滞留する状態になり、防水層へ継続的な負荷がかかります。その結果、通常よりも劣化が早く進んでしまうケースも少なくありません。
こうしたトラブルを防ぐためには、落ち葉やゴミの除去といった日常的な清掃に加え、水の流れに問題がないかを定期的に確認することが重要です。
・防水層の膨れや浮き

防水層の浮きは、下地に湿気が残っていたり、施工時の処理が不十分だった場合などに起こりやすく、床材との密着力が弱まることで発生します。
こうした症状は、築10年前後を目安に見られることがあります。
進行すると、歩行時にやわらかく沈むような感覚や、違和感を覚えるケースもあります。この状態を放置すると、防水層の損傷が進み、最終的には雨水の浸入を招くリスクが高まるため注意が必要です。
被害を広げないためにも、異常に気づいた段階で点検を行い、早期に補修を検討することが重要です。
2-4.内装のメンテナンス
外壁や屋根のように強い雨風にさらされる部分ではありませんが、室内の仕上げ材も日々の生活の中で徐々に劣化が進んでいきます。
ヤマト住建の住宅においても、内装は定期的なメンテナンスが必要です。
特にクロス(壁紙)は、入居から5〜10年ほど経過すると、つなぎ目の隙間や汚れ、剥がれなどが目立ちやすくなります。
これらを放置すると美観を損なうだけでなく、下地材へ影響が及ぶ可能性もあるため、気になり始めた段階での対応が重要です。
主なメンテナンス方法は以下の通りです。
▼内装のメンテナンス方法
| メンテナンス方法 | 説明 |
![]() クロスの部分補修や張替え |
・部分補修の場合、汚れや傷の激しい部分を切り抜き新しいクロスに張替える ・全面張替えの場合、既存のクロスを剥がしたあと気泡が入らないよう新しいクロスに張り替える |
![]() フローリングの 重ね張りや張替え 部分補修 |
・重ね張りは既存の床の上に接着剤と釘で新しいフローリングを固定していく方法 ・重ね張りは古い床材を撤去した後に新しいフローリングを設置する方法 ・部分補修は傷に樹脂を充填した後、周囲の色に合わせて着色し木目を再現する方法 |
![]() 蝶番の調整や取っ手や 金具の締め直し・交換 |
・扉の傾きに合わせて蝶番の調整ネジを回し補修 ・緩んだネジにはパテやプラグを埋めて補強し電動ドライバー等で締め直す |
![]() 建具の位置調整や部品交換 |
建具の隙間や角度の調整 動きが悪い場合は一度建具を取り外し新しいものに交換 |
![]() 部品交換 |
劣化したネジやパッキン、カバーなどの部品を交換 |
■内装材に見られる主な劣化症状
・クロスの浮きやすき間の発生
ヤマト住建の住宅でも、室内の壁や天井にはビニールクロスが採用されることが多く、年月の経過とともに端部の浮きや継ぎ目のすき間、変色や生活汚れが気になるようになります。
これらの現象は、入居後しばらくしてから徐々に現れることが多く、建物のわずかな伸縮や、室内の温度・湿度変化の影響によって生じると考えられています。おおよそ5〜10年を過ぎたあたりから意識されるケースが一般的です。
・フローリングの摩耗や異音
リビングや各居室の床材は日常的に使用する部分であるため、年数の経過とともに細かなキズや表面のツヤ落ち、歩行時のきしみなどが発生しやすくなります。
特に人の出入りが多い場所では傷みが進みやすく、長期間使用することでワックス効果の低下や床鳴りといった症状も見られるようになります。築10〜20年ほどでこうした変化を感じることが多いでしょう。
・室内ドア・建具の動作不良
室内ドアや収納扉などの建具は、日々の開閉による負担が蓄積することで、少しずつ不具合が生じてきます。
具体的には、開け閉めが重くなる、異音が出る、扉の位置がズレる、金具や取っ手の緩みといった症状が挙げられます。これらも経年によって起こる変化であり、10〜20年ほど経過すると気になりやすくなります。
2-5.水回りのメンテナンス
キッチンや浴室、洗面所、トイレといった水まわりは、日常的に使用する機会が多い分、住まいの中でも不具合が起こりやすい部分です。外装に比べて劣化の進行が早い傾向があるため、注意が必要です。
特に、水栓まわりのゴム部品や排水まわり、配管の継ぎ目、隙間を埋めるシーリング材などは、消耗部材にあたります。
これらは使用とともに徐々に性能が低下し、水のにじみや漏れ、カビの発生といったトラブルにつながることがあります。
一般的には10〜15年ほど経過したあたりから、部品の劣化による不具合が目立ち始めるケースが増えてきます。大きなトラブルを防ぐためにも、定期的なチェックを行い、必要に応じて早めに部品交換やメンテナンスを行うことが大切です。
主なメンテナンス方法は以下の通りです。
▼水回りのメンテナンス方法
| メンテナンス方法 | 説明 |
![]() 水栓パッキンの交換 |
経年劣化によりゴムが硬化した水栓内部のパッキンを交換 |
![]() 水栓本体の交換 |
パッキン交換だけでは改善しない場合本体交換が推奨 (水量調整不要や操作性の低下がみられる場合) |
![]() 排水トラップの清掃・交換 |
排水トラップ内の汚れや詰まりを除去 劣化がみられる場合は部分交換 |
![]() 配管接続部の点検・補修 |
配管の接続部に緩みや劣化がないか点検 必要に応じ締め直しや補修を行う |
![]() シーリングの打ち替え |
既存のシーリング材を撤去し、新しいシーリング材を充填するメンテナンス |
■水回りに見られる主な劣化症状
・接続部やパッキンの劣化による水漏れ
水栓まわりや配管の接合部では、経年によってゴム部品や内部パーツが劣化し、わずかな水のにじみや漏れが発生することがあります。
こうした症状は築10年を過ぎた頃から徐々に見られるようになり、初期段階では気づきにくいのが特徴です。
放置すると、床材やキャビネット内部にダメージが及ぶ可能性もあるため、異変を感じた際は早めの確認と部品交換が重要です。
・シーリング材の劣化による防水性の低下
浴室や洗面まわりなどに使われているシーリング材は、時間の経過とともに硬化やひび割れ、剥離が起こりやすくなります。
この状態になると、水が隙間から入り込みやすくなり、下地への影響やカビ発生の原因にもなります。一般的には築5〜10年ほどで変化が見られることが多い部分です。
・水栓金具の操作不良や異音
蛇口のレバーやハンドルは、長年の使用によって内部の摩耗や潤滑不足が進み、動きが重くなったり、操作時に異音が発生することがあります。
また、水の止まりが悪くなるといった不具合も起こりやすく、快適に使用し続けるためには内部部品の交換などの対応が必要になるケースもあります。築10年前後で気になり始めることが多い症状です。
・排水不良や異音の発生
排水時に音が大きくなったり、水の流れがスムーズでなくなる場合は、排水トラップや配管内に汚れが蓄積している可能性があります。
特に築5〜10年程度経過した住まいでは見られやすく、放置すると詰まりや悪臭の原因にもつながります。定期的な清掃や点検を行うことで、トラブルの予防につながります。
2-6.住宅設備のメンテナンス
ヤマト住建の住宅にも多くの設備機器が備えられていますが、これらは建物本体とは異なり、使用年数に応じて劣化が進みやすい部分です。そのため、長く安心して使い続けるには、定期的な点検や交換、メンテナンスを前提に考えておく必要があります。
設備機器はある日突然不具合が起こるケースも少なくないため、あらかじめ寿命の目安を把握し、計画的にメンテナンスを行うことが重要です。
具体的には、給湯器や換気設備、インターホン、火災警報器などが代表的で、いずれも一定期間ごとに点検や更新が必要となる設備に含まれます。
主なメンテナンス方法は以下の通りです。
▼住宅設備のメンテナンス方法
| メンテナンス方法 | 説明 |
![]() 給湯器の点検・交換 |
定期的な作動確認や水漏れのチェックが必要。 一般的な耐用年数は10年程度で異音や温度の不安定さが目立ち始めたら交換のサイン |
![]() 換気扇、24時間換気の 清掃・交換 |
定期的な清掃が不可欠ですが10~15年程度でモーターの寿命を迎えることが多いため交換が必要 |
![]() インターホンの交換 |
設置から10~15年程度が交換の目安 音声の途切れや映像の乱れが見られたら交換が必要 |
![]() 火災警報器の 電池交換・本体交換 |
電池の寿命は約10年 設置から10年が経過している場合本体ごとの交換が推奨される |
■住宅設備に見られる主な劣化症状
・スイッチやセンサーの感度低下
インターホンや火災警報器といった電子機器は、長期間使用することで内部部品が劣化し、操作への反応が鈍くなることがあります。
例えば、ボタンの反応が悪くなる、センサーが正常に作動しないなどの症状が見られる場合は、機器自体の寿命が近づいているサインといえます。一般的に設置から10年前後でこうした不具合が出始めるケースが多くなります。
・運転時の異音や振動
換気設備や給湯機器に使われているモーターやファンなどの可動部分は、使用を重ねることで摩耗が進みます。その結果、運転中に普段とは異なる音や振動を感じるようになることがあります。
「高い音がする」「ガタつく」といった変化に加え、焦げたようなにおいを伴う場合は、故障が近い可能性もあるため注意が必要です。早めに点検を行うことで、大きなトラブルを防ぐことにつながります。
・給湯機器の温度不安定や異常
給湯器は内部の制御部品や燃焼機構の劣化により、お湯の温度が安定しなくなることがあります。使用中に急に水温が変化したり、設定どおりの温度にならない場合は、メンテナンスや交換の検討が必要です。
また、排気口付近から異臭がしたり、煙の異常が見られる場合は、安全面にも関わる問題の可能性があります。異常を感じた際は使用を控え、速やかに専門業者へ相談することが重要です。
3.ヤマト住建のメンテナンスの依頼先
ヤマト住建の住宅では、メンテナンスを依頼できる窓口はいくつかあります。主な選択肢としては、以下の3つが挙げられます。
・ヤマト住建
・塗装専門業者
・リフォーム会社
依頼先によって対応できるメンテナンス内容や費用、アフターサポートの内容が異なるため、それぞれの特徴を把握したうえで、ご自身に合った業者を選ぶことが重要です。
▼ヤマト住建のメンテナンスの依頼先比較表
| 項目 | ヤマト住建 | 塗装専門店 | リフォーム専門店 |
| 費用の安さ | △ | ◎ | 〇 |
| 施工品質 | ◎ | ◎ | 〇 |
| プランの豊富さ | △ | ◎ | △ |
| 住宅トータルメンテナンス | ◎ | × | ◎ |
| 外壁メンテナンスに特化した知識 | 〇 | ◎ | 〇 |
| 長期保証 | ◎ | 〇 | 〇 |
3-1.ヤマト住建
保証や安心感を重視し、お住まいを建てた会社にそのままメンテナンスを任せたい場合は、ヤマト住建への依頼が適しています。
なぜなら、新築時の施工を担っているため、建物の構造や仕様、使用されている建材の情報が把握されており、それらを踏まえた適切なメンテナンス提案を受けやすいからです。
例えば、保証内容に配慮した補修方法の提案や、住宅ごとの仕様に合わせた対応が可能です。また、定期点検やアフターサポートが用意されているケースもあり、長期的に住まいを維持していくうえで安心感につながります。
一方で、実際の工事は下請け業者(協力会社)が担当することも多く、その分中間マージンが上乗せされやすいため、他の依頼先と比べて費用が高くなる傾向があります。
このように、「費用よりも安心感や保証を重視したい方」「施工履歴を把握している会社に任せたい方」にとっては、ヤマト住建への依頼が有力な選択肢といえるでしょう。
3-2.塗装専門店
外壁や屋根、防水といった外装メンテナンスを行う場合は、塗装専門店への依頼が適しています。
なぜなら、塗装専門店は外装メンテナンスに特化しており、塗料の性能や施工方法に関する知識が豊富で、劣化状況に応じた最適な提案を受けやすいためです。
例えば、ヤマト住建の住宅でも外壁材(AT WALL PLUS)に合わせた専用の下塗り材を使い分けるなど、仕様に応じた施工が可能です。また、自社施工の業者であれば中間マージンが発生しにくく、ハウスメーカーと比較して費用を抑えられるケースもあります。
一方で、外装工事に特化している分、内装や設備交換などには対応していない場合があるほか、業者ごとに技術力の差がある点には注意が必要です。
このように、メリットと注意点の両方を踏まえたうえで、「費用を抑えつつ専門性の高い外装メンテナンスを行いたい方」には、塗装専門店が適した依頼先といえるでしょう。
3-3.リフォーム専門店
外装だけでなく内装や水まわりも含めて、住まい全体のメンテナンスをまとめて行いたい場合は、リフォーム専門店への依頼が適しています。
なぜなら、リフォーム専門店は住宅全体の改修に対応していることが多く、複数箇所のメンテナンスを一括で任せられるため、効率よくメンテナンスを進められるからです。
例えば、外壁塗装とあわせて水まわり設備の交換や内装の張り替えなどを同時に依頼することで、手間やスケジュール調整の負担を軽減できます。また、住まい全体を見たうえでバランスの取れた提案を受けられる点もメリットです。
一方で、外装に特化した専門業者と比べると、塗装や防水に関する専門性がやや劣る場合があるほか、業者によって得意分野に差がある点には注意が必要です。
このように、「住宅全体をまとめてメンテナンスしたい方」「複数の工事を効率よく進めたい方」にとっては、リフォーム専門店が適した依頼先といえるでしょう。
4.ヤマト住建へメンテナンスを依頼する場合の流れ
ヤマト住建でメンテナンスを行う際は、アフターサービス窓口や担当営業・施工店舗を通じて相談・依頼を行うのが基本となります。
また、オーナー向けの会員サービス(オーナーズクラブ)が用意されており、住まいに関する情報提供やサポートを受けられる体制も整えられています。
ここでは、一般的な依頼の流れについて紹介します。
①アフター窓口・担当者へ問い合わせ
まずは、ヤマト住建のアフターサービス窓口、または施工時の担当者・最寄りの店舗へ連絡します。
問い合わせ方法としては、
・電話での相談窓口
・公式サイトの問い合わせフォーム
・担当者への直接連絡
などが利用されるのが一般的です。
②不具合内容のヒアリング
問い合わせ後、担当者より現在の症状について確認があります。
「発生時期」「不具合の箇所」「症状の程度」などを聞かれるため、事前に整理しておくことでスムーズに進みます。
③現地調査・点検日の調整
詳細な確認が必要な場合は、訪問日時を調整し、担当者や施工スタッフが現地で状況を確認します。
また、ヤマト住建では引き渡し後の定期点検が実施されるため、そのタイミングでまとめて相談することも可能です。
④点検結果の説明・見積もり提示
調査後は、不具合の原因や必要な補修内容について説明を受け、見積もりが提示されます。
あわせて、保証の対象となるかどうかの判断も行われ、保証内であれば無償対応、対象外の場合は有償工事となるのが一般的です。
⑤メンテナンスの依頼・日程調整
見積もり内容に納得したうえで正式に依頼し、日程を決定します。
内容によっては、
・その場で対応可能な軽微なメンテナンス
・後日改めて行うメンテナンス
といった形で進められます。
⑥メンテナンスの実施
決定したスケジュールに沿って工事が行われます。
軽微なメンテナンスであれば短時間で完了しますが、外壁塗装や防水工事などの場合は、数日以上かかるケースもあります。
⑦完了確認・アフター対応
作業完了後は仕上がりの確認を行い、必要に応じて報告書や保証内容の説明を受けます。
その後も不具合が発生した場合は、同様に窓口や担当者へ相談することで対応を受けることが可能です。
5.ヤマト住建のメンテナンス依頼先別の費用目安
こちらの章ではヤマト住建のメンテナンスにかかる費用相場をご紹介いたします。
関連記事:ヤマト住建のメンテナンス費用はいくら?実際の相場をご紹介
※費用の目安は、南大阪ペイントセンターの施工実例や住宅リフォーム推進協議会・業界相場データを参考に作成しています。実際の施工では形状や外壁面積・劣化状況などによって金額が変わることがありますので、あくまで目安としてご覧ください。ご紹介するリフォーム費用は、全て足場代を含んだ税抜となります。
5-1外壁・屋根塗装によるメンテナンスの費用相場(外壁塗装の平均額98~113万円・屋根塗装の平均額54~64万円)
実際にかかる外壁塗装によるメンテナンス費用を、塗料別・坪数別・業者別に分けて以下の表にまとめました。
※こちらの表はあくまで目安です。建物形状、劣化具合、施工仕様、立地条件などで変動します。塗装費用にひび割れ補修の費用も含まれています。
■シリコン塗料で塗装した場合のメンテナンス費用相場(外壁塗装の平均額85~99万円・屋根塗装の平均額48~58万円)
| |
外壁 |
屋根 |
|||||
| 塗料 | 坪数 | 塗装専門店 (万円) |
リフォーム専門店 (万円) |
ヤマト住建 (万円) |
塗装専門店 (万円) |
リフォーム専門店 (万円) |
ヤマト住建 (万円) |
| シリコン
|
30坪 | 65~75万円 | 75~85万円 | 75~90万円 | 35~40万円 | 40~45万円 | 40~50万円 |
| 40坪 | 75~85万円 | 85~95万円 | 85~100万円 | 40~45万円 | 45~55万円 | 45~60万円 | |
| 50坪 | 85~100万円 | 100~115万円 | 105~120万円 | 50~60万円 | 55~65万円 | 50~70万円 | |
| 60坪 | 95~115万円 | 115~130万円 | 115~135万円 | 55~65万円 | 60~70万円 | 65~75万円 | |
■ラジカル塗料で塗装した場合のメンテナンス費用相場(外壁塗装平均額 95~109万円、屋根塗装平均額 55~65万円)
| |
外壁 |
屋根 |
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| 塗料 | 坪数 | 塗装専門店 (万円) |
リフォーム専門店 (万円) |
ヤマト住建 (万円) |
塗装専門店 (万円) |
リフォーム専門店 (万円) |
ヤマト住建 (万円) |
| ラジカル |
30坪 | 70〜80万円 | 80〜90万円 | 80〜95万円 | 40〜45万円 | 45~50万円 | 45〜55万円 |
| 40坪 | 80〜90万円 | 90〜100万円 | 90〜105万円 | 45〜60万円 | 50〜60万円 | 50〜65万円 | |
| 50坪 | 90〜10万円5 | 105〜120万円 | 110~125万円 | 60〜70万円 | 60〜70万円 | 65〜75万円 | |
| 60坪 | 105〜120万円 | 120〜135万円 | 125〜140万円 | 65〜75万円 | 65〜75万円 | 70〜80万円 | |
■無機塗料で塗装した場合のメンテナンス費用相場(外壁塗装平均額 108~125万円、屋根塗装平均額 58~68万円)
| |
外壁 |
屋根 |
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| 塗料 | 坪数 | 塗装専門店 (万円) |
リフォーム専門店 (万円) |
ヤマト住建 (万円) |
塗装専門店 (万円) |
リフォーム専門店 (万円) |
ヤマト住建 (万円) |
| 無機塗料
|
30坪 | 80~90万円 | 90~100万円 | 90~115万円 | 40~45万円 | 45~50万円 | 45~55万円 |
| 40坪 | 90~100万円 | 100~110万円 | 100~125万円 | 45~50万円 | 50~60万円 | 50~65万円 | |
| 50坪 | 110~120万円 | 120~135万円 | 120~145万円 | 65~75万円 | 70~80万円 | 70~80万円 | |
| 60坪 | 120~140万円 | 135~155万円 | 135~165万円 | 70~80万円 | 75~85万円 | 75~85万円 | |
5-2.屋根補修(カバー工法・葺き替え工法)の費用(平均額154~185万円)
屋根の補修には主に 「カバー工法」 と 「葺き替え」 の2種類があります。
それぞれのメンテナンス費用は以下の表のとおりです。
| 工事種類 | 坪数 | 塗装専門店(万円) | リフォーム専門店(万円) | ヤマト住建(万円) |
| カバー工法
|
30坪 | 85〜100万円 | 100〜110万円 | 100〜120万円 |
| 40坪 | 110〜130万円 | 125〜150万円 | 130〜160万円 | |
| 50坪 | 140〜160万円 | 160〜190万円 | 165〜200万円 | |
| 60坪 | 165〜200万円 | 190〜230万円 | 200〜240万円 | |
| 葺き替え
|
30坪 | 100〜120万円 | 115〜140万円 | 120〜150万円 |
| 40坪 | 135〜160万円 | 155〜190万円 | 160〜200万円 | |
| 50坪 | 165〜200万円 | 190〜230万円 | 200〜240万円 | |
| 60坪 | 200〜250万円 | 230〜280万円 | 240〜290万円 |
・カバー工法(平均額139~166万円)
既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法
参考記事:カバー工法とは?向き不向きの特徴や施工事例・費用まで徹底解説
・葺き替え(平均額168~204万円)
既存の屋根材をすべて撤去して、新しい屋根に作り替える方法
5-3.シーリングのメンテナンス費用(平均額10~20万円)
住宅のシーリングメンテナンスを施工する際、住宅1軒あたりのメンテナンス費用の目安がこちらです。
・一般的な住宅全体のシーリングをメンテナンスする場合(平均値:10~20万円)
・サッシ廻りなど部分的なシーリングのみの場合(平均値:6万円~10万円)
・ALCなど目地の多い住宅の場合(平均値:33~50万円)
ヤマト住建のシーリングメンテナンスは主に「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があります。
関連記事:シーリングとは?特徴や種類とメンテナンスが必要な劣化症状を解説
以下に各メンテナンスの費用相場を以下の表にまとめました。
| 工法 | 塗装専門店(円/m) | リフォーム専門店(円/m) | ヤマト住建(円/m) |
| 打ち替え | 750〜1,000円 | 860〜1,150円 | 900〜1,200円 |
| 増し打ち | 450〜800円 | 520〜920円 | 540〜960円 |
・打ち替え(平均額 837~1,117円/m)
古いシーリング材を撤去し、新しい材料に入れ替える方法。耐久性が高く、仕上がりも美しいです。
・増し打ち(平均額 503~893円/m)
古いシーリングの上から新しいシーリングを充填する方法。費用は安く工期も短いですが、耐久性は打ち替えより劣ります。
5-4.設備・防水などの交換・修理費用
■ヤマト住建のFRP防水(標準仕様)メンテナンスの費用相場(平均額13~16万円)
ヤマト住建の屋上やバルコニーは標準仕様としてFRP防水が施工されており、トップコート塗り替え・1ply工法・2ply工法の3つのメンテナンス方法があります。
これらのメンテナンス方法を、坪数別・依頼先別にまとめたのが以下の表です。
※FRP防水は、ベランダやバルコニーなど施工面積が狭い箇所にする防水工事になります。そのため、10㎡未満のベランダ防水の「一式」費用になるとお考えいただきたいと思います。下地調整・ドレン・脱気筒・金物等の項目は含んでおりません。
| メンテナンス内容 | ヤマト住建 (10m未満/一式) |
リフォーム専門店 (10m未満/一式) |
塗装専門店 (10m未満/一式) |
| トップコート塗り替え | 9~11万円 | 6〜8万円 | 5~7万円 |
| 1ply工法 | 15~20万円 | 12~14万円 | 10~12万円 |
| 2ply工法 | 23~30万円 | 18~21万円 | 15~18万円 |
トップコート塗り替え(平均額 7~9万円/一式)
FRP防水の表面を保護するために行う塗り替えです。費用は比較的安価で、作業も短期間で済むため、手軽なメンテナンスとして人気です。
1ply工法(平均額12~15万円/一式)
FRP防水の全体を撤去することはほとんどなく、劣化して浮いている部分のみを補修して、その上から新しいFRPを施工するのが1ply工法です。トップコート塗り替えだけでは補えない場合に行われます。
2ply工法(平均額19~23万円/一式)
既存のFRP防水層の上に2層の新しいFRP層を重ねて施工する方法です。1ply工法よりも防水層が厚くなるため耐久性が高く、長期的な防水性能を確保できます。特に広範囲の劣化や摩耗が見られる場合に適しています。
■水回り設備のメンテナンス費用
キッチンや浴室、トイレなど水回りや給湯器のメンテナンス費用の相場一覧表です。
| 工事内容 | ヤマト住建 (万円) |
リフォーム専門店 (万円) |
備考 |
| キッチン (全体交換・シンクやコンロの交換・収納棚の増設など) |
80〜150万円 | 70〜140万円 | サイズ・仕様で変動 |
| 浴室 (ユニットバス交換、乾燥機設置、バリアフリー化など) |
50~100万円 | 40〜100万円 | サイズ・仕様で変動 |
| 洗面 (交換、内装変更など) |
20〜50万円 | 18〜45万円 | サイズ・仕様で変動 |
| トイレ (交換、ウォシュレットの設置、内装変更など) |
20〜50万円 | 15〜45万円 | 便器タイプで変動 |
| 給湯器の修理・交換 | 20〜35万円 | 18〜30万円 | 容量・機種で変動 |
■内装メンテナンス費用(平均額12~40万)
壁紙やフローリングの張替えといった内装のメンテナンス費用の相場一覧表です。共に6帖・12帖・18帖を想定した費用目安です。
| 工事内容 | 帖数 | リフォーム専門店(万円) | ヤマト住建(万円) | 備考 |
| 壁紙(クロス)張替え | 6帖 | 3万円~ | 5万円~ | 部屋の広さ・ 種類で変動 |
| 12帖 | 6万円~ | 10万円~ | ||
| 18帖 | 9万円~ | 15万円~ | ||
| フローリング張替え | 6帖 | 8~20万円 | 8~20万円 | 部屋の広さ・ 種類で変動 |
| 12帖 | 16~40万円 | 16~40万円 | ||
| 18帖 | 24~60万円 | 24~60万円 |
・壁紙(クロス)張替え(平均値:8万円~)
・フローリング張替え(平均値:16~40万円)
■防蟻・シロアリメンテナンス費用(平均額15~28万円)
シロアリのメンテナンス費用です。ヤマト住建では基本的に10年点検のタイミングでシロアリメンテナンスを実施することを推奨されています。
| 工事内容 | ヤマト住建(万円) | リフォーム専門店(万円) | 備考 |
| シロアリ防除 (10年目安) |
15~30万円 | 15~25万円 | 10〜15年ごとに実施。木造住宅は必須 |
6.ヤマト住建のメンテナンスで知っておくべきこと
メンテナンスを行う際には、費用やメンテナンス内容ももちろん大切ですが、「保証」や「メンテナンスの依頼先」についても理解しておくことが大切です。
特にヤマト住建などのハウスメーカーのお住まいでは、保証制度や定期点検があるため、それらを踏まえてメンテナンスを検討することで、無駄な出費やトラブルを防ぐことにつながります。
ここでは、ヤマト住建の住宅を長く安心して維持するために知っておきたいポイントをご紹介します。
6-1.保証範囲と定期点検の関係

出典:ヤマト住建
ヤマト住建では、引き渡し後に定期的な点検が実施されており、お住まいの状態を確認しながら適切なメンテナンス時期を把握できる体制が整えられています。さらに、一定の条件を満たすことで保証を延長できる仕組みが用意されている場合もあります。
ただし、すべての不具合が保証の対象になるわけではありません。一般的に対象となるのは、施工不良や初期段階で発生した不具合などに限られます。
一方で、経年による外壁や屋根の劣化、台風や地震などの自然災害による損傷、外部からの衝撃、消耗部品の交換、使用状況に起因するトラブルなどは、保証の範囲外とされるケースが多く、別途費用をかけて対応する必要があります。
また、保証を継続して受けるためには、指定された時期に点検を受けることや、推奨される方法でメンテナンスを行うことなど、いくつかの条件が設けられているのが一般的です。
これらの条件を満たしていない場合、本来であれば保証対象となる内容でも、有償対応となる可能性があります。
そのため、不具合が発生した際には自己判断で修理を行うのではなく、まずはヤマト住建や担当窓口へ相談し、適切な対応方法を確認することが重要です。
なお、保証内容や適用条件は契約内容によって異なるため、事前に保証書やアフターサービスの詳細を確認しておくと安心です。
6-2.依頼先によって違うメンテナンス費用
ヤマト住建のメンテナンスにかかる費用は、依頼する業者によって異なります。
| 依頼先 | 特徴 | 費用傾向 |
| ヤマト住建 | 安心の自社保証・施工履歴が明確。 ただし、実際は協力会社の塗装専門店が施工する為、 中間マージンが発生するので高額。 |
高 (+20%程度) |
| リフォーム専門店 | 設備や内装も含めた幅広い対応が可能。 まとめてメンテナンスしたい方には向いている。 ただし、中間マージンが発生するのでやや高め。 |
中 |
| 塗装専門店 | 外壁・屋根塗装のプロ。 自社職人による直接施工で費用を抑えられる。 |
安 (-10~20%) |
同じようなメンテナンス内容や使用する塗料であっても、依頼する業者によって費用に大きな差が生じることがあります。場合によっては、数十万円単位で金額が変わるケースも珍しくありません。
こうした価格差が生まれる背景には、中間マージンの有無や保証・サポート体制の違いが関係しています。
どこに依頼するかによって、費用だけでなくサービス内容にも差が出る点は押さえておきたいポイントです。
そのため、メンテナンスを検討する際は、自分が何を優先したいのかを明確にしたうえで依頼先を選ぶことが重要です。例えば、
・ヤマト住建の保証やアフターサービスを重視したい場合
・外壁塗装や屋根工事をコストを抑えてメンテナンスしたい場合
・内装や水まわりも含めて住まい全体をまとめてメンテナンスしたい場合
といったように、目的によって適した依頼先は異なります。
後悔のない選択をするためにも、複数の業者から見積もりを取り、金額だけでなく提案内容や対応の違いも比較しながら検討することが大切です。
7.南大阪ペイントセンタではヤマト住建のメンテナンスもお受けしております
ヤマト住建の住宅は、断熱性や耐久性に配慮した建材が採用されているケースが多いですが、長く快適に住み続けるためには、計画的なメンテナンスが欠かせません。
特に外壁や屋根といった外装部分は、日々紫外線や雨風の影響を受け続けるため、見た目に大きな変化が出る前に適切なタイミングでメンテナンスを行うことが、劣化を最小限に抑えるポイントとなります。
南大阪ペイントセンターでは、ヤマト住建の住宅に関するメンテナンスのご相談にも対応しており、これまでの施工経験をもとに、建物の状態や仕様に応じた最適なご提案を行っています。
外壁塗装や屋根塗装はもちろん、シーリングの打ち替えや防水工事など、外装まわり全般のメンテナンスに対応可能です。
また、現在の劣化状況を把握するための無料点検も実施しているため、「メンテナンスのタイミングが分からない」「今の状態を一度見てほしい」といった場合でも、お気軽にご相談いただけます。
\無料見積もりだけでも歓迎!/
ご相談・お問い合わせ
\お気軽にご相談ください/
LINEからのご相談
8.まとめ
長く安心して住み続けるためには、定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことが重要です。普段の生活では気づきにくい部分でも、年月の経過とともに劣化は確実に進んでいきます。
特に築10年を過ぎたあたりからは、外壁や屋根、シーリング、水まわり設備など、さまざまな箇所で経年による変化が現れやすくなります。早めに対応することで、大きなトラブルを防ぐことにもつながります。
また、メンテナンスを依頼する際は、ヤマト住建をはじめ、塗装専門店やリフォーム会社など、それぞれの特徴を理解したうえで依頼先を選ぶことが大切です。依頼先によって費用や提案内容、対応範囲が異なるため、自分に合った選択をすることがポイントとなります。
複数の業者から見積もりを取り、内容や費用を比較しながら検討することで、納得のいくメンテナンスにつながります。

















































