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兵庫県神戸市北区にお住まいのお客様より、ヘーベルハウスの外壁塗装・屋根塗装のお見積り依頼をいただきました。
お問い合わせのきっかけは「ヘーベルハウスで見積りを取ったところ、思っていた以上に高額だった」とのことで、できるだけ品質を落とさず、適正価格で安心して任せられる業者を探したいとのご相談でした。
お住まいは築24年、今回が初めての外壁・屋根塗装工事です。
外壁材にはヘーベルハウス特有のALCパネルが使用されており、仕上げは高級感あふれる多彩模様仕上げ。
これまで大切に維持されてきたことが伝わるほど美しい外観でしたが、細かく拝見すると塗膜の欠けや防水性の低下、そしてコーキング(目地)の劣化が確認されました。
ヘーベルハウスのALC外壁は、耐久性には非常に優れている一方で防水性は塗装とコーキングに依存します。
今回は初回塗装ということもあり、既存のコーキングの上から施工する増し打ち工法をご提案いたしました。
さらに「できるだけ長持ちする塗装を」というお客様のご要望にお応えし、コーキング材には耐用年数約30年を誇るオートンイクシードを採用。
また、外壁の美しい多彩模様を損なわずに塗り替えたいとのご希望を受け、既存の意匠を活かせる多彩模様塗料(フッ素系塗料)での仕上げをご提案いたしました。
スレート瓦の屋根についても築24年という年数から防水性能の低下が見られ、屋根カバー工法でお見積もりをさせていただきました。
この度は数ある塗装会社の中から南大阪ペイントセンターにご相談いただき、誠にありがとうございました。
今後も調査結果をもとに、最適なメンテナンスプランをご提案させていただきます。
外壁塗装の事例⇒兵庫県神戸市北区で旭化成ヘーベルハウスの外壁塗装・ベランダ防水

南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
兵庫県神戸市北区で旭化成ヘーベルハウスの築24年の住宅に、外壁塗装工事のお見積りを実施した内容を紹介しています。
▼神戸店のページはこちら▼
神戸市で外壁塗装や屋根塗装をお考えなら【公式】南大阪ペイントセンターへ(神戸店)
南大阪ペイントセンターでは大阪府以外の他府県のお客様からもヘーベルハウスをはじめとするハウスメーカーのご相談は多くいただいています。
ハウスメーカーの外壁塗装をお考えの方は以下のページも是非参考いただけますと幸いです。
▼ヘーベルハウスの外壁塗装についてはこちらの記事で網羅的に解説をしています▼
ヘーベルハウスの外壁塗装はなぜ高い?費用や業者の選び方を解説
兵庫県神戸市北区のハウスメーカー施工住宅の塗装工事お見積もりのご依頼
築年数 | 24年 |
住宅メーカー | 旭化成ヘーベルハウス |
きっかけ | ヘーベルハウスからの工事の提案 |
外壁 | ALC(多彩模様仕上げ) |
屋根 | スレート瓦 |
「外壁塗装と屋根塗装の見積りをお願いしたい」とお電話でご依頼をいただき、兵庫県神戸市北区にお住まいの築24年の旭化成ヘーベルハウスに現地調査へ伺いました。
きっかけは「ヘーベルハウスで見積りを取ったものの、金額が高くて悩んでいる」とのことでした。
「品質は落とさず、専門知識を持った業者で適正価格の提案を受けたい」との思いから、インターネット検索を通じて南大阪ペイントセンターを見つけてくださいました。
外壁はヘーベルハウス特有のALCパネル(多彩模様仕上げ)。
初めての塗装工事とは思えないほど丁寧に維持されており美しい意匠性が保たれていましたが、細かく確認すると塗膜の欠けや経年劣化による色褪せ、
コーキング(目地)の劣化が見られ、防水性の低下が始まっている状態でした。
ヘーベルハウスのALC外壁は耐久性に優れる一方で、防水性能は塗装とコーキングに大きく依存しています。
今回が初回塗装ということもあり、既存のコーキングの上から施工する増し打ち工法をご提案。
加えて、「できるだけ長持ちするメンテナンスを希望」とのご要望を受け、耐用年数約30年の高耐久コーキング材オートンイクシードを採用しました。
これにより、次回のメンテナンスサイクルを大幅に延ばすことが可能となります。
また、現状の外壁デザインの美しさをそのまま活かしたいとのご希望から、既存の意匠を再現できる多彩模様仕上げ塗料(フッ素樹脂塗料)をご提案。
屋根はスレート瓦が使用されており、経年による雨染みや吸水痕が多く見られました。
スレート瓦は一定年数を超えると塗装では防水機能を維持しづらくなるため、今回は軽量金属屋根材を使用した屋根カバー工法をご提案しております。
また、ベランダ部分には塩ビシート防水が採用されており、こちらも経年劣化が進行していました。
南大阪ペイントセンターでは防水職人と提携しヘーベルハウス特有の塩ビシート防水にも対応可能なため、外壁・屋根・防水のすべてを一括でお任せいただける体制を整えております。
ヘーベルハウスは一般的な住宅とは異なり、ALC外壁・スレート屋根・塩ビシート防水といった独自の構造を理解した上での施工が求められます。
南大阪ペイントセンターでは、豊富な施工実績と専門的なノウハウをもとに、お住まいに最適なメンテナンスプランをご提案いたします。
この度は数ある業者の中から南大阪ペイントセンターをお選びいただき、誠にありがとうございました。
それでは、詳しい現地調査の様子を写真とともにご紹介いたします!
お問い合わせから見積書を貰うまでの流れは以下に詳しく紹介しています。
関連ページ:お問い合わせから見積書を貰うまでの流れと受付の方法
築24年の旭化成ヘーベルハウスのお見積もり点検
こちらのヘーベルハウスには耐久性と断熱性に優れたALC(軽量気泡コンクリート)外壁が使用されています。
一見すると御影石のような高級感のある意匠ですが、実はこれは多彩模様仕上げと呼ばれる特殊な塗装によって再現されたデザインです。
多彩模様仕上げはベースカラーの上に複数色の塗料を吹き付けて立体感を出す高度な技術で「ヘーベルハウスでしかできない仕上げ」と思われているお客様も多くいらっしゃいます。
しかし実際には専門的な塗装ノウハウと専用塗料の取り扱いができる施工店であれば、同等の美しさ・耐久性を再現することが可能です。
南大阪ペイントセンターではヘーベルハウスのALC構造や仕上げ塗料に関する豊富な知識と施工実績をもとに、「ヘーベルハウスの多彩模様仕上げをそのままに再現したい」というお客様のご希望にも柔軟に対応いたします。
ただ塗り替えるだけでなく、メーカー仕様を理解した上での適正な再現工法を行える点が、弊社の大きな強みです。
一見すると外観全体は美しく保たれているように見えますが、細かく点検すると塗膜の欠けが複数箇所で確認されました。
ALC外壁そのものは耐久性が高く、地震などの揺れにも強い構造ですが、実は防水性能は塗膜によって維持されているという特徴があります。
つまり塗膜が欠けたり剥がれたりすると、その部分から雨水や湿気が浸透しやすくなり、内部劣化やひび割れの原因につながります。
このような初期劣化の段階で再塗装を行うことで、ALC内部の防水層を長期間守ることができるため、見た目だけでなくお住まいの耐久性を維持するうえでも早めのメンテナンスが大切です。
ALC外壁にとって最も重要な防水部位が、外壁パネルのつなぎ目にあるコーキング部分です。
写真では分かりづらいものの、この多彩模様仕上げの下にはしっかりコーキングが施工されています。
今回の住宅は築24年で初めての外壁塗装となるため、目地の溝がしっかりと確保されており、コーキングの状態も比較的良好。
そのため、既存のコーキングの上から新しい材料を重ねる増し打ち工法で十分に対応可能と判断しました。
ただし、目地に深い亀裂や剥離が見られる場合は、既存のコーキングを完全に撤去して新たに充填する「撤去打ち替え工法」を行う必要があります。
現地調査時に必ず目地の状態を細かく診断し、最も耐久性の高い方法を的確にご提案いたします。
今回はお客様の「より長持ちするメンテナンスを希望」とのご要望を受け、耐用年数約30年の高耐久コーキング材オートンイクシードをご提案。
通常のコーキングに比べて約2~3倍の耐久性があり、次回メンテナンスまでの期間を大幅に延ばすことができます。
ヘーベルハウスのようなALC構造の住宅では、コーキングの施工品質が住まいの寿命を大きく左右します。スレート瓦のドローン点検
外壁や屋根の塗装に目が行きがちですが、実は付帯部(ふたいぶ)と呼ばれる細かな部分の塗装も住まい全体の耐久性と美観を左右します。
写真は雨樋(あまどい)ですが、黒は紫外線による色褪せが特に目立ちやすい色です。
樋の表面にツヤがなくなってきたり白っぽく粉をふいたような状態になっている場合は、見た目の問題だけでなく樹脂素材の劣化が進行しているサインです。
塗装によるコーティングを施すことで、再びツヤを取り戻すと同時に、紫外線による劣化やひび割れを防ぐ保護層を作ることができます。
細部の付帯部にも一切の妥協をせず、全体のバランスを考えた統一感のある塗装仕上げを心がけています。
シャッターボックスやサッシまわりも、長年の紫外線や雨風によって塗膜が劣化しやすい箇所です。
特にヘーベルハウスの場合はこれらの付帯部の形状や構造が特殊で、一般的な住宅とは異なります。
独特の納まりになっているため、正しい構造を理解していないと塗装の密着不良や早期剥離が起こることもあります。
そのため、ヘーベルハウスの塗装では専門知識と経験が不可欠です。
南大阪ペイントセンターではこれまで多数のヘーベルハウスを施工してきた実績から、構造を熟知したうえで長持ちする正しい施工手順で一つひとつ丁寧に仕上げていきます。
外壁だけでなく、こうした細かな付帯部も含めて総合的に美しく保つことが、お住まい全体の耐久性と資産価値を高める秘訣です。
こちらのヘーベルハウスのベランダには、塩ビシート防水が採用されています。
塩ビシートは耐久性・防水性に優れ、ヘーベルハウスでも多く使用されている工法ですが、一般的に寿命は約15〜20年程度とされており築24年を迎えた今がまさにメンテナンス時期にあたります。
南大阪ペイントセンターではヘーベルハウスの塩ビシート防水に関する構造的特徴を熟知しており、既存の防水層を活かした重ね張りや新規シートへの改修など建物の状態に最適な工法をご提案いたします。
単なる補修ではなく、次の20年を見据えたメンテナンスプランを立てることが、長持ちする住まいづくりのポイントです。
屋根のスレート瓦には全体的に苔の繁殖や塗膜の劣化が見られました。
スレート瓦は軽量で扱いやすい反面、経年によって塗膜が劣化すると吸水しやすくなり、苔やカビの発生・反り・ひび割れの原因となります。
築24年を経過していることから、今回は塗装よりも屋根の上から新しい金属屋根材をかぶせる屋根カバー工法をご提案いたしました。
この工法は既存の瓦を撤去せずに施工できるため、廃材が少なく、耐久性・断熱性も大幅に向上します。
屋根の形状や状態に合わせた最適なスーパーガルテクトなどの高耐久屋根材をご提案可能です!
外壁・防水・屋根を総合的に診断し、トータルで耐久性と美観を両立させるプランをご案内させていただきました。
旭化成ヘーベルハウスの外壁塗装・ベランダ防水・屋根工事のお見積もりとご提案内容
すべての調査が終了しました!
後日、改めてご都合を伺い、日程を調整のうえご訪問させていただきました。
当日は、現地調査時に撮影したお写真をもとに作成した点検診断報告書と、塗料の耐用年数ごとに整理したお見積書をあわせてご提出しております。
お見積もり内容
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(ALC) | 外壁塗装(多彩模様仕上げ) | 塗膜の防水性低下 |
目地・サッシ・軒天廻り | コーキング増し打ち | コーキングの劣化 |
付帯部(雨樋・シャッターボックス・スリムダクト・小庇・玄関枠・軒天井) | 付帯塗装 | 美観の向上・防水性の維持のため |
屋根(スレート瓦) | 屋根カバー工法 ※別途お見積もり | スレート瓦の寿命 |
ベランダ | 塩ビシート防水 | 防水層の寿命 |
お見積り金額
使用する塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積もり金額も塗料によって変動します。
また、多彩模様塗料での塗装を希望されたので多彩模様塗料のプランに絞ってお見積もりをいたしました!
以下は外壁塗装・コーキング工事・塩ビシート防水・付帯塗装・足場工事・高圧洗浄工事などを含めた総金額を掲載しています。
屋根カバー工法については別途1,270,400円(税込み1,397,440円)でお見積もりさせていただきました。
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての内容をご覧いただけます。
プラン名 | 使用塗料 | 耐用年数 | 保証 | 小計 |
プランA | 外壁:吹付け多彩模様フッ素プラン |
20年 | 12年 | ¥1,814,350 |
プランB | 外壁:吹付け多彩模様シリコンプラン | 15年 | 10年 | ¥1,456,873 |
お見積り内容や担当者の説明にご理解をいただけ、プランAの吹付け多彩模様フッ素プランである関西ペイント RSダイヤモンドFを使用した塗装工事の成約をいただきました。
今回ご採用いただいたのは、RSダイヤモンドシリーズのAZE-309。
深みのあるグレーをベースに細やかな多彩模様が重なり合い、既存の意匠性に損なわない御影石のような気品ある仕上がりを演出します。
ヘーベルハウスは構造・素材ともに独自性が高く、一般的な住宅の塗装とは異なる専門的な知識と施工技術が必要です。
南大阪ペイントセンターでは、これまで数多くのヘーベルハウスを手掛けてきた経験をもとに、「建物の特性を理解したうえで、最も長持ちする施工」を常に心がけております。
今後もお客様の大切なお住まいを、次の世代まで安心して住み継げる家へと導くお手伝いができれば幸いです。
この度は数ある塗装会社の中から南大阪ペイントセンターにご縁をいただき、誠にありがとうございました。
施工の詳細につきましては、後日施工事例ページで写真とあわせてご紹介予定ですので、ぜひご覧ください!
▼施工事例公開しました!(2025/10/15更新)▼