外壁塗装が必要な劣化とは?自分で必要か判断するセルフチェック

外壁塗装が必要な劣化とは?劣化チェックリスト

「外壁塗装が必要な劣化症状は何」

「住宅に劣化症状があるが外壁塗装が必要かわからない」

以上のように、どのような劣化があると外壁塗装をすべきかお困りかもしれません。

外壁塗装が必要な劣化をわかりやすく表でご紹介いたします。外壁が劣化する原因は紫外線などの自然要因から、施工不良など人的要因も影響します。劣化を放置しておくと、住宅の寿命が縮むなど様々なリスクが高まります。

ご自宅の劣化症状が手遅れになる前に、劣化における外壁塗装の必要性をご理解いただきたいと思います。

当コラムでご紹介する内容
  • 外壁の劣化が住宅に与える影響
  • 外壁が劣化する原因
  • 劣化症状別で塗装が必要か判断するセルフチェック方法
  • 無料点検で安心!劣化の見極めはプロに相談がおすすめ

 

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

外壁の劣化が住宅に与える影響

小さな外壁の劣化でも、放置しておくと大きなトラブルに繋がる可能性があります。トラブルを防ぐ為にも、外壁塗装が必要になります。

そのために、外壁の劣化が住宅に与える影響をご理解いただきたいと思います。

外壁の劣化が住宅に与える影響4つ
  • 住宅の寿命が縮む
  • 雨漏りのリスクが高まる
  • 補修費用が高額になる
  • 美観が損なわれる

住宅の寿命が縮む

住宅の寿命が縮む

一つ目は、住宅の寿命が縮む可能性があります。

初めは小さな汚れなどの劣化でも放置すると劣化が進行し、住宅の構造にまで影響を与えるかもしれません。以上の写真をご覧いただくと、住宅が寿命で大きな修繕が必要になるとお分かりいただけると思います。

大きな劣化になる前に10年を目安に外壁塗装を行うと、以上のような劣化を予防し長く暮らせる寿命の長い住宅になります。劣化が軽微な状態の時に外壁塗装を行うことが重要であると、ご認識いただきたいと思います。

外壁の劣化は住宅全体の寿命を縮める要因になると、お考えいただきたいと思います。

雨漏りのリスクが高まる

雨漏りのリスクが高まる

二つ目は、雨漏りのリスクが高まる可能性があります。

外壁にひび割れや塗膜の剥がれが起こると、そこから雨水が浸入し雨漏りに繋がる場合があります。雨漏りは天井や壁のシミだけでなく、見えない部分の断熱材や木材にも深刻なダメージを与えます。

また、雨漏りの発生が原因で、他のリスクを引き起こす場合もございます。

雨漏りから起こるリスク
  • 鉄部や木材などが腐食する
  • シロアリが発生する

外壁塗装を施工し雨漏りを防止することが、以上のような重大なリスクからも住宅を守ることができるのです。

外壁の劣化で雨漏りが発生し、他のリスクを引き起こす危険性があるとご理解いただきたいと思います。

補修費用が高額になる

補修費用が高くなる

三つ目は、補修費用が高額になる可能性があります。

劣化が初期の段階であれば、外壁塗装のメンテナンスで補修できるかもしれません。しかし、劣化が進行すると、外壁材自体の張り替えなど大規模な補修が必要になる可能性があります。そのため、結果的に費用が高額になってしまう可能性があるのです。

以下は築18年と築28年の外壁塗装費用を比較したものになります。

▼築18年と築28年の費用の比較▼

築年数 施工面積 工事内容 費用 施工事例
築18年 175㎡ 外壁塗装+屋根塗装 164万円 詳しい内容はこちら>​​​
築28年 193㎡ 外壁塗装 207万円 詳しい内容はこちら>​​​
138㎡ 屋根カバー工法 258万円 詳しい内容はこちら>​​​
17㎡ 防水工事 47万円 詳しい内容はこちら>​​​

築年数が経過すると劣化も進行する為、築28年の住宅の方が費用が高額なのがお分かりいただけると思います。塗装面積など条件は少し異なりますが、同じ吹付け多彩模様フッ素の塗料で塗装しています。

以上のように、外壁の劣化が進行するほど費用が高額になってしまうのです。補修内容は劣化によって様々ですが、劣化が補修費用に与える影響をご理解いただきたいと思います。

美観が損なわれる

美観が損なわれる

四つ目は、美観が損なわれる可能性があります。

外壁の劣化は、見た目にも大きく影響します。色あせや黒ずみ・カビ・塗膜の剥がれなどが目立つと、家全体が古びた印象になってしまいます。

また、美観が損なわれているということは、塗膜が劣化し防水性や耐久性が低下しているサインでもあります。外壁の汚れから雨水の侵入や外壁材の劣化を招き、外壁全体に深刻なダメージが広がる恐れも考えられます。

外壁塗装を施工すると塗装を行う前の段階として、外壁の汚れを業務用高圧洗浄機を使用して落とす作業を行います。その後に外壁を保護する塗装を行う為、外壁塗装は汚れを落として汚れを防止するのに効果的だと言えるのです。

美観が損なわれるということは、外壁の劣化の始まりであるとご理解いただきたいと思います。

外壁が劣化する原因

外壁は、毎日さまざまな外的要因にさらされています。どんなに丈夫な素材や塗料を使っていても、時間とともに必ず劣化してしまいます。

こちらの章では外壁が劣化してしまう主な原因について、詳しくご紹介いたします。

紫外線による影響

紫外線による影響

一つ目は、紫外線による影響です。

紫外線は、外壁の劣化を進行させる大きな原因のひとつです。太陽の光にさらされている外壁は、紫外線のダメージを蓄積していきます。外壁塗装は外壁を紫外線から守り、保護する役割があるのです。

私たちの肌も強い日差しを浴び続けると、シミやシワができたり乾燥して弱ってしまいます。それと同じように、外壁も紫外線によって塗膜が分解され、色褪せや艶の消失・チョーキング現象といった劣化現象が起きます。

塗膜の防水性や保護機能が失われると、雨水や湿気が内部に侵入しやすくなり外壁材そのものを傷める原因にもなります。特に日当たりの良い南面・西面は劣化の進行が早い為、注意が必要です。

雨風や湿気によるダメージ

雨風や湿気によるダメージ

二つ目は、雨風や湿気によるダメージです。

雨風や湿気も外壁の劣化を進行させる大きな原因です。とくに湿気の影響は見えづらいため、気づかないうちに劣化が進んでしまうこともあります。外壁塗装を施工すると防水性を高め、雨風や湿気から外壁を守ってくれます。

例えば、最初は防水性がある傘でも使い続ければ次第に水を弾かなくなり、やがてサビや劣化が進んでしまいます。それと同じように、外壁の塗膜も年月とともに防水性が落ち、雨水を吸収しやすくなってしまうのです。

また、風通しの悪い場合では湿気がこもりやすく、カビやコケ・藻が発生しやすくなります。これらの汚れは見た目の問題だけでなく、外壁材自体の劣化を早める原因にもなるので注意が必要です。

塗料の耐用年数の経過

塗料の耐用年数

三つ目は、塗料の耐用年数の経過です。

上記の写真は塗料の耐用年数の目安になります。このように、外壁塗装に使用される塗料には寿命があります。どんなに高品質な塗料を使用しても、年月が経てば劣化してしまいます。そのために、耐用年数を考慮し、外壁塗装の寿命が来たら再塗装をする必要があるのです。

例えば、鉄製のフライパンで考えると、わかりやすいかもしれません。使い始めは油がしっかりなじんでいて焦げつかなくても、使い込むうちに油膜が薄れ焦げついたりサビが出たりしてしまいます。しかし、再度しっかりと油をなじませれば、また快適に使えるようになります。

外壁塗装も塗膜が劣化したまま放っておくと、雨水が染み込んだり外壁材を傷めたりと家全体のダメージに繋がります。しかし、塗料の耐用年数に合わせて定期的に塗装を行えば、再び外壁を守る力を取り戻すことができます。

塗料の耐用年数を意識し適切なタイミングでメンテナンスすることが、住宅を長持ちさせるとお考えいただきたいと思います。

施工不良

施工不良

四つ目は、施工不良です。

塗料の耐用年数が期待できるはずの塗装が、数年で塗膜の剥がれや膨れが生じると施工不良の可能性があります。適切な下地処理を行わず塗装したことによって、外壁の劣化が発生しているかもしれません。

施工不良が起こる原因は、以下のような場合があります。

施工不良が起こる原因
  • 下地処理が不十分
  • 塗料の塗布量や回数の不足
  • 乾燥時間を守らない
  • 不適切な天候での施工
  • 塗料の選定ミス

数年で塗装が剥がれた場合、施工不良の可能性が高いかもしれません。施工不良と感じたら、早期に施工業者に外壁塗装をやり直してもらう必要があります。

保証を確認し、すぐに施工業者へ相談することが大切です。

劣化症状別で塗装が必要か判断するセルフチェック方法

外壁塗装が必要な劣化について知っていただく為に、劣化症状をリストアップしました。

外壁塗装が必要な劣化がご自宅に起こっているのか判断する為に、劣化症状別でセルフチェック方法をご紹介いたします。

▼劣化症状別のセルフチェック方法▼

チェック項目 写真 必要度 確認方法
構造クラック
(幅0.3mm以上)
構造クラック ★★★★★★ 幅0.3mm以上の深いひび割れ
があるか。名刺か紙のポイン
トカードが入るかで確認
サビ サビ ★★★★★★ 金属部分に赤茶色の変色がな
いか確認。また、その下に赤
茶色の垂れ跡が外壁に付着し
ていないかもチェック
ヘアークラック
(幅0.3mm未満)
ヘアークラック ★★★★★ 外壁に髪の毛のような細いひ
び割れがないか、明るい時間
帯に外壁を斜めから確認
コーキングの
剥がれ・亀裂
コーキングの剝がれ・亀裂 ★★★★ 目地部分をよく見る。ひび割
れ、剥がれ、隙間がないか確
外壁の浮き 外壁の浮き ★★★★ 外壁を斜めから見る。浮いて
見える、外壁が反っているよ
うに見えるかチェック
塗膜の剥がれ 塗膜の剝がれ ★★★★ 外壁の表面が剥がれていない
か確認
塗膜の浮き 塗膜の浮き ★★★★ 外壁に膨らみがないか、斜め
から見てチェック
コーキングの黒ずみ コーキングの黒ずみ ★★★ 目地(外壁材の継ぎ目)を近
くで見る。黒く汚れていたら
黒ずみあり
外壁の黒ずみ 外壁の黒ずみ ★★★ 日陰など、湿気が多い場所を
目視で確認。黒ずんでいたら
注意が必要
カビ・コケ・藻 カビ・コケ・藻 ★★★ 外壁表面に緑・黒・茶色っぽ
い斑点や汚れがないか観察。
触るとザラザラ・ぬめりがあ
ることもあり
チョーキング現象 チョーキング現象 ★★★ 外壁を軽く手でこすり、手に
白い粉(外壁の色の粉)が付
くかチェック
色褪せ 色褪せ ★★★ 日当たりの良い面と日陰の面
で色の差がないか見比べる

以上のような劣化は外壁塗装が必要になります。そのため、外壁の劣化を確認し住宅の状態を知ることは、皆様がご自宅で長く暮らしていくために大切です。

劣化の進行を防ぐ為に、以上のセルフチェック方法で外壁塗装が必要な劣化が起こっているのか確認していただきたいと思います。

無料点検で安心!劣化の見極めはプロに相談がおすすめ

プロの業者に判断してもらおう

住宅の劣化を適切に見極めるには、プロに相談するのがおすすめです。

外壁の劣化は、見た目だけでは判断が難しいことも少なくありません。色褪せや汚れ程度に見えても塗膜の防水機能が落ちていたり、外壁にひびが入っている場合もあります。

また、細かなひび割れ・コーキングの劣化などは、専門的な知識がないと見逃してしまうかもしれません。そのため、プロによる点検を受けると、確実に劣化症状を判断できるのです。

南大阪ペイントセンターでは、無料点検を実施しております。ひび割れや塗膜の劣化・コーキングの状態などを細かくチェックし、今の住宅の状態を丁寧に点検させていただきます。もちろん、点検だけ依頼したいというご相談もお受けしております。

「まだ塗装は早いかも」と感じている方も、今の状態を正しく知っておくことで将来のメンテナンス計画が立てやすくなります。住まいを長く大切に使うためにも、まずは無料点検をぜひご活用いただきたいと思います。

まとめ

外壁の劣化の発生は、以下のような原因が考えられます。

外壁が劣化する原因
  • 紫外線による影響
  • 雨風や湿気によるダメージ
  • 塗料の耐用年数の経過
  • 施工不良

以上のような原因で外壁の劣化が発生することで、住宅に与える影響があります。

外壁の劣化が住宅に与える影響
  • 住宅の寿命が縮む
  • 雨漏りのリスクが高まる
  • 補修費用が高額になる
  • 美観が損なわれる

外壁に劣化が発生すると、外壁塗装が必要になります。外壁塗装が必要な劣化を確認し、劣化が進行する前に早めの外壁塗装をご検討いただきたいと思います。

外壁の劣化は、症状によって必要な対処法が異なります。南大阪ペイントセンターでは、劣化症状や進行具合をしっかり見極めたうえで最適なメンテナンスをご提案しています。無料点検・無料見積もりも承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

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学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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