タイルは基本的には塗装不要!しかしタイル周りのメンテナンスは必須です

こんにちは!
南大阪ペイントセンターキタヤマです

「タイルってほとんど劣化しないって聞いたけど…」
「新築時にタイルはメンテナンスフリーだと聞いたから外壁塗装はいらないよね?」
「でも本当に何にもメンテナンスしなくていいの?」

このようなご質問を弊社でも多々頂きます。

結論から申し上げますと…タイルの外壁塗装は基本的には不要です!しかしタイル周りのメンテナンスは10年に一度必要になってきます。

タイルは基本的には塗装不要!しかしタイル周りのメンテナンスは必須です

家の外壁材には「有機物」のものと「無機質」なものに分けられ、タイル自体は無機質であるが故に耐候性に優れ外壁塗装などのメンテナンスが不要です。

しかしタイル周りの目地コーキングやタイルを接着しているモルタルは10年を目途にどんどん劣化していきますのでメンテナンスが必要です。

こちらの記事ではそんなタイルの外壁塗装やメンテナンスについて深堀してお話していきたいと思いますので是非ご一読ください😊

目次

タイルは劣化しにくいため外壁塗装は基本的には不要!

冒頭でもお話させて頂きました通り、タイル自体は劣化がしにくいため外壁塗装は基本的には不要です。その理由について詳しくお話していきたいと思います。

タイルは無機物で耐久性に優れているから

タイルは無機質で耐久性に優れているので外壁塗装は不要

外壁材は有機物と無機物に分けられており、タイルは無機物で出来ています。無機物とは砂や石など自然のもので出来ています。

そのため劣化がしにくく耐久性にも優れ、石や砂などの自然特有のもので出来ているので変色や劣化がしにくいのです。

紫外線や雨などの影響を受けにくいから(耐候性)

無機物であるタイル材は紫外線や雨からの影響を受けにくいのも特徴の一つです。

通常の有機物の外壁材(モルタルなど)では紫外線や雨の影響から劣化が進みやすいため10年に一度の外壁塗装でのメンテナンスを推奨しています。

しかし無機物であるタイル材は紫外線や雨からの影響で劣化や変色は少ないため外壁塗装でのメンテナンスが不要であるとされています。また雨水の浸透性も他の外壁材に比べはるかに低いことから外壁材自体からの雨漏りリスクも低いです。

外壁を傷つける外的要因に強いから(耐傷性)

通常の外壁材は砂埃や様々な外的要因による傷の付着が懸念されますが、タイル材による外壁はこれらの要因で傷が付着することはありません。

タイルは高温で焼き上げ形成するから傷に強い

タイルは1300度以上もの高温で焼き上げ形成するためとても硬いのです。つまりちょっとやそっとの汚れでは傷つく事はなく高い耐傷性に優れているのです。

しかし10年に一度のタイルメンテナンスは必要!劣化とメンテナンス方法について

タイル自体は耐久性・耐候性・耐傷性に優れており、外壁塗装でのメンテナンスは不要である事がわかりました。しかし!だからと言って全てがメンテナンスフリーであるといったわけではありませんのでご注意ください!

タイルの目地コーキングの劣化をチェック

 タイル目地(コーキング)のひび割れなどの劣化

タイル周りの目地(コーキング)をチェックしてみましょう。

目地(コーキング)は乾燥と収縮を繰り返すことによって徐々に硬く硬化していき最終的にはひび割れや破断などの劣化を引き起こしてしまうことがあります。これは施工不良ではなく築7年程度で自然に起こり得ることです。

「タイルだからメンテナンスはしなくてもいい」といった考えは一旦保留にし、ぜひ一度お宅の目地(コーキング)部分の点検をしてみましょう。

タイル目地(コーキング)のメンテナンス方法は?

タイル目地(コーキング)のメンテナンス方法は大きく分けて2種類です。
レベル★☆
目地打ち増し工事
レベル★★
目地打ち替え工事

タイル目地コーキング撤去

※既存コーキング撤去の様子

打ち増し工事では既存のコーキング材の上から新たなコーキング材を充填していきます。一方、打ち替え工事では既存のコーキング材を撤去してから新しいコーキング材を充填します。既存コーキングの傷みが激しいほど打ち替えでのメンテナンスを推奨しています。

メンテナンス方法については既存コーキングの状態をみて判断します。

タイルを接着しているモルタルをチェック

タイルのメンテナンス モルタル(下地)の劣化の点検

一昔前のタイルの接着はモルタルを使って接着しています(湿式公式)。モルタル下地の上にタイルを並べて接着していく工法です。※2006年以降では弾性接着剤を使用して接着しているケースも有り。(乾式公式)

このモルタル…実は先程の目地同様、放っておくとどんどん劣化が進行してしまうのです。モルタルは築年数が経てば経つほど硬化しやすくひび割れが生じやすい性質を持っています。

つまり、モルタルが硬く硬化することによってひび割れや隙間ができやすくなり、その事が原因でタイルの浮きや剥がれなどの劣化に直結してしまうケースも多々あります。

モルタルのメンテナンス方法は?

レベル★☆☆
軽度のひび割れであれば専用の樹脂でひび割れを塞ぎその上から新しいモルタルを打ち増しすることでメンテナンスは可能です。

レベル★★☆
既にタイルが浮いていしまっている箇所などがあれば、その箇所の目地部分にドリルで穴をあけそこから専用樹脂を充填し密着性を高める方法もあります。(ピンニング工法)

レベル★★★
劣化が進みきっている場合はタイルを全て撤去し新しくモルタルを左官し再度接着させる大掛かりな工事もございます。

タイル自体のひび割れや剥がれをチェック

タイルには外壁塗装は不要だがメンテナンスは必要 タイルの剥がれ

最後はタイル自体の劣化のチェックです。こちらのお写真のお宅ではタイルが剥がれてしまっています。その他にもタイルのひび割れや浮きなどもよく見られる劣化症状の一つです。

こちらのタイルの浮きは先程もお話させて頂きました通り、モルタル下地の硬化が劣化原因の一つでした。その他にも地震など突発的な揺れの際にもこのような劣化は生じます。

落下したタイルがもし人や物に落ちてしまえば…大変なことになりますよね。そういった二次災害を防ぐためにも定期的なメンテナンスは重要ですね!

タイル交換メンテナンス方法

タイル自体のひび割れ・剥がれ・浮きなどはその箇所のみのタイル交換が可能です。(もちろん全面張替えも可能)

劣化したタイルを撤去し下地も全て撤去します。次に下地となるモルタルを水平に左官しタイルを丁寧に接着していきます。その際、新築当時使用していたタイルが廃盤になっている可能性もあります。そういった場合には似たタイルを探しサイズや厚みなども忠実に再現していきますのでご安心ください😊

タイルの美観性や防水性を高めたい場合はクリア塗装での外壁塗装を

タイル自体は他の外壁材のように10年に一度の外壁塗装は不要であるとお伝えしました。

しかし「最近タイルの艶が減ってきた気がする」「新築時のような美観性や防水性を高めたい」といったお悩みを持たれるお客様もいらっしゃいます。そんなお客様におすすめしているのがクリア塗装での外壁塗装です。

タイルの外壁塗装にはクリア塗装を

クリア塗装とは名前の通り透明のクリア塗料です。透明であるが故、タイル独自の風合いや色味を打ち消すことなく塗装が可能です。

タイル自体に耐久性があるので通常の外壁塗装のような耐久性向上のために塗装するのではなく、タイル材の艶出しや美観の向上タイル材の保護を目的としております。

タイルの目地やモルタル下地のメンテナンスの仕上げとして塗装する場合もあります。

タイルのメンテナンス施工事例と参考価格

続いては実際のタイルメンテナンス施工事例とその参考価格についてご紹介したいと思います。

こちらはマンションのタイルメンテナンスの施工事例です。タイルの剥がれがありましたので部分交換をし、タイル周りの目地のコーキング打ち替えもさせて頂きました。詳しくはリンク内ご覧ください😊

▼こちらは八尾市にてタイルのクリア塗装と補修をさせて頂きましたお客様の声です。ぜひご覧ください!
参考記事☞ 八尾市にてタイル面のクリア塗装とタイル補修のお客様の声

タイルの外壁塗装とメンテナンスについて まとめ

いかがでしたでしょうか😊

タイルは無機物であり耐久性に優れているため外壁塗装でのメンテナンスは基本的には不要です。しかしタイルを支えている下地(モルタル)や目地の劣化は経年と共にどんどん進行していきますので定期的なメンテナンスは必須です。

「家のタイルの状態が気になる」「メンテナンスは本当に必要?」などどんな些細なことでもかまいません。お気軽にご相談くださいね♪ 無料点検も実施中!

最後までお読み頂きありがとうございました!

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