目地のガスケットとは?積水ハウスなどで使われる乾式目地

目地のガスケットとは?積水ハウスなどで使われる乾式目地

笑顔の女性
マナベ
こんにちは!
南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
 

「ガスケットの交換時期や費用は?」
「メーカーに2、3年のうちに塗装が必要と言われたけど、ガスケットが浮いている。劣化を放置して良いか不安…

以上のようなお悩みやお困りはありませんか。

ガスケットは積水ハウスやセキスイハイム、トヨタホームなどの大手ハウスメーカーで使用されている乾式目地です。

ガスケットそのものの寿命は約30年近くと言われていますが、実際には日当たりの良い目地は紫外線の影響でガスケットが浮いてしまうケースが多いです。

結論を先にお伝えすると、ガスケットの不具合がある場合一番おすすめなのが「コーキング打ち替え後に外壁塗装」という方法です。

当コラムでは塗装専門店ならではの視点で、ガスケットのメンテナンスの真相について解説していきます。
今まさにガスケットの浮きや劣化について悩まれている方は、交換すべきか塗装のみで問題ないのか判断ができるようになります。

乾式目地「ガスケット」は積水ハウスなど大手メーカーで使用

ガスケットはパッキン状の乾式目地

乾式目地ガスケット
ガスケットを簡単に説明すると、パッキン状になった乾式目地です。

サイディングボードの継ぎ目に存在する目地には、目地の隙間を埋める部材が必要です。
あらかじめ目地のサイズに合うように作られており、家を建築する際に目地の隙間にガスケットを埋め込みます。

ガスケットで目地の隙間が埋まることで、雨水や湿気がサイディングボードの内側に侵入することを防ぐのです。

ガスケットは大手ハウスメーカーでの使用が多い

目地のガスケットとコーキング
ガスケットは大手ハウスメーカーで使用されるケースが多いです。

大多数の住宅には目地の隙間を埋める目的にコーキングと呼ばれるゴムのような部材が使用されています。

しかし積水ハウス・セキスイハイム・トヨタホーム・パナホームと言った大手ハウスメーカーでは、コーキングの代わりにガスケットが使用されているケースを多く目にします。(稀に住友林業や三井ホームでガスケットは使用されています。)

ゴムのような弾力性を持つコーキングと違い、ガスケットは硬く目地に沿うような形状なので見分けがつきやすいと思います。

目地から撤去時のガスケットとコーキングの違い
実際に目地から取り除くときも、写真のような違いがあります。

▼サイディングのコーキング工事についてもっと詳しく知りたい方はこちら▼
窯業系サイディングのコーキング(目地)の劣化症状と補修費用

ガスケットの浮き・剥がれは交換時期の目安

目地からガスケットが浮いた状態
ガスケットに浮きや剥がれがあれば、メンテナンス時期です。

冒頭でもお伝えしたとおりガスケット自体は非常に強度が高く、破損や割れなどの症状が起きにくいという観点から約30年程の寿命と言われています。

しかし実際は紫外線の影響で30年より早い段階で、ガスケットの浮きや反りが出てしまう例が多く見られます。

残念ながらどんなに強度が高いガスケットも、浮いたり反りが出てしまった時点で本来の目的である「目地を埋める」という役割が果たせません。
ですのでガスケットの浮きや剥がれ、反りなどの症状があれば交換時期なのです。

ガスケットの劣化放置は外壁の浮きの原因

ガスケットの浮きから雨水や湿気が侵入
ガスケットの劣化放置は外壁であるサイディングボードの浮きの原因になるのでおすすめしません。

困っている女性
お客様
ガスケットが浮いているのが見つかったけど、メーカーには2、3年以内にメンテナンスが必要と言われた。このまま2、3年浮きを放置していて良いの?

職人
職人
結論、放置はおすすめできません。2、3年の間に徐々に雨水や湿気が目地の隙間に入り込み、サイディングボード内部に入った湿気の外へ出ようとする力が加わわり外壁を押し上げてしまいます。

サイディングボードの反り
外壁が浮いた後の対策としては、サイディングボードをビスで固定してできるだけフラットな状態に戻して補修をします。
ですが一度でもサイディングボードが浮いてしまうと、完全に元の状態に戻すことはほぼ不可能になります。

仮にメーカーから2、3年以内などと曖昧な年数の案内があった場合は、その年数の根拠を確認された方が良いでしょう。
もしメーカーに年数の根拠がないようでしたら、できるだけ早目にガスケットのメンテナンスをされないと前述でお伝えした取り返しのつかないボードの浮きへと繋がってしまいます。

【実例紹介】築20年の住宅ではガスケットは浮いている

目地のガスケットに浮きがある築20年住宅
こちらは築20年のとあるハウスメーカーの住宅です。

ご覧のとおり、ガスケットが浮いているのが分かりますか?

ガスケットの浮き
建築当初のハウスメーカーの説明では「ガスケットは30年もつ」と案内があったようです。

前項でもご紹介したとおりガスケットの素材自体は長持ちしますが、紫外線の影響で目地から浮いてきている現状です。

ガスケットの剥がれ
築20年の住宅でもガスケットはご覧のような状態です。

確かにガスケットの素材は耐久性が高いようですが、肝心の目地を埋めるという本来の役割をこなせていません。

これまでガスケットが施工された数多くの建物を調査してきましたが、築20年前後でガスケットが浮いていることがほとんどです。
実際のところガスケットを目地に密着させたまま30年もたすのは難しいと思われます。

ハウスメーカーの「ガスケットは30年もつ」という言葉に疑問が残るのは無理もないでしょう…

目地のガスケットのメンテナンス方法と費用

前項ではガスケットの劣化放置は外壁の浮きへと繋がり家を傷める原因とお伝えしました。

では実際にどのようにメンテナンスすれば良いのか、どの方法が費用が安価ですむのか気になりますよね。

そこでおすすめ度の高い順にガスケットのメンテナンス方法をご紹介します。

ガスケットからコーキングへ交換

目地のコーキング打ち替え工事
一番のおすすめは目地から浮いたガスケットを取り除き、新たにコーキングへ交換する方法です。

ガスケットは紫外線の影響で一度変形すると元に戻すことはできません。
残念ながら浮きや反りの発生したガスケットはどれだけ強度が高くても、変形した以上は再び目地に埋め込むことは不可能です。

そこでガスケットの代案として、目地の隙間を埋めるコーキング(シーリング)の登場です。
そもそもガスケットは目地の隙間を埋める目的の部材なので、コーキングでも同様に目地を埋めることが可能です。

コーキングはボンドのように注入するので、どのようなサイズの目地も確実に埋めることができます。
戸建て住宅の目地にはほとんどコーキングが使用されているので、その防水性や耐久性はお墨付きですよ。

ガスケットからコーキング打ち替えの費用

1mあたり700円~1,000円

金額幅は使用するコーキング材の種類や目地の状態によって異なります。(税抜き費用を掲載)

ガスケットからコーキングへ打ち替えた事例

松原市のセキスイハイムの外壁塗装はおしゃれな2色塗り分け

松原市のセキスイハイムの外壁塗装はおしゃれな2色塗り分け

価格 125万円 工事期間 16日間
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックTOP 塗料種別 ラジカルシリコン
面積 177m2 築年数 22年

工事期間 16日間 面積 177m2
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックTOP 塗料種別 ラジカルシリコン
築年数 22年

松原市で外壁塗装を実施したトヨタホーム施工の一軒家

松原市で外壁塗装を実施したトヨタホーム施工の一軒家

価格 226万円 工事期間 22日間
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックMUKI 塗料種別 無機フッ素塗料
面積 247m2 築年数 15年

工事期間 22日間 面積 247m2
塗料名 関西ペイント アレスダイナミックMUKI 塗料種別 無機フッ素塗料
築年数 15年

ガスケットの上から外壁塗装(塗装時の注意事項あり)

ガスケットの上から塗装
築年数に関わらずガスケットの浮きや反りが見られない場合は、ガスケットの上から塗装をします。

ガスケット自体の寿命は約30年と高耐久なので、紫外線の影響を受けにくい立地の場合は無理にガスケットをメンテナンスする必要はありません。

ですがガスケットがゴム製であることを知らずに何の知識もなく塗装をしてしまうと、ガスケットの表面がべたついてしまいます。
これはガスケットに含まれる可塑剤が塗料によって化学反応を引き起こしてしまうことが原因です。(ブリード現象と呼ばれます。)

塗装の仕上がりはキレイだけど、ガスケットの上だけべたっとして汚れが付着してしまうケースは珍しくありません。
基本的にガスケットの特性を知った業者ならばそのような不備は起きません。

弊社の場合はガスケットの上から塗装をする際に、ブリードオフプライマーを塗布して可塑剤移行を防止してべたつかないように対策する場合があります。

ガスケットの上から外壁塗装をした実際の事例と費用

富田林市でトヨタホームの外壁塗装(タイル調外壁を活かした塗装)

富田林市でトヨタホームの外壁塗装(タイル調外壁を活かした塗装)

価格 94万円 工事期間 15日間
塗料名 日本ペイント UVプロテクト4Fクリヤー 塗料種別 シリコンクリアー
面積 187m2 築年数 11年

工事期間 15日間 面積 187m2
塗料名 日本ペイント UVプロテクト4Fクリヤー 塗料種別 シリコンクリアー
築年数 11年

ガスケットへの交換

ガスケットへの交換
ガスケットの劣化を同様のガスケットに交換する方法です。

ただし元々埋め込まれているガスケットと同様の素材は、建てたハウスメーカーでしか仕入れることができません。
よってガスケットの交換を依頼する場合、ハウスメーカーに頼む他ないのです。

ハウスメーカーへ外壁塗装などのメンテナンスを依頼する場合、塗装専門店に比べて30~50%ほど高額になるケースが多いです。
実際にこんなお声があります。
「メーカーに外壁塗装の見積りを頼んだがとんでもない金額だった」と弊社に相談いただくお客様は少なくありません。

ガスケットの劣化を同様のガスケットに交換される方法は、建てたハウスメーカーしか難しいことを留めて置きましょう。

【結論】ガスケットのメンテナンスはコーキング打ち替え+外壁塗装がおすすめ

「ガスケットが浮いている、反りがある、剝がれている」
などの劣化症状がある場合は、コーキング打ち替え後に外壁塗装をされることを強く推奨します。

理由1.メンテナンス費用の総額が安くすむ

ガスケットの寿命である築30年未満でも、コーキングに打ち替えた方がメンテナンス費用が安くすみます。

なぜかと言うと、仮に築20年で外壁塗装をしたとします。
そこから10年後の築30年には、ガスケットの寿命が来るので交換しないといけませんよね?
寿命が来た時にガスケットの交換のためだけに足場費用がかかるのは、あまりにもったいないです。

一般的な平均ですがハウスメーカーの住宅は建物の規模が大きいので足場費用もやや高めの約25万円~かかります。

築20年以内でも外壁塗装時に耐久性の高いコーキング材で打ち替えをしておけば、向こう20年以上はメンテナンスをしなくてすみます。

ですので「ガスケットの寿命30年」という数字に囚われず、外壁塗装のタイミングで同時にガスケットからコーキング打ち替えをされる方が一生涯にかかるメンテナンス費用が安くすむのです。

理由2.ガスケットはハウスメーカーでのみ入手可能なため結果的に費用が高額

ガスケットからコーキング打ち替えをおすすめするもう一つの理由は、ハウスメーカーの高額なメンテナンス費用にあります。

前項でもお伝えしたとおりハウスメーカーで外壁塗装をされる場合、塗装専門店に比べて30~50%ほど高額になるケースが多いです。

ガスケットはハウスメーカーでしか取り扱いがないので、ガスケットの交換を希望する場合はハウスメーカーに依頼を余儀なくされます。
つまりガスケットの交換を希望する場合、高額なメンテナンス費用は避けて通れないのです。

まとめ

  • ガスケットは大手ハウスメーカーのサイディング外壁に使用される乾式目地
  • ガスケットの寿命は約30年だが、浮きや剥がれが交換時期の目安
  • ガスケットの浮きや剥がれの放置は外壁の浮きの原因になり完全には修復不可能
  • ガスケットのメンテナンスとして一番おすすめはコーキングの打ち替え+外壁塗装
  • ガスケットの上から塗装する際はブリード現象に注意
  • ガスケット自体はハウスメーカーからしか取り寄せできないのでガスケットの交換は費用が高額

どれだけ強度の高い外壁や耐久性の高いガスケットを使用していても、目地の隙間から雨水や湿気が侵入すると外壁の痛みはどんどん深刻になります。

正確な知識と現在の外壁の状態を踏まえて、どのようなメンテナンスが我が家にベストなのか分かることで後悔のない外壁塗装を実現する近道になります。

乾式目地であるガスケットについて、これまでの塗装実績を踏まえてご紹介しました。

目地の劣化やガスケットのことだけでなく、お住まいに関する疑問やご不安は何でもお気軽にご相談ください。

ハウスメーカー

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お問い合わせ tel:0120-306-912 無料点検・見積もりはこちらから LINEでも相談

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