外壁塗装の水ぶくれは施工不良か経年劣化が原因!放置が招く危険は?

外壁塗装の水ぶくれの原因は?放置すると危険です!

「外壁に水ぶくれがあり、どうすればいいの?」

「外壁の水ぶくれは、なぜできたの?」

「外壁の水ぶくれは直ぐに補修が必要なの?」

このように、外壁の水ぶくれでお悩みの方はいらっしゃるでしょうか。

結論!外壁の水ぶくれは施工不良か経年劣化によるものです。

水ぶくれは、塗膜の内部に空気が入って塗装の表面が膨れてしまった状態です。

外壁に水ぶくれができているということは、外壁の保護機能が失われているので危険です。直ぐに対処が必要となってきます。

当コラムでご紹介する内容
  • 外壁塗装の施工不良から水ぶくれが起こる原因
  • 経年劣化による水ぶくれの可能性
  • 外壁塗装の水ぶくれを放置すると起こる危険
  • 外壁塗装の水ぶくれの対処法

 

ご自宅の外壁の水ぶくれが施工不良か経年劣化かを判断し、適切な対処ができるようご紹介させていただきます。

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外壁塗装の施工不良から水ぶくれが起こる原因

外壁塗装の施工不良が原因で、水ぶくれが起こる可能性があります。施工不良は、施工後1~3年程で起こる割合が多くなっています。

外壁塗装の数年後に水ぶくれが発生したら、施工不良が原因だと考えていただきたいと思います。

どのような施工不良が水ぶくれを起こすのかをご紹介いたします。

下地処理が不十分

水ぶくれを防ぐ為に必要な下地処理

外壁塗装時に下地処理が不十分だと、水ぶくれが起こる原因になります。

外壁塗装の下地処理は、塗料を適切に密着させる為の大切な工程となります。その工程を正しく行っていないと、塗膜が膨れて水ぶくれが起こってしまうのです。

必要な下地処理と役割
  • ケレン作業(古い塗膜やサビを落として塗料の密着性を高める)
  • 高圧洗浄(古い塗膜の粉や苔などを洗い流し塗料の密着を良くする)
  • ひび割れ補修(雨水や湿気の侵入を防ぎ外壁を保護する)
  • コーキング補修(雨水の侵入を防ぎ外壁材を頑丈にする)

 

工事の際の報告書で、下地処理が適切に行われたか確認してください。写真付きの工事報告書があると、確認しやすいでしょう。

施工について詳しく知りたい方は、施工業者に問い合わせるといいでしょう。

塗料の乾燥時間不足

各工程で乾燥時間が必要です

塗料を塗布後、乾燥時間が不足していると水ぶくれが起こる原因になります。塗料は、下塗り→中塗り→上塗りの順に塗布し各工程で乾燥が必要です。

塗料が十分に乾かないまま次の塗料を塗布すると、水分が塗膜の下で蓄積されて水ぶくれが起こってしまうのです。

塗膜は、基本的に3時間程で硬化し乾燥してきます。しかし、気温の低い冬や梅雨時期は、乾燥に時間がかかってしまうので注意が必要です。

塗料の乾燥を判断する基準
  • 塗布後の外壁を軽く擦って傷が付く(乾燥が不十分の可能性)
  • 塗布後の外壁を軽く擦って傷が付かない(乾燥している可能性)

あくまでも自分で判断できる簡単な確認方法の為、確実に乾燥しているかは注意が必要です。

乾燥時間は長いから良いというわけではありません。次に塗料を塗布する際は、何日以内に次の塗料を塗ると決まりがあります。

次の塗料の塗布までに1週間近くかかっている場合は、乾燥時間の判断ミスを疑って業者に確認しましょう。

▼外壁塗装の乾燥時間についての詳しい内容はこちら▼

外壁塗装工事における適切な乾燥時間はどのくらい必要なのか?

塗装時の天候の判断ミス

湿度85%以上は外壁塗装できない

外壁塗装の際に、天候の判断を間違うと水ぶくれが起こる原因になります。天候の判断を間違って塗料を塗布すると、湿気が塗膜の中に蓄積され水ぶくれを起こしてしまいます。

天候の判断ミスが水ぶくれの原因になる具体的な例をご紹介いたします。

水ぶくれの原因となる天候判断ミス
  • 湿度が高い日に塗装する(湿度85%以上だと塗料表面の水分が蒸発しにくい)
  • 雨や霧の中で塗装する(水分が新しい塗膜の中に閉じ込められる)

 

塗装する日の天候だけを見るのではなく、塗装日前後の天候も仕上がりに影響してくるのです。そのため、施工実績があり口コミの評価が高い業者に塗装を依頼するのをおすすめいたします。

塗料の選択ミス

塗料の選択ミスが水ぶくれの原因

塗料の選択ミスから、水ぶくれが起こる可能性があります。

選んだ塗料が外壁の素材や状態に適していないと、塗膜の密着性や耐久性が低下し水ぶくれが発生するかもしれません。特に、通気性が低い塗料や外壁材との相性が悪い塗料を使用すると、水ぶくれの発生確率が高まるかもしれません。

適切な塗料を選んで塗料の仕様を確認し、施工手順を守るのが重要です。

施工実績の多い塗装業者なら、塗料に関する知識が豊富で専門的なアドバイスを受けることができます。水ぶくれを防ぐ為に、専門家の意見を伺い対策を講じることが必要です。

塗料の希釈ミス

塗料の希釈ミスが水ぶくれの原因

塗料の希釈率を間違うと、水ぶくれの原因になる可能性があります。

どのような塗料の希釈ミスが水ぶくれを起こす可能性があるのか、ご紹介いたします。

水ぶくれを起こす希釈ミスの例
  • 過度な希釈(塗料が正しく付着せず乾燥中に水分が蒸発しにくい)
  • 希釈剤の選択ミス(塗料と希釈剤の相性が悪くなり塗料の性能が低下する)
  • 均一に混ぜない(塗料の成分が不均一に分散し塗膜が均一に形成されない)
  • 塗料と希釈剤の比率誤り(塗料の性能が低下し塗膜の形成や乾燥が妨げられる)

 

このように、希釈剤の選択や使用方法には注意が必要です。

塗料の扱いが適切にできる業者が確認するには、口コミやお客様の声を確認するといいでしょう。実際に施工した人の声を聞くと、業者の施工技術を確かめることができるかもしれません。

経年劣化による水ぶくれの可能性

経年劣化が水ぶくれの原因の可能性

経年劣化が原因で、水ぶくれを起こす可能性があります。

外壁塗装は、10年に一度を推奨しております。メンテナンス時期に達しても先送りにしてしまうと、水ぶくれが発生してしまうかもしれません。

水ぶくれを起こす経年劣化は、以下の要因が考えられます。

水ぶくれを起こす経年劣化
  • 塗料の劣化(塗膜が膨らんだり剥がれたりする)
  • 塗膜の亀裂や剥離(雨水や湿気が塗膜の下に侵入する)
  • 下地の凹凸や歪み(塗膜と下地の密着が悪くなり水が侵入しやすい)
  • 環境要因(紫外線・風・雨・気温などが塗膜の劣化を促進する)

 

外壁塗装のメンテナンスは重要で、適切な塗装を行うと水ぶくれのリスクを減少させることができるのです。10年以上メンテナンスしていない住宅は、メンテナンス時期が来たと考慮し外壁塗装を施工するのをおすすめいたします。

外壁塗装の水ぶくれを放置すると起こる危険

外壁塗装の水ぶくれを放置してしまうと、危険な状況になる可能性があります。

どのような危険な状況になるのか、ご紹介いたします。

住宅の構造にダメージを受ける

水ぶくれが破裂して塗膜が剥がれる

水ぶくれを放置すると、破裂して塗膜が剥がれたりひび割れの原因になります。そこから雨水や湿気が侵入し、壁の構造にダメージを与えてしまうのです。

また、紫外線や雨に晒される為に外壁の保護機能が低下し、劣化が進む可能性もあります。

外壁に水ぶくれを発見したら、外壁の構造に危険を及ぼす可能性があると留意いただきたいと思います。

カビや藻の発生原因になる

カビや藻の発生原因になる

水ぶくれを放置すると、カビや藻が発生する原因になります。

水ぶくれが起きているということは、内部に湿気が蓄積され湿った環境になっています。その為、カビや藻の成長を促進してしまうのです。

これによって、外壁の美観が損なわれるだけでなく、アレルギーなどの健康への影響も考えられます。

健康へ及ぼす悪影響を避ける為にも、水ぶくれが発生したら早めの対処を行うようにしてください。

雨漏りの原因になる

水ぶくれは雨漏りの原因になる

水ぶくれを放置すると、雨漏りが発生する原因になります。

水ぶくれの内部に蓄積された水や湿気が、外壁の劣化や腐食を進行させてしまいます。水ぶくれが破裂すると余計に雨水が外壁内部に侵入し、防水効果が減少するのです。

そのまま放置して時間が経過すると、最終的に雨水が住宅内部に漏れる可能性が高まってしまいます。

水ぶくれを発見したら雨水の可能性があると留意いただき、早めの補修を行うのをおすすめいたします。

補修費用が高くなる

補修費用が高くなる

水ぶくれを放置すると、時間の経過が補修費用を高くする可能性があります。

補修費用が高くなる理由は、以下のような理由が考えられます。

補修費用が高くなる理由
  • 悪化の進行(雨水や湿気の侵入がひび割れや腐食を引き起こし問題が悪化する)
  • 隣接部への影響(周囲の構造にダメージを与え隣接部分の補修や交換が必要になる)
  • 塗装の劣化(塗膜の剥がれなどの塗装自体の劣化を招く)
  • 内部の被害(内部の構造や断熱材に水が侵入し腐食やカビの発生が起こる)

 

被害が大きくならない為にも、水ぶくれを放置せずに早めに補修するのが重要です。早期の対応が、補修費用の削減につながることが多いと言えるでしょう。

外壁塗装の水ぶくれの対処法

外壁に水ぶくれを発見したら、どのような対処をすればいいのか。

前項でもお伝えした通り、水ぶくれの原因は施工不良か経年劣化によるものです。その為、先ずは外壁塗装の保証期間を確認してください。

保証期間内と保証期間外では対処法が異なりますので、それぞれの対処法をご紹介いたします。

保証期間内なら施工業者に連絡する

保証期間内なら施工業者に連絡する

保証書を確認して、保証期間内なら施工業者に連絡してください。

施工業者は保証期間内に発生した問題に対して責任を持っており、補修対象なら無償で補修する必要があります。

優良業者の場合は責任をもって補修を行ってくれますが、中には適切に対応しない業者もあります。その為に、施工業者に補修依頼する場合、気を付けていただきたいことがあるのでご紹介いたします。

補修依頼の際に気を付けること
  • 水ぶくれの写真を撮る(写真に撮って残しておくと証拠として役立つ)
  • 補修依頼した日時を記録する(保証期間がある為、素早く対応しない業者には証拠になる)

 

以上のポイントに気を付けて、スムーズに補修依頼と問題解決ができるようにするのが重要です。

保証期間外なら塗装業者に点検を依頼する

保証期間外なら塗装業者に点検を依頼する

保証書を確認して、保証期間外なら塗装業者に点検の依頼をしましょう。

塗装業者が優良業者か見極める為に、点検依頼した業者の以下の内容を確認してください。

点検時における優良業者とは
  • 点検時間に30分~1時間かけて丁寧に点検してくれる
  • 補修箇所を見落とさず補修理由を明確に説明してくれる
  • 困っていることなど丁寧に聞いてくれる
  • 契約を急がせない

 

以上の点に注意して、優良業者にプロの目で判断してもらうのが重要です。

点検してもらった業者に不安を感じたら、他の業者に依頼して再点検するのをおすすめいたします。

まとめ

外壁塗装の水ぶくれ発生の原因は、施工不良と経年劣化の可能性があるのです。

保証期間内と保証期間外では対処法が異なりますので、水ぶくれが起こったら必ず保証書を確認するのが重要です。

水ぶくれは放置すると危険です。放置すると以下のような問題が起こるかもしれません。

水ぶくれを放置すると起こること
  • 住宅の構造にダメージを受ける
  • カビや藻の発生原因になる
  • 雨漏りの原因になる
  • 補修費用が高くなる

 

このような問題が起こらないように、早めの対応が必要になります。

住宅を長く安全に保つ為に、放置しないで問題解決をするのをおすすめいたします。

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