ミサワホームの15年点検とは?10年点検との違いを解説

ミサワホームの15年点検とは?10年点検との違いも解説

ミサワホームの15年点検について、「5年前に10年点検を受けたけど何が違うのか」「15年点検では何を行うの」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

15年点検は10年点検と比べると簡易的な点検になりますが、今後の住宅の維持管理や保証延長の可否を判断するために実施される定期点検です。特に、築10年から築15年にかけては、劣化の進行が早くなる傾向があります。そのため、外壁や屋根・防水などの劣化状況によっては有償補修工事の提案が行われるケースもあり、今後の維持費にも大きく関わるポイントです。

そのため、15年という節目は、今後もミサワホームで維持管理や保証延長を行うかどうかを判断する重要なタイミングとなります。

こちらの記事では、ミサワホームの15年点検の内容や費用、10年点検との違いについて解説いたします。

当コラムでご紹介する内容
  • ミサワホームの15年点検とは?10年点検との違いも解説
  • ミサワホームの15年点検に関するQ&A

▼ミサワホームの外壁塗装についてはこちらの記事で解説しております▼

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監修者情報
監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


監修者 橋本卓哉

橋本卓哉

石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

ミサワホームの15年点検とは?10年点検との違いも解説

ミサワホームの15年点検について解説いたします。

15年点検は10年点検と比べると点検内容は簡易的になる一方で、今後の維持管理や保証延長の判断に関わる重要なタイミングとなります。

15年点検と10年点検の違いをまとめたものがこちらです。

▼15年点検と10年点検の違い▼

項目 15年点検 10年点検
位置づけ 継続的な維持管理・保証延長 初回の保証更新のタイミング
案内 ミサワホームから事前に案内 ミサワホームから事前に案内
点検内容 外回り・内回り・設備の簡易チェック 外回り・内回り・設備を詳細確認
点検時間 30分~1時間 1~2時間
費用 無料 無料
報告書 チェックリスト中心で簡易的 写真付きの詳細な報告書
補修提案 有償補修工事の提案が増える 軽微な補修中心+必要に応じて有償提案
保証 30年保証延長の判断時期 20年保証延長の判断時期
シロアリ 基本的に提案なし 防蟻保証の更新・工事提案あり

こちらの章では、15年点検の具体的な内容や10年点検との違いについて解説いたします。

関連記事:ミサワホームの10年点検!点検前に知っておきたい12の内容

15年点検のお知らせは事前にミサワホームから届く

15年点検のお知らせは事前に届く

ミサワホームの15年点検では、事前に点検希望日時などを記入するためのハガキが届きます。

内容は10年点検時と同様で、希望日時や気になる点を記入して返送すると、その後、担当者から主に電話で連絡があり、日程が確定します。

なお、土日を希望する場合は予約が集中しやすいため、希望通りの日程で調整できない場合もあります。

基本的にはミサワホーム側から案内が届くため、自分から問い合わせるケースは少ないですが、時期になっても連絡がない場合は一度確認しておくと安心です。

15年点検の内容は外回り・内回り・設備を簡易チェック

ミサワホームの15年点検の内容は、外回り・内回り・設備を中心とした簡易的なチェックになります。

基本的には10年点検と同じ箇所を確認しますが、15年点検では劣化の原因まで詳細に調査するものではなく、現状の劣化状況を把握し、必要な補修工事を判断するための確認作業が中心です。

15年点検と10年点検の点検内容の違いを比較したものがこちらです。

▼15年点検と10年点検の点検内容の比較▼

点検項目 15年点検 10年点検
外回り 劣化・破損の有無を中心に目視確認 劣化を細かく確認し原因まで調査
防水 表面劣化の有無を確認 防水層の状態・劣化進行まで詳細チェック
構造・床下 シロアリ・湿気などの有無を簡易確認 湿気・基礎ひび・シロアリ痕跡の詳細調査
室内 不具合・使用上の支障の有無を確認 建具の歪み・床のたわみなど原因まで確認
設備 動作確認中心の簡易チェック 動作状況・劣化状態を細かくチェック

このように15年点検は簡易的なチェックが中心となる一方で、その後の補修提案や保証延長の判断に大きく関わる重要なタイミングでもあります。

15年点検の点検時間は30分~1時間程度

15年点検の時間は30分~1時間

ミサワホームの15年点検にかかる時間は、一般的に30分~1時間程度が目安です。

10年点検が1~2時間程度かかるのに対し、15年点検は比較的短時間で終了する傾向があります。

これは、15年点検では建物全体を詳細に調査するというよりも、外回り・内回り・設備について劣化や不具合の有無を中心に確認する「簡易的なチェック」が行われるからです。

主に目視による確認や設備の動作確認が中心となり、10年点検のような床下の詳細調査や劣化原因の追究といった工程は省略されるケースがあります。

ただし、気になる不具合が見つかった場合や、追加で確認が必要な箇所がある場合には、点検時間が延びることもあります。

そのため、15年点検も当日の状況によって多少前後する可能性がある点には注意が必要です。

15年点検の費用は無料

点検費用は無料

ミサワホームの15年点検は、10年点検と同様に点検自体の費用は無料で実施されます。

これは、ミサワホームの定期点検制度の一環であり、住宅の状態確認とあわせて、今後の補修や保証延長の判断を行うために実施されています。

ただし、無料となるのはあくまで点検作業のみであり、外壁のコーキングや屋根・防水などに劣化が見つかった場合の補修工事については、別途費用が発生するのが一般的です。

また、15年点検では今後の保証延長や維持管理の方針に関わる補修提案が行われるケースもあり、その内容によってはまとまった費用が必要になる場合もあります。

そのため、点検そのものは無料ですが、メンテナンス費用が発生する可能性がある点はあらかじめ理解しておくと安心です。

15年点検では有償補修工事が提案されることが多い

有償補修工事の提案が多い

ミサワホームの15年点検では、10年点検と比べて有償補修工事が提案されるケースが多くなります。

10年点検では初期段階の劣化が多く、保証範囲内で対応できるケースや、経過観察の場合も少なくありません。一方、15年点検のタイミングになると、外壁や屋根・防水などの劣化が進行しているケースが増え、補修やメンテナンスが現実的に必要な状態になっていることが多くなります。

ただし、提案された有償補修工事をすべて実施する必要があるわけではありません。劣化状況や緊急性に応じて優先順位を見極めることが重要になります。

そこで、15年点検時に提案される有償補修工事で、すぐに検討すべき工事と緊急性が低く後回しにできる工事をまとめたものがこちらです。

▼すぐに検討すべき工事と緊急性が低く後回しにできる工事▼

すぐ検討すべき工事 緊急性が低く後回しにできる工事
  • 外壁.屋根塗装工事
  • コーキング工事
  • ベランダなどの防水工事
  • 雨樋の交換
  • 給湯器・火災報知器などの設備交換
  • クロス・フローリングの張り替え
  • 換気扇の交換

以上のように防水に関わる工事は雨漏りリスクがあるため、基本的にすぐに検討すべき必要があるとお考えください。

内容や設備は、住宅の安全性や防水性能に直結しないケースが多いため、緊急性は比較的低い傾向があります。ただし、給湯器が故障するとお湯が使えなくなり、入浴やシャワー、食器洗いなど日常生活に大きな支障が出るため、早めの対応が好ましいでしょう。

このように15年点検は、不具合の有無を確認する段階から一歩進み、実際にメンテナンスを行うかどうかを検討するタイミングです。

提案された有償補修工事には、すぐに実施が必要なものから、経過観察でも問題がない場合もあるため、緊急性や優先順位を確認した上で判断することが重要です。

15年点検では提案された工事を行わないと30年保証が延長できない

15年点検での保証延長の流れ

ミサワホームの15年点検では、提案された補修工事のうち、保証延長の条件となる工事を実施しない場合、30年保証へ延長できない可能性があります。

15年点検は、10年点検で20年保証へ延長した後の、次の保証延長を判断する重要なタイミングです。建物の劣化状況に応じて、外壁や屋根、防水などの主要部分に必要な補修工事が適切に行われているかを基準に、保証延長の可否が判断されます。

そのため、これらの工事を実施しない場合は、保証延長の対象外となる可能性があります。

提案される工事は、主に次の2種類に分かれます。

提案される工事の種類
  • 保証延長の条件となる工事(外壁の防水やコーキングなど、雨水の侵入を防ぐ部分の補修)
  • 将来的に検討できる工事(内装や設備・軽微な不具合など、緊急性が比較的低い補修)

なお、どの工事が保証延長の条件になるかは一律ではなく、お住まいの劣化状況やこれまでのメンテナンス履歴・提案内容によって異なります。

そのため、提案された工事については「保証延長の条件となる工事かどうか」をミサワホームに確認したうえで判断することが重要です。

15年点検は、保証を30年まで延長するかどうかを含め、今後の維持管理方針を決める重要な分岐点となります。提案内容を整理し、必要な工事と優先順位を見極めて検討することが大切です。

10年点検時の工事内容によって15年点検の提案内容が変わる

10年点検時の対応で15年点検の点検内容は変わる

ミサワホームの15年点検では、10年点検時に実施した補修工事の内容によって、提案されるメンテナンス内容が変わる場合があります。

これは、住宅の劣化状況が一律ではなく、これまでにどのようなメンテナンスを行ってきたかによって、劣化の進み方や必要な補修のタイミングが異なるからです。

例えば、10年点検の際に外壁のコーキングや防水工事を実施している場合は、15年時点でも劣化の進行が比較的抑えられていることが多く、大規模な補修ではなく、軽微な補修や経過観察の提案にとどまるケースもあります。

一方で、10年点検時に必要なメンテナンスを見送っている場合や、最低限の補修にとどめている場合は、15年点検の時点で劣化が進行しており、外壁塗装や防水工事など、まとまった有償補修工事が提案される可能性が高くなります。

10年点検時の対応による違い
  • しっかりメンテナンスを実施している場合→ 劣化の進行が抑えられ、軽微な補修や経過観察が中心になりやすい
  • メンテナンスを実施していない・最小限の場合→ 劣化が進行し、外壁・屋根・防水などのまとまった補修が提案されやすい

このように、15年点検の提案内容は、現在の状態だけでなく、これまでのメンテナンス履歴によっても大きく左右されます。

そのため、10年点検で提案された工事をどの程度実施したかによって、将来的なメンテナンス費用や提案内容に差が出る点は理解しておきましょう。

15年点検では報告書は10年点検より簡易でチェックリスト中心

報告書はチェックリスト中心

ミサワホームの15年点検では、10年点検と比べて報告書の内容が簡易的になる傾向があります。

10年点検では、点検後にその場で建物の状態や不具合について写真や実際の箇所を見ながら説明を受けることが多く、後日、詳細な報告書が書面で渡されるケースもあります。

一方、15年点検では、外回り・内回り・設備の状態を中心としたチェックリスト形式の記録が基本となり、10年点検のような詳細な写真付き報告書が作成されない場合もあります。

これは、15年点検が劣化の原因を詳細に調査するというよりも、現状の不具合や劣化の有無を確認し、今後の補修や維持管理の判断に使用する目的で実施されるからです。

そのため、15年点検の報告書の内容は10年点検よりも簡易的になる傾向があります。

ミサワホームの15年点検に関するQ&A

ミサワホームの15年点検に関するQ&Aをご紹介いたします。

15年点検を受けずに不具合が出た場合はどうなる?

A:不具合の内容によっては保証対象外となる可能性があります

ミサワホームの保証は、定期点検と適切なメンテナンスを前提としているため、点検を受けていない場合は保証延長の条件を満たさないと判断されることがあります。

特に、外壁の防水や構造に関わる部分は保証の対象となる重要な箇所のため、点検や必要な補修を行っていない場合は、保証が適用されない可能性が高くなります。

15年で提案を受けた工事を実施しなくても20年保証は続く?

A:原則として20年まで保証は継続されます

ミサワホームでは、10年点検時に必要とされた補修工事を行うことで、建物の保証は20年まで延長されます。そのため、15年点検で新たに工事を提案された場合でも、実施しなくても20年までは保証が維持されるケースが一般的です。

ただし、15年点検で指摘された劣化を放置した場合、その不具合や関連する部分については保証対象外となる可能性があります。

また、15年点検の時点で提案の受けた必要な工事を行わない場合は、30年までの保証延長はできません。

提案された工事は断っても問題ない?

A:提案された工事は内容によっては断ることも可能です。

ただし、すべての工事を自由に断れるわけではなく、保証延長の条件となっている工事については、実施しない場合に保証が延長できない可能性があります。

一方で、将来的なメンテナンスとして提案される工事については、すぐに実施しなくても問題ないケースもあります。

そのため、提案された工事については「保証延長の条件となる工事かどうか」を確認したうえで、優先順位をつけて判断することが重要です。

まとめ

ミサワホームの15年点検は、10年点検と比べて点検内容は簡易的になる一方で、今後の維持管理や保証延長に関わる重要な定期点検です。

築15年前後になると、外壁やコーキング・防水などの劣化が進行しているケースが多く、点検では現状の確認とあわせて、具体的な補修やメンテナンスの提案が行われる傾向があります。

また、15年点検は30年保証の延長に関わる最終的な判断のタイミングでもあり、提案された工事の内容によっては、実施しない場合に保証が延長できない可能性もあります。

そのため15年点検は、単なる点検として捉えるのではなく、「どこまでメンテナンスを行うか」「今後の維持管理をどうするか」を判断する重要な分岐点といえます。

点検結果や提案内容をしっかり確認し、必要な工事と優先順位を見極めながら、今後のメンテナンス計画を検討していくことが大切です。

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監修者 榎本悟

榎本悟

一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。


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石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者

学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。

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