お客様からよくいただく質問の中に塗装前の高圧洗浄工事って本当に必要なの?意味はあるの?というご質問をよくいただきます。
屋根の塗装の際は特に高圧洗浄工事が重要!
結論からいいますと、高圧洗浄工事は必ず必要な工事です。
外壁や屋根に塗料を塗る前には必ず高圧洗浄を行います。表面に付着した汚れやカビ・コケ・ホコリ等を除去し、塗料と外壁・屋根との密着性を高めるのに非常に重要な工事です。
コケやカビの黒い部分が残ったまま塗装するのと、洗い落としてから塗装するのとでは密着性に雲泥の差がでます。
特に屋根はコケやカビが発生しやすいので必須といえます。
10数年前までは一般的ではなかった
最近では当たり前となっている高圧洗浄ですが、1
0年以上前まではそれほど重要視されておらず、あまり行われていませんでした。
その結果、スレート・セメント屋根の場合は高圧洗浄を省いた場合、すぐに塗膜のめくれが発生してしまいます。
写真は15年前にセメント瓦の屋根塗装を、高圧洗浄無しで施工されたお客様です。
塗膜がぱっくりとめくれているのがわかります。
塗装後1年過ぎたあたりで、すでにめくれが発生していたそうです。
ホコリやコケの上から塗ってしまっているために、この様な浮きやめくれが発生してしまうのです。
こうなっては水を弾きませんし、塗装した意味がありません。
外壁の凸凹にもほこりが乗っている
見た目はキレイに見える外壁でも洗浄で水を流してみると、乗っていたホコリが黒い汁となって流れていきます。
塗装しない階段や土間がキレイになるというメリットもありますが、高圧洗浄は基本的に見た目をキレイにする工程ではなく、塗料の密着性を高める工程です。
いまだに高圧洗浄を行わない業者もいる
キチンとした洗浄をするには足場が必要な場合が多いので工事金額が高くなりがちです。
しかし、いまだに屋根塗装でも足場を組まず、高圧洗浄を行わずにホウキやたわしで表面処理し安価で塗装してしまう業者さんもいます。
その後5年もしないうちに全面的にめくれが発生し弊社へご相談いただいた事例もたくさんあります。塗料の密着性はこの高圧洗浄にかかっていると断言できます!