外壁塗装の剥がれが起こる原因と対処法を徹底解説!DIYは絶対ダメ

外壁塗装の剥がれが起こる原因と対処法を徹底解説!DIYは絶対ダメ

外壁塗装の剥がれは放置していると様々なリスクが生じます。そのため剥がれを見つけましたら放置はせず速やかに対処をしなくてはいけません。

そもそもなぜ外壁塗装に剥がれが生じてしまうのでしょうか?

こちらの記事では外壁塗装に剥がれが生じる原因やリスク・剥がれを見つけたときにするべき行動など「外壁塗装と剥がれ」について詳しくお話をしていきたいと思います。

外壁塗装に剥がれが生じる原因
経年劣化
施工不良

外壁塗装の剥がれを放置すると起こるリスク3つ
放っておくとどんどん剥がれが進行する
塗膜が外壁を保護できなくなる
雨漏りの原因になる

施工不良が原因で外壁塗装の剥がれが疑われる時にやるべき4つのこと
保証書を確認する
業者に連絡し点検してもらう
現状を写真に撮っておく 
業者が対応してくれない場合は消費者センターなどに相談する

無料相談を依頼する

外壁塗装が剥がれる原因は主に2つ

外壁塗装に剥がれが生じる原因

外壁塗装に剥がれが生じる原因は2つあります。1つずつお話していきたいと思います。

施工不良による剥がれ(施工から2.3年)

外壁塗装から2.3年以内に生じた剥がれは、施工不良が原因である可能性があります。本来ならば10~15年程度剥がれは生じません。

主な施工不良の原因
洗浄不足
塗料や水分の乾燥不足
塗装回数が守られていない
外壁に見合った塗料を選べていない
規定の塗布量を守れていない

1.洗浄不足

外壁塗装を行う前に、高圧洗浄機で外壁を洗浄していきます。その際、外壁についた汚れや古い塗膜を清掃せずにいきなり塗装をしてしまうと塗膜と外壁の密着性が低下しすぐにボロボロと塗装が剥がれてしまうのです。

2.塗料や水分の乾燥不足

高圧洗浄の水分や塗料をしっかりと乾燥せず上から塗装してしまうことも剥がれの原因になります。しっかりとした仕上がりを求めるには半日~1日程度乾燥時間が必要になります。

3.塗装回数が守られていない

外壁塗装をするときは基本的に「下塗り・中塗り・上塗り」と3回塗りを行います。ですが下塗りをせずいきなり上塗りをしてしまったなど規定回数が守られていない場合は、適切な塗膜の厚みを形成できず、すぐに剥がれが生じてしまうことがあります。

4.外壁に見合った塗料を選べていない

塗料は「下塗り専用」や「仕上げ専用」など用途にわけて塗料を選定します。つまり外壁ごとに見合った塗料を選定せずに塗装をしてしまうと、塗膜と外壁が密着せずすぐに剥がれが生じてしまうことでしょう。

5.規定の塗布量を守れていない

塗料の塗布量はメーカーによって規定が定められています。メーカーから仕入れた缶に対し、混ぜる水の量も細かく決められています。

さらにこれらの規定に加えて、気温や湿度などの環境条件も加味して考慮しなければ適切な塗装ができません。

経年劣化による剥がれ

塗装後、年数が経過してから剥がれが生じた場合は経年劣化による剥がれかもしれません。

塗装後どのくらいで剥がれが生じるかは外壁の種類や使用塗料・環境条件によって変わってきます。

【参考】塗料の耐用年数

外壁塗装の剥がれは使用する塗料の耐用年数によっても変わる

こちらのグラフのように使用する塗料によっても耐用年数は変わり、次回までの外壁塗装の期間も変動します。

そのため、耐用年数の短い塗料を使用すればするほど剥がれが生じる期間も短くなります。

施工不良が原因で外壁塗装の剥がれが疑われる時にやるべき4つのこと

施工不良が原因で外壁塗装の剥がれが疑われる時にやるべき4つのことがあります。

保証書を確認する

外壁塗装の剥がれが見つかりましたら、まずは保証書を確認しましょう。

保証書には「何年間ここまでの範囲を保証します」といった保証対象が記載されています。もし施工不良による剥がれであった場合、保証の対象内になることがありますので保証書を一度確認してみましょう。

現状を写真に撮っておく

工事のやり直しにおいて、無償で補修をするか有償で補修をするかはトラブルになりやすい事例です。

そのため、剥がれが起きた時は「いつから」「どのように」「剥がれの範囲はどのくらい」など詳細を写真に記録しておき証拠として残しておく必要があります。

業者に連絡し点検してもらう

外壁塗装の剥がれを見つけたら業者に連絡して点検してもらう

写真で証拠を残した後は、外壁塗装を行った業者に連絡をして「外壁が剥がれている」ことを早急に伝え点検に来てもらいましょう。

その際の点検は無料で行われる業者がほとんどです。

「本当に剥がれが生じているのか」「施工不良での剥がれであった場合対応はどのようにしてくれるのか」「保証は適用されるのか」対応方法を伺いましょう。

その際、口約束だけでなく書面での約束を行っておくと安心です。

業者が対応してくれない場合は消費者センターなどに相談する

外壁塗装の剥がれ 業者が対応してくれない場合は消費者センターなどに相談する

もし業者が対応してくれない場合は消費者センターや第三者機関に相談しましょう。

主な相談先
住まいるダイヤル(住宅リフォーム.紛争処理支援センター)
消費者センター(国民生活センター)
各自治体のリフォーム相談窓口(大阪府相談窓口)
その他弁護士

特に「住まいるダイヤル(住宅リフォーム紛争処理支援センター)」では広い知識を備えた一級建築士の資格を持つ相談員が対応してくれます。また、相談内容によっては、専門家相談や紛争処理をご利用いただくことができるのでとてもおすすめです。

外壁塗装の剥がれを見つけてもDIYで施工をしてはいけない

もし、外壁塗装の剥がれを見つけても、絶対にご自身で補修(DIY)はしないでください!

その理由は主に5つございます。

・高所作業が危険
・難易度が高い
・補修費用が嵩む
・建物の耐久性が低下
・責任の所在が不透明になるから

高所作業が危険

外壁の剥がれは高所にある場合もあります。その場合、梯子などを登らなくてはならなく危険が伴います。

不安定な高所でDIYをしてしまいますと素人ですと失敗してしまう可能性もありますし、転倒のリスクもあります。

難易度が高い

外壁の剥がれをDIYする場合、難易度が高いです。特に剥がれを確実に補修するには専門性の高い知識と技術が必要になります。

仮にDIYで補修ができたとしても仕上がりが悪くなる可能性が高く根本的な解決は難しいでしょう。

補修費用が嵩む

正しい知識でDIYをしないと補修費用が高額になってしまうことがあります。

なぜ高額になってしまうのかと言いますと、DIYで一時的に補修をしたとしてもすぐに劣化してしまい業者に結局依頼しないといけないケースが後を絶たないからです。

その場合、DIYで使用したコーキングやその他材料の撤去費用や、余分な傷が生じDIY前の補修費用よりも嵩むことがあるのです。

建物の耐久性が低下

誤ったDIYを行ってしまうと結果的に建物の耐久性が低下してしまうことがあります。

▼実際にあった事例
剥がれを自分でDIYした。だけどその時に雨水の流れを変えてしまい雨水の逃げ道を塞いでしまった。そのため雨がどんどん溜まり雨漏りを引き起こしてしまった。

このように剥がれを補修するためにしたDIYが、かえって建物の耐久性を低下してしまうリスクもあるのです。

責任の所在が不透明になるから

また、ご自身で外壁塗装の剥がれを補修してしまった場合、たとえ保証対象に「剥がれ」があったとしても「本当に施工不良が原因で剥がれが生じてしまったのか」それとも「DIYしたことで剥がれが生じてしまったのか」責任の所在が不透明になってしまいます。

そうしたことを防ぐためにもご自身で手を加える前に一度業者に相談をしましょう。

外壁塗装の剥がれを放置すると起こるリスク3つ

外壁塗装の剥がれを放置すると起こるリスクが3つございます。一つずつお話してきたいと思います。

放っておくとどんどん剥がれが進行する

外壁塗装の剥がれは放っておくとどんどん範囲が広がってしまいます。やがては下層の塗装までも剥がれが進行することがあり広範囲で発生するようになります。

一部のみの剥がれでしたら軽度の処理で済ませることができますが範囲が広がれば広がるほど大掛かりな工事が必要になります。

塗膜が外壁を保護できなくなる

外壁塗装の剥がれ 塗膜が外壁を保護できなくなる

外壁には元々防水性はなく、塗装を行うことで雨や紫外線などの外的要因から外壁を保護しています。

つまり塗装が剥がれた外壁は大変無防備な状態で、外壁を守る力ないといった「危険な状態」なんです。無防備な外壁は雨や湿気をどんどん吸収し劣化の悪循環が止まりません。

雨漏りの原因になる

外壁塗装の剥がれは雨漏りの原因になる

雨や湿気を吸い込んだ外壁は雨漏りの原因になります。

雨漏りが進行し躯体にまで水分や湿気が浸透しますと、腐食やシロアリ被害などの原因にもなります。

外壁塗装の剥がれを見つけましたら出来る限り早急に対処されることをおすすめします!

外壁塗装の剥がれ補修に必要な費用は2.3万円~

外壁塗装の剥がれは保証が適用される可能性もありますが、適用されない場合は実費での補修が必要になることがあります。

剥がれの状態や程度によっても異なりますが、広範囲でなく一部のみの剥がれですと2.3万円程度で補修できることもあります。

ですが剥がれが進行し広範囲に広がってしまった場合や、表面のみの剥がれだけでなく内部にまで進行してしまっている場合は別途補修費がかさむこともあります。

つまり、剥がれの状態とどの程度まで補修をするかによって価格は大きく変動致します。外壁塗装の剥がれにお困りのお客様は一度業者に点検してもらうことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

外壁塗装の剥がれは百害あって一利なし。放置せず速やかに業者に相談しましょう。

外壁塗装に剥がれが生じる原因
・経年劣化
・施工不良

外壁塗装の剥がれを放置すると起こるリスク3つ
放っておくとどんどん剥がれが進行する
塗膜が外壁を保護できなくなる
雨漏りの原因になる

施工不良が原因で外壁塗装の剥がれが疑われる時にやるべき4つのこと
保証書を確認する
業者に連絡し点検してもらう
現状を写真に撮っておく 
業者が対応してくれない場合は消費者センターなどに相談する

 

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