積水ハウスで雨漏りが起きたら取るべき行動と業者選びの注意点

積水ハウスで雨漏りが起きたら取るべき行動と業者選びの注意点

積水ハウスにお住まいの皆様、「雨漏りが起きた!」とお困りではありませんか?

大手ハウスメーカーである積水ハウスは頑丈な造りから雨漏りするケースは極めて稀です。
そんなしっかりとした建物である積水ハウスから雨漏りが起きるとご不安になりますよね。

雨漏りには様々な原因があり放置をすれば建物の寿命を縮める危険性があります
そのためまずはメーカーである積水ハウスか、外装工事全般を扱う業者へ雨漏り調査を依頼しましょう。

ただし築10年未満で雨漏りが起きた場合は、品確法で義務化された10年の瑕疵担保責任期間ですので建てたメーカーである積水ハウスへ連絡しましょう。

こちらのページでは今まさに積水ハウスで雨漏りが起きてお困りな方へ向けて、安心して依頼先を選べられるように以下の内容を掲載しています。

こちらのページでわかること

・積水ハウスで雨漏りが起きた場合の依頼先
・積水ハウスで雨漏りが起こりうる原因
・積水ハウスの雨漏り保証
・雨漏り修理業者を選ぶ3つのポイント
・積水ハウスの雨漏り修理の事例

お客様にとって最適な依頼先を見つけ、雨漏りとは無縁の安心した暮らしを手に入れましょう。

▼積水ハウスの外壁塗装についてはこちらの記事で網羅的に解説をしています▼
積水ハウスの外壁塗装をする上でのポイント【費用や事例も解説】

外壁塗装をハウスメーカーに頼む前に根拠ある実績と事例で同品質の施工を実現!

1.積水ハウスで雨漏りが起きたら専門業者へ相談

積水ハウスで雨漏りが起きた場合、取るべく選択肢はたった1つ。

それは「雨漏り修理が可能な専門業者へ依頼」することです。

この専門業者とは主に以下の2つを指します。

  1. 建てたメーカーである積水ハウス
  2. 雨漏り修理など外装工事全般を扱う業者
依頼先 築10年未満 築10年以上
1.積水ハウス
10年間瑕疵担保責任があるため無償対応

有償修理になる可能性が高く修理費用も高額
2.雨漏り修理業者
10年間瑕疵担保責任がないため無償対応不可

有償修理になるが積水ハウスより安価で対応可能

上記は築年数によっておすすめの依頼先を比較したものです。

築10年未満か築10年以上かによって無償修理になるか有償になるか異なりますので、是非上記の表を参考に依頼先をご検討ください。

「既に雨漏りが起きている」という事実は、既に構造躯体に雨が侵入したというケースがほとんどですので確実に建物の寿命を縮めてしまいます。

今まさに雨漏りが起きてお困り方へ向けた応急処置方法は以下のページで紹介しています。
雨漏りが起きる前に知っておきたい家にあるもので出来る応急処置の方法(シチュエーション別)

応急処置をして一安心というわけではなく、できる限り迅速に専門業者へ雨漏り調査を依頼する必要があります。

1-1.メーカーである積水ハウスへ依頼

引用:積水ハウス

まずは建てたメーカーである積水ハウスへ問い合わせをする方法があります。

積水ハウスをはじめとした大手ハウスメーカーには必ず〇年点検といった定期点検を設けており、メンテナンスに対応した部署も存在します。

後述しますが、築10年以内の雨漏りですと品確法で義務化された10年の瑕疵担保責任期間があるので、必ず積水ハウスへ連絡をしましょう。

これは売主である積水ハウスが10年間瑕疵担保責任を負いますので、引き渡しから10年以内であれば雨漏りのする部分について補修を求めることができるのです。

1-2.雨漏り修理など外装工事全般を扱う専門業者へ依頼

積水ハウスの雨漏り修理業者を検索

2つ目の方法は雨漏り修理に対応した外装工事全般を扱う専門業者へ依頼することです。

雨漏りは緊急性の高い症状ですので、できれば迅速に対応してくれる可能性の高い近隣の業者から選ばれた方が賢明です。

積水ハウスの住宅だからといって、積水ハウスでしか対応できないわけではありません。

積水ハウスの担当者が「積水ハウスでしかメンテナンスできない」という趣旨の発言があったとしても、事実として他の業者でも積水ハウスの雨漏り修理やメンテナンスは可能なのです。

実際に南大阪ペイントセンターでは積水ハウスの工事実績は多数あり、雨漏り修理の実績もあります。

2.積水ハウスで起こりうる雨漏りの原因

積水ハウスは非常にしっかりとした造りですので、雨漏りが起きるケースは極めて稀です。

実際に弊社へご相談いただく積水ハウスの施工実績は数多くありますが、雨漏りしていた例は1件のみです。

もし雨漏りが起きるとすれば、以下の2つの原因が考えられます。

  1. ベランダ・屋上の防水シートの破け
  2. サッシ廻りのコーキングの割れ

この2つの原因は積水ハウスにかぎらず、すべての住宅にお伝えできる雨漏りの原因です。

2-1.ベランダ・屋上の防水シートの破け

積水ハウスの屋上の塩ビシート防水

積水ハウスをはじめとした大手ハウスメーカーには、ベランダ・屋上の防水工事に塩ビシート防水が採用されていることがほとんどを占めます。

塩ビシート防水の耐用年数は15~20年と長いですが、塩ビシート自体の薄さはわずか1.5~2.5mmほどですので、台風のによる飛散などで破けてしまうケースがあります。

シートが破けた箇所から雨が侵入して、雨漏りを引き起こしてしまいます。

ベランダの塩ビシート防水の上から施工された床材

ただしベランダの場合はこのように塩ビシート防水の上から床材が施工されており、塩ビシートが紫外線に直接当たることがありません。
そのためベランダの防水シートが破ける可能性は低く、考えられるとすれば屋上の塩ビシートです。

実際に南大阪ペイントセンターにご依頼いただいた唯一の積水ハウスの雨漏り事例も、屋上の塩ビシートの破けから雨漏りしていました。

▼積水ハウスの雨漏り事例▼
池田市にて陸屋根の防水工事で雨漏り改善(天井まで雨漏り被害)

2-2.サッシ廻りのコーキングの割れ

サッシ廻りのコーキングの割れ

こちらの写真は実際の築27年の積水ハウスのサッシ廻りです。

サッシ廻りのコーキングに細かく亀裂があるので、横殴りの強い雨ですといつ雨漏りしてもおかしくない現状です。

コーキングは紫外線を浴びることで劣化し、建てた当初はゴムのように柔軟性があったコーキングもやがて硬くなりひび割れや亀裂へと繋がります。

他の一般住宅ではサッシ廻りのコーキングが原因で雨漏りすることが多いです。
そのため積水ハウスの住宅もサッシ廻りのコーキングが痛むと雨漏りする可能性は十分に考えられます。

3.築10年以内の雨漏りなら積水ハウスへ依頼(瑕疵担保責任期間)

築10年以内の雨漏りなら、瑕疵担保責任期間があるので積水ハウスへ連絡しましょう。

積水ハウスにかぎらず、新築住宅の売主は建物の基本的構造部分については、必ず10年間瑕疵担保責任を負うことになっています。(品確法88条)

3-1.積水ハウスにかぎらず売主に課せられた10年間瑕疵担保責任

積水ハウスのホームページにも以下の内容が記載されています。

積水ハウスの保証制度積水ハウスでは、構造躯体と雨水の侵入を防止する部分について、品確法で義務化された10年の瑕疵担保責任期間に、さらに20年間の保証を加えた「初期30年保証制度」を適用。その他、各部位についてもそれぞれの期間内で保証を行っています。
また保証終了後も10年間の再保証が繰り返し受けられる独自の「ユートラスシステム」で、建物がある限りいつまでも保証を継続できます。

引用:積水ハウス

そのため築10年以内の雨漏りなら品確法に基づき、積水ハウスに連絡をしましょう。

ただし築10年過ぎてからの「初期30年保証制度」は、必ずしも雨漏り修理が無償修理になるわけではないのでご注意ください。

3-2.初期30年保証制度は雨漏り修理が無償になるわけではない

30年保証は雨漏り修理の無償対応ができるわけではありません。

実際に積水ハウスのホームページには以下の内容で記載があります。

※1 保証条件
10年点検、20年点検を必ずお受けいただき、当社が必要と判断した補修工事(無償工事)を行うことが前提となります。
天災や事故による損傷や当社以外の業者による増改築などにより当社の設計基準に合致しない状態にある場合は保証の適応除外となります。

※2 初期30年保証継続のためには、10年点検および20年点検を必ず受けて下さい。

お引渡し後の10年時・20年時には、カスタマーズセンターのテクニカルサポーター(住宅診断士)が住まいの点検(無料)や補修のご提案を行います。

10年・20年の点検時に当社が必要と判断した補修工事(無償工事)を行うことが前提となります。

天災や事故による損傷や当社以外の業者による増改築などにより、当社の設計基準に合致しない状態にある場合は、保証の適用除外となります。

引用:積水ハウス

「初期30年保証制度」を受けるには積水ハウスでメンテナンスを受けるなど複雑な条件があります。

「無償工事」との記載がありますが、実際の雨漏り修理では有償になるケースがあるようです。

以下は築13年で雨漏りが起きた積水ハウスの方の例です。

積水ハウスのジオ3階建て築13年です。屋上44㎡ 床面積120㎡

外壁のシール材に亀裂が入り、雨漏りしたためリフォームが必要といわれ見積もりをとったところ、外壁シール材のやり直しと屋上防水、塗装などで400万弱になりました。

積水は「外壁は特殊なので他社ですると大変なことになる」といいます。

あまりの金額の高さにビックリしておりますが、妥当な金額なのでしょうか?また他社ではできない工事なのでしょうか?

引用:Yahoo!知恵袋

このように築13年の「初期30年保証制度」があったとしても、必ずしも無償になるわけではないのです。

有償になる場合は積水ハウスに依頼されると、中間マージンや追加工事費用が加算され大変高額になります。
実際に「積水ハウスの見積もりが高額すぎて困っている」といったご相談で弊社へお見積もりを依頼いただくケースが非常に多いです。

そのため築10年を過ぎた雨漏りについては、積水ハウス以外の業者も選択肢に加えていただくと良いでしょう。

4.積水ハウスの雨漏り修理業者を選ぶ3つのポイント

では積水ハウスの雨漏り修理を頼むには、どういった業者が良いか気になると思います。

そこで積水ハウスの施工実績が豊富にある塗装専門店の視点から、雨漏り修理を依頼すべき業者選びのポイントを3つに絞ってみました。

  1. 積水ハウスの雨漏り修理実績がある
  2. 積水ハウスの施工実績が豊富
  3. 様々な原因の雨漏り修理実績が豊富

実績があるかどうかの確認は、業者のホームページで確認いただくかお電話でお問い合わせいただくと良いでしょう

塗装専門店の視点で結論からお伝えすると、一般の戸建て住宅と違い積水ハウスの工事はハウスメーカーに精通した特別な専門知識が必要です。

積水ハウスの塗装の専門知識がない業者が誤った知識で工事をしてしまうと、雨漏りが悪化するなど施工不良が起きる可能性があるのです。

そのため、どれだけ積水ハウスのメンテナンスに深い見識があるかが業者選びのポイントです。

4-1.積水ハウスの雨漏り修理実績がある

積水ハウスの屋上を雨漏り修理する職人

積水ハウスの雨漏りの修理を依頼するなら、当然積水ハウスの雨漏り修理の実績があるかが重要なポイントです。

積水ハウスで雨漏りが起こりうる原因の1つに、屋上の塩ビシート防水の破けがあります。
この塩ビシート防水の施工は特殊な道具と技術が必要になるため、限られたわずかな業者でしか施工ができません。

積水ハウスの雨漏り修理の実績があれば、塩ビシート防水の取り扱いがある可能性が高いです。

そのため雨漏り修理を依頼される際は、まずは積水ハウスの雨漏り修理実績があるかを確認されると良いでしょう。

4-2.積水ハウスの施工実績が豊富

積水ハウスの施工実績

積水ハウスの施工実績が豊富かどうかも業者選びの重要な要素です。

一般の戸建て住宅と違い積水ハウスの工事はハウスメーカーに精通した特別な専門知識が必要です。

雨漏り修理の大多数は、ベランダ・屋上の塩ビシート不良やサッシ廻りのコーキングの劣化による雨漏りです。

そのため、部分的な雨漏り修理というよりは最終的に建物全体の塗装工事や防水工事になるケースがほとんどです。
積水ハウスの専門知識がない業者が誤った知識で工事をしてしまうと、塗装しても塗膜が剝がれてしまう可能性があるのです。

積水ハウスの営業担当が「メーカーでしか塗装できません!」と断言するほど、一般の戸建て住宅を塗装するよりかなり経験と知識を要します。

そのため、どれだけ積水ハウスの施工実績を積み重ねてきたかも、雨漏り修理においては重要です。

4-3.様々な原因の雨漏り修理実績が豊富

雨漏り調査をする職人

積水ハウスに限らず様々な住宅の雨漏り修理の実績が豊富かも業者選びの判断基準になります。

雨漏りは建物のどの場所から発生するかは分からないため、建物全体を熟知した業者へ依頼されるのがベストです。

そもそも雨漏りの原因は特定することは大変困難です。

積水ハウスにかぎらず、戸建て全般でよくある雨漏りの原因の例としては以下のとおりです。

・ベランダの防水層
・屋上の防水層
・サッシ廻りのコーキング
・目地のコーキング
・屋根の板金
・外壁のひび割れ

など様々な部位が原因です。

そのため建物全体を熟知した専門業者がいてくれると雨漏りのことを一括して任せることができ安心ですよね。

5.積水ハウスの雨漏り修理の事例(屋上からの雨漏り)

それでは実際に南大阪ペイントセンターへご依頼をいただいた、積水ハウスの雨漏り修理事例を紹介いたします。

✓ご相談のきっかけをお客様から伺いました!

「中古物件を購入して住んでいましたが、暫くすると2階天井から雨漏りが起きました。
雨漏り箇所のすぐ上の屋上が一部破けていたので、ここから雨漏りがしていると思いコーキングで破けを補修しました。
しかし、中々雨漏りは止まりません。
この物件は外壁工事のメンテナンス歴はない状態での引き渡しでしたので、この機会に雨漏り修理と家全体のメンテナンスをお願いしたいです。」

天井からの雨漏り

2階天井からの雨漏りです。
赤枠の部分に、うっすらと雨染みがあるのが分かりますね。

クロスの雨染み

お住まいになられて暫くしてから、天井クロスに写真のような雨染みが浮き出てきたようです。

他にも雨漏りが原因と思われるクロスの剥がれや雨染みがいくつか確認されました。

屋上の塩ビシート防水の雨漏り跡

雨漏りしている2階のすぐ上は屋上(陸屋根)です。

本来屋上には雨水が染み込まないように防水工事が施されています。
しかし、屋上自体にも雨が染み込んだ跡が残っていますね。

残念ながら、屋上の防水機能の役割が果たせていない状態と言えます。

塩ビシート防水をコーキングで応急処置

もちろんお客様ご自身も「雨漏りの原因は屋上」だとお気づきでした。
屋上の至る所にある防水層の破けをご自身でコーキングで補修された跡があります。

しかしコーキングだけの補修では防水層の経年劣化を食い止めることができず、雨漏りは日に日に酷くなっていきます。

コーキングで破れを埋めても、また別の所が破けて雨水が入り込む…と言った難航状態に。

そこで雨漏り改善に屋上への塩ビシート防水を提案いたしました。

雨漏り調査後の不具合箇所とご提案内容は以下のとおりです。

不具合箇所 ご提案内容
2階雨漏り 陸屋根の防水工事(塩ビシート防水)
樋(とい)の破損 樋の交換(経年劣化が酷いので補修よりも樋新設がおすすめ)
外壁 外壁塗装(ラジカルシリコン塗料)
屋根 屋根塗装(遮熱塗料)

6.積水ハウスの雨漏り修理なら南大阪ペイントセンターへおまかせください!

南大阪ペイントセンターでは積水ハウスの雨漏り修理や、様々な積水ハウスの塗装工事に携わってきました。

又、弊社で対応させていただいた雨漏り修理で、直らなかった雨漏りはほとんどありません。
南大阪ペイントセンターは元ハウスメーカーの職人や、屋根・外壁・防水工事など様々な分野に精通している職人・スタッフが多く在籍しています。

一般の塗装店では難しい積水ハウスの工事について、特殊な外壁材や特殊な仕様などの専門知識がありますので、安心してお任せいただけると幸いです!

以下に南大阪ペイントセンターの積水ハウスの事例を一部紹介いたします。

 

7.まとめ

  • 積水ハウスで雨漏りが起きた場合の依頼先
    1.積水ハウス(築10年以内)
    2.外装工事専門店(築10年を超えた場合)
  • 積水ハウスの雨漏り修理業者を選ぶ3つのポイント
    1.積水ハウスの雨漏り修理実績がある
    2.積水ハウスの施工実績が豊富
    3.様々な原因の雨漏り修理実績が豊富

積水ハウスの「初期30年保証制度」は雨漏り修理が無償にならない可能性が高いです。

実際に南大阪ペイントセンターにご相談いただく積水ハウスのほとんどのお客様は、メーカーの高額な見積もりにお困りになりご相談いただくケースが多いです。

積水ハウスから雨漏り修理が有償になると案内があれば、雨漏り修理を行っている業者へ依頼されることが賢明でしょう。

積水ハウスの住宅に限らず、お住まいのご不安やお困りは何でもお気軽にご相談ください。

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