奈良県で積水ハウスのベランダへ塩ビシート防水工事

塩ビシート防水（絶縁工法）
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Before 施工前	After 施工後

施工地	-----	築年数	32年
価格	41万円	工事期間	2日間
塗料名	リベットルーフCOOL	塗料種別	塩ビシート
面積	19.2m²	カラー
塗料名		塗料種別
面積	m²	カラー

築年数	32年	工事期間	2日間
塗料名	リベットルーフCOOL	塗料種別	塩ビシート
面積	19.2m²	カラー
塗料名		塗料種別
面積	m²	カラー

✓ご依頼までの背景
奈良県の築32年の積水ハウスにお住いのお客様より、バルコニーの防水工事のご相談です。
弊社HPの積水ハウスの施工実績をご覧になり、遠方ですがお問合せをいただきました。

※市区町村についてはお客様のご意向により掲載を控えさせていただきます。

奈良県の皆さま、こんにちは！

外壁塗装専門店南大阪ペイントセンターのマナベと申します。

弊社では奈良県のお客様からのご相談もあり、その中でも積水ハウスをはじめとしたハウスメーカーのご依頼が最も多くいただいています。
当事例では奈良県の積水ハウスの住宅へベランダ防水工事を実施した内容を紹介いたします。

1.積水ハウスのベランダ防水工事前後の比較
2.奈良県で実施した積水ハウスのベランダ防水層の調査
3.ベランダへ塩ビシート防水（絶縁工法）を実施
4.積水ハウスのベランダの塩ビシート防水の完工
5.その他の積水ハウスの防水工事の事例

積水ハウスのベランダ防水工事前後の比較

まずは防水工事のビフォーアフター写真から紹介いたします。

塩ビシート防水工事前の奈良県の積水ハウスのベランダ塩ビシート防水工事後の奈良県の積水ハウスのベランダ
ビフォー写真をご覧いただくと、保護パネルがベランダに設置されていることが分かります。
大手ハウスメーカーではベランダ防水層の上に保護パネルがあるケースがほとんどで、施工は保護パネルを取り外してから塩ビシート防水をいたしました。

奈良県で実施した積水ハウスのベランダ防水層の調査

積水ハウスの調査

奈良県の積水ハウスの住宅

「ホームページを見てお電話しました。築32年の積水ハウスで、バルコニーの防水を考えています。」

弊社ホームページをご覧になり、お電話でお問合せをいただきました。
まずはお住いの状態を確認させていただくために、ご都合の良い日程をお聞きして現地調査に伺います。

積水ハウスのベランダの調査
建物全体の塗装工事については既に別業者へ依頼されるご予定です。
2階に大きなベランダがあり、今回はこちらのベランダの防水工事を希望されています。

積水ハウスのベランダ
積水ハウスなどの大手ハウスメーカーのベランダには塩ビシート防水が施工されており、上から写真のような保護パネルが取り付けられています。

保護パネルのおかげで紫外線に直接防水層が晒されることがないため、築年数が経過していて塩ビシート防水の劣化があまり見られないケースが多いです。

保護パネル下の塩ビシート防水
塩ビシート防水自体の寿命は約15～20年とされています。

寿命が過ぎた防水層を放置していると、気付かないうちにシートの破けから雨が入り込み雨漏り被害へ発展するケースも少なくありません。
特に排水を担うドレン内部が痛んでいると、雨水が雨樋へ受け渡される過程で漏水が起きてしまい思いもよらない場所から雨漏りする可能性が出てきます。
そのため前回防水工事から15年以上経過されている場合は、新たに防水工事を施工しなおすことを強く推奨します。

塩ビシート防水（絶縁工法）をご提案

※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての見積書の内容をご覧いただけます。

摘　　要	数量	単位	単　価	金額	備　考
既存床材撤去	19.2	㎡	¥1,500	¥28,800
既存立上りシート溶剤拭き	20.7	ｍ	¥500	¥10,350
ケレン・清掃	25.4	㎡	¥400	¥10,160
塩ビシート防水　平場　リベットルーフCOOL	19.2	㎡	¥8,600	¥165,120	絶縁工法
塩ビシート防水　立上り　リベットルーフCOOL	20.7	㎡	¥3,500	¥72,450	絶縁工法
塩ビ鋼板取付け　入隅	20.7	ｍ	¥3,400	¥70,380
ドレン防水納め	3	カ所	¥15,000	¥45,000
廃材処分費	1	式	¥10,000	¥10,000

小計				¥412,260

実際にお客様へお渡しした見積書の内訳です。

ご提案した塩ビシート防水（絶縁工法）は、元々施工されてある塩ビシート防水の上から施工できる工法です。
そのため廃材処分費がほとんどかからず、加えて塩ビシートの寿命である15～20年の耐久性を再び得ることができるのでコストパフォーマンスに優れた防水工法なのです。

ハウスメーカーではメーカーオリジナルの塩ビシートが採用されていますが、今回施工に使用するアーキヤマデのリベットルーフCOOLは防水性能はメーカーと同等で費用も抑えられています。

他にも弊社では田島ルーフィングなど大手防水メーカーの塩ビシートを数多く取り扱っていますよ。

▼塩ビシート防水については以下のページに詳しく解説しています▼
塩ビシート防水【防水工事の種類と耐久性の違いについて】

ベランダへ塩ビシート防水（絶縁工法）を実施

ベランダの保護パネルの取り外し
防水工事を施工するには防水層を露出させる必要があるため、ベランダ全体へ取り付けられている保護パネルを丁寧に取り外します。

保護パネルを取り外した積水ハウスのベランダ
こびり付いた汚れをブラシで擦って綺麗になるまで洗浄していきます。

ベランダの清掃
特に汚れが溜まった溝の部分も入念に…
汚れが取りにくい箇所は専用の溶剤を使用して丁寧に洗浄します。

ベランダの洗浄完了
だいぶ綺麗になってきました。
こちらの写真で見ると、やっと塩ビシート防水が施工されていることが分かりますね。

これからこの既存の塩ビシート防水の上から、絶縁工法というやり方で塩ビシート防水を実施していきます。

絶縁シート設置
絶縁工法と呼ばれる由縁が、塩ビシートの下に敷設する絶縁シートです。

既存の塩ビシートとこれから敷設する塩ビシートの間に絶縁シートを挟むことで、既存の防水層を保護しながら湿気の影響による塩ビシートの膨れなどを防ぐ働きがあります。

ディスクの取り付け
絶縁シートの上から、IHディスクと呼ばれる器具を等間隔で固定していきます。

IHディスク取り付け後のベランダ
IHディスクの取り付けが完了しました。
このディスクが後に取付ける塩ビシートとの溶着部分となるので、接着剤などを使用せずに塩ビシートを取り付けることが可能です。

このように機械を使用して塩ビシートを固定することから絶縁工法は別名機械固定工法とも呼ばれていますよ。

端部の金物取付
絶縁シートを固定するために、端部にも鋼板を取り付けます。

塩ビシートの取り付け
絶縁シートの上から、塩ビシート（リベットルーフCOOL）をシワにならないように引っ張りながら取り付けます。

塩ビシートのジョイントの処理
ジョイント部分は熱風機をあてて熱溶着をします。

熱でシート同士が溶けて一体化するので、ジョイント部分から雨が侵入する心配がありません。

立ち上がりの塩ビシートの取り付け
立ち上がり部分も隙間がないように、塩ビシートをしっかりと取り付けます。

端部の溶着
細かなコーナー部分も熱溶着をして隙間を防ぎます。

シール材で保護
更に塩ビシートと同素材のシール材でジョイント部分を保護します。
入念にジョイントの処理をするからこそ、約20年近くの耐久性を得ることができるのです。

IHディスクの溶着
絶縁シートの上に取り付けたIHディスクの上から、誘導加熱装置を使用してディスク部を加熱して塩ビシートを接合します。

ディスクと溶着後の塩ビシート
加熱することで塩ビシートが溶けて傷まないか？と心配になるかもしれませんが、この誘導加熱装置は塩ビシートの裏面のみを溶かすことができるので表面が傷む心配はありません。改修ドレン工事
排水を担うドレン内部も改修ドレンを取り付けて防水工事をしました。
これでドレン内部から雨漏りが起きる心配はなく安心です。

積水ハウスのベランダの塩ビシート防水の完工

塩ビシート防水工事後の積水ハウスのベランダ
ベランダの塩ビシート防水工事の完了です！

今回のようなハウスメーカーの防水工事は、できれば一般の塗装業者ではなくハウスメーカーの施工知識豊富な業者へ任された方が安心です。
その理由はハウスメーカーは独自の構造になっているケースが多く、ハウスメーカーの工事の施工経験がない業者が施工しても満足な耐久性を得ることが難しいとされています。

積水ハウスの営業担当が「メーカーでしか工事できません！」と断言するほど、一般の戸建て住宅をよりかなり経験と知識を要します。
南大阪ペイントセンターでは積水ハウスの施工実績が多数あり元ハウスメーカーの職人も在籍しています。
一般の塗装店では難しいハウスメーカーの工事内容に精通していますので、ご不安なことがあれば何でもお気軽にご相談ください。

この度は南大阪ペイントセンターへご依頼をいただき、誠にありがとうございます！