
ダイワハウスのお住まいで、外壁にコケが生えているのを見つけて、「このまま放置しても大丈夫?」「外壁塗装が必要なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
外壁にコケが生えること自体は珍しくありません。日当たりや湿気などさまざまな原因によってコケが発生します。
コケが生えているからといって、必ずしも外壁塗装が必要になるわけではありません。 ただし、コケが広範囲に広がっていたり、ひび割れや塗膜の劣化などが見られたりする場合は、外壁の状態を確認することが大切です。
また、コケを落とそうとして強くこすったり、高圧洗浄機を誤った方法で使用したりすると、外壁を傷めてしまうおそれがあります。
南大阪ペイントセンターでは、これまでにダイワハウスをはじめとしたハウスメーカーのお住まいを1,132件施工してきました。実際の施工経験をもとに本記事では、ダイワハウスの外壁にコケが生える原因や、放置するリスク、自分で落とす方法について詳しく解説します。
大和ハウスのシーリング工事について費用や工法選び方・業者選び等解説
ダイワハウスの外壁塗装が高い理由3つと費用を抑える方法解説
榎本悟
一級塗装技能士・外装劣化診断士
1998年に「南大阪ペイントセンター」を創業し、住宅塗装の専門家として20年以上の経験を持つ。外壁診断や雨漏り診断の豊富な知識を活かし、耐久性と美観を両立させた高品質な施工を提供。さらに、窯業サイディング塗替診断士や雨漏り診断アドバイザーの資格も取得し、住宅の外装全般に関する幅広いアドバイスを行っている。
橋本卓哉
石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者
学生時代に塗装業に携わり、大学卒業まで職人として経験を積む。卒業後は外装リフォームの営業・現場管理に従事し、これまでに1,000棟以上の施工を担当。豊富な知識と現場経験を活かして外装診断・施工に取り組んでいる。
詳しいプロフィールを見る1.ダイワハウスの外壁に生えたコケは放置しても大丈夫?
1-1.コケそのものですぐに外壁が傷むわけではない
1-2.コケが広がっている場合は外壁の状態を確認する
1-3.コケと一緒に「ひび割れ・塗膜の劣化」がないかチェック
2.ダイワハウスの外壁に生えたコケを落とす方法
2-1.軽いコケなら水洗いで落とせる
2-2.落ちにくいコケは中性洗剤などを使う
2-3.高圧洗浄で落とす
2-4. 落ちにくいコケは業者に依頼する
3.コケが生えたダイワハウスの外壁は塗装が必要なケース
3-1コケと一緒にひび割れや外壁の浮きがある場合は早めに点検する
4.ダイワハウスの外壁にコケが生える理由2つ
4-1.日当たりが悪く湿気がこもりやすい
4-2.外壁の防水性が低下している
5.ダイワハウスの外壁のコケはどこに相談すればいい?
5-1.ダイワハウス
5-2.塗装専門店
5-3.リフォーム専門店
5-4.外壁洗浄業者
6.南大阪ペイントセンターでのダイワハウスの外壁にコケが生えたお住まいの塗装事例
7.まとめ
ダイワハウスの外壁に生えたコケは放置しても大丈夫?
ダイワハウスの外壁にコケが生えていても、コケがあるというだけで、すぐに外壁塗装が必要になるわけではありません。
コケの発生範囲や外壁の状態によって、洗浄だけで対応できる場合もあれば、外壁塗装が必要になる場合もあります。
ここでは、ダイワハウスの外壁にコケが生えた場合に、放置してもよいケースや注意したい劣化症状について解説します。
1-1.コケそのものですぐに外壁が傷むわけではない
外壁にコケが生えたからといって、すぐに外壁材が傷んだり、建物の耐久性が低下したりするわけではありません。
コケは外壁表面に付着して繁殖するため、軽度であれば、外壁の状態を確認したうえで洗浄することで対処できる場合があります。
ただし、コケが生えているということは、日当たりが悪い、湿気がこもりやすいなど、コケが繁殖しやすい環境になっている可能性があります。また、外壁表面に汚れが蓄積している場合もあります。
そのため、コケを見つけた場合は、発生している範囲や周辺環境なども確認しておきましょう。
1-2.コケが広がっている場合は外壁の状態を確認する
外壁の一部に少量のコケが生えている程度であれば、周囲の環境が原因となっている可能性があります。

※広範囲に広がったコケ
しかし、外壁の広い範囲にコケが生えていたり、以前よりも明らかに繁殖範囲が広がっていたりする場合は、外壁に何らかの劣化が起きていないか確認しましょう。
特に、次のような状態が見られる場合は注意が必要です。
・外壁の広い範囲に緑色のコケが生えている
・コケが何度も同じ場所に発生する
・外壁が常に湿っているように見える
・コケと一緒に黒ずみや汚れが目立つ
・外壁表面の塗膜が剥がれている
洗浄だけで対応できるのか、塗膜の劣化が進んでいるのかを判断するために、専門業者へ点検を依頼することもおすすめです。
1-3.コケと一緒に「ひび割れ・塗膜の劣化」がないかチェック
コケを見つけたときは、コケだけでなく、外壁にほかの劣化症状がないかも確認しましょう。
たとえば、外壁にひび割れがある場合、ひび割れの幅や深さ、発生場所によっては、雨水が浸入する原因になることがあります。
また、外壁を手で触ったときに白い粉が付着するチョーキングや、塗膜の剥がれ、外壁材の浮きなどが見られる場合は、塗装や補修を検討する目安になります。
確認したい主な症状は、次のとおりです。
| 劣化症状 | 確認したいポイント |
| ひび割れ | 幅や深さ、発生している場所 特に0.3mm以上の場合要注意 |
| チョーキング | 外壁を手で触ると白い粉がつく |
| 色褪せ | 以前に比べ外壁の色が薄く感じる |
| 塗膜の剥がれ | 塗膜の浮きや剥がれ |
| 外壁の浮き | 外壁材そのものの浮きや反り |
2.ダイワハウスの外壁に生えたコケを落とす方法
ダイワハウスの外壁に生えたコケは、軽度であれば水洗いなどで落とせる場合があります。
ただし、外壁材の種類や表面の状態によっては、強くこすったり、洗浄方法を誤ったりすると、塗膜や外壁材を傷めてしまうおそれがあります。
コケを落とす際は、外壁の状態に合わせて適切な方法を選ぶことが大切です。
2-1.軽いコケなら水洗いで落とせる

外壁表面に薄く付着したコケであれば、水洗いで落とせる場合があります。
ホースで水をかけながら、柔らかい布などで優しく汚れを落としましょう。
ただし、外壁を強くこすると、表面に傷が付いたり、塗膜を傷めたりする可能性があります。硬いブラシや研磨剤入りのスポンジなどは避けてください。
また、外壁の目地やシーリング部分に強い水圧をかけると、劣化した部分から水が入り込むおそれもあります。
自分で掃除する場合は、高所は危険です。地上から安全に手が届く範囲にとどめ、無理な作業は避けましょう。
2-2.落ちにくいコケは中性洗剤などを使う

画像出典:Yahoo!ショッピング
水洗いだけでは落ちないコケや汚れには、外壁材に使用できる中性洗剤などを使う方法があります。
ただし、家庭用の洗剤であれば何でも使用できるわけではありません。外壁の仕上げや塗膜との相性によっては、変色や表面の傷みにつながる可能性があります。
洗剤を使用する場合は、次の点に注意しましょう。
・外壁材に使用できる洗剤か確認する
・目立たない場所で影響を確認する
・柔らかい布などで優しく洗う
・洗剤が残らないよう十分に水で洗い流す
・強くこすったり、薬剤を長時間放置したりしない
なお、塩素系漂白剤や酸性洗剤などを自己判断で使用するのは避けましょう。外壁の変色や周辺部材への影響が生じるおそれがあります。
使用できる洗剤がわからない場合は、ダイワハウスや外壁洗浄の専門業者に確認することをおすすめします。
2-3.高圧洗浄で落とす

広い範囲にコケが生えている場合、高圧洗浄によって汚れを落とす方法もあります。
ただし、高圧洗浄機は水圧が強いため、使い方には注意が必要です。
外壁に近い距離から強い水圧をかけると、塗膜の劣化を進めたり、外壁材の表面を傷めたりする可能性があります。また、シーリング(コーキング)の劣化部分などから水が浸入するおそれもあります。
特に、築年数が経過している住宅や、すでに塗膜の剥がれが見られる外壁では、ご自身での作業は避けましょう。
高圧洗浄を行う場合は、外壁材の種類や劣化状況に合わせて水圧やノズルを調整することが重要です。
2-4.落ちにくいコケは業者に依頼する

※業務用高圧洗浄機
家庭用の高圧洗浄機や水洗いで落としきれないコケは、専門業者に除去を依頼する方法があります。
業者が使用する業務用高圧洗浄機は、外壁の状態に合わせて適切に使用することで、落ちにくいコケも除去できる場合があります。
高圧洗浄の費用相場は、1㎡あたり100~300円程度です。外壁面積が100~120㎡の住宅なら、約10,000~36,000円が目安になります。
また、高圧洗浄でも落としきれないコケには、専用の洗浄剤を使用する「バイオ洗浄」という方法もあります。一般的にバイオ洗浄は通常の高圧洗浄より高額になる傾向があるため、事前に見積もりを確認しましょう。
3.コケが生えたダイワハウスの外壁は塗装が必要なケース
外壁にコケが生えている場合、外壁塗装が必要なのか気になる方も多いでしょう。
「1章 ダイワハウスの外壁に生えたコケは放置しても大丈夫?」でも少し触れましたが、コケが生えているだけでは、必ずしも外壁塗装が必要とは限りません。
外壁の状態が良好であれば、洗浄によってコケを落とすだけで対応できる場合があります。一方で、塗膜の劣化やひび割れなどが見られる場合は、洗浄だけでは根本的な解決にならないこともあります。
詳しくお話していきます。
3-1.コケと一緒にひび割れや外壁の浮きがある場合は早めに点検する
外壁にコケが生えているだけでなく、ひび割れや外壁材の浮きなどが見られる場合は、早めに点検を受けることをおすすめします。
ひび割れの状態によっては、雨水が浸入する原因になることがあります。また、外壁材の浮きや剥がれがある場合は、表面の塗装だけでは対応できず、外壁材の補修が必要になるケースもあります。
特に、コケだけでなく次のような症状が見られる場合は注意が必要です。
・ひび割れが広がっている(特に幅0.3mm以上)
・外壁材が浮いたり反ったりしている
・塗膜が広い範囲で剥がれている
・シーリング(コーキング)に大きなひび割れや剥離がある
・外壁の一部が欠けている

このような症状がある場合は、コケを落とすことだけを考えるのではなく、外壁材や塗膜の状態を確認し、必要に応じて補修や外壁塗装など、適切なメンテナンスを検討しましょう。
4.ダイワハウスの外壁にコケが生える理由2つ
ダイワハウスの外壁にコケが生える主な理由は、日当たりや湿気、防水性の低下などです。
水分の多い環境を好むため、日光が当たりにくく、雨水や湿気が残りやすい場所では発生しやすくなります。
ここでは、外壁にコケが生える代表的な理由を解説します。
4-1.日当たりが悪く湿気がこもりやすい
外壁にコケが生える原因のひとつが、日当たりの悪さと湿気です。コケは水分がある環境で繁殖しやすいため、日光が当たりにくく、乾燥しにくい場所では注意が必要です。
たとえば、次のような場所はコケが発生しやすい傾向があります。
・北側など日当たりが悪い外壁
・隣家との距離が近く、風通しが悪い場所
・植木や庭木が外壁に近い場所
・雨水が残りやすい部分
特に、隣家との距離が近い住宅では、日光が遮られたり、風通しが悪くなったりすることで、外壁が乾きにくくなる場合があります。

ダイワハウスのお住まいでも、こうした環境条件が重なると外壁にコケが発生することがあります。
ただし、北側の外壁だからといって必ずコケが生えるわけではありません。日当たりだけでなく、風通しや周囲の植栽、外壁の状態なども関係します。
4-2.外壁の防水性が低下している
外壁の防水性が低下していることも、コケが発生する一因となる場合があります。
外壁塗装に使用される塗料には、外壁表面を保護し、雨水などの影響を受けにくくする役割があります。しかし、年月の経過によって塗膜が劣化すると、外壁表面の防水性が低下してしまいます。
その結果、外壁が乾きにくくなり、コケや藻類が繁殖しやすい環境になる場合があります。
ただし、コケが生えているからといって、必ずしも防水性が低下しているとは限りません。 日当たりや周辺環境の影響で、塗膜に大きな問題がなくてもコケが生えることはあります。
5.ダイワハウスの外壁のコケはどこに相談すればいい?
ダイワハウスの外壁にコケが生えた場合、相談先にはダイワハウス、塗装専門店、リフォーム専門店、外壁洗浄業者などがあります。
それぞれ対応できる工事や相談できる内容が異なるため、コケを落としたいのか、外壁の劣化も含めて点検したいのかによって、相談先を選ぶことが大切です。
5-1.ダイワハウス
ダイワハウスに相談する方法は、建築時の仕様や過去のメンテナンス履歴を確認しながら、外壁の状態を相談したい場合に適しています。
特に、外壁材の種類や過去の工事内容がわからない場合は、建築時の資料などをもとに確認できる可能性があります。
また、保証や定期点検に関する相談をしたい場合にも、まずはダイワハウスの窓口に確認するとよいでしょう。
ただし、保証の対象となるかどうかや、対応できる工事の内容は、契約内容や住宅の状態によって異なります。保証期間内であっても、コケの洗浄や美観の回復が保証対象になるとは限らないため、事前に確認しておきましょう。
5-2.塗装専門店
塗装専門店は、外壁のコケだけでなく、塗膜の劣化や色あせ、チョーキングなども含めて相談したい場合の選択肢です。
外壁の状態を確認したうえで、洗浄だけで対応できるのか、外壁塗装が必要なのか、補修も必要なのかを判断してもらえます。
また、外壁塗装が必要な場合は、使用する塗料や施工方法、工事費用などについても相談できます。
ただし、塗装専門店によって対応できる外壁材や工事内容は異なります。ダイワハウスの住宅の施工実績があるかどうかも、業者選びの際に確認しておくと安心です。
5-3.リフォーム専門店
リフォーム専門店も、ダイワハウスの外壁に生えたコケについて相談できる窓口のひとつです。
店舗によっては、外壁塗装だけでなく、屋根のメンテナンスや内装リフォームなど、住宅全体のリフォームに対応しています。
そのため、外壁のコケをきっかけに、ほかの部分もまとめて点検したい場合に相談しやすいでしょう。
ただし、リフォーム専門店によっては、実際の施工を協力会社に依頼する場合もあります。見積もりを取る際は、施工を担当する会社や工事内容、費用の内訳などを確認することが大切です。
5-4.外壁洗浄業者
外壁の劣化症状が見られず、コケや汚れだけを落としたい場合は、外壁洗浄業者に相談する方法もあります。
外壁洗浄を専門に行う業者であれば、外壁材の種類や汚れの状態に合わせた洗浄方法を提案してもらえる場合があります。
ただし、すべての業者がダイワハウスの外壁材に対応しているとは限りません。外壁材の種類を伝え、対応可能かどうかを事前に確認しましょう。
また、洗浄によってコケを落とせても、塗膜の劣化やひび割れなどが改善するわけではありません。外壁に劣化症状がある場合は、洗浄だけでなく補修や塗装も含めて検討することが大切です。
6.南大阪ペイントセンターでのダイワハウスの外壁にコケが生えたお住まいの塗装事例
南大阪ペイントセンターでは、外壁にコケが生えたお住まいの外壁塗装にも対応しています。
これまでにハウスメーカー住宅の施工実績は1,132件以上あり、ダイワハウスをはじめ、多くのハウスメーカー住宅の外壁塗装を手がけてきました。
外壁にコケが生えている場合、単に汚れを落とすだけでよいのか、塗膜の劣化が進んでいるのかを確認することが大切です。
ここでは、南大阪ペイントセンターで施工した、ダイワハウスの外壁にコケが生えたお住まいの塗装事例をご紹介します。
■ 大阪市平野区でダイワハウス(DCウォール)へ多彩模様塗料の外壁塗装

大阪市平野区の築22年・ダイワハウスにお住まいのお客様です。使用されている外壁材はDCウォールです。


DCウォールの表面を点検したところ、築年数の経過に伴い、外壁全体にうっすらとコケが発生していることが確認できました。

外壁塗装では、下地の状態が仕上がりを左右します。そのため、外壁に付着したコケやカビ、長年蓄積した汚れを高圧洗浄でしっかりと洗い流し、塗料が密着しやすい状態に整えていきます。

また、外壁以外にもコケが発生していた箇所は、入念に高圧洗浄を行い、コケや汚れを丁寧に除去しました。

DCウォールは、一般的なサイディングとは異なり、特殊なコーティングが施された難付着サイディングです。そのため、塗料選びを誤ると、早期に塗膜が剥がれてしまうおそれがあります。
今回は、外壁に付着したコケや汚れを高圧洗浄で丁寧に除去したあと、DCウォールに適した下塗り材を使用し、下塗り2回・中塗り・上塗りの計4回塗りで仕上げました。外壁材に合った塗装を行うことで、塗料の密着性を確保し、耐久性のある外壁を目指しました。
大阪市平野区で大和ハウス(DCウォール)へ多彩模様塗料の外壁塗装
7.まとめ
ダイワハウスの外壁にコケが生える主な原因は、日当たりの悪さや湿気、防水性の低下などです。
コケが生えているからといって、必ずしも外壁塗装が必要になるわけではありません。軽度のコケであれば、水洗いや適切な洗浄によって落とせる場合があります。
ただし、コケが広範囲に広がっている場合や、チョーキング、色あせ、ひび割れ、塗膜の剥がれなどが見られる場合は、外壁の状態を確認することが大切です。
また、高圧洗浄や洗剤の使用方法を誤ると、外壁材や塗膜を傷めてしまうおそれがあるため、無理な作業は避けましょう。
外壁のコケが気になる場合は、まずはコケの範囲や外壁の劣化症状を確認し、必要に応じてダイワハウスや塗装専門店などに相談してみてください。
コケの状態だけで判断せず、外壁全体の状態を確認することが、適切なメンテナンスにつながります。




















