✓現地調査のブログの概要
河内長野市の積水ハウスにお住まいのお客様よりLINEにて外壁と屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
ご購入された中古住宅ということもあり、初めてのメンテナンスをご検討されているとのことで数社への相見積もりをご検討でした。
外壁は窯業系サイディング、屋根はセキスイブルックⅣ(軽量セメント瓦)が使用されており、いずれも経年劣化によるメンテナンスの必要性が高い建材です。
調査の結果、外壁には塗膜の退色やチョーキング現象、苔の繁殖が確認され、防水性が著しく低下している状態でした。
また外壁目地の調査中に、前回のメンテナンスでガスケットの上から塗装されていた形跡が見受けられました。
本来ガスケットは弾力を持って目地に密着していますが、塗料で固着されていたため無理に撤去するとサイディング本体が割れるリスクがありました。
そのため今回は無理に撤去せず、既存の状態を活かした適切な下地処理と塗装をご提案させていただきました。
また屋根のセキスイブルック瓦はセメントと繊維を主成分とした屋根材で、定期的な塗装保護が必要なタイプです。
こちらも塗膜の剥がれや苔の付着が目立っており、屋根塗装も併せてご提案させていただきました。
お見積りは塗料のグレード別に複数パターンをご提示し、過去の積水ハウスの塗装実績の多さや、担当者の説明にご安心いただいた結果、正式にご依頼をいただくこととなりました。
この度は南大阪ペイントセンターにご縁をいただき、誠にありがとうございます!

南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
河内長野市で中古で購入された積水ハウスの、建物全体の点検とお見積りを実施した内容を紹介しています。
▼河内長野市の外壁塗装業者選びについてはこちらの記事で解説をしています▼
河内長野市の外壁塗装業者を選ぶときの7つのポイントとおすすめ業者
▼積水ハウスの外壁塗装についてはこちらの記事で網羅的に解説をしています▼
積水ハウスの外壁塗装をする上でのポイント【費用や事例も解説】
河内長野市で中古で購入された積水ハウスの住宅へお見積もり
住宅メーカー | 積水ハウス |
きっかけ | 中古住宅ご購入 |
外壁 | 窯業系サイディング |
屋根 | セキスイブルックⅣ 軽量セメント瓦 |
弊社ホームページをご覧いただき、LINEにて外壁・屋根塗装のお見積もりをご依頼いただきました。
LINEでご都合のよい日程をお聞きし、スムーズに日程調整ができたため、ご指定の日時に現地調査に伺う運びとなりました!
南大阪ペイントセンターでは、LINEでのお問い合わせも多数いただいております。
ご相談から日程調整、現地調査までのやり取りをすべてLINEで完結することも可能ですので、どうぞお気軽にご活用ください。
お問い合わせから現地調査までの流れは以下のページで詳しく解説しています。
積水ハウスの外壁・屋根の調査
ご覧のように、お住まい全体の外壁がところどころ色褪せており、塗膜の防水性が落ちてきているサインです。
こちらの外壁には窯業系サイディングが使用されています。
セメントと繊維質を主原料とし、工場で製造される高耐久の外壁材ですが、表面の塗膜で防水性を確保しているため、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
塗膜が劣化してくると雨水や湿気が外壁内部に浸透しやすくなり、ひび割れといった深刻なトラブルにつながる恐れもあります。
外壁に触れると、写真のように白い粉が指に付着します。
これはチョーキング現象と呼ばれるもので、塗膜が分解されて粉状になったものです。
外壁の防水機能が低下しているサインで、この状態を放置すると雨水が壁材に染み込みやすくなり、内部の劣化につながる可能性もあるため、早めの塗装が必要です。
美観だけでなく外壁材そのものの寿命を延ばすためにも、塗装による保護は非常に重要です。
外壁の一部には塗膜のひび割れも見られました。
細かいクラックでも、長期間放置すると雨水が侵入し、外壁材の劣化や内部腐食の原因になることもあります。
下地の状況に合わせた補修と、適切な下塗り・上塗りの塗装でしっかりと保護していく必要があります。
目地に隙間ができている状態です。
目地にはガスケットが施工されており、サイディングボード同士のつなぎ目から雨水が浸入するのを防ぐ重要な役割を果たしています。
通常はガスケットからコーキングへの打ち替えを提案いたします。
しかし今回の調査で前回のメンテナンスでガスケットの上から塗装されており、塗料がコーキングと強く密着して固着していたため無理に撤去すると外壁材が割れる恐れがありました。
そのため、無理に剥がさずに現状を活かした上で適切な下地処理を行い、そのまま塗装で仕上げる工法をご提案しました。
このような判断は、積水ハウス住宅の特性や過去の施工状態を熟知した南大阪ペイントセンターならではの対応です。
雨戸もご覧のように、長年の紫外線や風雨の影響で色褪せが進んでいました。
外壁や屋根と同様に、雨戸も塗装による保護と美観の回復が可能です。
塗装の範囲はご希望に応じて柔軟に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください!
※ただしアルミ・ステンレスなどは早期剥離になるため、塗装は推奨していません。
外壁に取り付けられているスリムダクト(エアコンの配管カバー)も、長年の汚れや色あせが見られました。
こちらも一度取り外してから丁寧に塗装いたしますので、見た目が一新され、美観もぐっと良くなります。
屋根は高所のため、普段なかなか状態を確認することができません。
今回はドローンを使用し、上空から屋根全体の劣化具合をしっかり確認しました。
屋根を調査したところ、使用されていたのはセキスイブルックⅣという軽量セメント瓦でした。
こちらはセメントと繊維を主成分とした屋根材で、一見すると陶器瓦のように見えますが実際には定期的な塗装メンテナンスが必要な屋根材です。
築年数が経つと塗膜の劣化により防水性が落ち、ご覧のように苔やカビの繁殖、ひび割れなどの原因にもなります。
セキスイブルックⅣは一般の方にはもちろん、塗装業者の中でも見分けが難しい屋根材のひとつです。
南大阪ペイントセンターではハウスメーカー住宅の施工実績が豊富なため、屋根材の特性や塗装の可否を正確に診断することが可能です。
屋根材を正しく見極めることは、適切な施工プランのご提案・不要なトラブルの回避にもつながります。
今回は塗膜の剥がれや苔の繁殖が目立っていたため丁寧な高圧洗浄と下地処理を行い、素材に適した塗料で防水性と耐候性を回復させる塗装プランをご提案いたしました。
積水ハウスへ外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装のご提案内容とお見積もり
現地調査の結果をもとに、お住まいの状態・ご希望・に応じて、以下のような塗装プランをご提案させていただきました。
それぞれのプランには使用塗料の性能や耐用年数の違いがあり、ご予算やご希望に応じてお選びいただけます。
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(窯業系サイディング) | 外壁塗装 | 塗膜の寿命 |
屋根(セキスイブルックⅳ 軽量セメント瓦) | 屋根塗装 | 塗膜の寿命 |
付帯部(雨樋・雨戸・スリムダクト・小庇・破風板・鼻隠し・ハチマキ・幕板・軒天井) | 付帯塗装 | 美観の向上・防水性の維持のため |
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての内容をご覧いただけます。
プラン名 | 使用塗料 | 耐用年数 | 保証 | 小計 |
プランA | 外壁:超高耐久有機無機ハイブリッドプラン | 20年 | 12年 | ¥1,797,650 |
屋根:超高耐久有機無機ハイブリッドプラン | 18-20年 | 10年 | ||
プランB | 外壁:超低汚染型無機フッ素プラン | 15-18年 | 12年 | ¥1,636,364 |
屋根:遮熱フッ素プラン | 17-19年 | 10年 | ||
プランC | 外壁:超低汚染型シリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,454,545 |
屋根:遮熱シリコンプラン | 16-18年 | 7年 | ||
プランD | 外壁:ラジカルシリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,404,809 |
屋根:遮熱シリコンプラン | 16-18年 | 7年 | ||
プランE | 外壁:シリコンプラン | 7-10年 | 5年 | ¥1,216,000 |
屋根:シリコンプラン | 7-10年 | 5年 |
後日上記の5プランのお見積書と詳しい内訳明細をお持ちしてご検討いただいた結果、以下のプランCのお見積もりでご成約をいただきました!
この度は弊社にご縁をいただき、誠にありがとうございます!
塗装工事後の様子は近日中に施工事例ページに掲載予定ですので、今しばらくお待ちください。
こちらのページに関すること以外でも、塗装について疑問点やハウスメーカーの塗装工事のご相談も承っています。
お気軽にご相談いただけますと幸いです。