✓ご依頼までの背景
藤井寺市で築21年住宅にお住まいお客様より「外壁や屋根の傷みは気になるけれど、塗装の知識がなく何をどうすればいいのか分からない」とのご相談をいただきました。
さっそく現地調査に伺ったところ、外壁のモルタル部分には複数のひび割れが見られ、屋根の軽量厚物無石綿セメント瓦にも経年劣化のサインが現れていました。
特に外壁は珪藻土仕上げ特有の質感があるため、ひび割れ補修後に下地に応じたシーラーやフィラーを用いた計4工程の塗装工事を提案。
最終仕上げには御影石調の重厚感ある多彩模様塗装をご提案し、珪藻土の質感と相性の良い高級感を両立できる仕上がりをイメージとしてお伝えしました。
他社とも比較検討されたとのことですが「説明が丁寧で資料も分かりやすく、質問にも誠実に答えてくれた」とのことで、南大阪ペイントセンターにご依頼を決めていただきました。
今回は調査時に確認できた劣化状況と、その内容に応じたご提案の流れをご紹介いたします。
この度は弊社にご縁をいただき、誠にありがとうございます!

南大阪ペイントセンターのマナベと申します。
当ブログでは藤井寺市で実施した外壁調査とお見積もりの内容を紹介しています。
▼藤井寺市の外壁塗装業者選びについてはこちらの記事で解説をしています▼
藤井寺市の外壁塗装業者を選ぶときの7つのポイントとおすすめ業者
1.珪藻土仕上げのモルタル外壁の劣化が気になるとお問い合わせ
築年数 | 21年 |
きっかけ | 築年的なもの |
外壁 | モルタル壁(珪藻土仕上げ) |
屋根 | 軽量厚物無石綿セメント瓦 |
お問い合わせフォームからご連絡をいただき、アドバイザーの橋本がご都合をお伺いして現地調査に伺いました
お問い合わせから見積書を貰うまでの流れは以下に詳しく紹介しています。
関連ページ:お問い合わせから見積書を貰うまでの流れと受付の方法
2.藤井寺市のモルタル外壁のお住まいで実施した現地調査の様子
外壁には1階部分にタイル、2階部分にはモルタル(珪藻土仕上げ)が使用されていました。
タイル外壁はその性質上塗装の必要はありませんが、モルタル部分には細かなひび割れが複数確認され塗装による保護が必要と判断しました。
外壁は意匠性の高い珪藻土仕上げの塗り壁。
独特の風合いが魅力ですが、表面に細かな凹凸があるため年月が経つとどうしても汚れが付着しやすい傾向があります。
今回も全体的にうっすらとした汚れが見られ、素材の風合いを保ちながら塗装で保護する必要性を感じました。
モルタル壁には目立つひび割れも確認されました。
雨水の浸入リスクや下地の劣化を考慮し、補修の上での再塗装が必要な状態です。
特に今回のように意匠性のある仕上げ材が使われている場合は、補修跡が目立たないようにする工夫も求められます。
外壁全体を確認すると、ひび割れが各所に見られました。
通常であれば「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程で対応しますが、今回は下地の劣化が進んでいたため、浸透性の高いシーラーを加えた4回塗りをご提案しました。
補修の第一歩としてVカット補修でしっかりとひび割れを補修したうえで、仕上げの美しさと耐久性を両立させる塗装プランです。
こうした丁寧な診断と住まいの素材・状態に合わせたご提案が、最終的にご依頼いただけた理由のひとつとなりました。
外壁にはもともと珪藻土仕上げの塗り壁が採用されており、その自然な風合いや凹凸のある質感がこちらのお住まいの魅力のひとつでした。
そこでこうした意匠性をより引き立てるために、仕上げには多彩模様塗料による塗装仕上げもご提案させていただきました。
多彩模様塗料とは御影石のような粒感や深みのある色合いを演出できる特殊塗料で、単色では出せない高級感や重厚感を生み出せるのが特徴です。
デザイン性の高い塗り壁の質感を損なわずむしろより美しく映える仕上がりを目指せることから、今回のお住まいにも最適だと判断しました。
ご提案の際には実際の施工例や見本板も交えながら、完成イメージを丁寧にご説明いたしました。
外壁と同じく風雨や紫外線にさらされ続ける破風板は、色あせや汚れが進むと家全体の印象を大きく損ねてしまいます。
南大阪ペイントセンターでは外壁塗装と同時にこうした細かな付帯部も丁寧に仕上げます。
雨樋も塗装することで艶やかになりお住まいの印象がぐっと引き締まります。
足場を組むこの機会にまとめて塗装することで、将来的なメンテナンスコストも抑えられる点が好評です。
劣化の激しい部分があれば交換も視野に入れ、塗装と組み合わせたベストなプランをご提案いたします。
屋根点検にはドローンを活用して上空から全体の状態を撮影しました。
軽量厚物無石綿セメント瓦は塗膜の劣化こそ進んでいましたが、載っているソーラーパネル下は紫外線がほとんど当たらないため目立った傷みはありません。
パネルを外さずに塗装する方法を選ぶことで余計な費用や工期を抑えつつ、安全面にも配慮した施工が可能です。
屋根材の軽量厚物無石綿セメントを近くで確認すると、雨染みやコケの付着が見られました。
セメント瓦は見た目が瓦に近く重厚感がありますが、素材自体には防水性がないため定期的な塗装による防水保護が不可欠です。
今回のように築20年を超えるお住まいでは、塗膜の劣化が進み、雨水を吸い込んでしまうリスクも高まります。
屋根の状態を詳しくご説明したうえで、このタイミングで塗装による保護を行うことで建物全体の耐久性を高められることをご提案しました。
見た目の美しさだけでなく防水性を回復させるための大切なメンテナンスとして、多くのお客様が外壁塗装とあわせて屋根塗装もご依頼されています。
3.南大阪ペイントセンターからの塗装プランとご提案内容
お見積もり内容
後日改めて日程を打ち合せして、現地調査の際に撮影したお写真をもとに作成した点検診断報告書と塗料の耐用年数別に見積書をお持ちしました。
今回は多彩模様塗料での塗装を希望されたため、2プランに絞ってお見積もりを提出しました。
お見積もり内容と金額を以下にまとめています。
※お客様へお渡しする実際の見積書には㎡数や使用塗料などを明記しています。
劣化部位 | ご提案 | 理由 |
外壁(モルタル) | 外壁塗装(多彩模様)・ひび割れVカット補修 | ひび割れと塗膜の劣化 |
屋根(セメント瓦) | 屋根塗装 | 塗膜の劣化 |
付帯部(雨樋・雨戸表面・シャッターBOX・スリムダクト・水切り・鉄扉・破風板) | 塗装工事 | 美観の向上・防水性の維持のため |
お見積もり金額
使用する塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるので、お見積もり金額も塗料によって変動します。
※スマートフォン・タブレットの方は右スクロールですべての見積書の内容をご覧いただけます。
プラン名 | 使用塗料 | 耐用年数 | 保証 | 小計 |
プランA | 外壁:吹付け多彩模様フッ素プラン | 15-18年 | 12年 | ¥1,772,727 |
屋根:遮熱フッ素プラン | 15-20年 | 12年 | ||
プランB | 外壁:吹付け多彩模様シリコンプラン | 13-16年 | 10年 | ¥1,676,750 |
屋根:遮熱シリコンプラン | 10-15年 | 10年 |
ご検討いただいた結果、吹付け多彩模様フッ素を使用したプランAでご成約をいただきました!
お客様が最終的にお選びになったのは、ベージュ系をベースにした多彩模様塗料AZE-315です。
柔らかなベージュに複数のチップカラーが絶妙に散りばめられており、塗り壁ならではの風合いと調和しながら重厚感と落ち着きを兼ね備えた仕上がりを演出してくれます。
外壁の意匠性や質感を損なうことなく、自然な形で上質な雰囲気へと引き上げてくれるカラーで「派手すぎず、でも品のある外観にしたい」というお客様のご希望にもぴったりの色味でした。
色決めの際には実際のサンプル板を用いながら、日光の下や陰の状態でも色の見え方を丁寧にご確認いただきました。
この度は数ある塗装会社の中から南大阪ペイントセンターにご依頼をいただき、誠にありがとうございました!
築21年を迎えた大切なお住まいをより美しく安心してお過ごしいただけるよう、診断からご提案までしっかりと対応させていただきました。
塗装工事のビフォーアフターや施工の様子については、近日中に施工事例ページにて詳しくご紹介する予定ですので、ぜひそちらもご覧ください。
外壁や屋根のひび割れ、汚れ、色あせなど、どんな小さなお悩みでも安心してご相談ください。
地域に密着した塗装専門店として、これからも親身にご相談を承ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。