外壁からの雨漏りの原因は?解決事例も解説

外壁からの雨漏りの原因は?雨漏り解決の事例も掲載

「突然の雨漏り!どこからの雨漏りなのか原因もよくわらない」
予想だにしなかった雨漏り、不安になりますよね。
”雨漏り”と聞くと2階や3階などの”屋根からの雨漏り”とイメージされる方がほとんどではないでしょうか?

実は意外と多いのが、外壁からの雨漏り。

プロでも雨漏りの原因を突き止めるのは難しい、と言われています。
「他業者さんに雨漏り調査に来てもらったけど、原因がわからなかった」
実は弊社でも、そんなセカンドオピニオンのようなご相談が多いのです!

こちらのページを読むと分かること

・外壁からの雨漏りが危険な理由
・外壁からの雨漏り事例
・雨漏り修理費用をおさえる2つの可能性
・雨漏り修理にDIYをおすすめしない理由

間違った修理方法は、雨漏りが解決しないだけでなく費用も時間も嵩み、デメリットだらけ。
そんな状況を回避すべく、外壁からの雨漏りについてのポイントを一緒にマスターしていきましょう!

雨漏り診断

気付きにくい外壁からの雨漏り

屋根からの雨漏りと違い、外壁からの雨漏りは気付きにくいです。

雨水は下に流れる一方なので、外壁の中をつたって下方向に流れて行きます。
気付いたときには「外壁の広範囲に、雨水が浸透していた」なんて自体も少なくはないのです。

雨漏りがかなり進行している可能性

言わば外壁からの雨漏りはサイレントキラー。

わたしたちの知らない間に、ジワジワと外壁に浸透した雨水。
やがて基礎の木材まで染みわたり腐食させ、シロアリ被害などで大切な家を朽ちさせてしまう。そう考えると、怖いですよね。

もし雨染みが発見できたとすれば、それは雨漏りしてからかなりの時間が経過したか、急激に雨水が流れ込んだかのどちらかと言えます。
いずれにしても外壁からの雨漏りの場合、雨漏り症状がかなり進行している可能性大なのです。

湿気・カビ臭には要注意

気付きにくい外壁からの雨漏り。
実は雨染み以外にも、雨漏りに気付けるポイントがあります。

・晴れの日でもカビ臭さが続く
・部屋の湿気が常に多い

このような違和感に気付いたら、雨漏りを疑ったほうが良いでしょう。

それに加えて、10年以上お家のメンテナンスをされていないようでしたら、雨漏りの可能性は高いと思います。

外壁からの雨漏りの解決事例

「じゃあ外壁からの雨漏りは、どういった場所から起きるの?」
たしかに外壁だけでも広範囲で、具体的にどういう場所から雨漏りが起きるか分からないですよね。

ここからは外壁からの雨漏り例を実際の事例と一緒にご紹介していきます。
「我が家と同じ症状だ!」という事例も見つかるかもしれません。是非、ご参考ください!

目地のコーキング劣化による雨漏り

サイディングやALCの目地に施工されているコーキング。

そのコーキング材が劣化すると隙間ができ、雨水が侵入して雨漏りとなるケースです。
サイディングとALCのコーキングの違い

サイディングの目地からの雨漏り

サイディングの目地の劣化が雨漏りの原因
この写真を見る限り、いかにも雨水が入り込みそうな隙間ができていますよね。

たしかにコーキングの隙間からの雨漏りリスクはあります。
しかしサイディングの場合、外壁と基礎の間に防水シートがあります。そのおかげで、すぐに雨水が基礎に入り込む、という緊急性の高い状態ではないのでご安心ください。

屋内の雨漏りの様子

だからと言って、防水シートがあるから雨漏りはすぐにしない、というわけではありません。

というのも、防水シートに不具合がある場合は、コーキングの劣化=雨漏り症状に直結してしまうからです。
こちらの写真の事例は、コーキングの劣化に加え防水シートに不具合があったっため、屋内まで雨漏りがしています。

▼サイディングの目地からの雨漏り事例▼

ALCの目地からの雨漏り

ALCの目地のひび割れは雨漏りに直結

ALCは非常に吸水性の高い外壁材です。
写真のように目地がひび割れても、ある程度ALCが雨水を吸収してくれます。

しかし、ALCは外壁と基礎木材の間に防水シートがないので、ひび割れ放置は雨漏りに直結しやすいです。

▼ALCのコーキング工事による雨漏り対策の事例▼

サッシ(窓枠)からの雨漏り

サッシ廻りのコーキング劣化は雨漏りの原因になる

サッシ廻りの雨漏りの原因のほとんどが、コーキングの劣化です。

サッシと外壁の隙間に必ず埋められているコーキング。
築10年を目途にコーキングの劣化は進み、カチコチに硬化しやがてひび割れとなります。

ひび割れた隙間から、雨水が侵入して、どんどんサッシ廻りからの雨漏りが発生するのです。

▼サッシ廻りのコーキング工事で雨漏り対策の事例▼

外壁のひび割れからの雨漏り

天井クロスに雨漏り跡

お客様ご自身で外壁のひび割れをコーキングで埋められたようですが、雨漏りは改善しませんでした。

外壁のひび割れが雨漏りの原因

散水試験を繰り返し、雨漏りの原因を特定。

どうやら雨漏りはこのひび割れから発生してるので、コーキングで修理を行い、無事に雨漏りが止まりました。

▼ひび割れ補修で雨漏り解決の事例▼

ベランダ・バルコニーからの雨漏り

1階雨漏り跡

1階天井からの雨漏りです。
他業者さんで雨漏り修理をされたようですが、残念ながら雨漏り続いているようです。

雨漏り箇所すぐ上にはベランダがあったため、ベランダの状態も確認させていただきます。

ベランダのひび割れが雨漏りの原因

ベランダの床に複数のひび割れを確認。

どうやらベランダの防水性が失われ、雨漏りしている可能性が非常に高いです。
ベランダに防水工事を施工し、無事に雨漏りが改善されました。

▼ベランダ防水工事で雨漏り解決事例▼

その他の雨漏り解決事例は下記ページでもご紹介しています!

雨漏り修理費用を抑えれる2つの可能性

雨漏り修理にかかる出費、できればおさえたいですよね。

雨漏り修理は、後回しにすればするほど家の傷みが悪化して、予想だにしない高額な修理費用がかかる場合も。

そんな後悔をしないためにも、正しい知識で賢く費用をおさえましょう!

火災保険の適用

雨漏り修理に火災保険の適用

雨漏りの原因が、自然災害によるものなら、火災保険が適用される可能性があります。

注意点としては経年劣化による雨漏りの場合、火災保険は適用されません。

雨漏り修理の火災保険適用の例

・台風・強風による屋根の破損
・強風での飛来物による外壁の破損

このように、自然災害による雨漏り被害の場合は、火災保険が適用される場合があります。
「台風が来てから雨漏りするようになった…」などの場合は、まずはご加入の保険会社に確認をされることがおすすめです!

火災保険は保険会社の判断

「火災保険で修理費用が安くなります」
「火災保険の申請、代行するので契約してください」
などの、火災保険の存在をチラつかせ、有利に契約に運ぶ業者がいると耳にします。

火災保険が適用されるかの判断は保険会社にあり、施工業者にはないことをご理解いただければと思います。

▼火災保険に関する詳しい内容は下記ページに掲載▼

築10年以内なら保険適用の可能性

”住宅瑕疵担保責任保険”という制度をご存知でしょうか?

これは住宅の品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)により、売主が10年間瑕疵担保責任を負います。

万が一、雨漏りの瑕疵が認められた場合は、保険を使って雨漏り修理が可能です。
新築時から10年以内で雨漏りが発生した場合は、家を建てた施工業者さん(売主)にまずは相談をしてみましょう!

瑕疵(かし)とは?

建物などに何らかの欠陥がある場合。(不具合、キズなど)
建物自体の性能が満たされていない場合に使用される言葉です。

雨漏り放置はデメリットだらけ

雨漏り放置はデメリットだらけ

雨漏りは放置期間は、家の傷みや修理費用の出費に比例します。

断言できるのは「雨漏りは自然に直ることはない」ので、放置すればするほど、家の傷みはどんどん進行してしまいます。

「ひとまず様子を見てみよう」となるお気持ちも分かります。
業者探しは面倒ですし、修理に来てもらうとなるとスケジュールも空けないといけないですもんね。

数多くの業者さんを見てきた”失敗しない為の業者選びのコツ”についてまとめた記事があります。
少しでも皆さまのご不安が取り除けるように、よかったら是非ご参考ください。

▼業者選びのコツについては下記ページに掲載▼

家の寿命を縮めるシロアリ被害

雨漏り放置はシロアリ被害拡大

ジメジメして暖かい環境が大好きなシロアリ。

そのため雨漏り放置は木材が湿った状態が続き、シロアリにとって最高の住処になります。

木材を内部から食べ進めていくシロアリ。被害を受けた木材は脆くて崩れやすくなっていき、確実に家の寿命を縮めてしまいます。

DIYで雨漏り修理をおすすめしない理由

雨漏り修理DIYをおすすめしない理由

「業者さがしも面倒だし、余計な出費もおさえたい」

そこで皆さまが取られる選択肢として、ご自身で雨漏り修理をされるDIYが多いと思います。

もちろんDIYは応急処置としては良いと思います。
しかし、プロでも難しい雨漏り修理。正直、DIYはおすすめです!とは言い切れないのです。

理由1.一時的な応急処置にしかならない
理由2.雨漏りが悪化する可能性
理由3.高所作業の場合、落下事故の危険性

理由1.一時的な応急処置にしかならない

プロでも困難と言われる、雨漏りの原因特定。

応急処置で雨漏りが止まったとしても、家の基礎内部に侵入した雨水をそのままにしておくとカビやシロアリ被害の原因になることも。
そのため、雨漏り修理のDIYはあくまで応急処置として行い、本格的な修理依頼はプロの業者さんに相談された方が良いです。

理由2.雨漏りが悪化する可能性

雨漏りの原因がわからないまま、DIYで応急処置を繰り返すと逆に雨漏りが悪化するケースもあります。

たとえば、DIY外壁からの隙間をコーキングで埋めるとします。(コーキング材はホームセンターで簡単に入手できます!)
一時的には雨漏りは改善されたが、再び雨漏りがする。そんな事態は、もしかすると雨漏りの侵入経路が変わっている可能性もあります。
雨水の侵入経路が複雑になると、雨漏りの原因を特定するのが難しくなることも。

過度なDIYでのコーキングは、実際に業者に施工依頼するときに、コーキング撤去費用として余計に修理費用がかかる場合もあります。

理由3.高所作業の場合、落下事故の危険性

屋根や2階以上の高所での作業は大変危険です。

プロが足場を組んで施工していても、不慮の事故は起きます。そのため、素人が高所での作業を行うのは、大変危険と伴うのです。

【まとめ】外壁からの雨漏りの原因と解決事例

  • 外壁からの雨漏りは、被害が進行している可能性大
  • 雨漏り事例1:外壁目地のコーキングの劣化
  • 雨漏り事例2:サッシ(窓枠廻り)からの雨漏り
  • 雨漏り事例3:外壁のひび割れからの雨漏り
  • 雨漏り事例4:ベランダ・バルコニーからの雨漏り
  • 雨漏り修理費用は火災保険を活用して抑えれる可能性がある
  • 築10年以内の雨漏りは保険適用の観点から、売主に相談がおすすめ
  • 雨漏り修理のDIYはおすすめしない

 

雨漏りにご不安の方へ

雨漏りは早目はやめの対応が肝心です!

雨漏り被害を広げてしまう前に「これって雨漏りかな?」と少しでもご不安になられましたら、お気軽にご相談ください(*^-^*)

雨漏り原因をしっかり調査した上で、お客様にとって一番ベストな雨漏り修理をご提案します!

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