マンションの大規模修繕をご予定のオーナー様は、見積書を見て高いとお悩みではないですか。
弊社のマンション大規模修繕の費用相場は、平米単価6千円~1万5千円になります。
マンション大規模修繕の費用相場は目安で、費用に差が出る要因によって変動します。弊社の施工事例をご紹介いたしますので、ご参考にしていただきたいと思います。
- マンションの費用相場は平米単価6千円~1万5千円!
- 事例から分かるマンション大規模修繕の費用をご紹介!
- マンション大規模修繕の費用に差が出る要因5つ
- マンションの大規模修繕の費用を抑える4つの方法
- 費用が足りない場合はリフォームローンの利用も可能
マンションの大規模修繕を適切な費用で施工できるよう、ご紹介いたします。
マンションの外壁塗装についてはこちらの記事で網羅的に解説をしています。
マンションの外壁塗装が初めてでも安心!4ステップでミスなく実行
1.マンションの費用相場は平米単価6千円~1万5千円!
2.事例から分かるマンション大規模修繕の費用をご紹介
2-1.11階建て1675㎡費用1054万円の事例
2-2.3階建て1050㎡費用711万円の事例
2-3.4階建て1337㎡費用530万円の事例
3.マンション大規模修繕の費用に差が出る要因5つ
3-1.マンションの大きさ
3-2.選ぶ塗料グレード
3-3.劣化の進行度合い
3-4.塗装する箇所の数
3-5.2回目・3回目の補修
4.マンションの大規模修繕の費用を抑える4つの方法
4-1.管理会社ではなく塗装業者に依頼する
4-2.助成金の有無を自治体に確認する
4-3.減価償却で確定申告する
4-4.コンサルは入れずに塗装業者に依頼する
5.費用が足りない場合はリフォームローンの利用も可能
6.まとめ
マンションの費用相場は平米単価6千円~1万5千円!
マンション大規模修繕の費用相場は、1㎡あたり6千円~1万5千円になります。あくまでも目安になるので、相場より高くなる可能性もあると考慮いただきたいと思います。
マンションの大規模修繕の費用相場の中で、費用別の統計を調べました。
弊社で一番多かった価格帯が、7千円~9千円との結果になりました。
今、手元の見積書を確認して高いと感じたオーナー様は、他の業者に相見積もりを取るのをおすすめいたします。
事例から分かるマンション大規模修繕の費用をご紹介
弊社のマンション大規模修繕の事例をご紹介いたします。
事例をお確かめいただき、費用の参考にしていただきたいと思います。
11階建て1675㎡費用1054万円の事例
弊社のマンション大規模修繕の費用1054万円の事例がこちらになります。
施工地 | 大阪市浪速区 | 築年数 | 39年 |
階数 | 11階 | ||
価格 | 1054万円 | 工事期間 | 30日 |
塗料名 | 関西ペイント アレスダイナミックTOPマイルド | 塗料種別 | ラジカルシリコン |
面積 | 1675㎡ | カラー | ベース:KP-110 アクセント:N-30 |
こちらのマンションは、今回が2回目の大規模修繕になります。ALCとタイルの2種類の外壁材を使用したマンションです。
タイルは基本的に目地のコーキングのメンテナンスのみで、塗装の必要はございません。しかし、マンション全体のイメージを一新させたいとのご意向もあり、ALCとタイルを塗装させていただきました。
こちらのマンション大規模修繕で費用がかかった塗装内容はこちらになります。
- ALCのコーキング工事(ALCは目地が多くコーキングのm数が多い)
- 防水工事(屋根やベランダの防水性の低下は雨漏りに直結するので必要)
階段などの鉄部はサビが目立っていたのでサビ止め塗布後に塗装し、共用部への床には防塵塗装を施工しました。
塗装面積も大きいことから費用は1054万円になりましたが、平米単価は約6千円と費用相場内になっています。
3階建て1050㎡費用711万円の事例
弊社のマンション大規模修繕の費用711万円の事例がこちらになります。
施工地 | 泉佐野市 | 築年数 | 20年 |
階数 | 3階 | 戸数 | 50戸 |
価格 | 711万円 | 工事期間 | 40日 |
塗料名 | 日本ペイント オーデフレッシュSI | 塗料種別 | 水性シリコン |
面積 | 1050㎡ | カラー | ND184 |
塗料名 | 日本ペイント ファインシリコンベスト | 塗料種別 | 弱溶剤シリコン |
面積 | 612㎡ | カラー | ワインレッド |
築20年のALCの外壁で、多数のひび割れが発生していました。ひび割れから雨水が侵入し、雨漏りにお困りでした。屋根材のスレート瓦の劣化が進行し雨水が染み込み、表面の塗装はほとんど残っていませんでした。
こちらのマンション大規模修繕で費用がかかった塗装内容はこちらになります。
- ひび割れVカット補修(0.3mm以上の大きなひび割れを補修)
- 浮いた塗膜の左官補修(左官補修後の塗装になるので費用がかかる)
- ALCのコーキング工事(ALCは目地が多くコーキングのm数が多い)
- 屋根塗装(割れた箇所をコーキング補修後に塗装)
マンションは鉄部の箇所が多いので、サビを落としてからサビ止め塗布後に塗装を行いました。
こちらのマンションは屋根塗装も施工しましたが、平米単価は約7千円と費用相場内になりました。
4階建て1337㎡費用530万円の事例
弊社のマンション大規模修繕の費用530万円の事例がこちらになります。
施工地 | 大阪市住吉区 | 築年数 | 45年 |
階数 | 4階 | 戸数 | 16戸 |
価格 | 530万円 | 工事期間 | 45日 |
面積 | 1337㎡ | カラー | クリーム・茶 |
こちらのマンションは、築45年で初めてのメンテナンスになります。深刻な劣化症状がなく、通常と同じ下地処理後に3回塗りの塗装で施工を行いました。屋上の防水力向上のため、防水工事を施工しました。
こちらのマンション大規模修繕で費用がかかった塗装内容はこちらになります。
- 屋上のシート防水(塩ビシート防水は防水工事の中で一番防水力が高いので費用も高くなる)
築45年で初めてのメンテナンスでしたが酷い劣化はなく、平米単価は約4千円と費用相場より安く仕上がりました。
マンション大規模修繕の費用に差が出る要因5つ
マンション大規模修繕の費用には、差が出る要因があります。これらの要因によって、マンションの大規模修繕の費用は変動します。
- マンションの大きさ
- 選ぶ塗料グレード
- 劣化の進行度合い
- 塗装する箇所の数
- 2回目・3回目の補修
それでは、詳しくご紹介いたします。
マンションの大きさ
マンションの大規模修繕といっても、マンションの大きさは異なります。マンションが大きいほど塗装面積は広く、費用は高くなってしまいます。その為、マンションを一括りにした相場は目安であると理解しておく必要があるのです。
マンションの大きさから費用に差が出るケースがこちらになります。
- 足場代(大きさや階数によって費用に差が出る)
- 塗装面積(広いほど費用が高くなる)
- 特徴的な形状(塗りにくい形状は単価が高くなる)
マンション大規模修繕をお考えのオーナー様は、マンションの大きさや形によって費用に差があると考慮いただきたいと思います。
選ぶ塗料グレード
塗料はグレードによって耐用年数が異なります。その為、グレードの高い塗料の方が1㎡あたりの単価は高くなります。
▼塗料グレード別の単価目安▼
塗料種類 | 単価の目安 |
ウレタン塗料 | 1,500~2,500/㎡ |
シリコン塗料 | 1,800~3,500/㎡ |
ラジカル塗料 | 2,200~4,000/㎡ |
フッ素塗料 | 3,000~5,000/㎡ |
無機塗料 | 4,500~5,500/㎡ |
南大阪ペイントセンターへご依頼されるオーナー様は、一般的にシリコン塗料を選ばれる方が多いです。
シリコン塗料は、フッ素塗料や無機塗料に比べて安価な割りに耐久性は10年以上あります。予算との兼ね合いで塗料選びに迷ったら、シリコン塗料を選べば間違いないでしょう。
以上の単価を目安にして、予算に合わせて塗料を選ぶ参考にしていただきたいと思います。
外壁塗装の塗料について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。
劣化の進行度合い
劣化の進行度合いによって補修費用が異なる為、劣化が激しいマンションの方が費用が高くなります。外壁塗装の周期を守りメンテナンスを行っているマンションとでは、費用にかなりの差が発生するかもしれません。
補修費用が高くなる劣化症状は以下のような場合がございます。
▼費用が高くなる塗装内容▼
塗装メニュー | 補修目的 | 費用の目安 |
ひび割れ大Vカット補修 | 0.3mm以上のひび割れは雨漏りや腐食防止 | 35,000/式~ ※大きさで費用に差あり |
塩ビシート防水 | 防水性の向上 | 10,000~13,000/㎡ |
長尺シート張り替え | 経年劣化による張り替え | 15,000~/㎡ |
廊下の防塵塗装 | 粉塵の舞い上がり防止 | 3,000~/㎡ |
サビ止め塗装 | 鉄部のサビ防止 | 2,000~/㎡ |
メンテナンス時期を先延ばしにすると、たくさんの劣化症状が発生するかもしれません。劣化を確認した際に早期のメンテナンスを行うと、以上のような補修を避けるのが可能になるかもしれません。
劣化の放置が、一つ一つの補修費用を増やしていくと考慮いただきたいと思います。
マンションのクラック(ひび割れ)について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。
マンションのクラックは放置厳禁!放置するリスクや補修方法を紹介
塗装する箇所の数
マンション大規模修繕で、塗装する箇所の数が異なると費用は変動します。
オーナー様が所有するマンションは収益物件で、大規模修繕の際に予算の上限は決まっています。マンション大規模修繕を行う場合、全ての箇所のメンテナンスとは限らないのです。決まった予算内に収める為に、特にメンテナンスが必要な箇所を施工するケースが多くあります。
上記の写真をご覧いただくと、オーナーのAさんとオーナーのBさんで費用の違いが分かります。
- 費用500万円のAさん=予算の都合上、外壁塗装とコーキング工事で雨漏り防止
- 費用900万円のBさん=マンション全体の塗装と防水工事で確実に雨漏り防止
以上のように、塗装する箇所の数によって費用が変動すると留意いただきたいと思います。
2回目・3回目の補修
マンション大規模修繕の回数が2回目・3回目の補修の場合、費用が高くなる可能性があります。
築年数が増え劣化が進んでいくと、1回目では必要なかった補修が2回目・3回目の際に必要になってきます。補修箇所が増えることによって、費用も高くなってしまうのです。
マンション大規模修繕の回数で補修箇所が増える例がこちらになります。
- 1回目(築12年程)=外壁塗装・屋上防水・共用部・ベランダ・鉄部の塗装
- 2回目(築25年程)=1回目の時の補修+屋根塗装
- 3回目(築40年程)=2回目の時の補修もしくは重ね張り・張り替え工事
マンション大規模修繕の期間を延ばしてしまうと、さらに補修箇所が増え費用が増額する場合も考えられます。
国土交通省が推奨している、12~15年に一度の周期で大規模修繕を行うようおすすめいたします。
マンションの大規模修繕の費用を抑える4つの方法
マンションをお持ちのオーナー様は、マンション大規模修繕をなるべく抑えたいとお思いかもしれません。マンション大規模修繕の費用を抑える方法がございます。
- 管理会社ではなく塗装業者に依頼する
- 助成金の有無を自治体に確認する
- 減価償却で確定申告する
- コンサルは入れずに塗装業者に依頼する
オーナー様のマンション大規模修繕の費用を少しでも抑えることができるよう、ご紹介いたします。
管理会社ではなく塗装業者に依頼する
マンション大規模修繕は、管理会社より塗装業者に依頼する方がお得でおすすめです。
管理会社に大規模修繕の依頼をすると、下請けの塗装業者が施工するので中間マージンが必要になります。中間マージンが発生することで実際の補修に上乗せした費用が必要になり、修繕費用の総額が高くなってしまうのです。
また、本来なら補修できる費用でも中間マージンが発生する為、施工品質の低い仕上がりになってしまう可能性があるのです。
自社施工の塗装業者に直接依頼すると、中間マージンは発生しません。間に業者を挟まないだけで、約10~20%もお安く大規模修繕を施工できるのです。
自社施工の塗装業者に依頼して、本来必要ない中間マージンを支払わず補修をする方がお得と感じていただけると思います。費用に見合った品質で塗装ができるので、管理会社ではなく直接塗装業者に依頼するのをおすすめいたします。
助成金の有無を自治体に確認する
マンション大規模修繕の費用を少しでも削減できるよう、助成金があるか自治体に確認しましょう。
サイトで調べると他のホームページで「助成金がある」との誤った情報がある場合もございます。正しい情報を得る為には、自治体独自のホームページか自治体に直接連絡して確認すると確かな情報を得ることができるでしょう。
助成金の上限は平均10~20万円で、受けられるには条件がございます。条件はお住まいの地域によって大きく異なるので、各自治体で確認するのが重要です。
- 申請予定の地域に施工するマンションがある
- 大規模修繕の着工前である
- 税金を滞納していない
大阪市には、分譲マンション長期修繕計画作成費助成制度という助成金があります。大阪市の補助内容は以下の通りです。
- 補助率=補助対象となる経費の1/3
- 補助限度額=1件当たり30万円(予算の範囲内での補助となる)
お住まいの地域で助成金を確かめて、利用できる場合はマンション大規模修繕の費用を抑えましょう。
減価償却で確定申告する
減価償却で確定申告すると節税対策になり、長期的に考えると費用を抑えられます。
節税対策でポイントになるのが所得税です。所得税は、利益に対してかかる税金になります。マンションのオーナー様の場合は、家賃収入-経費=利益になります。経費が増えれば利益は減り、所得税は少なくなるのです。
- グレードアップしたメンテナンスが減価償却の対象
- 毎年決まった金額を耐用年数の年月で償却(毎年決まった金額が経費として引かれる)
上記のように、減価償却で確定申告すると毎年決まった金額が経費として収入から引かれることになります。毎年の利益が減価償却で確定申告した分だけ少なくなり、所得税を抑えることができるのです。
大規模修繕がグレードアップした施工の場合は、減価償却で確定申告するのをおすすめいたします。
減価償却について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になさってください。
外壁塗装の減価償却はグレードUP塗装のみ!耐用年数で償却費を計算
コンサルは入れずに塗装業者に依頼する
マンション大規模修繕は、コンサルを入れずに塗装業者に依頼する方が費用を抑えられます。
コンサルを入れると、施工業者との打ち合わせや竣工検査にも付き添ってくれ心強いかもしれません。しかし、コンサルを入れると費用が高くなってしまい、マンション大規模修繕の費用を抑えたい場合は不向きかもしれません。
南大阪ペイントセンターでは、大規模修繕のプロがお客様がご納得いただけるまで何度もご相談させていただきます。マンション大規模修繕の費用のお悩みから工事のお悩み全てにおいて、ご相談をお受けいたしております。
コンサルを入れなくても安心して施工ができるよう、南大阪ペイントセンターがお手伝いさせていただきます。
費用が足りない場合はリフォームローンの利用も可能
マンション大規模修繕で費用が足りない場合は、リフォームローンの利用も可能です。
リフォームローンを利用すると、安心した支払計画を立てるのが可能になります。リフォームローンを利用する場合は、条件があります。
- リフォームローン借入限度額は500~1000万円程
- リフォームローン返済期間は10~15年程
ローンを利用すると金利がかかるので、総支払金額が金利の分だけ高くなってしまうと認識しておく必要があります。
マンション大規模修繕の費用は、一般の外壁塗装費用より高額になります。マンション大規模修繕の費用をリフォームローンする場合は、借入金額が返済期間までに返済可能か判断するのが重要です。
まとめ
弊社のマンション大規模修繕の費用相場は、平米単価6千円~1万5千円になります。
マンション大規模修繕の費用には、差が出る要因が5つあります。
- マンションの大きさ
- 選ぶ塗料グレード
- 劣化の進行度合い
- 塗装する箇所の数
- 2回目・3回目の補修
所有するマンションで5つの要因に当てはまる場合は、大規模修繕の費用が高くなる可能性があると考慮いただきたいと思います。
マンション大規模修繕の費用を抑えたいとお考えのオーナー様は、以下のような点にご注意いただきたいと思います。
- 管理会社ではなく塗装業者に依頼する
- 助成金の有無を自治体に確認する
- 減価償却で確定申告する
- コンサルは入れずに塗装業者に依頼する
大規模修繕の費用が足りない場合は、リフォームローンの利用も可能です。
南大阪ペイントセンターでは、マンション大規模修繕の事例が多数ございます。マンション大規模修繕の費用に関するお悩みやご相談もお受けいたしております。
ぜひ一度、南大阪ペイントセンターまでご相談ください。