こんにちは!
南大阪ペイントセンターキタヤマです!
外壁や屋根の塗装工事を行う際に忘れてはならない「足場」、ほとんどのお宅で足場の仮設は必須です。
実はこの足場を設置するための費用は、外壁塗装費の約2割を占めると言われています。
・足場って本当に必要?
・足場仮設中の過ごし方は?
・工事費の2割もかかるなんて…。節約できない?
・足場についてこんなトラブルが!
こちらの記事では外壁塗装における足場の重要性や価格帯、足場についてよくいただく質問、さらにはよくあるトラブルについてもお話したいと思いますのでぜひご一読ください😊
1.外壁塗装の足場が必要な理由
理由1. 職人の安全を守るため
理由2. 作業効率や品質を保つため
理由3. ご近所様への配慮になるため
2. 足場についてよくある質問まとめました
Q1. 隣家と距離が近いけど大丈夫?
Q2. カーポートは外さないといけない?
Q3. 足場を組む時はうるさい?テレワーク中だけど大丈夫?
Q4. 雨の日の足場仮設は可能?
Q5. 足場仮設中の過ごし方は?(窓・洗濯・エアコン等)
Q6. 泥棒が心配
Q7. 足場仮設の価格はどれくらい?
3. 足場代の節約方法お教えします!
3-1. 工事をまとめて行う事をおすすめ
4. よくある足場のトラブルご紹介します
4-1. 「足場代が無料になる」は要注意!
4-2. 瑕疵保険の有無を確認
4-3. 車や庭木のトラブル
1. 外壁塗装の足場が必要な理由
理由1. 職人の安全を守るため
外壁塗装は基本的に高所で行われ、職人にとって足場は車で例えるとシートベルトのような存在です。
外壁塗装は塗装の仕上がりももちろん大切ですが、安全面でもとても大切になってきます。労働安全衛生法では2mを超える高所での作業は足場の組み立てなどの安全対策が義務付けられています。
理由2. 作業効率や品質を保つため
足場を組むことで職人自身も作業がしやすく、その後の仕上がりにも大きく影響されます。
足場がない状態での作業は無理な体制で塗装をしてしまい、塗り残しや塗りムラなどが生じてしまう可能性も。塗料本来の機能を発揮できない可能性もあります。
塗料本来の機能とは?関連記事
外壁塗装の塗料を種類別に比較【特徴とおすすめのポイント】
理由3. ご近所様への配慮になるため
足場仮設の際、足場の上から飛散防止ネットを設置します。お写真で見えるグレーの幕のようなものが飛散防止ネットです。
この飛散防止ネットを設置することで、近隣のお宅へ塗料や高圧洗浄の水しぶきが飛散する心配がなくなります。足場の設置はご近所様への配慮の一つとも言えますね😊
もちろん施主様のお車など大切な物への飛散を防ぐこともできます。
2. 足場についてよくある質問まとめました
では、ここからは外壁塗装の足場についてよく頂く質問をご紹介していきたいと思います。
Q1. 隣家と距離が近いけど大丈夫?
南大阪ペイントセンターが所在します大阪府などの都心部では、家と家との距離が近く足場仮設や外壁塗装の際に懸念されるお客様が非常に多いです。
ですが、ご安心ください!隣家との隙間は40㎝あれば足場仮設は可能です。
しかし40㎝未満のお宅では、お隣様の敷地内に越境させていただく可能性もございます。お隣様への許可が必要になってきますが、民法第259条にもこのような場合は敷地の貸し出しを請求することができると定められております。
当然、お隣の敷地内に越境させていただきますのでご迷惑をお掛けすることになります。そのため事前のご挨拶を私共、南大阪ペイントセンターもご一緒に粗品をもってお伺いさせて頂きます。
また、狭小地用足場というものもございます。お客様のお宅の環境を確認しながらご相談しましょう!
Q2. カーポートは外さないといけない?
足場仮設の際、カーポートを外さないといけない場合があります。
建物から距離があれば撤去せずに仮設できることもあります。しかし、上記のお写真のように建物のすぐそばにカーポートが設置されている場合は、一度外してから足場を仮設します。
このように、足場仮設が必要な箇所だけ外すこともあります。
もちろん工事完了後は、カーポートを傷つけないよう丁寧に再度設置致しますのでご安心ください。しかし、20年以上経過したパネルの場合紫外線による劣化が進み無理に設置してしまいますと割れてしまう場合もあります。そのような場合は新しいパネルに交換することをおすすめしております。
あらかじめ破損の可能性があるか事前に確認しておきましょう。
関連記事:外壁塗装工事、カーポート屋根撤去する場合があるのはどうして?
Q3. 足場を組む時はうるさい?テレワーク中だけど大丈夫?
新型コロナウイルスの影響で、昨今はテレワークの方も多いのではないでしょうか?テレワーク中は周りの音や騒音が気になりますよね。
しかし、残念ながら外壁塗装工事の中で一番音が大きな作業は、足場設置時と足場撤去時なのです。金属を叩く「カンカン!」という音をご想像していただければと思います。
足場の設置と撤去は建物の大きさにもよりますが、一般的なお宅で平均半日~1日程度ですのでスケジュール調整をして頂くなど、あらかじめの注意が必要です。
Q4. 雨の日の足場仮設は可能?
外壁塗装は野外での工事です。つまり天候に左右されやすく雨の多い時期は尚更心配になりますよね。
今回のテーマ、足場仮設の際はどうなのでしょうか?結論から申し上げますと極端な豪雨でなければ可能です。
外壁塗装の際、塗装中は塗料の機能が低下したり施工不良に繋がる恐れもあることから雨での塗装は禁止されていますが、足場の仮設は仕上がりに左右されることもありませんので、特に問題はございません。
しかし、労働安全基準法に定められている強風・大雨・大雪・台風などの悪天候の際は作業を中止します。もちろん安全を守るという観点から雨が降っていなくても強風の場合は作業を中止します。
雨の日に足場仮設をして作業効率が落ちない?
雨の日に足場作業を行う場合、大変滑りやすくなっているため細心の注意を払って作業を進めていきます。また、雨が降っていることからお庭やお家の周りが土の場合ドロドロになっていることがあります。できるだけ足に泥がつかないように・その泥が建物を汚さないようにマットやシートを貼って予防することがあります。
そのため晴れの日と比べ作業効率が落ちる場合がありますが安全と品質を守るためですご了承ください。
Q5. 足場仮設中の過ごし方は?
足場仮設中の過ごし方について、一番多く頂く質問は「窓ってあけれるの?」といった質問です。
足場の仮設は外壁塗装工事中、約10日間ずっと続きます。(屋根と同時塗装をした場合は約14日間)基本的には外壁塗装工事期間は窓を開ける事はできません。高圧洗浄機の水が室内に入ることを防いだり塗料のシンナー臭を防ぐためです。
でも、どうしても窓をあけて換気したい時もありますよね…。
2日目:高圧洗浄
3日目:養生・下地処理
4日目:下塗り
5~7日目:中塗り・上塗り
8~10日目:付帯塗装などの仕上げ
その他の過ごし方についてQ&A形式でお答えしていきます!
Q1:室内が暗くなる?
A:はい、飛散防止ネットの影響で暗くなります。ただ完全に真っ暗になるわけではありませんのでご安心ください。
Q2:留守にしても大丈夫?
A:はい、大丈夫です。慣れない生活で積極的に外出されるお客様もいらっしゃいます。外出の際は職人に一声掛けて頂けると助かります。
Q3:エアコンは使えるの?
A:はい、使えます。足場を組み立てる際、室外機の場所を考慮して組み立てますので夏場でもご安心ください。
Q4:洗濯物は干せる?
A:室内干しをおすすめします。どうしても塗料が飛びついて汚れてしまうリスクがあります。また塗料の臭いが染みつくこともありますので室内干しをおすすめします。
Q6. 泥棒が心配
足場仮設中は簡単に2階まで到達することが可能です。そのため普段以上の防犯対策が必要です。
・カーテンをしめ室内を覗けないようにする
・関係者以外足場に近づけさせないようにする
・職人や業者をむやみに家に入れない
・防犯意識が低い家だと思わせない
Q7. 足場仮設の価格はどれくらい?
南大阪ペイントセンターでの足場組立価格は1㎡あたり800円~です。30坪あたりのお宅で約20万円ほどかかる計算になります。
雨などで工期が延びた場合費用も高くなるの?といった質問をよくいただきますが、延長価格は頂いておりませんのでご安心ください。
足場組立費用が高くなる事例
・3階建てやマンションの場合
通常の2階建てよりも1㎡あたりの単価が高くなります。
・階段を登らないといけない家の場合
道路から家までの高低差がある場合、足場組立費用が高くなる場合があります。また、掘り込み式の駐車場がある場合も高くなる場合がございます。
3. 足場代の節約方法お教えします!
冒頭で、足場代は外壁塗装代の約2割を占め意外と高くつくとお話しました。
「こんなに高いなら足場なしでなんとか外壁塗装をしてほしいなぁ。」なんて思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかしこちらの記事を読まれた方なら、外壁塗装における足場の重要性はわかっていただけたのではないかと思います。そこで、ご紹介したいのが足場の有効活用です。
3-1. 工事をまとめて行う事をおすすめ
外壁塗装をされる際も、屋根塗装をされる際も、コーキング補修をされる際も必要になってくるのが足場の仮設です。品質や職人の安全性を考えると必須でしたよね!
30坪のお宅でかかる足場の費用は約20万円、工事のたびに足場代はかかってしまいます。
つまり…外壁塗装や屋根塗装など工事をまとめて一度の足場仮設で工事をした方が断然お得なのです。
こちらに足場仮設をするなら外壁塗装以外にも工事をまとめた方がお得な理由を詳しく掲載しております。
関連記事:足場仮設をするなら外壁塗装以外にも活用してみませんか?
4. よくある足場のトラブルご紹介します
外壁塗装で足場を組む時は、只でさえ家の中が暗くなったり普段の生活に比べ我慢を強いられなければならない事があるため、それ以上のトラブルは避けたいですよね…。
この項目では、よくある足場のトラブルについてご紹介させて頂きますのであらかじめ覚えておきましょう!
4-1. 「足場代が無料になる」は要注意!
「近所で足場を組んでいるため、無料でこちらに使用できますよ」
「今なら足場代無料ですよ!急いで契約しないと損ですよ!」
これらの甘い言葉には要注意です!これらの言葉でセールスをかけてくる業者は十中八九、悪徳業者であると言えるでしょう。
足場の仮設は外壁塗装工事の2割を占めることは何度かお伝えしましたね。こんな大きな金額どうやって0にするのでしょうか?考えられる理由を以下にまとめてみました。
足場代が無料になっている分、他の費用に紛れ込まされている場合も。
・塗料の濃度を薄めて塗布
塗料にはきちんと定められた比率の濃度があります。その濃度よりも遥かに薄められた塗料を塗布している場合があります。
・元々の見積を高くしている
元々の見積価格を高く設定して足場代値引きを手口にしている業者もあります。
4-2. 瑕疵保険の有無を確認
足場の組立や解体の際に誤って建物や車を損傷させてしまうトラブルがあります。もしそのようなトラブルが起きた時は誰が責任をとるのでしょうか?
足場業者は外壁塗装会社の下請けである場合が多いです。そのため責任の所在がわからず泣き寝入りしたというパターンも非常に多いのです。
そうならない為にも工事を始める前に「瑕疵保険」の有無を確認しておきましょう。
瑕疵保険ってなに?
瑕疵保険とは検査と保証がセットになっている保険のことです。工事完了後に施工不良やトラブルがあった場合、契約内容と異なる工事になった場合、施工会社が倒産した場合などに保証をしてくれる保険です。
施工中と施工完了後に国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人より派遣された建築士が欠陥がないかを検査します。
4-3. 車や庭木のトラブル
前項の瑕疵保険でも少し触れましたが、足場の組立や解体の際に誤って建物や車を損傷させてしまうトラブルがあります。お客様のためにも業者のためにもあらかじめ予防しておく必要があります。
外壁の近くに置いてある車は、足場仮設期間中はできればパーキングなどに移動しておくといいでしょう。
また、庭に植物がある場合も注意が必要です。プランターや花瓶などであれば移動するだけで解決しますが花壇の場合植え替えが必要かどうかあらかじめ確認しておく必要があります。
5. 外壁塗装の足場は必要? まとめ
・足場仮設はご近所様への配慮としても必ず必要
・隣家とは40㎝あれば足場仮設可能
・外壁に近いカーポートは一度外す場合も
・足場組立中は「カンカン!」と騒音がなる
・足場仮設は極端な豪雨や悪天候でない限り可能
・足場組立は1㎡あたり800円~
・足場組立は外壁塗装以外にも工事をまとめるとお得
・足場が無料になることはない
・瑕疵保険の有無も確認しておこう