外壁の塗り替えは一生の内に何度も経験するものではありませんよね。
外壁塗装の目安は10年に1度と言われております。つまり10年間はずっと、同じ色なのです。
『絶対に失敗したくない!』というお気持ちになりますよね。
本記事では外壁塗装の色選びに失敗しないように、色選びのコツやポイントご紹介していきます。
外壁塗装の色選び6つのコツ
- 色選びは”標準色”から選ぶ
- 面積効果に注意
- 窓枠や玄関、屋根の色との相性
- 光源によって異なる色の見え方
- 周辺の建物との調和
- カラーシミュレーションはあくまでイメージ画像
以上の項目が外壁塗装の色選びに重要になってくるポイントです。
色選びは”標準色”から選ぶ
各塗料メーカーのカタログには、”標準色”が掲載されています。
各メーカーが人気があり実績のある色を集めた色見本です。この標準色のお色を選んで頂ければ、まず外壁塗装の仕上がりが奇抜な色になってしまうことはありませんので1つの安心材料ですよね。
面積効果に注意
色は面積の大きさで見え方が異なる性質があります。
例えば外壁の色選びの際に、小さい色見本で選んだ色よりも、実際に塗ってもらった外壁を見ると想像以上に明るく淡い色と感じる方がほとんどです。
これを色の”面積効果”と言い、明るい色は面積が大きいとより明るく見え、逆に暗い色は面積が大きいとより暗く見えるという性質なのです。
もし外壁を淡い色で選択される場合『色見本よりも淡い仕上がりになる』という認識があるだけで、色選びをする際の選択も随分変わってきますよね。
窓枠や玄関、屋根の色との相性
外壁塗装となると、つい外壁の色のみに意識が偏りがちですが窓枠や玄関の色との相性も重要になります。
特に屋根の面積は多くを占めるので、家の印象を左右します。
外壁の色選びの際に、元々ある屋根や窓枠、玄関などとの色の調和を意識して色選びをすることも大切です。
光源によって異なる色の見え方
色見本を参考にする際に、”光源”に関しても注意が必要です。
実際に色見本をご覧頂くときに、光源が蛍光灯か太陽光かによっても大きく色の見え方が変わります。
特に電球色の白熱灯の環境下で見ると、黄色がかって色味が見えてしまいます。
外壁の色味をお考えの際は是非、屋外の太陽光の下でご検討されることを強くおすすめします。
ご要望に応じて写真のような見本板を作成してますので、気になるお色をピックアップして頂き、実際の外壁に当てて見て頂くこともおすすめです。
太陽光で実際の塗り板を見ると、より完成をイメージしやすいですよね。
周辺の建物との調和
周辺環境の色味をよく観察して頂き、景観を損ねかねない鮮やかすぎる色は避けた方が無難です。
日本では地域によって“景観法”という条例があります。お住まいの地域や自治体によって、ガイドラインは様々ですが、共通して言えることは『目立ちすぎる色は避けましょう』ということです。
基本的に前項でもお伝えしました、標準色から選択して頂ければ問題はありませんが、一度お住まい地域の景観法を確認して頂くこともおすすめします。
カラーシミュレーションはあくまでイメージ画像
色見本だけでは、中々完成イメージがしにくいものです。
そういった時に有効なのが、カラーシミュレーションです。
全体的なイメージがしやすかったり、複数の塗装パターンを見て選ぶこともできますが、注意点もあります。
あくまでも写真を加工したイメージですので、仕上がりにどうしても差ができます。
こちらはカラーシミュレーションをした加工写真と、実際の施工写真です。
シミュレーションの色味と少し異なるのがわかりますね。
このようにシミュレーションの色は、仕上がりの色と完全に一致しない為、あくまでもカラーシミュレーションは参考程度にとどめて頂くことをおすすめします。